どんな時代も自らの意志で人生を切り拓く『行動する哲人』を目指して
社会のAI化とグローバル化が加速をつけて進む中、コロナ禍の感染拡大に直面し、世界はさらに大きく揺れ動いています。あらゆるものを取り巻く環境が目まぐるしく変化し、将来の予測が困難なこの時代に、教育はどのような人間像を目指して行われるべきでしょうか?
千葉明徳では、建学の精神に則り、『知』を高めて社会に貢献できる『行動する哲人』を目標に教育を展開してきました。その柱となるのは、『思考する学び』です。知識を蓄積するだけでなく、自ら思考し、その考えを表明し合い、周囲と学び合うことこそ、現在から未来に向かって持続可能な社会を実現するために、必要な力を培う源になると考えているからです。
授業は、一方的な講義にとどまらず、様々な知識や体験を土台として、生徒自身が課題を見出し、情報を収集し、分析し、表現する中で、課題を解決する力を身に付けていく『学びの場』です。各教科で工夫を凝らし、『思考する学び』を実現します。学校行事は、生徒同士が仲間と話し合い、考え合いながら、主体的に学び合う関係を共有する『学びの場』です。与えられたものをこなすのではなく、生徒が自分たちの手でつくり上げる経験を通して達成感を味わい、創造力を身に付けます。そして進路学習は、一人ひとりの生徒が自分自身について深く考察し、自らの進むべき道を選んでいく『学びの場』です。3コースともキャリア教育に力を入れ、高校生のビジネスコンテストや企業からのミッションに取り組む大会に挑戦したり、競技大会の運営や裏方に携わるなど、それぞれの特性に合わせたプログラムを用意しています。
どの活動も、わくわくドキドキの刺激に満ち、新たな自分に出会うきっかけになるはずです。ぜひ皆さんも、私たちとともに『思考する学び』で未来に向かいましょう。
千葉明徳中学校・高等学校 校長 園部 茂
(令和5年度より、宮下和彦が就任します)