学園ニュース

学園ニュース 2018年2月号(216号)

【短大】

■◆■千葉明徳短大 准教授 小久保 圭一郎■◆■

 毎年2月に実施される短期大学の「学びの成果発表会」。
 当日は、私の拙い司会で至らぬところが多々あったと思いますが、参加した学生ならびに教職員のみなさまのご協力で無事終えることができました。この場を借りてお礼申し上げます。どうもありがとう。  さて、この発表会のタイトルにもある「学び」って何でしょう?
 「学び」は、学び終わったあとになってはじめて自分が学んだことの有用性や意味について知ることができるという構造になっています。私のゼミの学生は、卒業レポートにこんなことを書きました。私のゼミは、学生が自分で作成したレジュメやテキストを用いて学生相手に模擬授業をするというものです。

【学生の感想】
 自分たちが作成したオリジナルの教科書を使い、実際に授業を行うことで先生たちが普段どのようなモチベーションで授業を行っているのか?また、受講している学生の態度や姿勢で先生がどのような気持ちになってしまうのか?など、実際に先生の立場で授業をしてみなければ経験することがなかった事をたくさん学ぶことが出来ました。この学びは小久保先生のゼミを選考したからこそ学べたことだと考えています。私は、小久保先生のゼミを選ぶ前は授業に参加する際は、後方の席に座り、授業に対する発言などは特に行いませんでした。しかし、今回の経験を通じて自分自身が授業を行った際に、前方の座席が空席だと悲しく、学生みんなとの心の距離を感じました。講座を受講している人が発言をしないと教室内はとても静かで、ただ1人で話をして授業が終わるという孤立感に包まれました。この経験から私は授業を受ける際は、なるべく前方の座席に座り、発言をするよう心がけるようになりました。小久保先生のゼミを選ぶ前と、選んだ後では授業に対する私なりの気持ちの持ち方や態度や考え方も大きく変わりました。

 彼女の言う「模擬授業をすることで『教員の苦労』を知り、自身の『授業態度』を改めた」という学び。私はゼミのシラバス(講義要目)に、このような目標はまったく掲げていません。にもかかわらず、彼女はこうした学びを得た。これこそが「学び」の本質なのです。そしてその「学び」は、一人一人違って良い。それこそ、学生の人数分「学び」があるのです。
 短期大学学長の金子先生はよく「みんな違っていいんだ」とおっしゃいます。しかし、それだけでは少々言葉が足りない。「夢は必ず叶う」という決まり文句と同じです。「夢は」と「叶う」の間には「不断の努力を続け、運が良ければある程度の確率で」というようなエクスキューズが抜けているんですよね。
 「学び」は一人一人違って良い。だからこそ「学びの成果発表会」の意味があるのです。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 講師 白石 実裕■◆■

 百人一首大会は、日本の言語文化に慣れ親しみ、日本の伝統文化を継承し発展させる心を育むことを目的として毎年1、2年生を対象に開催されるものです。
 学年ごとに予選を行い、本選は学年の垣根を越えて実力をぶつけあいます。
 生徒たちは、この日のために国語の授業や朝学習の時間を通して伝統的な和歌について学びを深めてきました。休み時間に和歌を詠みあう生徒や、家庭で百人一首に取り組む生徒など、主体的に学ぼうとする様子も見受けられました。
 こうして迎えた2月3日の本選。競技かるたは日本の伝統に則り、礼に始まり礼に終わります。厳粛な空気のなか、生徒たちは緊張の表情で試合に臨みます。今日まで取り組んできた成果を発揮すべく、真剣に札を見つめる姿が印象的でした。
 ついに決勝戦。畳の上で対峙する決勝進出者はともに2年生。お互いにこれが中学校生活最後の百人一首大会なので、その気迫はひとしおです。会場はこれまでにない緊張感に包まれました。歌が詠まれる度に畳を手で打つ音が響きます。決まり字ですぐに反応しなければ、札を手にすることはできません。それほど高いレベルで試合は進行します。2人の実力はまさに拮抗していて、どちらが勝つのか、全く予想できない状況でした。そして、最後の札を手にしたのは、今年で二連覇の男子生徒です。会場は盛大な拍手に包まれました。
 名人の称号を手にした生徒はもちろん、どの生徒も精一杯努力してきたことでしょう。同じ目標に向けて努力を積み重ねてきたから、全生徒が感動を共有できたのです。2年生は、2年間百人一首に向けて取り組んだ経験を次のステップに生かしてくれるでしょうし、1年生は、今回の大会をきっかけに努力を積み重ねて、また来年、すばらしい試合を見せてくれることでしょう。
 今後も様々な行事を通して、生徒たちが成長していくことに期待できると感じられた、百人一首大会でした。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 講師 春口 美奈帆■◆■

