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学園ニュース

学園ニュース 2020年11月号(245号)

【中学校】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 千葉明徳中学校3年生の星 龍希くんが卒業後、大相撲 伊勢ケ濱部屋に入門することとなりました。
 星くんは小学生の頃から相撲をやっており、身長180cm、体重168kgの体格を生かし、これまでに千葉市の大会等でも上位に入賞しています。相撲部の無い本校ではサッカー部に所属し、ゴールキーパーとして活躍し、相撲に必要な体力や俊敏さ等を養ってきました。
 本学園の学校及び保育施設の卒業(園)生が角界入りしたケースは無く、星くんが千葉明徳出身初の力士となります。
 元横綱 旭富士の伊勢ヶ濱親方はこれまでに日馬富士や照ノ富士、宝富士等数多くの名力士を育てており、現在も複数の関取がいる伊勢ヶ濱部屋で稽古を重ねていけば、関取昇進も夢ではありません。関取昇進を期待し、みんなで応援していきましょう!

伊勢ケ濱親方から星くんへ期待を込めた激励メッセージ
 星君と初めて会った時、身体の大きさにびっくりしました(笑) そして、ただ大きいのではなく、中学3年生にしては、しっかり将来を見据えて相撲の稽古を積んでいるなと感じました。伊勢ケ濱部屋は横綱、大関、三役を数多く育てています。関取になれたのは、真面目に相撲に取り組み、一生懸命稽古した者です。 私は、星くんの稽古に対する姿勢、センスを見て、将来必ず関取になる器だと直感しました。本人も進学等悩んだと思いますが、伊勢ケ濱部屋に入門すると決めた以上、一場所でも早く関取になって、千葉明徳中学校初の横綱を目指して欲しいと思っています。

伊勢ケ濱部屋親方 伊勢ケ濱正也
第六十三代横綱 旭富士




【短期大学】

■◆■千葉明徳短期大学 教授 小久保 圭一郎■◆■

 ようやくのオンライン授業。不慣れな操作に四苦八苦しながら、毎日パソコンに向かっています。未だかつて経験したことのない授業の在り方を模索しながら、「あ、まだまだオレ成長できるかも」という感覚が、少しずつですが芽生えてきました。この感覚に、齢50手前にして知性がとても高揚しています。
 思い起こせば、前学長の箙光夫先生もそうでした。昨年亡くなる直前まで「学ぼう、成長しよう」という意欲満々だったように思います。(「小久保、お前…それは違うだろう」とお叱りを受けそうですが笑)
 晩年は、現役保育者のための研修に力を注いでいた箙先生。箙先生は御年になって初めて倉橋惣三氏の著書を読みました。保育に携わる者なら誰でもご存知、保育史上『超』がつくほどの有名人です。研修講座では毎回「最近小久保さんに借りて初めて倉橋惣三読んだけど、なかなかいいよなあ…」と嬉しそうに話していました。
 私はそこで「いまさらかよ!?」とつっこみを入れたくて仕方がなかったのですが(もっとも私が明徳に来た頃も「幼稚園教育要領なんか読んだことない」とおっしゃっていましたけど 笑)、御年になって初めて倉橋惣三に感銘を受けるって、なかなか魅力的な人生です。私も死ぬ前まで本を読み続け、学び成長したいと、箙先生を見ていて思います。(そういえば、箙先生は相当な読書家でした)
 時々、実習などで苦しむ学生に「ありのままでいいんだよ」と話している教職員を目にします。でもちょっと待って。「ありのまま」と「今のまま」は似ているけど違う、ということを、その学生は区別できていますか?「ありのままでいい」は、ともすれば「成長しなくていい」というメッセージともなります。今の学生たちのままで、成長しなくていいはずなんてありません。だってここは保育者養成校なのですから。正確に言ってあげるとするならば「ありのままでいいけど、今のままじゃダメだと思う」ではないでしょうか。
 何より、成長していくことの愉悦を知らずに生きていくなんて、人生の愉しみを半分しか知らないようなもの、お酒の愉しみを知らないと人生の半分を損しているようなものです。(そうそう、お酒の愉しみを教えてくれたのも箙先生でした)
 オンライン授業を通して「成長できるかも!?」という愉悦を感じながら、そうして人生を終え旅立った箙先生に思いを馳せるのでした。


