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学園ニュース

学園ニュース 2020年12月号(246号)

【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 堀内 絵理■◆■

 2020年に入って新型コロナウイルスが流行り、日本でも猛威を震い始めた4月のある日。子どもたちとお家ごっこをしていた時のこと、子ども「テレビみよう!」保育士「アンパンマンがいいな!ドラえもんにしようかな!」子ども「ニュースにしよう」保育士「えっ?」 そして、子どもたちから出た言葉は『本日の新型コロナウイルスの人数は…』でした。毎日ニュースで伝えられていたことでしたが、こんなごっこ遊びの中にも出てくるなんて!と驚きました。そして地域の放送でも毎日のように聞いていることもあり、何かのヒーローの名前のように2歳の子どもたちが『新型コロナウイルス』という言葉を口にし、そのことからも本当に大変なことになっていると実感しました。
 その後すぐ緊急事態宣言が発令され、休みが続き、久しぶりに会ったのは内科検診の日でした。元気そうにしている子どもたちに会えて嬉しかったのですが、こちらが間隔を空けて引いたテープの上にきちんと並びそして丁寧に手洗いを済ませている事にまた驚きました。手洗い、ソーシャルディスタンスが当たり前になっていたのです。保育園は『密』『スキンシップ』が常にあるところ。先日の研修で、ソーシャルディスタンスを保つことにより、人と触れあうことが汚い、嫌だと思ってしまう子どもになってしまわないか、人とは距離をとる、保つというスタイルになってしまわないかという話がありました。そんな子どもたちにはなってほしくない。保育士になってずっと大事にしてきたこと。それは子どもたちとのスキンシップです。ぎゅっと抱きしめたり、手を繋ぐ、くすぐり合ったり、膝の上に座ったり。そして保護者とのコミュニケーション!!行事を見直し、送迎時の伝達もなるべく短くと、コミュニケーションがとりずらくなっていることは今の課題でもありますが、反面そんな中でも嬉しいこともあります。それは、家族で過ごしたという話題が子どもたちから多く出ることです。家にいる時間が増えて家族との絆は強くなったのではないかと思います。
 まだしばらく続きそうな新型コロナウイルスとの戦い。引き続き感染には十分気をつけながら保育園ではスキンシップ、コミュニケーションを大事にとっていきたいと思います。子どもたちのことをたくさん抱きしめ、保護者との伝達時には要点をまとめて伝える。また一方的に伝えるのではなく、時には様子や悩みを聞く、そのために面談を設ける等、場も作りながら、保護者の方から話しやすい、話してもいいんだと思ってもらえるよう雰囲気づくりをしていきたいと思います。


【短期大学】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 鶴田 真二■◆■

■現代社会論とは
 現代社会論は通年で開講している卒業必修科目であり、全学生が最終学年(2年)に履修します。本授業は、全担当教員で行う総論と各担当教員で行う各論とで構成しており、総論では多角的に「現代社会」の外観を知り、各論では実際の社会を考察しています。各論は、少人数のゼミ形式で授業を展開し、座学だけでなく、短大が大事にしている「体験から学ぶ」ことを目的として担当教員のフィールドへ積極的に出ることを重視しています。また、本授業は一般教養科目であり、学生には保育は社会における営みの一つと伝えています。そうしたことから、各論では以下の通り、保育に限らず多様な視点をテーマに取り入れ、現代社会について考えることを試みています。
 <2020年度各論テーマ>
 1)芸術を教育・福祉へ
 2)現代社会の中の犯罪 ー同じ社会に生きる者としてー
 3)短大生のワイドショー
 4)現代社会における子ども、家庭の支援(*諸事情により今年度は開講せず)
 5)多様な背景をもつ外国人 / 多様な現実を生きる外国人
 6)「まちあるき」から社会を考える
 7)現代社会と関係する方法
■現代社会論の目標
 本授業の到達目標については、総論では以下のように設定しており、各論ではその目標に向けて様々なことに取り組んでいます。
 ●現代社会を構成する諸々の事象を通じ、その現状と、事象と事象の相互関係を理解するとともに意見表明できる。
 ●保育者である前に社会構成員の一人として現代社会の課題と、今後の社会に必要な「もの」を意識して発進できる。
 ●学生自ら生活を営む現代社会を探究して実際の保育、子育て支援に反映できる。
■各論「多様な背景をもつ外国人 /多様な現実を生きる外国人」の紹介
 ここでは、日本に生きる外国人をテーマにしている各論を紹介します。本各論では、外国人の目を借りてこの社会を見ることを試みています。前期は主に、そもそも日本では「日本人」と「外国人」はどのように作られ今に至っているのか、何をもってして両者を分けるのか、また、日本に生きるうえで「日本人」であることと「外国人」であることはどのような意味を持つのかなどについて、歴史的・制度的な面からだけではなく、無意識的・意識的な面からも探っていきます。そして、後期は前期の学びを基に実際にフィールドへ出かけてこの社会の現実を見つめます。具体的には、外国人を収容する施設「東日本入国管理センター」にて被収容者と面会をしています。
 本各論の最終的な目標は、自分なりの理想とする社会について考えることとしています。社会を構成する一員として、学生にはこの社会を自分の目で見つめるための視点を獲得してほしいと願っています。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 中野 望■◆■

