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学園ニュース

学園ニュース 2020年7月号(242号)

【中学校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 教諭 奥村 和男■◆■

 千葉明徳中学校の理科室には、卓上走査電子顕微鏡があります。
 どこの学校にもある光学顕微鏡では光の波長より小さい物を観察できませんが、電子顕微鏡は光の波長より短い電子線を利用しているので、とても小さい物でも観察ができます。更に、立体的な像が観察できることが特徴です。本校の卓上走査電子顕微鏡の特徴は、コンパクト、操作が簡単、短時間で使えることです。
 実際に電子顕微鏡で見るとどのように見えるのでしょうか。セイヨウタンポポの雌蕊を観察したものが下の画像です。雌蕊と花粉が観察できます。画像下側のスケール単位μm(マイクロメートル)は1/1000000mの長さになります(多くの菌類は数μmくらいの大きさです)。
 更に拡大すると花粉が雌蕊に付く様子と花粉の構造をはっきりと観察できます。電子顕微鏡の画像は、肉眼では見られない生命への驚きと美の世界を気づかせてくれます。こうやって物事を詳しく観察すると、想像したことのない世界が創造されてきませんか?




【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 林 直樹■◆■

 中高一貫コース発掘課程の1・2年生は、総合学習として本校の独自のプログラムである「土と生命の学習」に取り組んでいます。この学習は、1年次に稲作、2年次に畑作に取り組むものですが、これは単に農業体験をするというものではなく、それに付随した様々な企画を通して、日々答えのない問いに挑戦しながら、変化の激しい21世紀の国際社会をたくましく生き抜く力を養おうとするものであります。近年では、「土と生命の学習」とSDGs(持続可能な開発目標)とのコラボにも積極的に取り組んでいます。
 そうした中で、一貫コース9期生の2年生は、昨年度よりSDGsの「自分ごと」にするという姿勢から「自分・社会・多様性」の3つのファクターに焦点を当て、以下の6テーマに分かれたゼミ形式の学習に取り組んでいます。(添付したイメージ図を参照)
 ・テーマ1:苗作りに挑戦
 ・テーマ2:水漏れしない田んぼ作り
 ・テーマ3:明徳米ブランド化計画
 ・テーマ4:明徳米で地域貢献
 ・テーマ5:世界中の誰でも食べられる米料理
 ・テーマ6:誰でもどこでもできる農業
 今年度は、これまで実験的に取り組んできた各テーマでの活動の集大成として、1年生と共同で明実祭の班発表に取り組んでいます。そのテーマとは、「10年後の未来に求められる○○」です。これは、SDGsが目標としてきた2030年のちょうど10年前となった2020年に、10年後の未来を想像し、自ら未来を切り開き創造しようというものです。具体的には、10年後に求められる「苗・水田・米・米の活用法・米料理・農業」を考えてみようというもので、現在、各テーマ内で自分たちなりのテーマを設定し、先行事例や研究を調べ、実際に検証してみようとしています。こうした経験は、3年次の「課題研究論文」へとつながる科学的思考力を身につける経験となるでしょう。今年度は、コロナ禍の中での文化祭となるため、発表形式も従来の対面型から録画形式への変更を予定しています。今後も、様々な困難が予想されますが、何らかの形で一般の皆さんにも学習成果を還元できるよう検討中です。ご期待下さい。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 松本 遥■◆■



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■

 七夕が近づいてきた6月下旬のことでした。
 給食を食べる前に絵本を読んでいると、年長の女の子達が「あ~、こんな服着てみたいな~」「そうだね~、織姫ってかわいいよね~」というやりとりをしていました。『じゃあ、作ってみる?』と聞くと「やりたい!やりたい!」と2人とも即答!その日の夕方から衣装作りが始まりました。年長児の楽しそうな様子に気付いた年少、年中児も興味を持ち、「わたしもやってみたい!」と張り切って作りました。こうして、クラス全体で色や形を担任と相談しながら作っていき、絵本に出てくる織姫の服や髪飾りに似たステキな衣装が続々と完成していきました。
 できあがった衣装に着替えた姿を鏡で見て喜んだり、お互いを褒め合ったりする女の子。少し照れながら自分の姿をチラチラと確認したり、パワーがみなぎってきてヒーローになりきったりする男の子。みんな色々な反応を見せていたところに『じゃあみんなで一緒に服やポーズを見せ合おうよ!』と伝えてみました。すると、「「「やりたい!」」」と子どもたちは目を輝かせて返事をしてくれました。急遽行ったファッションショーごっこでしたが、子どもたちは得意なポーズや笑顔を見せてくれました。「これ、七夕の日にもやろうよ!」と盛り上がりは止まらず、制作は壁と床の装飾にも広がっていき、7月7日を迎えました。
 本番ということで少し緊張感を感じる子どももいましたが、友だち同士で「大丈夫!このポーズでやろう!」と支え合ったり、「アイドルになるから!」と自らを鼓舞して全力で披露したりと最後まで楽しむことができました!新型コロナウィルスの影響で七夕も保育園全体での会ではなく、クラスとしての活動にシフトする中でしたが、子どもたちは以前と変わらず楽しいこと、ステキなことに目を輝かせています。できないではなく、何ができるかをたくさん見つけて活動していきたいと思います。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 白石 実裕■◆■

