学園ニュース

学園ニュース 2018年5月号(219号)

【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭(2学年Ⅱ組担任) 岡村 惟央人■◆■

 5月9日(水)に中学生は芸術鑑賞に行って来ました。
 中学1年生は寄席、中学2年生は歌舞伎、中学3年生は能楽を鑑賞します。中学校では芸術鑑賞に向けて、各学年で事前学習の時間が設けられます。それぞれの芸能の歴史的背景などを学習し、社会科や国語科の教科教育との結びつきを意識しながら教養を深めます。
 2学年が鑑賞した歌舞伎では、「雷神不動北山櫻」と「女伊達」を鑑賞しました。「雷神不動北山櫻」は歌舞伎十八番の魅力が詰まった大作で、『毛抜』『鳴神』『不動』の三演目が含まれています。特に『毛抜』は、結婚を控えている女性の髪の毛が逆立つという、奇病の原因究明から始まります。原因はお家乗っ取りを企む家臣が天井裏に仕掛けた大きな磁石で、その磁石を発見したきっかけとして「毛抜き」が登場するという奇抜なストーリーだったのですが、生徒達も事前学習のおかげでストーリーが分からないと言うこともなく歌舞伎の世界を味わっていました。
 歌舞伎の鑑賞は生徒にとって初めての体験で、思っていた以上に派手な演出や、大仕掛けの舞台セット、三味線などの楽器の生演奏、役者の独特な声使いなどに様々な反応を示してくれました。事前に調べてはいましたが、本物を観たことでそれが生きた知識になり、芸術を味わう感性が刺激され、教養を深めることにもなったでしょう。生徒一人ひとりが普段出会えない新たなことを学び、経験する良い機会になったと思います。



【高等学校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 教諭 渡辺 哲史■◆■

 中高一貫コースは毎年、全校遠足時に校外理科研修へ出掛けています。
 中学校では自然をテーマに取り組んでいますが、高校では最先端テクノロジーを肌身で感じます。昨年度は湘南ロボケアセンターでロボット技術の発展を学び、今年は山梨県立リニア見学センターへ。個人的に鉄道が大好きなので、とても興味ある内容でした。
 リニアモーターカーは、本学園が100周年を迎える2025年から更に2年後の2027年に、リニア中央新幹線として開業予定です。2015年6月には、山梨リニア実験線において時速603kmで走行し、ギネス記録にも認定されました。見学時には、リニアモーターカーが、目の前にある実験線を時速500km超えで幾度も走行し、見たことのない速度に未来へのワクワクが止まりませんでした。
 残念ながら実際に乗車することはできませんでしたが、施設内にあるミニリニアモーターカーに乗車して浮上しながらの走行を体感し、以前使用されていたリニアモーターカーの内部を見学するなど、生徒はリニアモーターカーへ応用されている科学技術に目を輝かせながら学んでいました。また、リニア技術の歴史を振り返り、長年その研究に携わられてきた技術者へ思いをはせている生徒の姿も印象的でした。
 約20年後には、夢のリニアモーターカーは当たり前になります。20年前には、今では毎日体の一部のように使用しているiPadも生まれておらず、生徒が大好きな携帯電話でさえまだまだ普及の途中でした。技術は日々進歩し、最先端はどんどん進化していきます。
 さて、目の前にいる生徒たちはどのような未来を切り拓いていくのでしょうか。未来の世界で、彼らの創る未来を語るのが今から楽しみでしかたありません。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 園長 丹野 禧子■◆■

