学園ニュース
学園ニュース 2016年11月号(202号)
【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■
2025年に迎える学園創立100周年に向けた記念事業として、昨年からスタートした記念講演会、今年は、さかなクン(東京海洋大学名誉博士)をお迎えして11月22日(火)に中学校・高等学校の体育館にて行いました。
テレビ出演も多く、知名度抜群のさかなクンが講演者ということもあり、生徒の保護者や近隣住民の方々からの問い合わせも多く、当日は約1,700人を超える聴講客で体育館が膨れ上がりました。
「さかなク~ン!」という呼びかけで登場したさかなクンは、まずは自身がさかなに興味を持ったきっかけの話で自己紹介。小さな頃のさかなクンのかわいらしい写真に会場が沸きました。
さらに即興でイラストを書きながら、学園100周年にちなんだ"100にまつわるおさかなクイズ"を出題しました。クイズに正解した生徒には、描きたての絵がプレゼントされるということで、みんな熱心に手を挙げていました。
また、ゴミの増加等、川や海の汚染が海洋生物に与える影響について、写真をまじえて解説され、海を守るために以下の三つの約束を守ってほしいと訴えられました。
(1)お風呂は冷ましてから流しましょう
(2)食べ物を感謝して頂きましょう
(3)物を大事に使いましょう
時にはコミカルな声色でお魚役を熱演したり、時には専門的な生物学的知識を交えたりの講演で、本学園の学生・生徒だけでなく、小さな子どもから保護者まで来場者みんなを存分に楽しませてくれました。

▲
【短期大学】

■◆■千葉明徳短期大学 助教 髙森 智子■◆■
来たる12月2日(金)の14時より、千葉県文化会館小ホールにて「Collab Act Project 天仰ぐ花~天女つれづれ語り~」の公演が行われます。
この公演は、千葉明徳短期大学の教員・学生が制作協力し、公益財団法人千葉県文化振興財団(以下「財団」)の主催で行うものです。
きっかけは、1年生のアクティブ・ラーニングの体験先としてもお世話になっていた財団からの「地元の短大と連携して何かできないか」という提案でした。そうして生まれたのが、この「Collab Act Project」です。既に「福祉の音プロジェクト」として手話合唱を行っていた明石現教授、学生と共に地域のイベントでダンス活動を行っていた田中葵講師、スターバックスコーヒー千葉おゆみ野店でお話ライブを行っていた私、高森が、それぞれ「音楽」「ダンス」「朗読」でコラボし、学生だけでなく地域の方々も巻き込んで、千葉市に伝わる羽衣伝承を題材にした舞台作品を創り上げるという、これまでになかった取り組みが実現することとなりました。
本学からは、明石教授と田中講師の「保育方法演習」を受講する学生が出演します。彼らは、手話合唱や身体表現で舞台に立つだけでなく、一般から募集した11名の参加者に指導するファシリテーターとしての役割も担っています。
11月からは、この公演のためのワークショップも始まりました。年代も幅広く職業も様々な一般参加者たちと共に、全5回という短い期間の中で一つの作品を仕上げていくのは、大変なことかもしれません。しかし、学生たちは楽しみながらも、最高の舞台を創り上げるために真剣に取り組んでいます。短大の枠を超えたこの体験は、学生にとっても貴重な学びの機会になるのではないでしょうか。
学生と一般の参加者が、果たして舞台上でどのようなコラボレーションを見せるのか―それはぜひ、会場でご覧ください。皆様のご来場を、心よりお待ちしています。
「Collab Act Project 天仰ぐ花~天女つれづれ語り~」公演案内
日時:12月2日(金)14時開演
場所:千葉県文化会館小ホール
料金:全席自由500円