 私が担任をしている1年4組は、新型コロナウイルスの影響で保護者の方々が参加できない入学式で新学期をスタートしました。
 その後も課題による家庭学習期間、オンライン授業期間、分散登校期間を経てようやく通常登校ができるようになったのは7月1日でした。
 こうした状況で、担任としては不安もありましたが、4組の生徒たちは明るく毎日を過ごせています。教室での役割もしっかりと務め、授業に臨む姿勢も良好です。一方で、週6日の授業や部活動での疲労を感じさせる場面も少なからず見られます。4組はHSクラスですから、他のどのクラスよりも早くこの環境に慣れてほしいと考えています。
 私は、HSクラスというものは全クラスの模範であるべきだと思っています。学習はもちろん、その他の活動にも高い水準で取り組み、学校全体の雰囲気を良くしていくのがHSクラスの役割だと思います。高校生ですから、特に学習に力を入れ、学習を通じて人間力を高めてほしいのです。将来どのような進路を希望していようとも、学習を通じて培った人間力は必ず彼らの強みになります。学習を確実に進めていくためには、自身に合った生活リズムを確立することが重要です。だから、千葉明徳高校の模範として、ぜひ他のクラスに先んじて生活リズムを確立し、学習に臨んでほしいと考えているのです。
 新型コロナウイルスによって、高校生としての新生活は逆境でのスタートだったと言えるでしょう。しかし、それを乗り越えた彼らのポテンシャルは高く、きっと千葉明徳高校を牽引する存在となることでしょう。彼らは私が担任として初めて係わる大切な生徒たちです。彼らが千葉明徳高校の模範生として活躍できるよう、まずは基本的な生活指導を徹底した上で、徐々に学習に対する意識を高めていきたいです。充実した高校生活を終え、満面の笑顔で彼らが卒業するその日まで彼らを支えていく所存です。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 大澤 ちづる■◆■

 緊急事態宣言解除後の6月から、短大では少人数による授業、特に実技を伴う科目については対面授業が始まりました。
 対面授業を開始した授業のひとつに「音楽表現演習」があります。「音楽表現演習」では、「子どものうた」をピアノ、またはギターで弾き歌う技術を習得することを目標としています。通常は、10人程度の小グループ制で行いますが、この6月からは、感染予防のために通常のグループを半分に分けて、5人程度の極小グループ体制にして、学生は隔週で対面授業を受ける形式をとっています。楽器を他者と共有する、発声が伴うなど音楽の授業特有の感染リスクに対しては、授業前後の手指の消毒、楽器の消毒、マスク着用、距離をとる、換気を行うなどの予防を徹底しながら授業を進めています。
 この形式では、対面授業が隔週の分、通常時より対面授業回数が少なくなりますが、グループの人数を半数にしたことで、教員にとっては一人ひとりをより丁寧に指導できるメリットがあります。約8割の学生がピアノやギターの未経験者、初心者であり、また、学生それぞれのレベルに合わせた指導をするためには、個別指導は必須です。一方、学生の様子は、どうでしょう。極少人数制のためか緊張感が維持されやすく、真面目に練習してくる学生が多い印象です。2年生は秋の幼稚園実習に向けて、1年生は弾き歌い入門が始まったばかりですが、この前期は、家で過ごす時間が多い分、自分の課題と向き合い、練習する習慣を身につけて欲しいと願います。
 今回の有事をきっかけに、私たちは、今までは考えもしなかった授業形式を試み、新たな発見をしました。世の中の多くの人が、今まで気づかなかったことに気づいたように。折角得た「気づき」を今後の授業改善に活かしていきたいと考えています。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(3歳児担任)  藤澤 渚■◆■