 明徳やちまたこども園では、八街の自然環境を子どもの生活に生かす活動を心掛けています。今年度は、身近にある植物を使った活動に取り組んでいます。四季のある日本ならではの折々の食や遊びができるヨモギを使って、「草餅」作り、「草木染」やこれから迎える夏の季節に役立つ「蚊やり」作りなどに取り組んでいきたいと思っています。
 散歩の折に見つけたヨモギを摘んで「草餅」を年長の子どもたちと作ることになりましたが、お家で「草餅」を作った経験があるのは22人中1人だけで、「ヨモギを摘んで湯がいて、細かく切ってお餅と混ぜたよ」お話ししてくれました。「へー草餅って自分で作れるんだ」とびっくり顔。5月の連休明けヨモギは少し伸びていましたが、「芯」の柔らかいところを摘みました。たくさん摘んだつもりだったのに、洗ってゆでたらペッちゃんこ。「こんなに少しになっちゃった。」と子どもたち・・・・。湯だったヨモギを包丁でたたいたりすり鉢で擦ったりした後、白玉粉(もち米の粉)を水で溶きヨモギと混ぜて湯であげ、きな粉をまぶして出来上がり。「すげー美味しい」、「もっとたべたいよー」と嬉しそうな顔と顔。次の週、半分残しておいたヨモギを使って今度は上新粉(うるち米粉)で草餅作り。粉をお湯で耳たぶぐらいの固さにこねて蒸し、蒸し上がった餅にヨモギを混ぜてつき、丸めて出来上がり、きな粉をまぶしてさあどうぞ。「今度は自分たちばかりでなく、ふじ組さんにもご馳走してあげたい」とお餅屋さんを開店。「いらっしゃい、いらっしゃい」と大賑わい。お店が終わった後、「ああ美味しい」と草餅をほおばる子どもたち。「白玉粉のお餅と上新粉のお餅とどっちが好き?」と聞いてみると「上新粉」の方が圧倒的に多く、白玉粉のつるっとした感じより、しっかりと噛む歯ごたえが良かったようです。
 草餅作りでヨモギとの付き合いは終わらず、芯を摘んだ後の草を使っての草木染、6月の老人ホームとの交流のプレゼントに「花瓶敷」を作ることになりました。布地を輪ゴムで括りヨモギを煮出した液に漬け、媒染は酢とスチールたわしで作った二酸化鉄で。良い色、素敵な模様になりました。ヨモギの他にハルジョウオンやお茶の葉(八街は一昔前お茶の産地だったため、畑の境にお茶の木がつかわれています)、栗の葉、お散歩道にある草木を使って色々と染めました。身近にある草木が、色々と役立つことを活動の中で子どもたちは経験しています。そろそろ「蚊」もでてきます。ヨモギの葉をいぶして蚊やりもしたいと思います。
 身近にある草木が生活を楽しくしたり美味しくしたり豊かな時間を送れるようにしてくれることを、子どもたちとこれからも感じていきたいと思います。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 助教 髙森 智子■◆■

 5月19日、今年度最初のお話ライブが行われました。
 お話ライブは、近隣のコーヒーチェーン店からの依頼によって平成22年度から始まった取り組みで、今回で72回目となります。当初は有志のサークルで、その後は「児童文化」や「あそび技能演習」などの授業の一環として行ってきましたが、平成29年度からは、「フィールドワーク(通称「わくわく体験研修」)」のコースの一つとして活動するようになりました。
 独立した授業となったことで、学生たちは1年間を通じてお話ライブに関わることになります。昨年度の学生は、回を重ねるごとに技術が向上しただけでなく、「次はこういうのをやってみたい」というオリジナルのアイディアがどんどん出てくるようになりました。実習とはまた違った形で子どもや保護者の前で演じた経験は、確実に学生自身の力となっていったと思います。
 今年度の学生も、最初はやはり緊張していました。しかも、今回は外での開催となり、慣れない環境で行うことに戸惑いも感じていたようです。それでも、お客さまを相手に準備してきたプログラムを披露し、終わった後で出てきた言葉は「楽しかった!」でした。さらに、お話ライブが終わった後に来店した親子の方に「もう終わってしまったんですか?」と言われ、急遽パネルシアターだけ再演したという嬉しい出来事もありました。もちろん、実際にやってみたことで出てきた課題もいろいろとあります。けれども、まずは自分がそのお話の世界を楽しみ、それが聞き手にも伝われば、その場にいる人たちと楽しいお話の世界を共有することができるのだと実感したことは、学生たちが今後保育の現場で読み聞かせなどを実践していく上での土台となるはずです。
 演じる場があり、わくわくしながら聞いてくれるお客様、それも小さな子どもたちがいるということ。それが、お話ライブを支えています。そういった人たちの期待に応えられるように、そして学生たち自身の挑戦の場として、この活動を続けていきたいと思います。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学■◆■

