学園ニュース

学園ニュース 2016年9月号(200号)

【短期大学】

■◆■短期大学 アドミッションセンター 増田 紀美子■◆■

 8月1日(月)~8月5日(金)および9月3日(土)、明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園・明徳土気保育園・明徳そでにの保育園・明徳やちまたこども園にて高校生対象の「保育体験DAY」を開催し、県内の高校生、延べ18名にご参加いただきました。
 お忙しい中、当日ご対応くださいました各園の園長先生はじめ職員の方々には感謝申し上げます。誠にありがとうございました。
 「保育体験DAY」の開催は、保育への道を検討している高校生達に明徳グループ園にて保育士の仕事を経験していただき、自身の適性やキャリアプランを考える機会、本学での学びの意義を知っていただく機会を提供することを目的としています。
 保育士の仕事は、対人折衝能力や高い意欲が求められ、「子どもが好き」という気持ちだけでは成立しません。本学の保育体験は、そのことを高校在学中に肌で感じることが出来る機会として高等学校側からも好評を得ています。
 保育体験DAY当日の高校生達の様子を見ていると、彼らの保育に対する熱意が様々な場面で見受けられ、引率する身としても新鮮な感動がありました。何事もポジティブに捉え美しいものや楽しいものに感動する心、子どもの気持ちに寄り添う素直な姿勢、子どもと接する時の優しいまなざし…、まだ保育の勉強をしていない高校生ながら、本来持っているそれぞれの良さが自然と浮き出てきた貴重な保育体験となりました。これから保育士になろうとする高校生達が今回の保育体験を通じて、今後どのように成長していくのか?とても楽しみになりました。
 保育体験DAY当日の様子を以下に記します。
 園の最寄りの駅で高校生達と待ち合わせをし、保育園やこども園に向かっている最中、高校生達は園庭から聞こえてくる元気な子どもの声に「かわいい」「たのしみ」とわくわくしている様子でした。園に到着すると、子ども用の小さなトイレや洗面所、小さな椅子に興味を示していました。細やかな観察眼にこちらも感心しました。
 水遊びでは、足でかき混ぜ、流れるプールを作り、子どもたちから「もっとまぜて、まぜて」とせがまれ汗をかきながら頑張っていました。暑い日差しが照りつける中、タオルを首や頭に巻き、みんなでお楽しみのかき氷を食べたり、着替えを手伝ったり。その後は、蝉取りをせがまれ「あそこだよ~」「どこどこ見えない」「あそこだよ~」と虫取りあみを持ち大苦戦。大きな砂の山を作ったり、泥団子を光らせるために白砂を探したりもしました。0歳児・1歳児と接し、ペットボトルに色水を入れ、ビーズやスパンコールが水の中で揺れるようにした保育士手づくりのおもちゃに感動していました。0歳児の赤ちゃんがハイハイで来てくれ身体で触れ合う経験をする等、言葉によるコミュニケーションが十分に無くとも遊べている場面が沢山ありました。
 帰り道にどうだった?と聞くと、口を揃えてかわいかった!また行きたい!と目を輝かせていました。高校生にとっては素直な気持ちなのでしょう。これから保育士になろうとする高校生には、保育士の厳しさも伝えます。現実の現場では「子どもが好き」だけでは務まらず、人間関係・保護者対応の難しさ、保育士の専門的職務としての指導計画や月案・日案の作成などもあり、それらの仕事全部ひっくるめて保育士の仕事だよ!と声をかけます。
 保育士になりたい高校生達が抱く期待と同じくらいに大きな不安を、少しでも小さくできる様、今後も各グループ園にご理解ご協力を賜りながら保育体験DAYを実施していければ幸いに存じます。


