学園ニュース
学園ニュース 2017年11月号(213号)
【法人】

■◆■法人事務局企画管理課長兼広報室 海老沢 太郎■◆■
2025年に迎える学園創立100周年に向けた記念事業として一昨年からスタートした記念講演会、今年は、ラモス瑠偉氏(元サッカー日本代表)をお迎えして11月22日(水)に中学校・高等学校の体育館にて行いました。
福中理事長は、かねてからラモス氏を尊敬しており、高等学校のグラウンド人工芝化、附属幼稚園の園庭芝生化は、ラモス氏のテレビ発言に触発されたことがきっかけであり、本学園の環境整備に少なからず影響を与えた縁ある人物であることから、今回の招聘に至りました。
事前のリサーチで、ラモス氏のことをよく知らない生徒も多くいることが分かり、当日の反応に若干不安がありましたが、ラモス氏がテーマ曲に乗って会場に姿を現した瞬間、盛り上がりはピークに達し、その不安は杞憂であると感じられました。90年代、日本サッカー界を牽引したスーパースターは、自身のことをよく知らない生徒をも魅了するオーラを纏っていました。
「夢をあきらめない」をテーマに行った講演においては、体験談を交えながら、「努力は裏切らない。高い目標を持って努力してほしい」と呼びかけ、1,600名を超える聴講客もじっくり聴き入っていました。
当日の模様は、11月23日(木・祝)付 毎日新聞(朝刊)、11月29日(水)付 読売新聞(朝刊)に掲載され、多くの方々に本学園の存在、取組が広報でき、広報的にも意義のある講演会でした。
末筆になりますが、今回の講演会開催にあたり、ご尽力いただきました教職員の方々に、この場を借りて御礼申し上げます。
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【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 須藤 勝之■◆■
今年度の研修旅行は、学年を、11月2日(木)及び3日(金)出発の二団に分け実施しました。
いずれの団も昨年と同様に初日はマレーシアに上陸して終わりました。翌日から本来の目的である異文化交流が始まりました。午前中はパシル・グダン校を訪問。本来であれば休日であるにもかかわらず、沢山の生徒達が私達を出迎えてくれ、大変な歓迎をしてくれました。滞在時間は僅か2時間程度でしかなかったのですが、別れ際には一緒に写真を撮ったり、また個人的にもプレゼントをもらう生徒もおり、大変内容の濃い時間を過ごすことができました。
午後からはセメンチュ村に移動し、そこでは各家庭に入って昼食を頂くなどの歓迎を受けました。イスラム教による右手だけの食事、また民族衣装も着せてもらうなど、一つひとつの体験が生徒達にとって忘れられないものになったことは間違いありません。その後、夜にシンガポールに入国した、この日は終了しました。
三日目は、東大を上回ると言われるアジア有数のシンガポール大学の学生達に市内を案内してもらいました。それぞれのグループに学生がガイドとして付いてくれたことで、生徒達が予め行きたいと申し出ていた場所に、英語を話しながらバスや地下鉄を利用して移動していきました。国土そのものは極めて小さいにもかかわらず、本当に多くの民族が一緒に仲良く生活している姿は、生徒達にとっても新鮮なものでした。
そして四日目の最終日は、午前中に平和学習として戦没者慰霊碑を経由し、マーライオン前で記念撮影を終えた後、生徒達全員が楽しみにしていたUSSへ上陸しました。そんな中でも特に圧巻だったのは、ASコース全員で挑戦した「メガ・ジップ」ではなかったでしょうか。非常に高い丘の上から、ワイヤーロープ一本で地上にまで降りてくるスリルは、やってみた者にしか分からない緊張感がありました。午後をUSSで過ごし、夜はシンガポールの象徴とも言えるマリーナベイサンズに上って最後の夜景を楽しみ、四泊五日の研修旅行は終了しました。幸いなことに、大きなトラブルもなく終了でき、生徒達は一生忘れることのできない良い体験が出来たと思います。
このような機会を下さった保護者の皆様に、改めて感謝の言葉を述べたいと思います。ありがとうございました。
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【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 翁長 翔平■◆■
中学校3年生は11月12日(日)~15日(水)に京都・奈良へ修学旅行に行ってきました。