【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2年3組担任) 伊東 孝寛■◆■

 11月7日(土)、私たち千葉明徳高等学校2学年特別進学コースは、福島県の英語研修施設 ブリティッシュヒルズへの語学研修に出発しました。昨今の新型コロナウィルスの感染拡大をうけ、全国ほとんどの学校が行事の変更を余儀なくされている状況の中、教職員や学校関係者の方々が知恵や力を貸して下さり、今回の研修が実現しました。毎朝の健康観察や昼食時のマナー、3密回避などを徹底し、無事に帰ってくることができました。学校の諸先生方、学園の方々、旅行関係業者の方々、そして今回の語学研修をお認め下さった保護者の方々におかれましては、深く感謝申し上げます。
 昨年度の台風被害の影響で秋の勉強合宿が中止になったため、生徒たちにとっては入学直後の勉強合宿以来の、久しぶりの宿泊行事であったということもあり、生徒たちは大いに研修を楽しみ、また全力で語学研修に挑みました。最終日、生徒たちは3分間の英語スピーチに挑み、3日間でさらに伸ばした英語力を発揮してくれました。普段の学校生活では見ることができない生徒の一面や、短期間で大きく成長していく姿を見ることができ、私にとっても充実した3日間となりました。
 今回の研修で得たものが将来、生徒の人生でどのように花開いていくのかとても楽しみです。あらためまして、今回のブリティッシュヒルズ語学研修に関わってくださった全ての皆様方に感謝申し上げます。ありがとうございました。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 石原 登志恵■◆■

10月27日(火)、「いいものみつけ」をテーマに、年少組の遠足を行いました。
 例年、親子で園外に遠足に出かけていましたが、今年度の遠足は、コロナ禍のため親子同伴ではなく、短大の深谷先生、古賀先生に協力をしていただきました。年少組3クラスは、学園内のわくわくの森、どんぐり山、松の森の3コースに分かれて探検を行いました。
 私のクラスは、深谷先生に引率をしていただき、わくわくの森へ出かけて行きました。幼稚園の園庭から出発し、きれいに紅葉したプラタナスの木の落ち葉を拾い、「いいものみつけ」が始まりました。正門を出て、中学校の中庭を通り校舎の裏側を通りぬけて行くと、カマキリやミノムシ、蜘蛛などの虫を見つけることができました。自然に恵まれた環境で園生活を送っている子どもたちは、カマキリを手にすることにも慣れており、目で見て、触って「きれいな目をしている」と言ってじっと眺めていました。
 わくわくの森に着くと、そこには竹やぶやさまざまな草木が茂っており、また切り株や丸太がありました。子どもたちは、わくわくの森で斜面を登り降りしたり、落ち葉拾い、虫探しをしたりしました。そのうちに、7~8メートルほどのつる草を発見しました。「先生、じゃが芋が採れるよ」と一人の子どもが言うと、他の子どもたちも集まってきて、次々につるを引っ張り始めました。その光景を見て『おおきなかぶ』のストーリーが脳裏に浮かびました。大きな芋は採れませんでしたが、簡単に抜けそうな根も大地にしっかりと根を張り、子どもたちの力にもびくともしない強さで根付いていました。子どもたちは、自然の力強さを身をもって体験することができました。
 それぞれのコースを探検してきた年少組の子どもたちは、お弁当を食べるために園庭で合流しました。秋晴れの中、保護者に作っていただいたお弁当を満面の笑みで食べ、楽しい遠足の一日を終えました。
 短大の先生と共に学園内を散策することで、新たな発見や喜びがあり、自然環境の豊かさを改めて感じました。また、明徳学園内の自然環境が、子どもたちの好奇心をかき立て、探究心を深め、日々の園生活の中で感動を得られているように感じます。
 今回、コロナ禍の中、短大の先生と連携して遠足を行うことができ、嬉しく思います。次の時代を担う子どもたちのためにも、今後も協力しあいながら、より良い環境の中で保育をしていきたいと思います。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■

 コロナ禍の今年は、春の遠足や献花式などの行事が中止になり、子どもたちに何か楽しい思い出を作ってあげたいという思いから、明徳学園へのバス遠足を行うことにしました。今回のバス遠足は、広い学園内で過ごす(ソーシャルディスタンス)ことや、公共交通機関ではなく学園バスを使用することで感染対策がとれると判断し、実施することとしました。年少児にとっては初めての、年中年長児にとっても1年ぶりのバス遠足ということもあり、何日も前から当日を楽しみにしながら遠足の準備をしていました。
 そして迎えた当日、スッキリと晴れた遠足日和の中、赤い学園バスに乗って出発!着いてすぐに中学校裏手側の林の中で、理事長ご夫妻にもお手伝いいただき、たき火で焼き芋の準備をしました。目の前で火が燃える光景を子どもたちは真剣な様子でジーっと見つめたり、煙のにおいをかいだり、サツマイモをたき火の中に入れると、「おいしくな~れ」とおまじないをかけたり、いろいろなことを考えたり感じたりする姿が見られました。
 その後は幼稚園の園庭で園児さんと一緒にリレーをしたり、園舎裏の森を探検したりしました。普段の公園よりも広くのびのびとした園庭で走り、初めは緊張した表情を見せていた子も子どもすぐに普段と同じように活発に動いて楽しんでいました。年長児は日ごろから年下児とオニごっこやリレーをすることも多いので、園児とのリレーはとても刺激になったようで、「もっと速くなるんだ!」とやる気に満ち溢れていました。探索ではかわいいドングリを見つけて気分が上がったり、アスレチックを楽しんだりと体を動かし続ける子どもたち。お腹がすくまで遊びは盛り上がりました。
 その後はできたての焼き芋やお弁当をみんなで一緒に食べたり、年長は理事長と一緒にカッパ池でザリガニ釣りをしたり、年少年中はもう一度探検に行ったりと時間いっぱいまで自然に触れて遊びました。事務局と短大でスタンプを押してもらい、遠足のやることリストは全て完了!バスの中でも「いっぱい走った」「焼き芋とたき火がすごい」「またお弁当作ってもらいたい」と楽しかったことを話し合うなど、子どもたちにとってかけがえのない思い出ができたようです。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました!