 2月10日(土)にマラソン大会が行われました。
 数日前は雨の予報でしたが、幸いにも当日は晴天に恵まれました。青葉の森公園にて1年生は2.3km、2・3年生は3.3kmを走りました。本番を迎える前の全校集会で、「自己の体力を知り、走力や体調に応じて走る能力と持久力を身につけ、自分の目標タイムに挑戦する。」という目的のもと、一人ひとりが目標を決めました。その目標は「完走する」や「○分以内で走りきる」など様々で、そこには生徒自身のマラソン大会への意気込みが詰まっていました。その目標を達成するために体育の時間で学校の外周を走りこみました。私も体育の時間に生徒と一緒に3.3kmを走りましたが、私自身は「タイムはともかく歩かずに走りきる! 」を目標にしました。一緒に走ってみると、生徒それぞれの目標を胸に懸命に走る姿をたくさん見ることができました。マラソンは楽をしようと思えばいくらでもできますし、逆に自分の目標を達成するために努力することもできます。つまり自分との戦いです。今回のマラソン大会では、事前に掲げた目標を達成し、自分に勝つことができた生徒が多くいたことをとても嬉しく思います。また、今回マラソン大会に参加した生徒は、最後まであきらめずにほぼ全員が完走をすることができました。走っている最中は苦しいと感じることもあるでしょうが、最後まで走り切ったあとの爽快感は、走り切った人にしか得られないものだと思います。このやりきった経験は生徒の中で確実に成功体験として刻み込まれたはずです。今後も成功体験を積み重ねていき、生徒の自信に繋がることを願ってやみません。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 森谷 未歩■◆■

 2月9日~12日の3泊4日で、1年生ASコース97名が長野の志賀高原においてスキー実習を行いました。
 昨年度から学校出発ではなく、東京駅に集合し、新幹線で長野に向かう行程になっております。
 事前調査ではスキー経験者が3分の1に満たないほどでした。自分の部活動の競技は得意でも、他の競技は全くといっていいほどできない生徒もいて、スキーをすることに不安を感じている生徒が多いようでした。さらに、1月下旬にあった歯科指導では、歯を損傷しやすいスポーツ第2位にスキーが入っており、一歩間違えると大けがに繋がるという認識がかなりあったようです。
 毎年のことですが、スキー実習は楽しむことが目的ではありません。規律ある行動の大切さを認識し、集団行動をする中で個のあり方を学ぶことが最大の目的です。部活動の中では集団を意識していても、学校生活や私生活の中ではまだまだ足りないところがあるのが現状です。学校生活においては、3クラス共通で常々集団行動の大切さを指導してきました。さらに結団式では校長より、「スキーの上達、仲間と絆・信頼を深める、親への感謝」をテーマにするようにお言葉をいただき、コース長からは、「アスリートとして、昨年の先輩方の結果を超える」という目標を掲げられ、生徒は身の引き締まる思いで、スキー実習に臨んだと思います。
 さて、実際のスキー実習ですが、初日と二日目は天候に恵まれ快適に実習を行うことができましたが、三日目と最終日は雪の降る中での実習となりました。特に最終日は千葉では味わうことのない-12℃の寒さの中での実習となり、厳しい自然環境を体感することとなりました。能力によって技術に差はあったものの、三日目と最終日の検定試験では全員がそれぞれのレベルにあった検定を受け、合格しました。スキー実習の目的を忘れず、全員が目標に向かって努力をし、互いに声を掛け合い励まし合い、意識している姿が随所に見られました。インストラクターの方とも積極的にコミュニケーションを取り、スキーの実技だけでなく、しっかりと人間的にも成長することができた生徒が多かったと感じられました。アスリートとしての心構え、また人として必要なこと、社会に出たときに考えなくてはならないことなど、この実習を通じて生徒が学んだことが、今後の財産になるように願っています。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭(年中組担当) 五十嵐 実季■◆■