 本学、深谷ベルタ教授の著書が発売となりました。
 ベルタ先生は芸術教育の国ハンガリー生まれ、。本学教員になる以前は、東京の青山にあった伝説の「こどもの城」で約20年間保育者として活躍していました。
 本学では、造形遊びを保育現場に提供する独自プロジェクト「あそぼうカー」の活動を主催し、学生だけでなく幼稚園や保育園のこどもたちからも大人気の先生です。
 そのベルタ先生が執筆した本書は、ベルタワールド全開!アートの保育エッセンスがたっぷりつまっています。造形あそび(こども編)と造形あそび(大人編)の2部構成になっており、土粘土・紙・毛糸・自然のあれこれ(葉っぱや花、木の実など)で展開する造形あそびのヒント集となっています。ぜひご一読ください。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 常松 夕香■◆■

 明徳本八幡駅保育園に勤務して、5年目になります。
 この4年間、職員一丸となって『子どもたちにとってのより良い保育』を、日々追及してきました。研修で得た知識をもとに、担当制保育や異年齢児混合保育を取り入れ、行事のあり方を見直し…悩んだり迷ったりする事も沢山ありましたが、その度に職員で話し合い、方向性をひとつにしてきました。
 今日までの経験の中で、担当制保育や異年齢児混合保育の良さを強く感じるのは、新年度が始まる4月です。子どもたちは、1年あるいは2年かけて築き上げた保育者との安心した関係を基盤にして、期待と不安を胸に新たな環境へと旅立ちます。その時、私たちは『この子なら大丈夫!』という自信をもって背中を押すのです。明徳本八幡駅保育園は、2歳児クラスまでしかないので、1~2年の違いしかないのですが、保育園の中で本当の兄弟のように過ごしている子どもたちは、憧れのお兄ちゃんお姉ちゃんが自分にしてくれた事を覚えており、自然と年下の子を思いやる気持ちが育っています。少子化、核家族化が進む社会の中、保育園で人と人との関わり方を学んでもらえる事をとても嬉しく思っています。子ども達にとっての生活の場は、いつでも楽しく、そして安らぎのある場所でありたいです。その環境を守るため、私たちに出来る事は、日々子どもひとりひとりと真摯に向き合い、反省や改善を繰り返しながら保育を深めていく事だと思っています。私たちの園では学年、グループはありますが、園全体で子どもたちの姿を共有しながら見守っています。
 学生時代に耳にした『保育にゴールはない。』という言葉の意味を実感しています。こんなにも保育に向き合う事の出来る職場で働く事が出来、とても幸せに思っています。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭 寺地 真理奈■◆■

 4月20日(金)に年少の親子遠足で千葉市動物公園に行ってきました。
 この日は天候にも恵まれ、遠足日和。2クラスずつに分かれて動物園内をまわりました。子どもたちは、大きなライオンやゾウを間近で見て「ライオンさんおおきい!」「ゾウさんだ~!」と大興奮。保護者の方と一緒に会話をはずませながら動物を見ることを楽しんでいました。特にフクロテナガザルのコーナーでは、サルの大きな声とパフォーマンスに子どもたちだけでなく、保護者の方々もついつい足をとめて大喜び!その後昼食を食べ、クラスの親睦会を行いました。クラスで楽しんでいる手遊びを紹介しながら一緒に行ったり、自己紹介をしたりとクラスの保護者同士の親睦を深められ、和やかな雰囲気で終えることができました。解散後は、動物園をまわったり、お家で楽しい時間を過ごしたりしたようでした。大きな怪我もなく無事に遠足を終えることができ、よい遠足になりました。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭 香取 菜奈■◆■

 5月20日(日)、年長遠足で泉谷公園へ行ってきました。
 行ったことがある子もいれば、初めて行く子もいたり、年長になって最初の遠足だったり、子どもたちから嬉しさやドキドキが伝わってきました。
 「行ってきます」と、門で見送るお母さんや保育者に挨拶をして、幼稚園を出発しました。暖かい日差しや涼しく冷たい風を感じながら歩いていきました。手作りマップを見ながら歩いていくと、子どもたちもよく知っているスーパーを見つけたり、道に出たりして、「ここでおやつ買ったよ」と、話す姿や友だちと信号の渡り方を再確認し合う姿もありました。また、すれ違う地域の方に「こんにちは」「ぼくたち遠足で泉谷公園行くところ」など、元気に挨拶する姿もみられました。
 およそ3キロの道を歩き、公園につくと、新緑が一面に広がっていました。いろいろな鳥の鳴き声も聞こえました。「どんな虫がいるかな?」「ザリガニ釣りたいな」と、目を輝かせ、先ほどまで「パワー切れだ」「もう倒れそう」と、話していた子どもたちも、まるで疲れが吹き飛んだかのように、保育者と一緒に身体を動かしたり、夢中で生き物を探したりして遊びました。楽しい時間もあっという間に過ぎ、公園を離れる前に全員で歌を歌いました。帰りは、園バスに乗って幼稚園まで戻りました。疲れて眠るかな?と思いきや「鯉が泳いでたんだよ」「ダンス楽しかった」など、気持ちが弾んでいる様子で一人ひとりから笑顔が溢れていました。私も、公園に響いていた子どもたちの元気な歌声が、今も耳から離れません。楽しかったな♪



