学園ニュース

学園ニュース 2019年6月号(231号)

【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 山下 香子■◆■

 6月6日(木)に実施された高校体育祭は、昨年度に引き続き暑い一日となりました。
 年度当初から、猛暑のなかでの体育祭になることも予想し、熱中症対策として暑さ指数(WBGT)25°以上の場合の開催延期・中止の決定を予定していました。また、生徒応援席のテントや飲料水の販売等の準備をお願いして、万全を期して当日を迎えられるように計画しました。その後の予報で、梅雨入りの遅れと体育祭当日が真夏日になるという発表がありました。さらに体育祭の翌週には梅雨入りとなり、延期した場合は体育祭の実施自体が不可能になることが懸念されたため、急遽プログラムの「短縮バージョン」を準備し、延期せずに体育祭を実施することとなりました。
 体育祭の短縮は、生徒たちに物足りなさを感じさせたようですが、当日はどの学年もクラスや各色が団結して団体種目に臨み、大いに盛り上がりを見せました。3年生の「Dancing玉入れ」や浴衣姿で踊る「民謡」は、当日の天候と人工芝による暑さ(熱さ)のなかでも、見ごたえのある踊りを披露してくれました。また、「学級対抗リレー」、「色別対抗リレー」に選抜された選手は皆力強い走りを見せ、応援席だけでなく本部席も大いに沸きました。
 一方で、人工芝グラウンドの暑さに慣れない1年生や、考査明けて間もない(運動不足)時期の開催に体がついていかない生徒には、厳しいコンディションでの体育祭となってしまったようでした。今回も救護係の先生だけでなく学年主任をはじめとする各学年の先生方に大変お世話になりました。来年度以降に向けて、大きな課題と捉えています。
 最後に、中間考査後は生徒も教員も慌ただしく、時間の不足を感じる1週間でした。その中で連日のように集まり、準備を進めた応援団とその指導に当たられた先生方のおかげで、当日までに各色が一つにまとまって競技に臨み、大きな声援を送る姿が見られました。
 また、役割分担の中で打ち合わせ不足に不安を抱きながら当日を迎えた部署もあったかと思います。体育祭の開催にご協力いただいた全ての皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 小森 海■◆■

 9年前の春、開園してまだ間もない頃、保育園に無数の小さな卵が届きました。孵化を楽しみにする子ども達は「まだかな?」と期待に胸を膨らまし、一日に何回も何回も卵を覗き込んでいました。そして2週間がすぎた頃…その日は突然やってきました。
 いつもと変わらぬ朝。子ども達は日課である卵のチェックを始めました。そしてすぐに「産まれている~!」と嬉しそうな声が、朝の静かな保育室の中に響き渡りました。視線の先には小さな蚕の赤ちゃんがいます。その声に遠くにいた子どもも駆け寄ってきました。「かわいいね」と子ども達は目を輝かせ、生命の誕生を心から喜んでいました。
 このような光景は開園10年目を迎えた今でも変わりません。毎年、蚕の飼育を行ない、孵化から産卵までを子ども達と一緒に見届けます。今年は例年より成長が早く、6月上旬には繭を作り始めていました。今は、羽化を楽しみに、毎日図鑑を広げ心待ちにしている様子です。
 子ども達は身近な自然に積極的に関わる中で、心を動かされる出来事がたくさんあります。公園で遊んでいる時、目の前を小さなバッタが横切りました。すると、そっと両手を使ってすくい「自由がいいよね!ママと一緒にいたいよね!」と、握った手を解いてバッタを安全な場所に移動させてあげていました。
 命の尊さや儚さを知っているからこそ、子ども達から生まれる言葉。それらはこれからの未来を創る、希望に溢れる言葉ばかりです。子ども達の純粋な気持ちの中にある親しみや畏敬の念、生命を愛おしく思う気持ちをこれからも大切にしていけるよう、私達保育者は一日一日を共に過ごしていきたいと思います。  



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 准教授 泉澤 文子■◆■

 保育内容総論は、幼稚園教諭免許・保育士資格を取得するための必修科目となっています。保育者を志す学生が入学すると、1年生の授業でまずは「保育内容」として幼稚園教育要領や保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に示される「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という5領域について学びます。そして、2年生になると、保育は環境や遊びを通して総合的に指導するものであることから、「保育内容総論」で保育内容を総合的に捉えていきます。①「環境を通して行う保育」における保育内容について、最低限の知識をもち、さらに、保育者の役割について理解し、説明できる。②保育の計画をたて、援助の見通しをもち、説明できる。③保育を振り返る姿勢をもち、自身の実践について説明できる。という3点の到達目標をもち、授業を行っています。
 具体的には、保育内容の構成と意義、「環境を通して行う教育・保育」の考え方、遊びのとらえ方と援助について、生活場面のとらえ方と援助について、子どもの育ちと保育内容、保育内容と指導計画の作成・展開・評価、保育を振り返るとはどういうことか、保育内容と保育環境のあり方、保育内容の歴史的変遷、家庭・地域・小学校との連携と保育内容、保育の実際と保育内容の多様性等、保育にかかわる全ての内容を学びます。子どもたちが主体的に生活していく中で、保育者はどのようにかかわっていったらよいのか、私自身が実際に幼稚園教員として保育をしてきた中でのエピソードを伝えたり、保育場面のビデオ視聴・具体的な事例を読み取ったりする中で、自分で考えたり互いに感じたことを意見交換しながら、保育の面白さや楽しさも感じてほしいと願い、授業を進めています。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 常勤講師 川村 玄季■◆■