中学校では、「グローバル(日本を識る)」、「ICT」、「プレゼンテーション」という3本柱を軸に教育を進めています。この修学旅行でもこの3つを十分に活かすことを1つの目標として、準備をしてきました。今回は、その模様をお伝えします。
1日目は、大徳寺大仙院と北野天満宮に参拝しました。大徳寺では座禅・抹茶に挑戦し、日本の伝統文化に触れることができました。
2日目は、京都市内班別自主研修で、生徒たちは自らの五感で京都の歴史、文化、自然を感じてきました。夜のプレゼンテーションでは、各班がiPadを用いて、工夫を凝らしながら準備をしており、文字や写真、スピーチでこれらを上手く表していました。普段の授業や行事でロイロノート等を用いてまとめる習慣が表れていたように感じました。
3日目は、奈良県明日香村でのサイクリングを予定していましたが、朝から生憎の雨となりました。急遽、明日香村バスツアーに変更し、現地のガイドさんの案内の元、昨年開業したばかりのキトラ古墳四神の館や我が国最初の本格寺院である飛鳥寺などの施設・史跡をまわってきました。この日の夜のプレゼンテーションのテーマは、「明日香村を世界遺産にするためのCMを作ろう」でした。このミッションに向かうために、ガイドさんの話をメモしてまとめたり、時にはガイドさんにインタビューをしたりと、自ら考えて行動することができました。
4日目は、東大寺大仏殿を参拝し、奈良公園の鹿と触れ合いました。最後に平等院を訪れ、1000年前の国風文化に思いを馳せつつ、京都を後にしました。
この修学旅行では、生徒たちは大きな思い出を作りつつも先述の目標を達成できたと思います。しかし、ここに満足することなく、生徒一人一人の更なる成長のために日々の教育活動に一層力を入れていく所存です。
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【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭(年少) 安田 麻美■◆■
大人は、寒くて部屋の中にいたいな…と思う、今日この頃ですが、子どもたちは寒さなんかへっちゃらで、元気いっぱい園庭を駆け回っています。
今年の9月からは、天気が悪い日が多く、運動会も翌日に延期。そして、運動会後のごっこ遊びもあまりできずにいました。今年は、運動会後の異年齢でのかかわりをとるのは難しいかな?と思っていたところ、年少の子どもたちの中では、運動会での年長児の可愛く、そしてパワフルなチアが頭から離れられなかったのか、遊びの中で年長さんが持っていたポンポンを作っていました。それを持って戸外へ出ると、今度は『やってみよう!(←チアの曲名)流して!』とのリクエストが。CDデッキを用意し、曲を流すと、満面の笑みで踊っている子どもたちでした。そして気が付くと、周りで様子を見ていた子どもたちも、プラタナスの大きな葉っぱを束にしてポンポン代わりに持っていました。その子たちも誘うと、嬉しそうに元気いっぱい踊りはじめました。その踊りのコーナーが盛り上がってくると、今度はそれを見ていた、踊り好きの年中児の姿がちらほら見え始めました。最初は遠くの方で踊っていたのですが、『踊り方教えてくれないかな?』とお願いすると、年少児に『ここはこうだよ!』自信満々に教えてくれている姿が印象的でした。この子たちも年長児の踊っている姿を見ていたり、運動会後のごっこ遊びの中で教えてもらったりしていた子たちでした。こうして遊びの伝承がされていく姿は、とても微笑ましかったです。
11月21日(火)には年長児が園の畑で収穫したサツマイモを焼き芋にして各学年にふるまってくれました。その日、年長児は登園してくるなり焼き芋の準備で大忙し。たき火をするのに火おこしをしたり、落ち葉を集めたりせっせと働いていました。その姿を見て、年少も興味津々の様子。近くに行ってみると、落ち葉をたき火に入れてどんどん煙が立ち上がります。そして、これで焼き芋をすることが分かると、頼もしい年長児が『こっちに燃えやすい葉っぱがあるよ!』と教えてくれ、一緒に落ち葉集めが始まりました。年長児はたき火の経験があるので、どの葉っぱが燃えやすいかよく知っています。『このチクチクした葉っぱ(杉の葉)が燃えやすいんだよ』とやさしく教えてくれている姿もありました。そして、落ち葉をたくさん集めてたき火の方に持っていくと、『もっともっと集めなきゃ』と何度も何度も集めに行く子どもたちです。年少児もおいしい焼き芋のために頑張っていました!そして、いよいよ焼き芋が焼きあがると、年長児の横から年少児の顔がちらほら。保育者が焼き芋を手に取り、割って見せると『わぁ~!(おいしそう)』という歓声が聞こえてきました。焼き芋が待ち遠しい子どもたちは、その後も焼き芋を切り分けている姿までじっと見つめていました。その後、できたての焼き芋を芝生で食べて大満足の子どもたちでした。