▲
【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 麻生 正毅■◆■
11月10日から11月14日にかけて、マレーシア・シンガポールへの研修旅行を実施しました。
出発前日の結団式では、研修旅行の意義を確認すると共に、「帰国後、大学受験に本腰を入れていくきっかけにして欲しい」と話しました。
そして、いよいよ2グループ(羽田出発組・成田出発組)に分かれシンガポールのチャンギ国際空港へ向け旅立ちました。成田出発組ではシンガポール入国の際に問題が発生し、やや遅れたものの、両グループとも無事に到着しました。
2日目の午前中には、マレーシアのパシルグダン校にて学校交流を実施しました。その中でチアリーディング部の演技を披露し、本校生徒の英語による学校紹介などを行いました。その後の生徒間交流では、お互いなかなか言葉が通じないながらも交流を深めることができたようです。午後には、セメンチュ村でのホームヴィジットにおける各家庭では、昼食を手で食べる経験などマレー文化を満喫したようで、帰ってきた生徒の笑顔は前日の疲れを吹き飛ばすほどの輝きに満ちていました。
3日目はコースに分かれ、羽田組はB&S(Boys&Sisters Programの略。シンガポール大学の学生が、本校生徒6~8名をシンガポール各地へ案内してくれる企画)、成田組はクラス別で研修、多くの生徒がUSS(Universal Studio Singapore)を満喫しました。
4日目、研修旅行最終日には2つのコースが、3日目と逆のパターンで研修を行いました。夜にはシンガポールで人気の高い観光地である、マリーナ・ベイ・サンズの展望台からの夜景を楽み、帰国の途につきました。
この研修旅行を通じて、多くの生徒達が日ごろ学習している英語について、勉強や受験の為の手段としてだけでなく、本来のコミュニケーションの手段としても、その重要性を再認識できていたことや異国の文化をありのまま受け入れ、自らの成長に繋げることができていたことに大きな感動を覚えました。今回参加した272名の生徒には、この研修旅行をきっかけに国内だけでなく海外にも視野を広げ、国際貢献を成し得る人材にさらに成長してもらいたいと願っています。

▲
【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 河合 玲香■◆■
11月25日(金)、千葉明徳中学校の第6回合唱コンクールが千葉市民センターで行われました。
この合唱コンクールは、全学年の各クラス、合計6クラスが最優秀賞と優秀賞をかけて競います。合唱する曲は、学年で共通の課題曲とクラスごとの自由曲の2曲です。指揮と伴奏も生徒が担当し、特に秀でた生徒には指揮者賞と伴奏者賞が贈られます。
生徒は2学期から音楽の授業で音取りを進め、10月下旬から本格的に放課後練習や朝練習を始めました。いざ練習が始まると、出席率や練習意欲のばらつきなどからいざこざが起こり、なかなかひとつにまとまることができないクラスもありました。しかし生徒たちは、なんとか本番に向けて心をひとつにしようと懸命に練習を続けました。
そして迎えた、25日の本番。1年生から順に合唱を披露しました。
1年生は、全員が懸命に歌っている姿が印象的でした。2年生は掛け合いの部分も歌いこなし、一歩成長した歌声を聞かせてくれました。3年生は難しいJ-popアレンジの曲も堂々と歌いこなし、さすが最高学年と思わせる姿を見せてくれました。
校長先生、副校長先生など総勢5名による審査の結果、今年の最優秀賞は3年Ⅱ組。優秀賞は3年Ⅰ組と2年Ⅱ組。指揮者賞は2年Ⅱ組の指揮者、ベイクウェルディ愛梨さんに、伴奏者賞は3年Ⅰ組の伴奏者、腰川真梨さんに贈られました。
残念ながら受賞を逃したクラスを含め、全クラスが本当に素晴らしい合唱を響かせてくれました。1か月という短い期間ではありましたが、学校全体がこれほど「合唱というひとつの行為」に全力を注ぐのは、他の行事では見られないのではないでしょうか。この濃密な1か月が、生徒の成長につながっていくことを願っています。

