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学園ニュース

学園ニュース 2021年3月号(249号)

【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 翁長 翔平■◆■

 去る3月1日、高校3年生353名は無事卒業式を迎えました。
 緊急事態宣言が発令されている中ということもあり、昨年度と同様に規模を縮小しての挙行となりましたが、こうしてこの日を迎えられたことに心より感謝申し上げます。私は中高一貫コース5期生の担任として、生徒と共に6年間走ってきました。この6年間は毎日が悪戦苦闘の連続であり、生徒、保護者の方をはじめ多くの教職員の皆さまにご迷惑をおかけしたのではないかと思います。しかし、私自身はこの6年間の生徒との関わりから、多くのことを学ぶことができました。その中でも「生徒の特性を見る」ことは大きなポイントであったと思います。
 生徒たちには「特技を1つ見つけて磨く」ことに重点をおいて話してきました。本学の建学の精神の中にある「明徳」とは、人が生まれながらに持つ優れた性質のことです。これを中高の6年間で見つけることが担任としての役割の1つと考え、生徒と関わってきました。しかし、教員が一方的に話をしたり、情報を提示したりするだけでは生徒自身が自ら考えなくなってしまうこともありました。そこで、生徒の考えや将来の展望を傾聴し、どうすればそこに近づけるかを一緒に考えたことで、少しずつ生徒自身が自分で方法を模索したり、自身の特技を見つけたりしようと動くようになりました。その中でも、生徒たち自身が四苦八苦する場面も多くありましたが、そのたびに生徒の考えに耳を傾け、共に考えてきました。生徒たちが将来どのような形で社会に貢献できるかは、現時点ではまだ分かりませんが、数十年後の卒業生の活躍に期待をしたいと思います。今はそのときを楽しみに、この6年間の経験を次の生徒たちに活かすことが、私に課せられた使命だと実感しています。
 末筆ながら、改めて、中高一貫コース5期生と関わってくださったすべての皆さまに御礼申し上げます。引き続き、卒業生の更なる活躍を応援していただければ幸いです。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 五十嵐 実季■◆■

 3月13日(土)、クラス毎に卒園式を行いました。
 天気予報で春の嵐と言われていた通り、雨、風の強いあいにくの天気。登園してきた子どもたちはいつもと違い緊張した面持ちでしたが、クラスの友だちと会うと笑顔になり「おはよう」と声をかけあったり、カメラマンに向かってポーズをしたりしているうちに表情が和らいでいきました。
 式前には各クラスで歌を歌ったり、かけ声をかけたりして心を一つに。会場手前の廊下では担当職員と子どもたちでアイコンタクトをとり、いい緊張感をもって会場の中へと歩いていきました。
 着席した子どもたちはまっすぐ前を向き、次なる自分たちの出番に緊張している様子でしたが、証書授与の時には担任から呼名されると自信をもって返事をし、園長先生からいただいた証書を高々と掲げ、さすが年長組と感じられる立派な姿でした。
 子どもたちが好きな虫の絵を使いながら話をしてくださった理事長先生の祝辞では、子どもたちの緊張感が少し和らぎ、その後の別れの歌と言葉の際には会場に響く声で歌うことができました。聞いている方々に、子どもたちの“今までありがとう”“これからもがんばるね”という気持ちが伝わったように思います。
 式の最後は、会場にいる皆さんからの温かい拍手をいただき、背筋を伸ばし自信をもって会場を後にする子どもたちの姿に胸が熱くなりました。
 式が終わった時は、やりきった晴れ晴れとした表情の子もいれば、「さみしいよ」と泣いている子もいました。「いつでも来ていいんだよ。待ってるね」「また遊びにきてね。」その言葉で笑顔になり、98名の子どもたちは笑顔で巣立っていきました。
 今年度は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大を防ぐためにさまざまな行事で制限がかかりました。式典も短い時間の中でという条件がありましたが、最後の式はやはり子どもたちにとっても保護者の方々にとっても思い出深いものにしたい・・・そういう職員の思いがあり、何度も何度も検討を重ねてきました。3クラスでの卒園式はかないませんでしたが、各クラス保護者の方やたくさんの職員にお祝いしていただき、心に残る卒園式となりました。この日までご協力いただいた先生方、本当にありがとうございました。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 佐久間 大氣■◆■