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【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 小山 伶香■◆■
11月8日(水)、附属幼稚園のバスを借りて、千葉県立中央博物館、生態園に遠足に行ってきました。
年長児は、行事といえば雨模様であることが多く、遠足当日もやっぱり雨…。ちょっぴり落ち込んでいる担当保育者でしたが、「友だちと一緒ならそれだけで楽しいから、雨でもいいよ」というこどもの言葉にハッとさせられました。その言葉通り、こどもたちは雨なんて関係ありません。初めて乗る園バスに、楽しくて話が止まらない子、自然と歌いだす子、緊張している子などさまざまでした。いつもの風景でも初めて通った道のようにワクワクドキドキ!目を輝かせながら道中を楽しみました。
目的地に到着すると、まずは生態園で職員の方に植物や虫の生態を説明してもらいながら森の中を案内してもらいました。松ぼっくりにしか生えないキノコや、クロノボリリュウダケなど大人が気づきにくい場所にあるものでも、こどもたちは見逃すことなく、「これは何?」と職員の方に質問をしていました。最後には自分で見つけた落ち葉をフロッタージュで楽しみ、お土産にしました。
昼食は博物館のホールでシートを敷いてお家の人が作ってくれた愛情たっぷりのお弁当をいただきました。あちこちで、自慢の弁当を見せ合いっこしている姿がとても微笑ましかったです。
食後は、博物館の中を見学しました。ボランティアの方によるクイズに答えたり、顕微鏡をのぞいてみたりして楽しみました。中でも一番人気はナウマンゾウの骨格標本や大きなクジラの骨で、目の前にした子どもたちは「わ~!」と大興奮でした。
帰りのバスの中は、眠る子の姿もみられ、行きのバスよりもちょっぴり静かでした。
こどもの言っていた通り、みんなが一緒なら天気なんて関係ない楽しい遠足だったな~と感じました。
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【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 堀内 絵理■◆■
ぞう組(2歳児)が、給食をお弁当箱に詰めてもらい、シートを敷いてハイキング気分で食べる「お弁当給食」を行いました。
今回の取組は、子ども達が散歩に出掛けた際に、「みんなで、お外でお弁当を食べたい!」と話していたことをきっかけにして行うこととなりました。
夏頃から、給食でカレーが出される日を「カレーの日」とし、2才児全員が集合して食べるようになりました。子ども達は、“みんなで食べること”を楽しみにしているようです。調理員と打ち合わせを行い、職員もワクワクしながら「お弁当給食」の実施日を子ども達に伝えました。子ども達は、お弁当が書かれた絵本を探し出し、「お弁当には何が入っているかな?」と楽しみにしたり、休みの日に家族でお弁当を持って公園で食べたことを嬉しそうに話してくれたりしました。
そして、待ちに待った当日。シートに座り、保育園においては初めてテーブルを使わずに「お弁当給食」を食べました。子どもたちは自主的にグループごとに円座になり、「楽しいね」と嬉しそうに、おにぎりや唐揚げを頬張っていました。また、シートでの座り方について、足を伸ばさずに正座して座るように声をかけると、良い姿勢で上手に座って食べており、とても印象に残りました。
心と体の成長を感じられた「お弁当給食」の時間を、さらに一歩進めて行いたいと思います。日頃から友だちや保育者と一緒に食べる楽しさを感じ、3月には一人ひとりリュックにお弁当を入れて散歩先で食べられたらと考えています。
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【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 長谷部 彩香■◆■
11月11日(土)に千葉市民間保育園協議会が主催している子育てフェスティバルがきぼーるで開催されました!