▲
【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭 木村 藍■◆■
今回の年長遠足は、『青葉の森公園』内にある県立中央博物館と生態園に行ってきました。
子どもたちは、遠足当日に向けて何日も前から、提示された5つのグループ(海の生き物・動物・鳥・虫・植物)の中から自分の興味・関心のあるグループを選択し、事前活動を行ってきました。
事前活動として、まずは自分が知りたいこと・疑問に思っていることを考えました。すると「どうして鳥は空を飛べるのかな?」「どうして葉っぱはツルツルしているのとザラザラしているのとあるの?」など、子どもならではの素朴な疑問がたくさん出てきました。そして、ただ質問をして答えを聞くだけでなく、同じグループの友だちと話し合ったり、自分で図鑑を調べたりして、遠足当日を迎えました。
遠足当日は、電車を利用して目的地に向かいました。「でんしゃのなかはしずかにするんだよね?」「2つめのえきでおりるんだよね?」と友だちと電車での約束事を確認し合いながら、嬉しそうに乗車していました。最寄り駅に到着してからは、グループごとに地図を持ちながら「あっ、ラーメン屋さんあったよ!」「あとすこしだね!」と30分程かけて自分たちで歩いて目的地まで向かいました。
博物館に到着すると、事前活動の確認のため、早速、グループごとに館内の見学を開始!展示物を見て回ったり、研究員の方に質問する子どもたちの姿がありました。メモを取ったり、次々と質問したりする、その姿は真剣そのもので、限られた時間ではありましたが、園児一人ひとりが充実した時間を過ごしている様子が窺えました。
数日後、グループごとにそれぞれが調べてきたことを発表し合う場を設けました。発表に向けて子どもたちは、どう発表すればわかりやすく伝えられるのかを考えながら、準備を行ってきました。当日の発表会は、各グループごとに海の生き物・動物など事前活動に沿った絵を描いたり、クイズ形式にしたりと工夫を凝らしたものになりました。今回、発表会を行ったことで他のグループの内容にも興味を示したり、「新たに探求したい!」という意欲も見られ、遠足をきっかけにして園内での生活の中で新たな遊びや活動を広げる子どもたちの姿を垣間見ることができました。
今回の遠足では、自分の興味関心のあることを探求する楽しさや難しさを学んだり、周りの人たちに自分の考えをわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか、様々な場面で考える子どもたちの姿が見られました。この遠足を通して、子ども同士で話し合いを重ね、試行錯誤を繰り返しながら、創り上げることができたのではないかと思います。これからも子どもたちの探求心を大切にして見守りながらも、時に保育者も一緒になって探求することを楽しみながら、ともに生活していけたらと思います。

▲
【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 寺口 真夏■◆■
11月21日(月)に父母会主催の秋の演奏会が行われました。
プロの音楽家をお招きした演奏会に、0歳児クラスのひよこ組も参加しました!
クラスで演奏会について話をした後に、みんなで会場へ移動すると、演奏会が始まるまでの間、「何が始まるのだろう?」という期待と緊張感が子どもたちの表情にも表れていて、真剣に保育者の話を聞いていました。
どの子どもも担当の保育者の近くに集まって座りました。保育者の膝の上に座らない子も、担当保育者とアイコンタクトを取り、大勢が集まる雰囲気の中でも泣かずに過ごすことができました。その姿にとても成長を感じました。
実際に演奏会が始まり、自分たちの知っている「パンダうさぎコアラ」、となりのトトロの歌「さんぽ」などが流れると目を輝かせ、保育者の方を振り返り、真剣な眼差しで見入っていました。
30分程度の演奏会でしたが、途中で飽きる様子もなく、よく集中して聞いていました。曲目が進むたびに引き込まれていき、保育者の膝の上でじっと見ていた子どもたちも移動してどんどん前へ。曲が終わるたびに笑顔いっぱいで大きな拍手を送っていました。自然と体が揺れ、だんだんと立ち上がって踊りだす姿は本当に可愛らしかったです。
会場では、少し緊張が見られた子どもも、保育室に帰ってくると、自然と体を揺らして歌い始めました。子どもたちの中でも、刺激いっぱいの演奏会の余韻に浸っているようでした。
日常の保育の中にも歌や音楽は溢れていますが、今回改めて、子どもたちにとって音楽に触れる経験が遊びにも活きてくることを実感しました。
音楽に触れてわくわくした気持ちになる、そんな子どもたちの感性を大切にしていきたいと思います。