【高等学校】

■◆■高等学校 教諭(生徒指導部) 伊東 孝寛■◆■

 また、初の「中高同日開催の文化祭」ということで、中高の生徒会を中心に互いに連携し、中高合同オープニングをはじめ共に助け合いながらそれぞれの文化祭を成功させた。
 四月、生徒会役員一同で「昨年度よりさらに良い明高祭にする」という目標を掲げ、その後五ヶ月にわたって計画・準備をしてきた。その中で、「昨年度の明高祭」を越えるものを創るために話し合いを何度も行い、最終的に以下の三つの取組にまとまめた。①「高校生の招待生の廃止(=自由入場制)」、②「校内装飾の充実」、そして③「全体企画として巨大な門を作成すること」である。
 招待生の廃止には、本校生徒の「よりたくさんの人々に明徳の文化祭を見に来て欲しい」という願いが込められている。全校生徒が一丸となって準備をすすめた明高祭をより多くの人々に見てもらいたいという生徒の純粋な気持ちの下、一般公開日である9月17日には、近隣から多くの高校生が来場していた。
 「校内装飾の充実」は、2学年ASコースによる廊下・階段のシンガポール風装飾、生徒会による階段「蹴込み」部分のチェッカー柄装飾、そして各クラス作成の企画PR用模造紙による階段の側壁の装飾等に挑戦した。生徒たちの地道な準備が実を結び、当日の明高祭は華やかな雰囲気で進行していたように感じられた。
 そして、今年度生徒会が最も力をいれたことが、中高全体企画である「門の作成」である。この門の作成の根底には、「完成した門を見たときに、全校生徒が母校に対する誇りを感じてほしい」、「自分たちの可能性を感じて欲しい」という生徒会役員の願いが込められている。四月に企画を始め、1学期に全校生徒に対するアンケートを実施しデザイン・サイズを決定し、夏休みより作業を開始した。当初、企画の中心となったのは中高生徒会役員であったが、その後高校の文化委員も作業に加わり、最終的には中学・高校の全クラスも文化祭に向けたスローガンを書いた短冊を門に取り付け、「全体企画としての門」を完成させることができた。作業の終盤、生徒会役員と全クラスの文化委員の力を合わせて門を立ち上がらせた瞬間の感動は忘れることができない。9月16日、17日にわたって中学と高校の中間地点にそびえ立った門は、本校生徒の誇りと可能性を体現していたことだろう。
 上記以外の面においても、本校生徒は素晴らしい活躍をみせてくれた。オープニングの合唱祭をはじめ、各クラスの企画、ダンスコンテストや部活動の発表など、様々な企画において生徒が持てる力を最大限に発揮していた。一方で、全力で挑んだからこそ明らかになった反省点もある。今年度の反省・総括を厳正に行い、次年度さらに誇りある明高祭を創っていきたい。
 また今年も、各学年のPTAの皆様の企画は好評でした。生徒の食系企画との兼ね合いの中で,メニューや食数等様々な面で工夫をしていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
 最後になりましたが,ご協賛を頂戴した各企業の皆様を始め,明高祭の開催にご協力していただいた全ての皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。



【中学校】

■◆■中学校 教諭 渡辺 哲史■◆■

 本年は、中高一貫コースとして中1生から高3生まで揃った記念すべき年。
 今まで同じ敷地にありながら、文化祭や体育祭は中高それぞれ別日程で開催していましたが、今年は初めて同日に文化祭を開催しました。
 中学生から高校生までが一斉に文化祭へエネルギーを注ぎ、例年以上に盛り上がったのではないでしょうか。中学生は17日(土)のみの開催でしたが、前日には、高校へ校内発表を見学に行くことができ、時間的にも内容的にも非常に満足した様子でした。
 中学校では定番となっている「土と生命の学習」の研究発表(中1・2)や「課題研究論文」中間発表(中3)もそれぞれに工夫を凝らし、今までの研究成果を見事に発表できました。
 当日まで明実祭準備の中心的存在を担ってきた生徒会・文化委員の生徒には心から拍手を贈りたいと思います。先生方におかれましては、多岐にわたるご協力をありがとうございました。
 明実祭と明高祭を別々に考えるのではなく、中高の文化祭が一体となって発展していけるように、一教員・一卒業生として全力を尽くします。今年度の文化祭は更なる発展の可能性を感じることができて嬉しかったです。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 小山 伶香■◆■

 8月26日(金)、27日(土)に年長児、年中児希望者対象の親子キャンプを行いました。
 キャンプは初めての試みで、参加者は6組と少人数でしたが、テントを張り、草木染や夕食のうどん作り、ドラム缶風呂など普段の生活では中々体験できないことを行いました。
 草木染では、玉ねぎの皮と赤じその2種類を用意し、Tシャツやトートバック、タオルやハンカチなど各家庭で用意したものを輪ゴムでしぼり、模様をつけました。赤じそはミョウバンで色を定着させると紫ではなく、くすんだ若草のような色になります。てっきり紫になると思っていたのに、出来上がった色が予想外で「紫じゃないんだ~」という驚きの声や「玉ねぎの皮の方にすればよかった~」などの声も聞かれました。
 うどん作りでは、粉から麺作りをしました。袋に材料を入れて捏ねて、まとまってきたら生地を踏み踏み…少し寝かせ生地を伸ばし、切ります。子どもたちは粘土遊びをするかのように楽しんでいました。切る作業は保護者に協力してもらい、大量の麺ができました。麺作りに加えて、忘れてはいけないのが裏でトッピングを作ってくれた職員です。色々な人たちの協力のおかげで美味しくいただくことができました。
 ドラム缶風呂は、水から炊くとお湯になるまで時間がかかりすぎるのでは…と、朝からペットボトルに水を入れて太陽の力で温めておきました。そのおかげか予想以上に早く沸き、子どもが入るには熱すぎるくらいに… 水を足して調節し入浴しました。夜空の下で友だちと入れることが嬉しくて、湯船の中でピョンピョンはねて喜んでいました。上がろうと誘っても、「まだ出なーい」といつまででも入っていたい様子でした。
 就寝でテントに入るものの興奮気味の子どもたち。しばらくは子どもたちの声がテントの外に響いていました。子どもたちが眠りについた後は、保護者の方と自分たちの子ども時代を振り返ったり、我が子への思いを語り合ったりして盛り上がりました。
 初めての試みで、反省することも多くありましたが、子どもたちが大きくなった時に、『こんなことあったな~』『楽しかったな~』と心に残る経験が一つでもあったら嬉しいなと思いました。