 短大アドミッションセンターの長嶋さん、増田さんから「中庭にみかんがたくさんできたから採りにおいで」と嬉しいお誘いがありました。それを子どもたちに伝えると、「行く行く!!」と大喜び。早速、中庭におじゃますると、たくさんのみかんが木になっているのを見て、採り方を保育者が伝えていなくても引っ張ったり、ねじったりして無我夢中でみかんを採り始めた子どもたち。たくさん採れたみかんは給食室に自分たちで届け、その日のおやつで食べました。「甘い!」「すっぱい!」とそれぞれ自分が食べたみかんの味を教えてくれた子どもたち、実は、中庭から帰ってくる時に「今度は焼き芋をしようね」と増田さんから嬉しいお誘いを受けていました。
 子どもたちも「先生、お芋いつ行く?」と首を長くして焼き芋ができる日を楽しみに待っていました。いざ、お約束の日。残念ながら、その日は雨。子どもたちの気持ちは焼き芋でいっぱいだったので、1日中、窓越しに外を眺めては「雨やまないね」と残念そうにしていました。
 それから数日後、晴れた日に中庭に行くと、増田さんと長嶋さんがすでに火を熾してくれていました。すぐに食べることができると思っていた子もいましたが、長嶋さんが枝をたくさん集めているのを見て、その時はなぜ集めているのかわ分からないけれど真似をして集め始めました。たくさん枝を集めて持って行くと「よし!いい仕事したな」と長嶋さんが声をかけてくれ、大喜びの子どもたち。また、「空気は火のごちそう」と教えてもらったことで1つしかないうちわで順番に扇いで火を熾して、芋が焼けるまでの間もそれぞれの役目を果たしているような子どもたちの姿に驚きました。芋が焼けると「早く!早く!」と焼きたての芋を食べたくて、すぐにテーブルに集まってきた子どもたち。口に入れると「おいしい」と声をそろえ、あっという間にぺろりと食べてしまい、「おかわりー!」の声がいろいろなところから聞こえ、給食前なのに3個も食べた子もいました。「みんなでお外で食べるとおいしいね」「おいしくていっぱい食べちゃったからもう給食いらないね」といつもとは違う子どもたちの声が微笑ましく、とてもすてきな表情をしていました。
 帰り道もずっと「楽しかったー」と言っていて、そんな子どもたちを見て、私自身も嬉しくなりました。帰り道もずっと「楽しかったー」と言っていた子どもたちは給食を食べながら次は何を持って行って焼こうかと大盛り上がり。「みかん」「マスカット」「ごはん」…子どもたちの夢は膨らむばかり。その日は次の機会を楽しみに午睡に入りました。後日、散歩に行く途中、増田さんを見かけると「この前はありがとうございました」「お芋おいしかったー」「またやろうね」と話しかけ、次を楽しみにしている様子でした。
 長嶋さん、増田さんに感謝です。ありがとうございました。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(生徒指導部) 彦田 勇人■◆■

