進路指導

6年一貫教育により実現した進路
(文理両道のリベラルアーツとグローバル教育)
開校から13年。これまでに242名の生徒が卒業していきました。本校の一貫教育が実を結んだその進路は幅広く、志は高いものでした。そんな卒業生たちを導いたのは6年間で将来を広く深く考える「キャリア教育」と、そこで見つかった“夢”を現実に変える確かな「学習指導」。この経験・実績を踏まえ、本校はさらにプログラムを発展させ、一層の飛躍を遂げます。そして、そこで主役になるのはあなた自身。本校で“あなたの夢”を探し、叶えてみませんか。
学力推移の把握と志望校の調整
中学入試から始まり、中学課程から高校課程まで通して取り組む実力テストの結果をもとに、学力の推移を一貫コースとして把握。担任と教科担当、副担任とがチームとなり、伸びているところ、苦手としているところを、生徒本人と共に分析し、志望大学合格に向けて取り組みます。中高一貫コースの職員室は進路指導室を兼ねており、専門の教職員が常駐すると共に、豊富な資料を取り揃えています。

キャリア教育
POINT 01他コースと他流試合 目標大学レベル別の授業
6年生の特定教科や補習は、本校の特別進学コースと混合の、目標大学レベル別特別編成。お互いに切磋琢磨して学力と向上心を高め合います。
POINT 02”シゴト”の哲学を知る『キャリアセミナー・企業訪問』
1、2年ではグループワークを通して「働くとは、どういうことなのか」を考えます。3、4年では実際の企業をグループで訪れ、見学したことをレポートにまとめます。エイベックスやキヤノン、サイボウズ等といったトップ企業に協力していただいています。
POINT 03“夢”を叶える大学を探せ 4年の『キャリアデザイン』
将来の目標を叶えるためにはどんな大学をめざせばいいのか。オープンキャンパスに参加し、プレゼンでレポートします。後輩の3年生にも発表を見てもらい、意識を高めます。
学習指導
POINT 01“夢”に備えて基礎堅め万全のカリキュラム
どんな“夢”を抱いても目標に届くよう、基礎基本固めは万全。習熟度別の授業や補習・高度な特別講座・e-learning教材「スタディサプリ」等、1人ひとりの可能性を最大限に伸ばします。
POINT 02先輩からの刺激が成長を促す 「春のオリエンテーション合宿」
一貫コースの2年生・4年生が一同に参加する2泊3日の勉強合宿。中学生にとっては、高校生が勉強に取り組む姿を間近で見ることが刺激になるとともに、自分の目標を見つけるきっかけにもなります。
POINT 03学習習慣を育成し、努力が「当たり前」に
日々の「朝テスト」と「放課後補習」で、生徒自身の学習習慣を涵養。「朝テスト」「定期考査」「模試」という小さなハードルを跳んでいるうちに、大学入試という大きなハードルに挑む自信がついてきます。
教員メッセージ

6年間の「かかわり」の中で多様な進路実現をめざそう
- 中高一貫コース長 林 直樹先生
- 中高一貫コースについて,卒業生はよく「家族」という表現を使います。18歳で卒業するまでの6年間,人生の3分の1を多くの先生や同級生と共に過ごしていきます。その「かかわり」の中で,皆さんは進路実現を目指していきます。本校の総合学習も「土と生命の学習」でのテーマ別班活動から始まり,「課題研究論文」のゼミ活動や高校課程の「探究活動」など,いずれも多くの人と「かかわり」ながら関心を広げ,深化させ,進路実現につなげていきます。こうした学校生活では,多くの失敗や悩みも尽きないと思います。しかし,「かかわり」の中で生まれた多くの人との信頼関係は,皆さんの大きな支えとなり,一生の財産となるでしょう。2022年度からは,卒業生との交流のための「ホームカミングデー」も始まりました。在校生の皆さんも,これから入学する皆さんも,多くの人と関わりながら自らの進路実現をめざしていきましょう。
卒業生メッセージ

ともに成長した仲間と一生続く関係を築いた
- T.Tさん(2019年度卒)
茨城大学農学部 - 学習面では、中高一貫ということで授業進度が速く、ときには中学校で高校段階の内容を学ぶこともあり、大学受験の勉強を始める際のアドバンテージになったと思います。プレゼンテーションの機会も多かったので、人前に立つことにも慣れ、ICTを活用して、さらにレベルアップすることができました。先生方は熱血で、いつも親身になって指導してくれました。センター試験後の受験校選択でも相談に乗ってもらえてありがたかったです。中学校ではサッカー部、高校は山岳部と部活動も楽しみ、文化祭などの行事には仲間と協力して取り組んで忘れられない思い出もたくさんできました。ともに成長した友だちの存在は大きく、一生続く関係が築けたと思います。

実験やプレゼンの機会も多く、現在の研究につながる力を培った
- R.Oさん(2018年度卒)
千葉大学工学部 - 千葉明徳は理系の授業が充実していて、さらに研究者気質の先生方が自ら楽しんで授業をしてくれたことから、物理や化学への興味が深まりました。前は不思議に感じたことが解明されたり、何とも思わなかったことに実は謎があると気づいたり、そうした発見の連続がとてもおもしろいと思っています。中学校のころから、実験したり、「まとめて書いて発表する」機会も多く、物事を順序だてて行うことやテーマを決めて研究する姿勢、発信する力など、現在の大学での研究生活にもつながる力を培うことができました。高校受験がないので先取りしながら余裕を持って学べたし、科目によっては能力別の指導もあり、自分に合うレベルで学べたのもよかったです。