【本八幡】

■◆■明徳本八幡保育園 保育士 新島 恵理子■◆■

 9月10日、秋晴れの土曜日に父母の会による「公園、園内清掃」が行われました。
 子どもたちが園庭のように遊んでいるバルコン(ベランダ)や廊下等の園内、そして散歩でよく行く公園をきれいにしようと、26家庭のお父さん、お母さんが来てくださいました。
 短パン、Tシャツ姿のお父さんたちはバルコンに出ると、互いに声を掛け合い役割分担。子どもたちが大好きな砂場の周りの砂をほうきで掃いた後、高圧洗浄機できれいに洗ってくれ、最後は柵の一本一本まで雑巾で拭いてくれました。その手際の良さには驚くばかりでした。
 お母さんたちは、絵本の整理や棚、扉の拭き掃除。お母さんと一緒に一生懸命棚を拭く子どもの姿には心がほっこりしました。一時間後、暑い中公園清掃をしてくれたお父さん方も日焼けした顔で戻ってきました。
 送迎の時間が異なるため、普段はなかなか顔を会わせる機会がない保護者の方に、お子さんが同じグループだということを保育士が伝えると、 「同じグループなんですね。○○の父です。」等、保護者同士の会話も生まれる時間になりました。
 また、 「こうして、保育園を我が子と掃除していることが不思議です!」、「子どもの為にも綺麗にしないと!」 、「送り迎えのときには見られないけれど、こんなふうに遊んでいるんですね!」 「これでまた子ども達が元気に遊んでくれたら。」等の言葉が聞かれ、保護者の方の温かい気持ちに触れることができた貴重な時間となりました。
 また、9月3日の土曜日には、年に一度の同窓生である「明徳のつどい」が開催されました。昨年度卒園したばかりの3歳児から中学生までの卒園児たちがそれぞれ成長した姿で園に来てくれました。工作コーナーでは、久しぶりに会う友だち同士で一緒に作り、遊ぶ姿が印象的でした。懐かしさで会話がはずむのは、子どもだけではなく保護者の方も同じです。0歳児クラスから入園したお父さんたち数人が棚を囲み、お喋りに花を咲かせていました。そこには当時、その子どもと生活を共にした職員の姿もあり、一瞬にして時間が戻ったようでした。「大変な時もあったけれど、保育園にきて掃除をしたこともあったね。」という <言葉> が聞かれ、上記の保護者会による清掃活動も時の経過とともに懐かしい思い出になっているようでした。
 本八幡駅保育園は、保護者の方が子育て、仕事にと奮闘する、お子さんが0歳から3歳までの時期を担当します。今回、父母の会の清掃に参加して、つどいで聞かれた保護者のその <言葉> の重みも感じられたような気がします。
 今後も、子どもたちがどんな風に育ってほしいか、保護者の方と思いを共有できるような会話を大切に、子どもの育ちを一緒に見守っていきたいと思います。