▲
【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 主任保育士 廣川 ゆかり■◆■
11月19日(土)に卒園児・退園児を招待し「めいとくのつどい」を行いました。
今回は、各保育室をカフェ、バルーン、パステル画体験、ゲームコーナーの4つに分け、卒園児や退園児のみなさんに楽しんでもらいたいという思いで準備を進めました。
そして当日、園の玄関で「おかえり~」と言葉を掛けると、子ども達は照れくさそうに挨拶し、その横には、懐かしい再会に喜ぶ保護者の方々の姿がありました。私たち保育者もとても懐かしく、思わずカウンターの前で立ち止まり、会話が弾みました。
カフェコーナーでは、ドリンクチケットで飲み物の提供をし、ゆったりとできる環境を作りました。これまで撮影した写真の展示やDVDの映像を流していたこともあり、当時のことを振り返りながらくつろぐ様子が見られました。
バルーンコーナーでは、犬、リボン、わにの3種類の作品の作り方を保育者が教え、一緒に作りました。風船のキュッキュッという音に顔をしかめ、「まだクルクルするの?」「ちょっとコワイ」「こうかな~」とつぶやきながらも形を変化させ、作品が完成すると「できた」と嬉しそうにしていました。
パステル画コーナーでは、雪だるまの絵が女の子に人気で、「何色にしようかな?」と真剣に考えたり、夢中で指先をすべらせ色をつけたりしていました。
ゲームコーナーでは、3つのゲームが展開され、中でもギネス認定「鉛筆を1分間に○本立てられるか!」の挑戦ゲームは、参加者の一体感や熱気を感じる程盛り上がりました。
最後のバンド演奏では、園歌など3曲をみんなで唄い、とても盛り上がりました。
始めは照れくさそうにしていた子ども達も、時間が経つにつれ「楽しかったー」「また来たい!」と大きな声で伝えてくれ、我々保育者もとても嬉しかったです。みんなの笑顔が溢れる温かい雰囲気の中、卒園児、保護者等60名が参加した2016年の「めいとくのつどい」は大成功で幕を閉じました。

▲
【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 齋藤 夏季■◆■
10月22日(土)に4つのチームに分かれて競い合う、ほくほく会を行いました。
9月に行われた新米パーティーに引き続き、当日は、年長そら組の4人をリーダーとした「そら」「ハート」「かまきり」「ぶどう」の4つのチームに分かれ、チームのシンボルとなる旗を掲げるところから始まり、焼き芋の準備、各クラスの競技・チーム対抗戦を楽しみました。
0、1、2歳児の競技では、ハイハイや歩き、走りなど短い距離の中で、一人ひとりの成長を感じることができました。ゴールで待つ保護者に笑顔で向かっていき、ギューと抱き着く様子はとても微笑ましい光景でした。
3歳児の競技は、まっすぐのコースを全力で走りました。友達に応援され、泣きながらもゴールまで走りきる姿を見せてくれました。
4歳児の競技は、遊びの中でできるようになったことをみせる場となりました。鉄棒・縄跳び・竹ぽっくり・フラフープを使い、それぞれ上手にできるようになった姿を見せてくれました。
5歳児の競技は、長縄でした。一人ずつ挑戦した後は、4名全員で跳びました。緊張して1、2回で躓くことを繰り返していましたが、気が付くと4つのチーム全員が一丸となって、5歳児のそら組を応援し、回数を数えていました。その結果、新記録の15回を達成できました。
チーム対抗戦で行った「カードめくりゲーム」では、子ども対大人で対戦し、大人が本気になって取り組んでも子どもが勝つなど、面白い結果になりました。次に行った「綱引き」でも大人たちが真剣に取り組んでいました。
最後に、4,5歳児による「リレー」を行いました。元々は遊びから始まったもので、最初は少人数で行い、しっかり並べない子や長靴で走るような子もいましたが、日が経つにつれ、参加する子が増え、いつの間にか全員が2列に並び、競争をしていました。本番での、全員が「勝つぞ」という気持ちをもって全力で走る姿には、子ども達の成長が感じられました。
運動して身体を温めた後は、もみ殻で焼いた焼き芋を各チームで美味しくいただきました。
今回、ほくほく会を通して、子どもたちの育っている姿を保護者にお見せすることができました。4才、5才の子どもたちのリレーは、子どもたちがこの一年で育ってきたことがよく表れていたように思います。
4つのチームが本気になって「綱引き」をし、子どもたちを応援し合う様子に、昨年度は楽しむことを主体にしていたこども園のほくほく会が〝運動する姿を顕わす場、成長を顕わす場″へと成長したように感じました。参加者全員がそのように感じて頂けたようなら嬉しい限りです。