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 (つくし組)對馬 彩花、(たんぽぽ組)吉田 勇太・今井 綾子、(さくら組)小森 海■◆■

 5月21日~25日の5日間、複数のお子さんのいる保護者も1日で他のクラスにも参加できるよう計画した保育参加Weekが行われました。その中での、各クラスからのエピソードをご紹介します。

 つくし組(0歳児)
 4月当初は、保育園になかなか慣れず、泣いてしまうことの多い日々でしたが、今では自分の好きな遊びを見つけたり、保育者とのやり取りを楽しみながら過ごしています。そんな姿をぜひ見てもらいたいと思い、普段遊んでいる公園に行き、園での様子を実際に知ってもらい、日頃のお家での様子も交えてお話ししたりなど、とても有意義な時間となりました。子ども達の嬉しそうな表情を沢山見ることができ、笑顔いっぱいの保育参加となりました!

 たんぽぽ組(1、2歳児)
 お父さん、お母さんと一緒に保育園で過ごせることが嬉しくて、少し照れつつ登園する子ども達。
 たんぽぽ組では、保護者のみなさんにも子ども達と一緒に遊んでもらいながら、成長した姿を共有することを心がけました。その中で「話していた遊びってこれなんだね!」「お家ではこんなにご飯食べないのに~!」「着替えもこんなできるの!?お家でもやってほしいな~」という声も聞こえました。普段、連絡帳や会話のやり取りの中で話していても、実際に見てもらうことでイメージをつかんでもらうことができ良かったと思います。

 さくら組(3、4、5歳児)
 今年の保育参加の目玉は、お父さん、お母さんが出題する「マグネットクイズ」です!様々な形のマグネットを組み合わせて問題を作成。子ども達に答えてもらいます。イメージを膨らませ、答えていく子ども達。答えを当てると、とっても嬉しそう!子ども達、保護者、保育者で作り上げたクイズショーはとても盛り上がりをみせました。日頃から遊んでいるこのあそび。保育園の外掲示板に、子ども達が作ったクイズを掲示して  あります。もしよろしければ見てみてくださいね♪
 今回、この内容を通して、園の保護者だけでなく、多くの方々に本園の日頃の保育を少しでも感じて頂くことができたと思います。今後も保護者や本園に関わるたくさんの方と一緒に、子どもの成長を見守っていきたいと考えています。



【法人】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 5月26日(土)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり概要を報告します。

-理事会-
理事7名出席、監事2名参加のもと、11時から本館1階理事応接室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
 第1議案 理事・評議員の任期満了に伴う重任、並びに選任について
 第2議案 平成29年度事業報告について
 第3議案 平成29年決算について
 第4議案 平成30年度長期借入金について
 第5議案 平成31年度学費及びその他徴収金について
 第6議案 学校法人千葉明徳学園 超過勤務手当支給に関する規程の改定について  第7議案 その他
■報告事項
 1.常任理事会報告について
 2.平成30年度理事会・評議員会開催日程について
 3.その他

-評議員会-
評議員36名出席、監事2名参加のもと、13時30分から学園本館会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
 第1議案 理事・評議員の任期満了に伴う重任、並びに選任について
 第2議案 平成29年度事業報告について
 第3議案 平成29年決算について
 第4議案 平成30年度長期借入金について
 第5議案 その他
■報告事項
 1.学生・生徒・園児の募集状況について
 2.その他

※評議員会終了後、評議員に向けて以下の講演が行われました。
「明徳の絶滅危惧種の蘭について」
 講演者:池田祐一さん(千葉明徳高等学校3年生)

【法人】

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