【浜野】

■◆■明徳浜野保育園 保育士 鈴木 友基■◆■

 夏のある日、カブトムシの入った虫かごを持って、たんぽぽ組(1・2歳児)の部屋に入ると「せんせー、何を持ってきたの?」と、興味津々に虫かごをのぞき込む子どもたち。
 「カブトムシだよ。これからお部屋で育てようね」と話をすると、「うん」と一言だけ発し、しばらく真剣な表情で見ていました。その日から、登園してくると虫かごの前まで行き「おはよー」と声を掛けたり、お部屋で見たりすることが日課となりました。「動いてる」「エサ食べてる!」など、発見したことを子どもたち同士で会話をする様子に、興味が深まっていくのが感じられました。  初めの頃は、保育者がエサを入れたり、土の手入れをしたりし、子どもたちはその様子を見ているだけでしたが、ある時、一人の男の子が言った「ぼくもやってみたい」という一言がきっかけとなり、その日から子どもたちと一緒にエサやりを行なうようになりました。自分たちがあげたエサを食べてくれるかなぁ~と、しばらくの間、虫かごから離れようともせずカブトムシの様子を“じーっ”と見つめ、食べたのを確認すると急いで保育者の元に駆け寄り「食べたよー!」と、大喜びしながら報告に来てくれる姿がとても可愛らしかったです。  それから数日後、スズムシもたんぽぽ組に仲間入りしました。室内で遊んでいると「リンリーーン♪」と鳴き声が聞こえ、子どもたちは「あっ!鳴いてる」と、遊びを中断させて虫かごを頻繁に見に行くようになりました。そしてある日、一人の男の子が「せんせー、スズムシが白いよ」と教えてくれ、なんでだろう?と子どもたちに投げかけながら図鑑で調べると、脱皮をして大きくなるとのことで、そのことを子どもたちにもなるべく分かりやすく説明しました。今はまだ、そのことを理解することが難しい様子でしたが、これから迎える秋の豊かな自然を満喫し、様々な経験を通して子どもたちの興味・関心を深めていきたいと考えています。


【幼稚園】

■◆■附属幼稚園 教諭 中林 忍■◆■

 夏休みの楽しい思い出の1ページに!!と、年長児と卒園児の父子を対象に8月6日~7日に行われた園JOYサマーキャンプ!
 毎年、このサマーキャンプでは、「センス・オブ・ワンダー」を大きなテーマとして、普段なかなか親子で体験できないこと、見逃してしまいそうなことを、幼稚園の園庭という身近な自然の中に身を置いて、父と子がつながることのできる時間を作れるようにと行っています。また、卒園児の父子も参加可能としていることにも理由があって、卒園してからも幼稚園に足を運べる機会(行事)を一つでも多く用意することで、卒園してしまえば終わりということではなく、いつでも園に遊びに来られるようなきっかけになるのでは…と考えているからです。参加された卒園児のお父さんの中には、「卒園してからも幼稚園でキャンプできると思わなかった。また来たいです。」という感想を残して帰られる方もいらっしゃいます。
 さて、今年のサマーキャンプでは、事前打ち合わせの段階から本番を大いに楽しみにしている親子が集まり、「当日の食事は何にするか」や「活動の進行役」などを決め、お父さんが活躍できるような場面を盛り込み計画を立てました。
 当日、真夏の暑さの中、23組の父子が幼稚園の園庭に集まりました。初めに行う活動は、もちろんテント張り!お父さん同士で協力しながらテントを張っていきますが、中にはテントを張ったことのないお父さんもいます。それでも、慣れているお父さんの見よう見まねで何とかなるものです。お父さん同士が協力する姿は、子どもたちに”父親の背中を見せる、いい機会となりました。
 その後、お父さんが進行を務め、簡単なゲームで参加者の距離を縮めていきました。楽しい時はあっという間に流れ夕食の時間。子どもたちも大興奮で楽しんだ流しそうめんや定番のBBQ、カレーやお好み焼きも作りました。お腹もいっぱいになり、陽が落ちて涼しくなってきた頃、理事長先生が準備してくれた天体望遠鏡で空を眺めました。普段ゆっくり空を見上げる時間がないというお父さんは、「星、見たの久しぶりだよ」としみじみつぶやき、このゆっくりとした時間を確保することこそが、サマーキャンプに大事なことなのだと感じました。セミの羽化を初めて見た方の「うわー」「おー」という感嘆の声こそがまさに「センス・オブ・ワンダー」なのです。子どもたちも白く透き通る羽根の美しさに見とれていましたが、大人の驚く様子を見て、子どもたちはまた違う何かを感じているようでした。
 夜寝る前には、子どもたちはドラム缶風呂に入ってからテントで就寝。次の日は、起床してすぐラジオ体操から活動開始です。ホットドッグや”グラタンみたいなもの”(事前打ち合わせで決めた名称)を作り、また、小学生の女の子を中心にゼリー屋さんやマシュマロ屋さんが開店し、ごっこ遊びをしながらの朝食となりました。今までにはない楽しい朝食でした。最後に行ったすいか割りも、家庭ではなかなかできない体験として喜ばれ、夏ならではの楽しみを親子で共有できたことと思います。
 こうして父と子で過ごした一泊二日の園JOYサマーキャンプは、夏の日の1ページとして綴られ、いつまでも忘れられない思い出となっていくはずです。


【法人】

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