 2月10日(土曜日)に年中・長児の表現の集いがありました。
 数日前から表現の集いで保護者がくることを楽しみにしていた子どもたちでしたが、当日は保護者と一緒に登園してくると園庭を駆け回ったり、緊張からか保護者の手をぎゅっと握ったりする姿がみられ、さまざまな気持ちを抱きながらの登園風景がみられました。
 年中組では、各クラスで子どもたちが楽しんでいた絵本を題材にし、クラスで表現活動を楽しんできました。その中で、年長組のリハーサルや学年で見合う日など、他学年、他クラスの表現をみる機会もつくっていきました。「声がきれい」「手とか足とか、大きく動かしてた」などの声が聞かれ、刺激を受けた後の表現では、今までよりも大きく表現する子の姿もみられるようになりました。
 当日も保育室に入ると、いつも通り自分たちで衣装を手に取り、準備を進めていました。「楽しみ」「緊張してないよ」と話をしていた子どもたちも、いざたくさんの保護者の前に立つと、緊張していつもと違う動きをしたり、やりとりの言葉を忘れてしまったりする姿も。「せーの」と呼吸を合わせたり、「こっちだよ」と友だちに声をかけたりしながら乗り越えていく姿に、子どもたちの成長を感じました。
 年長組では、今までもクラスの枠にとらわれず、自分のやりたい活動に取り組んできました。そのため、今回の表現の集いでも、オペレッタ「アリババととうぞく」と劇「ソメコとオニ」の二つの題材から、どちらかやりたい方を自ら選び、取り組みました。
 活動している中で、子どもたちがイメージした振り付けや動きのアイデアを生かして、保育者と一緒になってつくっていきました。
 誰かに見せたいという気持ちが大きくなるほど、当日はたくさんの保護者の方がいる前での表現発表に緊張して、普段通りの振り付けや動きが出てこない場面もありましたが、終わった後の子どもたちは達成感と満足感でいっぱいでした。
 後日、題材や役を交換して表現遊びをしている子どもたちの姿は、表現の集い当日とはまた異なる楽しさを味わっていました。
 年中、長それぞれ最後には、全員で歌を歌いました。ホールに響く、子どもたちの元気な歌声が保護者の方々の心に届いたのではないかと思います。この日の経験や友だち、保育者と一緒に進めてきた日々は、また一つ幼稚園の思い出となったことでしょう。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 看護師 市原 直子、栄養士 鈴木 真理■◆■

 新年あけましておめでとうございます。
 栄養士・調理師から離乳食の大切さ、看護師から口腔の発達について話しをし、その後、初期食から順番に幼児食までの段階をふんだ離乳食を、実際に見て、食する体験をしてみました。初期食は、幼児食の食材の中から適したものがペースト状になっており、その意味を実感するとともに、中期食を舌で押しつぶす感覚や後期食の奥の歯茎ですりつぶすとは?と、ただ食べるだけではなく、自分の口の中の感覚を研ぎ澄ませ、意識した口の動きで、子ども以上に皆真剣に食べていました。「素材や出汁ってこんなに美味しいの?」「豆が残る感じがする」「普段のご飯と軟飯は口の使い方が全然違うね」など、素直な感想が沢山でました。
 また、食事の介助も交代に経験してみました。「スプーンの運び方はこうした方がいいね」「食べさせてもらう気持ちや口からでてきてしまうのがわかった」など書面上の知識だけでは気付けなかったことを一人一人が自分のものとして得られたようでした。今回、職員全員の何とかしていきたい!の思いから専門性を生かし勉強会をすることでストーンと心に響いたものとなったと思います。早速保護者に具体的に声をかけている姿もあり、食育の大切さへの認識を更に深められたと感じます。離乳食期にとっての「食べる」ということは、食事内容だけでなく、口腔の発達などに合わせて進めることが大切であり、食べる基礎を作る離乳食の奥深さを感じることのできた勉強会となりました。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 菅澤 俊江■◆■