子育てフェスティバルは各所コーナーがあり、迷路や制作、ステージ、また栄養士が中心となって行なう食育コーナーなどがあり、子ども達も保護者の方も楽しめる内容となっています。
今回私たちの園が担当したのは、コンビカーに乗ってコースを走るサーキットコーナーでした。今年のサーキットコーナーのテーマは、絵本「はらぺこあおむし」で、コースにフルーツの木があったり看板に大きなちょうちょがいたりと子どもたちが楽しめるよう装飾もたくさん工夫しました。途中フルーツが落ちてしまうなどちょっとしたハプニングもありましたが、遊びに来てくれた子ども達も「あ!はらぺこあおむしだ!」「フルーツいっぱいだね!!」と大喜びでした。
毎年卒園児や在園児がたくさん遊びに来てくれるのですが、自分が担当しているクラスの子もサーキットコーナーに遊びに来てくれました。ママに呼ばれているのも気づかないくらい夢中になっている姿がとても可愛くて私もその姿に和まされました♪
昨年はお手伝いとしてステージコーナーでバンド演奏をしただけでしたが、今回は担当として初めて参加し、「たくさんきてくれるかな~」という不安もありましたが、たくさんの人の中に在園児や卒園児を見つけるとどこか「ほっ」としている自分がいました。コーナーの外から身を乗り出して「はせべせんせい~~!!」と呼んでくれる子もいて卒園児との再会の機会にもなり私自身とても楽しむことができました!
来年はどのコーナーを担当するのかわかりませんがたくさんの方が来てくれることを期待しています♪
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【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 教授 石井 章仁■◆■
子どもを取り巻く社会環境が変化し、特に「待機児童問題」や「保育士不足」が社会問題となっている昨今、保育士の有効求人倍率は平成26年度に全国で2培を超え(東京5.37/千葉1.54/全国2.06)、就職先候補が多くなる一方、就職先の選択が難しくなっています。
保育園への就職を促す取り組み(家賃補助や給与への加算)は、都市部の自治体を中心に盛んになされ、保育所保育士のベースアップはかなり図られてきています。本学においても、昨年度、保育園の就職率は伸びましたが、一方で幼稚園や施設の就職率は減っています。
学生は「就職」という一大事に不安を抱え、何をどのようにしたらよいか戸惑いながら、夢に向かって就職活動を始めています。11月の時点で、2年生の約3割は就職先が内定しましたが、まだ残り7割の学生は、今まさに就職活動本番といったところです。
本学では数年前から、園の保育や就業に関する説明をブース形式で行い、学生の就業への意欲の涵養に努めてきました。実施に際しては、参加園には、授業の一環であることをご理解いただき、就職に直結するかどうかではなく、あくまで学生の就業先を選択するための練習の機会とすること、保育の現場で働くことの意義について現場の方から聞く機会とすることなどが主題となるよう、お願いして行っております。
参加園は、こうした主旨を汲んで下さり、卒業生を伴って来校し、学生にも様々な方法で、園の目指す保育や働くことの大切さについて伝えようとして下さいました。多くの学生は、この機会を自身の就職先を決める情報の獲得のための一環として捉えて臨むことができ、非常に良い機会をとなりました。
この両日の成果としては、全体として就職活動に前向きになり、その結果、見学に行く人が増えたことがあげられます。この機会が、より良い縁を繋げていく一助になればと思っております。
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【法人】
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■◆■法人事務局企画管理課長兼広報室 海老沢 太郎■◆■
2025年に迎える学園創立100周年に向けた記念事業として一昨年からスタートした記念講演会、今年は、ラモス瑠偉氏(元サッカー日本代表)をお迎えして11月22日(水)に中学校・高等学校の体育館にて行いました。
福中理事長は、かねてからラモス氏を尊敬しており、高等学校のグラウンド人工芝化、附属幼稚園の園庭芝生化は、ラモス氏のテレビ発言に触発されたことがきっかけであり、本学園の環境整備に少なからず影響を与えた縁ある人物であることから、今回の招聘に至りました。