 来たる5月18日、中学1年生は「土と生命の学習」の一環として田植えに取り組みました。今年度の稲作ではクラスごとに、これまでになかった「密植・疎植」にチャレンジしました。区画ごとに分け、規則正しく植えるだけでも大変な作業なのですが、とりわけ密植組は苦戦していたようです。というのも、縦の間隔15cm/横の間隔10cmという非常に狭い区画設定だったため、一列植えつけて安心しても、油断したそばから苗を踏んでしまいかねない緊張感に常に包まれていたためです。生徒の中には、注意を払うあまりバランスを崩して半身を泥まみれにしてしまう子も見受けられました。そのような苦戦続きの田植えでしたが、慣れてくると手馴れたもので、次々に植えつけ、なんとか時間通りに終えられました。田植えの振り返りの際には、「稲に愛着が湧いた」「農家の人の大変さが一部だけだがわかった」「思ったよりも水田周りに生き物がいるのがわかった」など、今回の作業を踏まえて様々な感想を抱いており、彼ら・彼女らなりに稲作に対して真剣に向き合っている様子が見られました。田植えが終わった後にも、水やり・周辺の草刈り・稲周りの雑草抜きなどといった手間のかかる作業が多く待ち受けています。明実祭での研究発表に向けて無事に遂行できるよう、学年の教員・生徒一丸となって取り組んでいきたいと思います。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(1歳児担任) 金光 知恵子■◆■

 新年度が始まり、3カ月が経とうとしています。4月当初は涙が出たり、昨年度までの担任を求めていた子どもたちですが、今ではすっかり慣れ、自分のいろいろな気持ちを表現しながら安心して過ごしている事を嬉しく思っています。
 1歳児クラスでは、子どもたちが楽しく過ごせるように環境を工夫したり、動線を考えながら室内環境を整えたりしています。そして、日々の保育の中で一人ひとりの気持ちを丁寧に受け止めながら、子どもたちとの信頼関係を築けるように心掛けてきました。また、“自分でやりたい”という思いを大切にしながら関わってきました。すると、朝のおむつ替えに気分が乗らない子も「朝のおやつを取りにいくよ~」と声をかけると、自分からおむつ替えに来てくれる姿が見られるようになりました。最初は、取りに行って帰ってくることを楽しみにしていた子どもたちですが、毎日の日課となると周りにも目が向くようになり、帰りには他のクラスに寄り道をする姿も見られるようになってきました。そんな姿は、こども園に慣れてきたからこそ見られる姿であり、成長の一つとして受け止めることで、こちらの保育する心にも余裕を持つことができ、子どもたちも伸び伸びと生活できているのではないかと感じています。さらに、生活の流れが分かるようになると、おやつの前には、水道に行って手を洗おうとしたり、「お片付けだよ」と声をかけると、「ないない」と言いながら、おもちゃを片付ける姿が見られます。また、おしっこが出ると自然とおむつ替えの場所に行って、担任に教える姿も見られます。日々の生活が子どもたちの中で自然と身についているのだなと改めて実感させられます。
 環境面では、4月当初は食事スペースと水道とが離れた場所にありました。お昼になると、子どもたちが「食べたい」と自ら席に座ろうと向かうのですが、食事前の手洗いを行うのに、離れた水道へまた手を洗いに行かなければならない動線となっていました。そこで、食事のスペースを手洗い場の近くに設置しました。すると、玩具の片付け後には、手洗い場に向かい手洗いを済ませ席に座るといった流れができました。
 これらのことからも、保育者が子どもたちの姿を捉え、環境を整えてあげることで、子どもたちも落ち着いて過ごせるのではないかと思います。また、食事を取る場所も以前までは、園庭で遊んでいる子ども達の姿が見える場所だったため、園庭が気になり食事に集中できない姿も見られました。そこで、環境を整えることで、今では食事の場所として一つの空間が出来上がり、落ち着いて食べることができています。
 今後も子どもたちが楽しく過ごすためには、どうしたらいいのかを担任同士で話し合いながら、環境を整え工夫していきたいと考えています。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 渡邊 絵里梨■◆■