 令和2年11月26日(木)、生徒会役員選挙が実施された。今年度は各役員の募集人数に対して立候補者数が定員に収まったため信任投票が行われた。投票方法は本校の特色のICTを活かし、Googleフォームを基盤として集計をした。有権者に対する投票率は96.2%であり、各立候補者に対する信任票も3分の2を超えたため全員の信任が可決された。
 新生徒会役員を代表して生徒会長の𠮷村真白さんに所信表明の言葉をもらった。「この度、生徒会会長になりました吉村真白です。私は昨年度から生徒会会計として活動し、そこで、この学校に足りないものをたくさん見てきました。その中でも、私が今年特に力を入れていきたいのは委員会の活発化です。委員会活動を通して、生徒全員が自発的に、そして積極的に行動できるような学校を作っていきたいと思っています。以上を目標とし、百折不撓に精進して参ります。」
 新役員の7人のうち4人が1年生でありフレッシュな生徒会本部となった。しかし、昨年度・今年度と生徒会を支えて引っ張ってきた2年生が生徒会の大役を拝する盤石な布陣となった。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 坂口 聡美■◆■

 先月中旬より、年長児の午睡がなくなりました。これは就学に向けて、学校生活のリズムに慣れるように≪年長活動≫として、毎年おこなっています。
 同時に、年長児の≪特別感≫も持てるように年少・年中児のお昼寝のお手伝いをしたり、隣の部屋でゲーム遊びや文字遊びをした後、散歩に出掛けたりもしています。この特別感から、年長としての自覚や就学への心構えが育っているのが日に日にみえてきています。
 また、この時間を利用して就学に不安を感じていたり、情緒が不安定になったりしているお子さんについては、じっくりとかかわり、気持ちの安定を図っています。そうすることで今、世の中でよく耳にする≪小1プロブレム≫を少しでも予防できるような関わりを心がけています。
 散歩での引率は(3歳)以上児クラスの担任とその他のクラスの職員が1名ずつ入ります。子ども達も出かける前に「今日は誰先生?」と、普段クラスに入らない職員とのふれあいを楽しみにしてくれているようです。
 主に未満児クラスに入っている私にとっては、年長児との会話は新鮮です。次から次へと話がふくらみ、今子ども達がどんなものに興味を持っているかなども知ることができ、楽しいおしゃべりのひと時を過ごしています。
 公園に着くとすぐに、それぞれが好きな遊具で遊び始めます。遊具は普段行く公園よりも高度なものが多いのですが、それほど手助けをしなくても自信をもってうんていや鉄棒などに挑戦している子ども達を見ると、本当に成長を感じます。「先生もやろう!」と誘ってくれますが、うんていなどは全然進むことができません。(昔は“サル”とあだ名されていたというのに…)
 逆に子ども達から「がんばってー!ほらそこで片手だけ離すんだよ」などとアドバイスを受ける始末…。それでも子ども達とめいっぱい体を動かして遊ぶことは本当に爽快です。
 年長活動の付き添い日は、「さあ!今日はどこに行こうかな?何しようかな?」とワクワクするからか、事前の仕事も心なしか効率よく進められるような気がします。もうすぐ巣立つ子ども達との残り少ないふれあいの時間をかみしめて楽しんでいこうと思います。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 主査保育教諭(1歳児担任) 金光 知恵子■◆■

 11月に乳児の保育参観がありました。今年は新型コロナウイルス感染症の対策から、乳児は運動会へ参加せず、その代わり別日に運動的要素を取り入れた保育参観を行いました。
 1歳児すみれ組の保育参観では、子ども達が大好きな絵本『くだものさん』を遊びの中に取り入れ、親子でおんぶをして果物狩りを行ったり、マットやトンネルなど日頃子どもたちが楽しんでいることを保護者の方にも一緒に楽しんでもらおうと計画しました。
 当日の子どもたちは、保護者の方がいらっしゃるということで、とても嬉しそうに抱っこをしてもらったり、膝の上に座って朝の牛乳を飲んだりと喜んでいる様子が見られました。
 そして、次に予め環境設定を行っておいたホールへ移動すると、保護者の元を離れて自分の好きな所へ遊びに行く姿が見られました。さらに、友達が遊んでいる方へ行ったりと友達同士での関わりも楽しんでいました。その後、親子での触れ合い遊びもはさみ、親から離れて自分の好きなことを楽しむ姿も見られたりと、4月から8カ月間の成長を改めて感じることができ、担任にとっても有意義な時間となりました。
 安心できる保護者に見守られ、いつもと同じ場所で、いつもと同じように過ごせた事で、子どもたちも安心して普段通りの姿でゆっくりと楽しむことが出来たのではないかと思います。
 保護者の方も自分の子どもがどんな風に遊んでいるのか?普段、園ではどんな風に過ごしているのか?などを見たいという気持ちもあったと思いますし、保育参観形式にしたからこそそういった姿を見せられ、良かったなと感じました。また、今回の保育参観は、普段仕事を抱え忙しく一日を過ごしている保護者の方にとっても、子どもたちとゆっくり過ごせ、良い時間になったのではないかと感じています。
 子どもたちにとっても保護者の方と過ごした時間は楽しい時間だったようで、保育参観が終わった翌日以降も「ここ(お部屋に)にママがきた」と嬉しそうに話してくれました。
 今年は、新型コロナウイルス感染症の対策により様々な制限があり、運動的要素を取り入れた保育参観を実施ましたが、そのことでこれまでの運動会では見られなかった子どもたちの姿を見せることができたのではないかと感じています。
 今回の保育参観が子どもたちや保護者にとって、心に残る日になったことを嬉しく思います。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 林 直樹■◆■