先生の言葉を教訓に未来を大きく広げることができた
- A.Nさん(2019年度卒)
東京理科大学経営学部 - 千葉明徳での6年間、フレンドリーな先生と個性豊かな友だちに囲まれて楽しく充実した学校生活を送ることができました。授業は先生からの一方的な講義より、ディスカッションや発表の機会が多く、思考力や発信力がつくとともに人前で話すことにも抵抗がなくなりました。いちばん大きかったのは、いつも人の目を気にして行動してしまう私に、「自由に生きることが大切だよ」と言ってくれた先生の存在です。その言葉を教訓に、私大文系志望でありながら受験科目に好きな数学を選択し、さらに数学への興味を深めて理科大の経営学部に進むことを決めました。数学で培った論理力を英語や国語の勉強にも活かし、未来を広げることができたと思っています。

千葉明徳で英語への興味が深まり、将来の道が見えてきた
- H.Mさん(2018年度卒)
明治大学 国際日本学部 - 将来やりたいことがたくさんあってなかなか絞り切れなかった私が、国際関係に気持ちを固めたのは、千葉明徳の授業で英語への興味を深めるとともに海外研修などで実際に異文化に触れて視野を広げることができたから。先生は生徒一人ひとりと向き合い、どんな人間になりたいかを一緒に考えてくれました。英検も先生が毎日ライティングの添削をしてくれて、高3の6月に準1級を取得できました。また大学受験では、先生が手厚く指導してくれただけでなく、先に推薦で進路の決まった友だちも最後まで協力し、励ましてくれました。中学のころは友だちと揉めることもありましたが、それを乗り越えたからこそ、精神的にも成長し、絆も深まったと感じています。

積極的な性格になり、視野を広げてくれた6年間
- R.Tさん(2018年卒業)
上智大学法学部法律学科 - 明徳に入る前は新しい学校だなという程度しか知らなかったのですが、入ってからはとても魅力ある学校だと思いました。入学前は率先して行動するタイプではなかったのですが、学級委員や生徒会長になるなど積極的な性格に変わっていきました。私は推薦で上智大学に受かったのですが、その英語力を培うきっかけとなったのは、1年のときの英語の先生の授業でした。音楽や映画を使った授業が新鮮で、英語だけでなく音楽にも興味が持てるようになりました。高校1年のブリティッシュヒルズでの英語づけ体験や、セブ島留学、ハワイでの修学旅行、さらに英検受験の手厚いサポートなど、生の英語にふれる機会がたくさんあって、本当に良かったと思っています。また課題研究論文では、1つのテーマを深く追究する楽しさだけでなく、アイヌ研究や乳酸菌など私が知らないテーマに取り組む友だちがたくさんいて、自分の視野を広げてくれました。卒業後は法曹界に入るつもりですが、美術や古典など好きな分野の勉強も極めたいと思っています。

先生方が辛抱強く補習してくだったおかげで医学部合格
- H.Fさん(2018年卒業)
東邦大学医学部医学科 - 中学時代は、あまり勉強をせず成績もぱっとしませんでした。でも中学3年の時に医者を目指そうと思い、数学を集中的に勉強したら成績が伸び、無事医学部に合格できました。それは中学1、2年の朝テストなどで基礎が出来ていたからだと思います。最初はできなかった数学も、先生が放課後に辛抱強く丁寧に補習をしてくださり、高校3年になると学年で誰にも負けないくらいできるようになりました。英語もかなり力がつきました。1〜2年に行うレシテーションコンテストという暗唱のコンテストは、高3レベルの英語を中2で行うので、レベルが高く大変でしたが、英語の実力が一気に上がったと思います。授業も映画や音楽を使ったりして飽きさせない工夫があり、発音もかなり正確にできるようになりました。将来は終末医療などの疼痛ケアの専門医を目指していますが、国境なき医師団など海外で活躍する医師にも興味があります。明徳の先生方は面倒見がよく、中学時代は課題をしっかりやっておけば基礎力がつくので、高校からがっつり受験勉強をすれば、夢はきっと叶います。

受験に先生がチームで支えてくれる心強さ
- H.Mさん(2018年卒業)
明治大学農学部農芸学科 - 明徳では勉強する習慣が自然とついていました。数学の先生は厳しかったけれど、わかりやすく楽しさを教えていただき、好きになることができました。中学から6年間一緒なので、クラスの団結力が強く、体育祭や文化祭では、すごいパフォーマンスを発揮します。行事ではなんと言ってもハワイでの修学旅行が刺激的で、楽しいだけでなく火山など知的好奇心を満足させてくれました。先生方との距離も近く、何でも話せるのでいつも適切なアドバイスが返ってきます。私はAO入試でしたが、10人くらいの先生がチームで支えてくださるので、心強く、受験本番は不安はまったくありませんでした。また明徳は人前で発表する授業が多く、身についた発表力や文章力は大学に入ってから役立っています。部活はずっとバレーボール部のマネージャーをしていましたが、人間的に高い意識を持った部員ばかりだったので、次にどんな行動をするのか、どんなことが起きるのかといった一歩先を読む癖が知らずについて、視野も広がりました。大学では有機化学や微生物など勉強を深め、卒業後は食品会社で新しい食品の開発に関わりたいと思っています。