 今年も周りの先生方に助けていただいた1年でした。
 本当にあっという間でした。今年度は生徒や保護者と最前線で関わることとなり、仕事に対する責任がさらに重く、毎日不安な日々でした。さらに新型コロナウイルスによる影響が拍車を掛けました。入学式に始まり、1学期は対面授業がオンライン授業へと代わり、多くの行事が中止となりました。日々の生活では、全員が1日中マスクをし、給食も前を向いて食べていたので、会っているのに何とも寂しい感じがしました。このように通常の担任業務を行うことが出来ず、非常にもどかしい日々でした。
 新年度が始まる前、不安でいっぱいで、多くの学級経営に関する本を読みました。しかし読めば読むほど不安は募っていきました。そんな中、周りの先生方から経験を積めば大丈夫と声をかけて頂き、若いうちにたくさんの失敗をしようと前向きに考えました。
 今年の中学1学年の目標は基本的な生活習慣を身に付け、学校のルールを理解し、守ることでした。担任として私が意識したことは主に3つあります。1つ目は「矛盾をしない」ことです。生徒に対して言ったことを自分自身が守れていなければ、生徒の信頼を失ってしまうからです。どんなに忙しくとも、授業開始5分前に教室にいるように心掛けました。時間や約束を守らない生徒には毅然と対応しました。2つ目は生徒たちの話をよく聞くことです。頭ごなしに叱ったところで意味がありません。生徒も自分たちなりに色々と考えて行動している場合が多いのです。3つ目は保護者と信頼関係を構築することです。今年度は特に保護者との交流が少ないため、積極的に家庭連絡を行い情報共有しました。初めての保護者会は非常に緊張しましたが、子供が毎日楽しく通っていて嬉しいとの声を頂きました。毎日いろいろなことがありますが、一人ひとりの成長を間近で見ることが出来るので、非常に有意義に過ごしています。コロナ禍が一日でも早く収束することを願い、これからも精進していきたいと思います。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 教授 佐藤 隆司■◆■

 学びの成果発表会は、文字どおり、2年生が短大生活の総まとめとして「2年間の学び」を発表する一大イベントです。
 具体的に、2年生のゼミ(前期は専門総合演習、後期は卒業演習)で学んだこと、学生の興味・関心があるテ-マを一つの形にして発表します。もちろん、主体は学生による学生のための発表会です。
 同発表会の一目的には次年度のゼミ履修のため、直接1年生に、2年生の取り組んだ成果を披露することもあります。しかし、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止(三密回避)のため、発表会の規模を縮小せざるを得なく、1年生に2年生の発表する勇姿を披露することが叶わなくなりました。残念の一言です。
 しかし、ピンチはチャンス。遠隔授業のためのツ-ル“グ-グルクラスル-ム”に各ゼミの1年間の取り組み状況を取り纏め、公開することとしました。規模は小さくなったものの、繰り返しの閲覧は可能です。1年生には保育に関わる多種多様な専門分野の取り組みを感じ取り、自身の学びの参考とすることを期待しています。
 なお、発表会当日は、動画発表あり、ポスタ-発表あり、また、模擬授業あり、模擬ケ-スカンファレンスあり、楽しく真剣に「2年間の学び」を振り返り、自信溢れる学生の表情に「成長」の二文字を実感しました。2年生の皆さん、2年間の成果は将来役立つものばかり。皆さんの今後のご活躍を祈念しております。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 今井 綾子■◆■

 進級に向けて、移行する機会を多く持つようになるこの時期は、子どもたちのお兄さん・お姉さんパワーがキラキラ輝いています。
 私が担任している、たんぽぽ組は1、2歳児混合なので、2歳児は以上児クラスと一緒に戸外へ出たり、給食を食べたりしています。始めはドキドキした顔や『これで合っているかな?』という姿が見られましたが、年上児に優しく声を掛けられたり、遊びに誘われたりすることで次第に笑顔が見られるようになってきました。そして自分のクラスに戻る頃には「明日も、さくら組さんと遊びに行けるかな?」「もっと遊びたい」「さくら組さんってすごいね!」など、年上児に憧れを持ち、次回を楽しみにしています。
 1歳児は、0歳児と過ごすことが多くなりました。2歳児と過ごしている時は、欲しい玩具を取ってしまったり、自分の気持ちを押し通そうとしたりする姿が多く見られましたが、年下児と過ごしている時は、顔を覗き込んで「○○ちゃん!」と笑いかけてあやしてあげたり、ギュッと抱きしめたり、玩具を渡してあげたりと、お世話をしてあげたいという気持ちが見られます。今までは自分が年上児にしてもらっていた事を、今度は年下児にしてあげたいという大切な姿です。そして、『保育者や年上児と同じことがしたい』という気持ちがより強くなってきているので、『自分で』という気持ちを大切に見守り、出来たという成功体験に繋げています。
 昨年度までは、保育参観や個人面談などで、保護者の方とじっくりと話す機会もありましたが、このコロナ禍で「送迎時間を短めに」とお願いをしている中、短い時間で子どもたちの姿を伝え、情報共有する難しさを感じながら『どうしたらできるのか?伝えられるのか?』と日々、試行錯誤しています。『こんな状況だったから仕方がないよね』と終わらせるのではなく、職員同士で考えながら、子どもたちや保護者の方が進級して困ることのないように、今できることを日々進めています。子どもたちの大切な時間を共に過ごしていく中で、小さな気づきや成長を見つけ、みんなで喜びあえるような保育をこれからもしていきたいと思います。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 渡邊 絵里梨■◆■