事前のリサーチで、ラモス氏のことをよく知らない生徒も多くいることが分かり、当日の反応に若干不安がありましたが、ラモス氏がテーマ曲に乗って会場に姿を現した瞬間、盛り上がりはピークに達し、その不安は杞憂であると感じられました。90年代、日本サッカー界を牽引したスーパースターは、自身のことをよく知らない生徒をも魅了するオーラを纏っていました。
「夢をあきらめない」をテーマに行った講演においては、体験談を交えながら、「努力は裏切らない。高い目標を持って努力してほしい」と呼びかけ、1,600名を超える聴講客もじっくり聴き入っていました。
当日の模様は、11月23日(木・祝)付 毎日新聞(朝刊)、11月29日(水)付 読売新聞(朝刊)に掲載され、多くの方々に本学園の存在、取組が広報でき、広報的にも意義のある講演会でした。
末筆になりますが、今回の講演会開催にあたり、ご尽力いただきました教職員の方々に、この場を借りて御礼申し上げます。

【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 須藤 勝之■◆■
今年度の研修旅行は、学年を、11月2日(木)及び3日(金)出発の二団に分け実施しました。
いずれの団も昨年と同様に初日はマレーシアに上陸して終わりました。翌日から本来の目的である異文化交流が始まりました。午前中はパシル・グダン校を訪問。本来であれば休日であるにもかかわらず、沢山の生徒達が私達を出迎えてくれ、大変な歓迎をしてくれました。滞在時間は僅か2時間程度でしかなかったのですが、別れ際には一緒に写真を撮ったり、また個人的にもプレゼントをもらう生徒もおり、大変内容の濃い時間を過ごすことができました。
午後からはセメンチュ村に移動し、そこでは各家庭に入って昼食を頂くなどの歓迎を受けました。イスラム教による右手だけの食事、また民族衣装も着せてもらうなど、一つひとつの体験が生徒達にとって忘れられないものになったことは間違いありません。その後、夜にシンガポールに入国した、この日は終了しました。
三日目は、東大を上回ると言われるアジア有数のシンガポール大学の学生達に市内を案内してもらいました。それぞれのグループに学生がガイドとして付いてくれたことで、生徒達が予め行きたいと申し出ていた場所に、英語を話しながらバスや地下鉄を利用して移動していきました。国土そのものは極めて小さいにもかかわらず、本当に多くの民族が一緒に仲良く生活している姿は、生徒達にとっても新鮮なものでした。
そして四日目の最終日は、午前中に平和学習として戦没者慰霊碑を経由し、マーライオン前で記念撮影を終えた後、生徒達全員が楽しみにしていたUSSへ上陸しました。そんな中でも特に圧巻だったのは、ASコース全員で挑戦した「メガ・ジップ」ではなかったでしょうか。非常に高い丘の上から、ワイヤーロープ一本で地上にまで降りてくるスリルは、やってみた者にしか分からない緊張感がありました。午後をUSSで過ごし、夜はシンガポールの象徴とも言えるマリーナベイサンズに上って最後の夜景を楽しみ、四泊五日の研修旅行は終了しました。幸いなことに、大きなトラブルもなく終了でき、生徒達は一生忘れることのできない良い体験が出来たと思います。
このような機会を下さった保護者の皆様に、改めて感謝の言葉を述べたいと思います。ありがとうございました。

【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 翁長 翔平■◆■
中学校3年生は11月12日(日)~15日(水)に京都・奈良へ修学旅行に行ってきました。
中学校では、「グローバル(日本を識る)」、「ICT」、「プレゼンテーション」という3本柱を軸に教育を進めています。この修学旅行でもこの3つを十分に活かすことを1つの目標として、準備をしてきました。今回は、その模様をお伝えします。
1日目は、大徳寺大仙院と北野天満宮に参拝しました。大徳寺では座禅・抹茶に挑戦し、日本の伝統文化に触れることができました。
2日目は、京都市内班別自主研修で、生徒たちは自らの五感で京都の歴史、文化、自然を感じてきました。夜のプレゼンテーションでは、各班がiPadを用いて、工夫を凝らしながら準備をしており、文字や写真、スピーチでこれらを上手く表していました。普段の授業や行事でロイロノート等を用いてまとめる習慣が表れていたように感じました。