 私が受け持つ0歳児の子ども達も入園して2ヶ月が過ぎました。初めて両親から離れ、不安で泣いていた子も笑顔が多くみられるようになり、同じく不安を抱いていた保護者の方々も安心した様子でお子さんを預けて仕事へ向かう姿が見られるようになってきています。
 先月までは掌全体で掴んでいた遊具を指先を使って持てるようになってきた子ども達に手作り遊具を設定しました。はじめは遊び方が分からずに保育士のやり方を見ていただけでしたが、少しずつ理解し色々挑戦して遊ぶ姿がみられるようになってきています。子ども達の「できた!」の瞬間の嬉しそうな姿が本当に可愛らしく、この仕事の醍醐味を味わっています。
 本音を言えば保護者の方にも家庭で一緒に遊んで頂きたいのですが、様々な家庭環境があり、保護者自身も日々くたくたの状態でお迎えに来ている方がとても多いです。それでも受け渡し時には自分の話を含めた子育ての話を聞いて欲しくて保育士を待っていらっしゃる方もいます。保育園という小さな環境の中でも、忙しない社会の中で様々なモノを背負いこみ、頑張り過ぎている家庭で溢れ返っている印象を受けます。
 そんな中、先日伺った研修で「幸せの往復」という言葉を聞きました。『笑顔を向けられた子どもは幸せを感じ、やがて笑顔を向けてくれた人に対して笑顔になってもらいたいと思って笑顔を返していく。それにより、周りの大人は笑顔になり、幸せを感じていく。』一方通行のやりとりではなく、相手の幸せの為のやりとりが増えていくことによって住みやすい社会が広がっていくのではないかという話でした。
 痛ましい事件が起きている昨今、保護者から「言い表せない不安から、迎えに行こうかと思いました」という言葉も聞かれ、改めて『大切なお子さんをお預かりしている』という保育士としての責任の重さを感じました。
 ひとりの力は小さいかもしれませんが、この保育園で、子どもたちはもちろん、周りの人達が幸せを感じられるよう、尽力していきたいと思います。


【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 寺地 真理奈■◆■

 6月4日・5日・10日に年長組の参観・懇談会がありました。懇談会では、年長組の生活について知っていただいたり、7月にあるお泊り会についてお話したりして和やかに終えることができました。
 参観では、今までの内容とはうって変わって理事長先生に「歯の不思議」について話をしていただきました。子どもたちに事前に伝えると理事長先生の話をとても楽しみにしているようでした。当日は、グループごとに机に向かい、子どもの歯と大人の歯の違いについて聞いたり、色々な化石を見せていただいたりしました。実際に手に取って触れることができ、子どもたちからも「すごーい」「もっとさわりたい」と喜びの声があがりました。最後には、お土産としてモロッコで発掘された2000万年前のサメの歯を頂き、「宝箱に入れておこう」「なくさないように持って帰らなくちゃ」と大切に持って帰っていました。理事長先生の参観が終わった後も、自分の歯が何本あるのか数えてみたり、家庭でも保護者の方と歯の話をするきっかけになったりしたようでした。事前に配布した保護者の皆様からのアンケートにも『今までにない参観(内容)でよかった』『子どもたちがよく話を聞けていてびっくりした』『とてもためになった』という大満足の感想をたくさんいただきました。
 最近では、戸外で理事長先生を見つけると一目散に駆け寄って、話しかけたり、いろいろなことを聞いたりしてよくかかわっています。また、お泊り会では、星を見せてくれることになり、子どもたちも心待ちにしています。


  【法人】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 5月25日(土)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり概要を報告します。

-理事会-
理事8名出席、監事2名参加のもと、11時00分から本館1階理事応接室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 評議員の選任について
第2議案 平成30年度事業報告について
第3議案 平成30年度決算について
第4議案 2019年度長期借入金について
第5議案 千葉明徳短期大学定員変更及び学則変更について
第6議案 千葉明徳短期大学 学費減免措置規程、内部進学者優遇措置規程の改定について
第7議案 2020年度学費及びその他徴収金について
第8議案 学校法人千葉明徳学園休暇規程、期限付雇用職員、パートタイム職員就業規則の一部改定について
第9議案 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、明徳やちまたこども園就業規則、パートタイム就業規則の一部改定について
第10議案 千葉明徳学園の将来構想について
第11議案 その他
■報告事項
1.第二グラウンド用地整備に関する進捗状況について
2.2019年度理事会・評議員会開催日程について
3.常任理事会報告について
4.その他

-評議員会-
評議員35名出席、監事2名参加のもと、13時30分より学園本館会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 評議員の選任について
第2議案 平成30年度事業報告について
第3議案 平成30年度決算について
第4議案 2019年度長期借入金について
第5議案 その他
 1.千葉明徳学園DREAM & CHALLENGE 寄付金について
■報告事項
1.第二グラウンド用地整備に関する進捗状況について
2.2019年度理事会・評議員会開催日程について
3.その他
  ※評議員会終了後、評議員に向けて以下の講演が行われました。
「スーパーサブという生き方」
講演者:塀内 久雄 氏(元プロ野球選手:千葉ロッテマリーンズ)

【法人】


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