 新型コロナウイルスが猛威をふるい始めた頃から職員間で話し合いを行い、どのように子どもたちを守っていくか、どのような感染対策を行えば良いかの他に、『保護者とのやり取りはどのようにしていくか』を考えてきました。
 これまでは、迎え時に保育室内に入り子ども達の遊ぶ様子や友達と関わる様子を直に見ることが出来ていた保護者に対して、保育室内への出入りは取りやめ、廊下での受け渡しへと変更していきました。その廊下でも保護者の方には腰を据えて準備をするのでは無く、手短に済ませてもらえるよう言葉をかけていく日々でした。
 しかし、迎えラッシュの時間帯は玄関チャイムが次々に鳴り、廊下に居る人が多く感じられることもあり、その中で子どもの様子を伝える私達保育者も“分かりやすく、長くならないように”と考えて伝えていきましたが、これまでは送り迎えの際の雑談の中からちょっとした不安や悩みを聞き取っており、そのように時間を持ってしっかりと向き合う機会を作ることの難しさを感じていました。
 そんな中、園での様子を伝える手段として、年間を通して行っていた保育参加という形から、リアルタイムでビデオ上映するという新しい試みの保育参観へと変更し、11月、12月の2か月間で行うこととしました。参加した保護者からは「園での姿が見られた」「家と同じ、ちがう」「こんな事も出来るのですね」と色々な場面を発見してもらう事が出来ました。
 私達保育者も保護者と話し合いができ、共通理解を深める事が出来る良い機会となりました。手紙や口頭など、伝え方は様々ありますが、今回のコロナ渦での保育参観という試みは成功したように感じています。
 今後も保護者の不安や悩みを汲み取る為にはどうしたらよいかを職員皆で話し合い考えていくと共に、日々の連絡帳でのやり取り、送迎時の受け答えでも子どもの様子を伝えられるよう、意識して取り組んでいきたいです。


【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(4歳児担任) 中野 康之■◆■

 近隣の畑や公園に出かけるときに優しく手を繋いでくれたことや一緒に遊ぶ中で遊びを盛りあげてくれたり遊び方を教えたりしてくれたことで4歳児クラスの子ども達にとってとても大きな存在だった年長児。
 また、運動会や育ちを祝う会等の園行事で見せる姿に“かっこいい”“すごい”と驚嘆し、“自分たちでもやってみたい”や“あんな風になりたい”と思う気持ちが強くなり、憧れる存在となっていまきました。
 そんな憧れの年長児が卒園する前に、一年間を振り返りながら年長児への思いを手紙にしたり、お別れ会といった集まりを開き、自分達の気持ちを伝えられる機会を設けました。子ども達はいつも一緒にいてくれた年長児がいなくなることの寂しさを感じながらも、今度は自分達が年長となるということを意識することが増え、子どもたちの話の中に進級を心待ちにする声が聞こえてくるようになりました。
 そこで、クラスの中で改めて子ども達に進級についての話をした時、「年長になったらどんなことをしたいか」と聞いてみると、自分ができるようになりたいことや間近で見てきてやってみたいと思うことがたくさん出てくる中で、「小さい子達の手伝いや優しく関わること」など子ども達からの声として聞こえてきました。子どもたちから年長へとなることの自覚が感じられ、自信に溢れている姿にこれからますます頼もしい存在となっていくように感じました。
 4歳児クラスの子ども達が今年度の年長児からいろいろなことを吸収し、引き継いだことを来年度にまた繋げてくれることを楽しみに、今年度の残りの時間の中で、年長になる期待をより大きく持てるよう過ごしていきたいと思います。

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