3日目は、奈良県明日香村でのサイクリングを予定していましたが、朝から生憎の雨となりました。急遽、明日香村バスツアーに変更し、現地のガイドさんの案内の元、昨年開業したばかりのキトラ古墳四神の館や我が国最初の本格寺院である飛鳥寺などの施設・史跡をまわってきました。この日の夜のプレゼンテーションのテーマは、「明日香村を世界遺産にするためのCMを作ろう」でした。このミッションに向かうために、ガイドさんの話をメモしてまとめたり、時にはガイドさんにインタビューをしたりと、自ら考えて行動することができました。
4日目は、東大寺大仏殿を参拝し、奈良公園の鹿と触れ合いました。最後に平等院を訪れ、1000年前の国風文化に思いを馳せつつ、京都を後にしました。
この修学旅行では、生徒たちは大きな思い出を作りつつも先述の目標を達成できたと思います。しかし、ここに満足することなく、生徒一人一人の更なる成長のために日々の教育活動に一層力を入れていく所存です。

【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 教諭(年少) 安田 麻美■◆■
大人は、寒くて部屋の中にいたいな…と思う、今日この頃ですが、子どもたちは寒さなんかへっちゃらで、元気いっぱい園庭を駆け回っています。
今年の9月からは、天気が悪い日が多く、運動会も翌日に延期。そして、運動会後のごっこ遊びもあまりできずにいました。今年は、運動会後の異年齢でのかかわりをとるのは難しいかな?と思っていたところ、年少の子どもたちの中では、運動会での年長児の可愛く、そしてパワフルなチアが頭から離れられなかったのか、遊びの中で年長さんが持っていたポンポンを作っていました。それを持って戸外へ出ると、今度は『やってみよう!(←チアの曲名)流して!』とのリクエストが。CDデッキを用意し、曲を流すと、満面の笑みで踊っている子どもたちでした。そして気が付くと、周りで様子を見ていた子どもたちも、プラタナスの大きな葉っぱを束にしてポンポン代わりに持っていました。その子たちも誘うと、嬉しそうに元気いっぱい踊りはじめました。その踊りのコーナーが盛り上がってくると、今度はそれを見ていた、踊り好きの年中児の姿がちらほら見え始めました。最初は遠くの方で踊っていたのですが、『踊り方教えてくれないかな?』とお願いすると、年少児に『ここはこうだよ!』自信満々に教えてくれている姿が印象的でした。この子たちも年長児の踊っている姿を見ていたり、運動会後のごっこ遊びの中で教えてもらったりしていた子たちでした。こうして遊びの伝承がされていく姿は、とても微笑ましかったです。
11月21日(火)には年長児が園の畑で収穫したサツマイモを焼き芋にして各学年にふるまってくれました。その日、年長児は登園してくるなり焼き芋の準備で大忙し。たき火をするのに火おこしをしたり、落ち葉を集めたりせっせと働いていました。その姿を見て、年少も興味津々の様子。近くに行ってみると、落ち葉をたき火に入れてどんどん煙が立ち上がります。そして、これで焼き芋をすることが分かると、頼もしい年長児が『こっちに燃えやすい葉っぱがあるよ!』と教えてくれ、一緒に落ち葉集めが始まりました。年長児はたき火の経験があるので、どの葉っぱが燃えやすいかよく知っています。『このチクチクした葉っぱ(杉の葉)が燃えやすいんだよ』とやさしく教えてくれている姿もありました。そして、落ち葉をたくさん集めてたき火の方に持っていくと、『もっともっと集めなきゃ』と何度も何度も集めに行く子どもたちです。年少児もおいしい焼き芋のために頑張っていました!そして、いよいよ焼き芋が焼きあがると、年長児の横から年少児の顔がちらほら。保育者が焼き芋を手に取り、割って見せると『わぁ~!(おいしそう)』という歓声が聞こえてきました。焼き芋が待ち遠しい子どもたちは、その後も焼き芋を切り分けている姿までじっと見つめていました。その後、できたての焼き芋を芝生で食べて大満足の子どもたちでした。

【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 小山 伶香■◆■
11月8日(水)、附属幼稚園のバスを借りて、千葉県立中央博物館、生態園に遠足に行ってきました。
年長児は、行事といえば雨模様であることが多く、遠足当日もやっぱり雨…。ちょっぴり落ち込んでいる担当保育者でしたが、「友だちと一緒ならそれだけで楽しいから、雨でもいいよ」というこどもの言葉にハッとさせられました。その言葉通り、こどもたちは雨なんて関係ありません。初めて乗る園バスに、楽しくて話が止まらない子、自然と歌いだす子、緊張している子などさまざまでした。いつもの風景でも初めて通った道のようにワクワクドキドキ!目を輝かせながら道中を楽しみました。