▲
【法人】



■◆■法人事務局 広報室■◆■
2025年に迎える学園創立100周年に向けた記念事業として、昨年からスタートした記念講演会、今年は、さかなクン(東京海洋大学名誉博士)をお迎えして11月22日(火)に中学校・高等学校の体育館にて行いました。
テレビ出演も多く、知名度抜群のさかなクンが講演者ということもあり、生徒の保護者や近隣住民の方々からの問い合わせも多く、当日は約1,700人を超える聴講客で体育館が膨れ上がりました。
「さかなク~ン!」という呼びかけで登場したさかなクンは、まずは自身がさかなに興味を持ったきっかけの話で自己紹介。小さな頃のさかなクンのかわいらしい写真に会場が沸きました。
さらに即興でイラストを書きながら、学園100周年にちなんだ"100にまつわるおさかなクイズ"を出題しました。クイズに正解した生徒には、描きたての絵がプレゼントされるということで、みんな熱心に手を挙げていました。
また、ゴミの増加等、川や海の汚染が海洋生物に与える影響について、写真をまじえて解説され、海を守るために以下の三つの約束を守ってほしいと訴えられました。
(1)お風呂は冷ましてから流しましょう
(2)食べ物を感謝して頂きましょう
(3)物を大事に使いましょう
時にはコミカルな声色でお魚役を熱演したり、時には専門的な生物学的知識を交えたりの講演で、本学園の学生・生徒だけでなく、小さな子どもから保護者まで来場者みんなを存分に楽しませてくれました。

【短期大学】

■◆■千葉明徳短期大学 助教 髙森 智子■◆■
来たる12月2日(金)の14時より、千葉県文化会館小ホールにて「Collab Act Project 天仰ぐ花~天女つれづれ語り~」の公演が行われます。
この公演は、千葉明徳短期大学の教員・学生が制作協力し、公益財団法人千葉県文化振興財団(以下「財団」)の主催で行うものです。
きっかけは、1年生のアクティブ・ラーニングの体験先としてもお世話になっていた財団からの「地元の短大と連携して何かできないか」という提案でした。そうして生まれたのが、この「Collab Act Project」です。既に「福祉の音プロジェクト」として手話合唱を行っていた明石現教授、学生と共に地域のイベントでダンス活動を行っていた田中葵講師、スターバックスコーヒー千葉おゆみ野店でお話ライブを行っていた私、高森が、それぞれ「音楽」「ダンス」「朗読」でコラボし、学生だけでなく地域の方々も巻き込んで、千葉市に伝わる羽衣伝承を題材にした舞台作品を創り上げるという、これまでになかった取り組みが実現することとなりました。
本学からは、明石教授と田中講師の「保育方法演習」を受講する学生が出演します。彼らは、手話合唱や身体表現で舞台に立つだけでなく、一般から募集した11名の参加者に指導するファシリテーターとしての役割も担っています。
11月からは、この公演のためのワークショップも始まりました。年代も幅広く職業も様々な一般参加者たちと共に、全5回という短い期間の中で一つの作品を仕上げていくのは、大変なことかもしれません。しかし、学生たちは楽しみながらも、最高の舞台を創り上げるために真剣に取り組んでいます。短大の枠を超えたこの体験は、学生にとっても貴重な学びの機会になるのではないでしょうか。
学生と一般の参加者が、果たして舞台上でどのようなコラボレーションを見せるのか―それはぜひ、会場でご覧ください。皆様のご来場を、心よりお待ちしています。
「Collab Act Project 天仰ぐ花~天女つれづれ語り~」公演案内
日時:12月2日(金)14時開演
場所:千葉県文化会館小ホール
料金:全席自由500円