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(2歳児担当) 今井 美香■◆■

 2歳児の保育室は、朝・夕の時間外保育でも使用しています。やちまたこども園は、異年齢の子どもたちが関わりを持てる機会でもあるその時間を大切にしていきたいという思いを持って保育をしており、年齢の垣根を越えて交流することの難しさを肌で感じながら、園として何とかならないだろうかと考えて取り組んでいます。
 子どもたちの遊ぶ姿から、玩具は年齢や発達、その時の興味に合っているのか、また、落ち着いて遊べる空間・環境構成になっているのか等、意見を出し合いながら工夫を重ねてきました。そして、少しずつ異年齢(3・4・5歳児)の子どもの関わりが増えていったのですが、どうしても2歳児の子どもたちがうまく溶け込めていませんでした。
 そこで、関わりがもてるよう、2歳児の午睡の時間に5歳児の子どもたちに寝かしつけのお手伝いをお願いしてみることにしました。始めのうちは2歳児の子も緊張した様子で、「トントンしてもらう?」と声をかけると首を横に振る子もいましたが、日を追うごとに「今日、お兄さん来るかな?」「〇〇お姉さんまた来る?」と楽しみにする子が増え、トントンしてもらっている友だちの姿を興味深く見ている子もいました。
 これをきっかけに朝・夕の時間外保育の子どもたちの様子が驚くほど変わってきました。「〇〇お姉ちゃんみたいになりたい!」と憧れを抱き、自ら関わりを持ちはじめる子や、何となく傍で遊び始めたりする子など距離が近くなっていきました。5歳児の子どもたちも、自分が寝かしつけをした子に対しては特に気にかけてくれて、廊下ですれ違うと「〇〇ちゃん!」と声をかけてくれるようになりました。また、トイレで困っている姿が見られた時にはお世話をしようとしたり、「どうしたの?」と気遣ってくれたりと微笑ましい姿があちらこちらで見られるようになりました。
 5歳児の担当の先生に、寝かしつけでの子どものエピソードを写真を見せながら伝えたところ、クラスの中では見られない一面があるとの感想があがりました。そして、今回の活動を保護者に直接伝える機会を設けてくれました。保護者から、「うちの子はひとりっ子だから小さい子とうまく関わることができないと思っていた。でも、この経験から積極的な面や思いやりがあるということが分かって安心しました」という言葉をいただきました。この2歳児と5歳児の関わりの中でお互いによい刺激となったということが子どもの姿から感じ取れました。
 少子化により、兄弟関係を経験せずに成長する子どもが増えている中、さまざまな年齢の子どもたちと過ごす場である こども園で、自分より小さい子への接し方を覚えたり、大きい子に憧れたり、意欲的になったり、優しさを感じたりしながら、自分がしてもらった事を次は誰かに…と思えるような体験を大切にしていきたいと思います。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 林 央美■◆■

 11月から保育参観がスタートしました。12月までの2か月間、1日2組のペースで保育を見てもらいます。例年は保育参観ではなく、保育参加として実施してきましたが、今年は新型コロナウイルス感染症の感染予防対策から、同じ様な形式で実施することは難しい状況になりました。例年通りとはいかずとも、どういう方法なら実施できるのか、そもそも保育参加について私たち保育士の思いはどこにあるのか、保護者はどう思っているのか、そのようなことを考え、原点に振り返りながら今年度の実施内容を考えていきました。
 第一に、保護者の思いを確認するためアンケートを実施しました。結果、食事や午睡といった生活面、保育者や友達との関わり、遊びの様子等、園での姿を見たいという意見が多数あがりました。保育士側では、保育参加で保育に入ってもらうことで保育者と子どもの関わりを身近で見てもらい、我が子以外の子ども達の様子も知ってもらいながら、日々の連絡帳で知らせている事とつなげて保育を知ってほしい、また、保護者と子どもの姿を共有していくにあたっては、その子によって見てもらいたいポイントというものがある等、保育参加に対する思いも一つではなく多数ある事を確認しあいました。
 そこで、保護者と共有しながら保育につなげていくことの方法として、まずリアルタイムの保育を映像で見てもらうこととしました。個人情報保護の観点から、保護者の方には映像をカメラで写すことの無いようご協力いただき観てもらっています。
 あたりまえにやってきたことがあたりまえでなくなり、子どもの命をまもる保育の現場は緊張の連続です。だからこそ、これまでやってきた事の振り返りを行い、状況が変化しても大切にしていきたいもの、状況に応じて変化させていくものを職員全体で確認しあうことが必要であり、そのことでチームワークもより強固になって取り組んでいけるのではないかと感じています。

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