 贅沢に桜の枝を燃やした煙が上がる。
 年長児が秋に収穫し天日干しした落花生を炒り豆にして振る舞った後、目的の「イワシ」を網に乗せる。プリップリのイワシは、独特の臭いを放ちながら、こんがり焼けていく。鬼の嫌がるこの臭いに、こども達は「骨も焼いてね!」と群がりその身を味わう。イワシの頭だけは柊に添えて節分の鬼払いに。
 ところが、「オニはそと~、ふくはうち~」のこども達の歌に誘われてか、柊飾りを忘れた1ヶ所の戸口から、赤と青の2体の鬼が侵入する。
 「鬼は外!」「福は内!!」と泣きながらも自作の紙豆で払う子。泣きじゃくり、大人の傍から離れられない子。また、それを守ろうと必死に前に出る子…。
 内にある鬼は炒り大豆を食べて祓い、昼食では鬼の顔を模したご飯と共に、細く長く健康で有れと、そうめん入りの年取り汁を味わう。
 様々な活動を重ねての節分会。当日は夢中で泣いたり、必死で祓ったり…
 年齢や個性によって姿は様々だが、そんな子供たちの反応に、個々での生活体験が息づく成長を感じつつ、この一年がまた健康で日々の生活を楽しめますようにと祈願する冬の終わりと迎春のひととき。
 ここやちまたは、現実的にはまだまだ寒いが、庭の梅の蕾はぷっくりとふくらんでいる。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 主任保育士 廣川 ゆかり■◆■

 2月6日は0歳児クラスの保育参観と懇談会がありました。
 当日は、日差しの温もりも感じられたので、戸外遊びを設定し、東口公園へと出かけました。身支度をすませた子ども達は、お父さんやお母さんといられることで甘えている姿もありましたが、公園に到着すると、ボールあそび、電車ごっこ、年上児とのかくれんぼや追いかけっこでのびのびと遊び、日頃から興味をもっていることを保護者と楽しむ姿が見られました。中でも、お父さん達が加わった追いかけっこは、自分のお子さんを抱き上げ走る姿や、「タッチ~」されそうになると、スピードをあげる感覚が子ども達には面白く、見たり、追いかけたりしながらとても盛り上がりました。  その後の懇談会では、ビデオ撮影した映像を基に、1~2歳児の発達にふれ、進級後の園生活や成長の見通しがもてるような話をしました。保護者からは、保育参観を振り返り「こんなに活発に遊んでいるんですね、だからお昼寝もしっかり眠れるんですね」という話を頂きました。この言葉から、私たちの保育を率直に受け止め、家庭での子育てとの違いにも目を向けてくれたように感じました。また、この機会を通し、意欲的に遊んだり、園生活のリズムが身についたりしていると感じてもらえ、嬉しく思いました。今回は、実際の保育を通してお子さんと一緒に過ごしてもらう中で、日々の活動や取り組みをより知ってもらうことができました。今後も、自分たちの保育や思いを発信していき、伝えていくことも大切にしながら、園に対する理解を深めてもらえたらと感じました。そして、理解から信頼を築き、子育て家庭をしっかりサポートしていける存在として、私たちが成長できるよう努力していきたいと考えています。



【法人】

■◆■法人事務局広報室 海老沢 太郎■◆■

 平成29年12月2日(土)、アパホテル&リゾート東京ベイにて第48回千葉県私学教育功労者表彰式典が開かれ、高等学校の宮下和彦教頭及び石﨑小枝子教諭が表彰されました。 誠におめでとうございます。


【法人】

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