▲
【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 麻生 正毅■◆■
11月10日から11月14日にかけて、マレーシア・シンガポールへの研修旅行を実施しました。
出発前日の結団式では、研修旅行の意義を確認すると共に、「帰国後、大学受験に本腰を入れていくきっかけにして欲しい」と話しました。
そして、いよいよ2グループ(羽田出発組・成田出発組)に分かれシンガポールのチャンギ国際空港へ向け旅立ちました。成田出発組ではシンガポール入国の際に問題が発生し、やや遅れたものの、両グループとも無事に到着しました。
2日目の午前中には、マレーシアのパシルグダン校にて学校交流を実施しました。その中でチアリーディング部の演技を披露し、本校生徒の英語による学校紹介などを行いました。その後の生徒間交流では、お互いなかなか言葉が通じないながらも交流を深めることができたようです。午後には、セメンチュ村でのホームヴィジットにおける各家庭では、昼食を手で食べる経験などマレー文化を満喫したようで、帰ってきた生徒の笑顔は前日の疲れを吹き飛ばすほどの輝きに満ちていました。
3日目はコースに分かれ、羽田組はB&S(Boys&Sisters Programの略。シンガポール大学の学生が、本校生徒6~8名をシンガポール各地へ案内してくれる企画)、成田組はクラス別で研修、多くの生徒がUSS(Universal Studio Singapore)を満喫しました。
4日目、研修旅行最終日には2つのコースが、3日目と逆のパターンで研修を行いました。夜にはシンガポールで人気の高い観光地である、マリーナ・ベイ・サンズの展望台からの夜景を楽み、帰国の途につきました。
この研修旅行を通じて、多くの生徒達が日ごろ学習している英語について、勉強や受験の為の手段としてだけでなく、本来のコミュニケーションの手段としても、その重要性を再認識できていたことや異国の文化をありのまま受け入れ、自らの成長に繋げることができていたことに大きな感動を覚えました。今回参加した272名の生徒には、この研修旅行をきっかけに国内だけでなく海外にも視野を広げ、国際貢献を成し得る人材にさらに成長してもらいたいと願っています。

▲
【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 河合 玲香■◆■
11月25日(金)、千葉明徳中学校の第6回合唱コンクールが千葉市民センターで行われました。
この合唱コンクールは、全学年の各クラス、合計6クラスが最優秀賞と優秀賞をかけて競います。合唱する曲は、学年で共通の課題曲とクラスごとの自由曲の2曲です。指揮と伴奏も生徒が担当し、特に秀でた生徒には指揮者賞と伴奏者賞が贈られます。
生徒は2学期から音楽の授業で音取りを進め、10月下旬から本格的に放課後練習や朝練習を始めました。いざ練習が始まると、出席率や練習意欲のばらつきなどからいざこざが起こり、なかなかひとつにまとまることができないクラスもありました。しかし生徒たちは、なんとか本番に向けて心をひとつにしようと懸命に練習を続けました。
そして迎えた、25日の本番。1年生から順に合唱を披露しました。
1年生は、全員が懸命に歌っている姿が印象的でした。2年生は掛け合いの部分も歌いこなし、一歩成長した歌声を聞かせてくれました。3年生は難しいJ-popアレンジの曲も堂々と歌いこなし、さすが最高学年と思わせる姿を見せてくれました。
校長先生、副校長先生など総勢5名による審査の結果、今年の最優秀賞は3年Ⅱ組。優秀賞は3年Ⅰ組と2年Ⅱ組。指揮者賞は2年Ⅱ組の指揮者、ベイクウェルディ愛梨さんに、伴奏者賞は3年Ⅰ組の伴奏者、腰川真梨さんに贈られました。
残念ながら受賞を逃したクラスを含め、全クラスが本当に素晴らしい合唱を響かせてくれました。1か月という短い期間ではありましたが、学校全体がこれほど「合唱というひとつの行為」に全力を注ぐのは、他の行事では見られないのではないでしょうか。この濃密な1か月が、生徒の成長につながっていくことを願っています。