 現在、中学2年生は、総合学習の時間に『課題研究メソッドStart Book』というテキストを使い、来年度の「課題研究論文」に向けた準備を進めています。
「課題研究論文」とは、中学3年生が取り組む総合学習のことで、生徒一人ひとりが1年間自分の関心のあるテーマに向き合い、その研究成果を8,000~10,000字程度の論文にまとめるものです。中学2年生は、10月の「明実祭」での「土と生命の学習」ポスターセッションを終えて、班活動中心の「土と生命の学習」を修了しました。中学1・2年生の間の「発掘課程」では、他者との協働的な学習に重きを置き、問いを教員側が与える、班活動が中心の探究活動でしたが、次の2年間の「磨き課程」では、生徒一人ひとりがそれぞれ自ら課題を設定していく段階へと進化していきます。その中心となる学習課題が、「課題研究論文」となります。中学2年生では、そのスタートを切るために、2年生のうちに、各自が研究テーマを設定する所まで取り組んでいます。
しかし、「課題研究」と言ってみても、中学生の生徒には乗り越えるハードルが多く存在します。今年度の最終目標は、各自のテーマ設定という所ですが、そのためには、まず、様々な先行研究を調査し、自分が関心のあるテーマは何か探し出さなければなりません。現在使用している『課題研究メソッドStart Book』では、そのために、以下のような章立てで、課題研究にスムーズに取り組めるよう、情報をいかに集めてどう分析し、自らの問いへとつなげていくのかというプログラムが作られています。
・第1章:情報を集めよう
・第2章:情報を整理しよう
・第3章:問いを立てよう
・第4章:研究テーマを決めよう
・第5章:リサーチクエスチョンと仮説を立てよう
 最近の生徒は、スマートフォンの普及により、以前より読書をする機会が少なくなったように感じています。今後は、こうした取り組みを通じて、生徒に先行研究調査を促し、研究テーマの設定へと導いていきたいと考えております。



【法人】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 12月12日(土)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり概要を報告します。

-理事会-
理事8名出席、監事2名参加のもと、9時30分から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事、監事、評議員の選任について
第2議案 その他
■報告事項
1.その他

-評議員会-
評議員35名出席、監事2名参加のもと、10時00分より学園本館会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事、監事、評議員の選任について
第2議案 令和2年度第一次補正予算について
第3議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.千葉明徳学園 第2グラウンド用地整備に関する進捗状況について
3.新型コロナウイルス感染に関する状況報告について
4.その他
 

-理事会-
理事8名出席、監事2名参加のもと、12時30分から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 令和2年度第一次補正予算について
第2議案 千葉明徳短期大学 学長の選任について
第3議案 千葉明徳学園 定年規程の改定について
第4議案 千葉明徳短期大学チャレンジ入学金減免規程並びに保育技術検定入学金減免規程の新設について
第5議案 千葉明徳学園 育児休業規程、介護休業規程の一部改定について
第6議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.第二グラウンド用地整備に関する進捗状況について
3.新型コロナウイルス感染に関する状況報告について
4.常任理事会報告について
5.その他

【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 12月5日(土)、千葉市文化センター アートホールにて第51回千葉県私学教育功労者表彰式典が行われ、高等学校 山下秀人教頭、山下香子教諭、法人事務局 網江弘美経理課長、短期大学 田仲由依子事務課長が表彰を受けました。また、同式典において高等学校 梅澤俊秀副校長に千葉県知事感謝状が授与されました。表彰を受けた皆様、おめでとうございます。


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