 私は千葉明徳短期大学を卒業し、その後、幼稚園で2年間働き、今年度より明徳やちまたこども園で働くことになりました。
 そして、今年初めて3歳児担任となりました。
 4月からの間、最も苦労してきたことは、子どもによっては中々クラスへ入ることができなかったり、活動が変わる時の切り替えが苦手な子をどうしたら楽しくクラスの一員として感じてもらうことができるのかについて悩んできたことです。そして、保育者の声かけで楽しく次の活動にいくことができるにはどうすればいいか?どうしたら保育室で一緒にたくさんの時間を過ごすことができるのか?ということを毎日試行錯誤してきました。しかし、中々自分が思っている保育はできません。
 そんな時に相談にのってくださった主任がいました。私が悩みをうちあけると「その子のことを長い目で見てあげることが大切だと思う」ということや「その子にとって楽しいと思えることは何か?と考え、毎日準備をしてあげるのはどうか?」とのアドバイスをいただきました。
 私は当初、自分が工夫した声かけを少し続ければ、その子の姿がすぐに変わると思っていました。しかし1号(こども園における幼稚園区分の子ども)の子どもたちは新型コロナウイルスの影響で長い期間お休みをしており、6月から通常保育が始まり、保護者と離れて生活をすることに不安があるということを理解できていませんでした。そこでアドバイスをいただいた翌日からは、不安がなくなるくらい毎日「こども園に来たい」!「こども園が楽しい‼」と思ってもらえるような準備を行い、子どもたちに提供するようにしてみました。すると、その子の表情がとてもいきいきしている姿が見られるようになってきました。また、保育者が提供したものに興味を示し、保育者の近くに寄って来て「やりたい!」と言ってくれるようになりました。
 さらに、私自身も毎日見通しを持った保育を行っていくように心掛けました。すると、生活の流れも理解し、自然に子どもたちが集まって来るようになりました。朝の会などクラスで集まる時間も楽しいと感じ、自分たちで椅子を準備する姿も見られるようになりました。
 この6月からの一カ月の経験を通して私が学んだことは、保育では声掛けの仕方も大切ですが、それ以上に大切なことは子どもたちが園生活をどう過ごしてほしいかを考え保育にあたることだと感じました。保育者が常に子ども達にとって楽しいことは何か?と考えて保育にあたれば、子どもたちは「明日は何をするのかな?」「この人と一緒にいると楽しいからこども園に早く行きたい」と感じるのではないかと思いました。また、子ども達に見通しを持たせることによって不安もなくなり、保育者が声をかけなくても少しずつ自分で行動したり、次の活動の準備を一緒に手伝ってくれるようになることにも気がつきました。クラスの子どもたちにとって、私の存在が、『楽しい園生活を一緒にする人』と思ってもらえるように、これからも保育の引き出しを広げていきたいと思います。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 八木 萌香■◆■

 新型コロナウイルスの影響で、約2ヶ月遅れの入園式となりました。
 昨年は1歳児クラスの担任をし、今年度は初めて3歳児の担任をもつことになり、例年とは違う状況に私自身も不安を抱えながら準備をしてきました。しかし、入園式当日、泣いている子どもがいる中で幼稚園生活を楽しみにしている子も多くおり、私自身もワクワクしたのを覚えています。
 入園から1ヶ月、子どもたちはお気に入りの遊びができたり、落ち着く場所が見つかったりと園生活にも慣れてきました。また、初めはひとり遊びをしていた子が今では友だちと一緒に戸外遊びをするようになったり、「この子と一緒にご飯を食べたい」という気持ちがでてきたりと、大好きな友だちと一緒に毎日元気いっぱいに過ごしています。そして、入園当初は保護者と離れることが寂しく、ウッドデッキで泣いていて中々クラスに入れなかった子も、今では「萌香先生おはよう!」と元気よくあいさつをしてクラスに入ってくるようになり、このような様子を見ると、この1ヶ月での成長をより実感します。
 子どもたちはひとつのことに挑戦すると、また新しいことに挑戦できるようになっていきます。戸外遊びでは、障子紙に絵の具をつけてにじみ絵を楽しみましたが、7月の制作ではその経験を活かして、画用紙のTシャツにクレヨンで模様を描き、絵の具ではじき絵をしました。新しいことへの挑戦にワクワクしながら、それらを積み重ねていくことで、子どもたちはどんどん成長していきます。
 私にとっても3歳児クラスの担任は新しい挑戦ですが、日々ワクワクしながら、子どもたちと一緒に楽しみ、学びながら成長していきたいと思います。



【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 6月26日(金)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり概要を報告します。

-理事会-
理事8名出席、監事2名参加のもと、10時から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事、評議員の選任について
第2議案 令和元年度事業報告について
第3議案 令和元年度決算について
第4議案 令和元年度監査報告について
第5議案 令和2年度長期借入金について
第6議案 令和元年度監事監査結果報告及び令和2年度監事監査計画について
第7議案 令和3年度学費について
第8議案 千葉明徳中学校・高等学校特待生規則の変更について
第9議案 学校法人千葉明徳学園 就業規則、給与規則の一部改定について
第10議案 令和元年度学校法人検査指導結果に伴う改善・是正報告について
第11議案 高等学校グラウンド西側部室棟(基本財産)の解体撤去について
第12議案 令和2年度 理事長賞について
第13議案 その他 特になし
■報告事項
1.千葉明徳学園 第2グラウンド用地整備に関する進捗状況について
2.令和2年度 学校法人千葉明徳学園 理事会・評議員会の開催日程について
3.常任理事会報告について
4.その他 特になし

-評議員会-
評議員32名出席、監事2名参加のもと、13時30分より学園本館会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事、評議員の選任について
第2議案 令和元年度事業報告について
第3議案 令和元年度決算について
第4議案 令和元年度監事監査報告について
第5議案 令和2年度長期借入金について
第6議案 高等学校グラウンド西側部室棟(基本財産)の解体撤去について
第7議案 その他 特になし
■報告事項
1.千葉明徳学園 第2グラウンド用地整備に関する進捗状況について
2.令和2年度 学校法人千葉明徳学園 理事会・評議員会の開催日程について
3.その他 特になし

評議員会終了後、6月に完成した中学校・高等学校新部室棟「CHIBA MEITOKU 桜坂 Training Center」を見学した。


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