【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭 木村 藍■◆■
今回の年長遠足は、『青葉の森公園』内にある県立中央博物館と生態園に行ってきました。
子どもたちは、遠足当日に向けて何日も前から、提示された5つのグループ(海の生き物・動物・鳥・虫・植物)の中から自分の興味・関心のあるグループを選択し、事前活動を行ってきました。
事前活動として、まずは自分が知りたいこと・疑問に思っていることを考えました。すると「どうして鳥は空を飛べるのかな?」「どうして葉っぱはツルツルしているのとザラザラしているのとあるの?」など、子どもならではの素朴な疑問がたくさん出てきました。そして、ただ質問をして答えを聞くだけでなく、同じグループの友だちと話し合ったり、自分で図鑑を調べたりして、遠足当日を迎えました。
遠足当日は、電車を利用して目的地に向かいました。「でんしゃのなかはしずかにするんだよね?」「2つめのえきでおりるんだよね?」と友だちと電車での約束事を確認し合いながら、嬉しそうに乗車していました。最寄り駅に到着してからは、グループごとに地図を持ちながら「あっ、ラーメン屋さんあったよ!」「あとすこしだね!」と30分程かけて自分たちで歩いて目的地まで向かいました。
博物館に到着すると、事前活動の確認のため、早速、グループごとに館内の見学を開始!展示物を見て回ったり、研究員の方に質問する子どもたちの姿がありました。メモを取ったり、次々と質問したりする、その姿は真剣そのもので、限られた時間ではありましたが、園児一人ひとりが充実した時間を過ごしている様子が窺えました。
数日後、グループごとにそれぞれが調べてきたことを発表し合う場を設けました。発表に向けて子どもたちは、どう発表すればわかりやすく伝えられるのかを考えながら、準備を行ってきました。当日の発表会は、各グループごとに海の生き物・動物など事前活動に沿った絵を描いたり、クイズ形式にしたりと工夫を凝らしたものになりました。今回、発表会を行ったことで他のグループの内容にも興味を示したり、「新たに探求したい!」という意欲も見られ、遠足をきっかけにして園内での生活の中で新たな遊びや活動を広げる子どもたちの姿を垣間見ることができました。
今回の遠足では、自分の興味関心のあることを探求する楽しさや難しさを学んだり、周りの人たちに自分の考えをわかりやすく伝えるにはどうしたらいいのか、様々な場面で考える子どもたちの姿が見られました。この遠足を通して、子ども同士で話し合いを重ね、試行錯誤を繰り返しながら、創り上げることができたのではないかと思います。これからも子どもたちの探求心を大切にして見守りながらも、時に保育者も一緒になって探求することを楽しみながら、ともに生活していけたらと思います。

【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 寺口 真夏■◆■
11月21日(月)に父母会主催の秋の演奏会が行われました。
プロの音楽家をお招きした演奏会に、0歳児クラスのひよこ組も参加しました!
クラスで演奏会について話をした後に、みんなで会場へ移動すると、演奏会が始まるまでの間、「何が始まるのだろう?」という期待と緊張感が子どもたちの表情にも表れていて、真剣に保育者の話を聞いていました。
どの子どもも担当の保育者の近くに集まって座りました。保育者の膝の上に座らない子も、担当保育者とアイコンタクトを取り、大勢が集まる雰囲気の中でも泣かずに過ごすことができました。その姿にとても成長を感じました。
実際に演奏会が始まり、自分たちの知っている「パンダうさぎコアラ」、となりのトトロの歌「さんぽ」などが流れると目を輝かせ、保育者の方を振り返り、真剣な眼差しで見入っていました。
30分程度の演奏会でしたが、途中で飽きる様子もなく、よく集中して聞いていました。曲目が進むたびに引き込まれていき、保育者の膝の上でじっと見ていた子どもたちも移動してどんどん前へ。曲が終わるたびに笑顔いっぱいで大きな拍手を送っていました。自然と体が揺れ、だんだんと立ち上がって踊りだす姿は本当に可愛らしかったです。
会場では、少し緊張が見られた子どもも、保育室に帰ってくると、自然と体を揺らして歌い始めました。子どもたちの中でも、刺激いっぱいの演奏会の余韻に浸っているようでした。
日常の保育の中にも歌や音楽は溢れていますが、今回改めて、子どもたちにとって音楽に触れる経験が遊びにも活きてくることを実感しました。
音楽に触れてわくわくした気持ちになる、そんな子どもたちの感性を大切にしていきたいと思います。

【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 主任保育士 廣川 ゆかり■◆■
11月19日(土)に卒園児・退園児を招待し「めいとくのつどい」を行いました。
今回は、各保育室をカフェ、バルーン、パステル画体験、ゲームコーナーの4つに分け、卒園児や退園児のみなさんに楽しんでもらいたいという思いで準備を進めました。
そして当日、園の玄関で「おかえり~」と言葉を掛けると、子ども達は照れくさそうに挨拶し、その横には、懐かしい再会に喜ぶ保護者の方々の姿がありました。私たち保育者もとても懐かしく、思わずカウンターの前で立ち止まり、会話が弾みました。
カフェコーナーでは、ドリンクチケットで飲み物の提供をし、ゆったりとできる環境を作りました。これまで撮影した写真の展示やDVDの映像を流していたこともあり、当時のことを振り返りながらくつろぐ様子が見られました。
バルーンコーナーでは、犬、リボン、わにの3種類の作品の作り方を保育者が教え、一緒に作りました。風船のキュッキュッという音に顔をしかめ、「まだクルクルするの?」「ちょっとコワイ」「こうかな~」とつぶやきながらも形を変化させ、作品が完成すると「できた」と嬉しそうにしていました。
パステル画コーナーでは、雪だるまの絵が女の子に人気で、「何色にしようかな?」と真剣に考えたり、夢中で指先をすべらせ色をつけたりしていました。
ゲームコーナーでは、3つのゲームが展開され、中でもギネス認定「鉛筆を1分間に○本立てられるか!」の挑戦ゲームは、参加者の一体感や熱気を感じる程盛り上がりました。
最後のバンド演奏では、園歌など3曲をみんなで唄い、とても盛り上がりました。
始めは照れくさそうにしていた子ども達も、時間が経つにつれ「楽しかったー」「また来たい!」と大きな声で伝えてくれ、我々保育者もとても嬉しかったです。みんなの笑顔が溢れる温かい雰囲気の中、卒園児、保護者等60名が参加した2016年の「めいとくのつどい」は大成功で幕を閉じました。

【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 齋藤 夏季■◆■
10月22日(土)に4つのチームに分かれて競い合う、ほくほく会を行いました。
9月に行われた新米パーティーに引き続き、当日は、年長そら組の4人をリーダーとした「そら」「ハート」「かまきり」「ぶどう」の4つのチームに分かれ、チームのシンボルとなる旗を掲げるところから始まり、焼き芋の準備、各クラスの競技・チーム対抗戦を楽しみました。
0、1、2歳児の競技では、ハイハイや歩き、走りなど短い距離の中で、一人ひとりの成長を感じることができました。ゴールで待つ保護者に笑顔で向かっていき、ギューと抱き着く様子はとても微笑ましい光景でした。
3歳児の競技は、まっすぐのコースを全力で走りました。友達に応援され、泣きながらもゴールまで走りきる姿を見せてくれました。
4歳児の競技は、遊びの中でできるようになったことをみせる場となりました。鉄棒・縄跳び・竹ぽっくり・フラフープを使い、それぞれ上手にできるようになった姿を見せてくれました。
5歳児の競技は、長縄でした。一人ずつ挑戦した後は、4名全員で跳びました。緊張して1、2回で躓くことを繰り返していましたが、気が付くと4つのチーム全員が一丸となって、5歳児のそら組を応援し、回数を数えていました。その結果、新記録の15回を達成できました。
チーム対抗戦で行った「カードめくりゲーム」では、子ども対大人で対戦し、大人が本気になって取り組んでも子どもが勝つなど、面白い結果になりました。次に行った「綱引き」でも大人たちが真剣に取り組んでいました。
最後に、4,5歳児による「リレー」を行いました。元々は遊びから始まったもので、最初は少人数で行い、しっかり並べない子や長靴で走るような子もいましたが、日が経つにつれ、参加する子が増え、いつの間にか全員が2列に並び、競争をしていました。本番での、全員が「勝つぞ」という気持ちをもって全力で走る姿には、子ども達の成長が感じられました。
運動して身体を温めた後は、もみ殻で焼いた焼き芋を各チームで美味しくいただきました。
今回、ほくほく会を通して、子どもたちの育っている姿を保護者にお見せすることができました。4才、5才の子どもたちのリレーは、子どもたちがこの一年で育ってきたことがよく表れていたように思います。
4つのチームが本気になって「綱引き」をし、子どもたちを応援し合う様子に、昨年度は楽しむことを主体にしていたこども園のほくほく会が〝運動する姿を顕わす場、成長を顕わす場″へと成長したように感じました。参加者全員がそのように感じて頂けたようなら嬉しい限りです。

【法人】