目的地に到着すると、まずは生態園で職員の方に植物や虫の生態を説明してもらいながら森の中を案内してもらいました。松ぼっくりにしか生えないキノコや、クロノボリリュウダケなど大人が気づきにくい場所にあるものでも、こどもたちは見逃すことなく、「これは何?」と職員の方に質問をしていました。最後には自分で見つけた落ち葉をフロッタージュで楽しみ、お土産にしました。
昼食は博物館のホールでシートを敷いてお家の人が作ってくれた愛情たっぷりのお弁当をいただきました。あちこちで、自慢の弁当を見せ合いっこしている姿がとても微笑ましかったです。
食後は、博物館の中を見学しました。ボランティアの方によるクイズに答えたり、顕微鏡をのぞいてみたりして楽しみました。中でも一番人気はナウマンゾウの骨格標本や大きなクジラの骨で、目の前にした子どもたちは「わ~!」と大興奮でした。
帰りのバスの中は、眠る子の姿もみられ、行きのバスよりもちょっぴり静かでした。
こどもの言っていた通り、みんなが一緒なら天気なんて関係ない楽しい遠足だったな~と感じました。

【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 堀内 絵理■◆■
ぞう組(2歳児)が、給食をお弁当箱に詰めてもらい、シートを敷いてハイキング気分で食べる「お弁当給食」を行いました。
今回の取組は、子ども達が散歩に出掛けた際に、「みんなで、お外でお弁当を食べたい!」と話していたことをきっかけにして行うこととなりました。
夏頃から、給食でカレーが出される日を「カレーの日」とし、2才児全員が集合して食べるようになりました。子ども達は、“みんなで食べること”を楽しみにしているようです。調理員と打ち合わせを行い、職員もワクワクしながら「お弁当給食」の実施日を子ども達に伝えました。子ども達は、お弁当が書かれた絵本を探し出し、「お弁当には何が入っているかな?」と楽しみにしたり、休みの日に家族でお弁当を持って公園で食べたことを嬉しそうに話してくれたりしました。
そして、待ちに待った当日。シートに座り、保育園においては初めてテーブルを使わずに「お弁当給食」を食べました。子どもたちは自主的にグループごとに円座になり、「楽しいね」と嬉しそうに、おにぎりや唐揚げを頬張っていました。また、シートでの座り方について、足を伸ばさずに正座して座るように声をかけると、良い姿勢で上手に座って食べており、とても印象に残りました。
心と体の成長を感じられた「お弁当給食」の時間を、さらに一歩進めて行いたいと思います。日頃から友だちや保育者と一緒に食べる楽しさを感じ、3月には一人ひとりリュックにお弁当を入れて散歩先で食べられたらと考えています。

【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 長谷部 彩香■◆■
11月11日(土)に千葉市民間保育園協議会が主催している子育てフェスティバルがきぼーるで開催されました!
子育てフェスティバルは各所コーナーがあり、迷路や制作、ステージ、また栄養士が中心となって行なう食育コーナーなどがあり、子ども達も保護者の方も楽しめる内容となっています。
今回私たちの園が担当したのは、コンビカーに乗ってコースを走るサーキットコーナーでした。今年のサーキットコーナーのテーマは、絵本「はらぺこあおむし」で、コースにフルーツの木があったり看板に大きなちょうちょがいたりと子どもたちが楽しめるよう装飾もたくさん工夫しました。途中フルーツが落ちてしまうなどちょっとしたハプニングもありましたが、遊びに来てくれた子ども達も「あ!はらぺこあおむしだ!」「フルーツいっぱいだね!!」と大喜びでした。
毎年卒園児や在園児がたくさん遊びに来てくれるのですが、自分が担当しているクラスの子もサーキットコーナーに遊びに来てくれました。ママに呼ばれているのも気づかないくらい夢中になっている姿がとても可愛くて私もその姿に和まされました♪
昨年はお手伝いとしてステージコーナーでバンド演奏をしただけでしたが、今回は担当として初めて参加し、「たくさんきてくれるかな~」という不安もありましたが、たくさんの人の中に在園児や卒園児を見つけるとどこか「ほっ」としている自分がいました。コーナーの外から身を乗り出して「はせべせんせい~~!!」と呼んでくれる子もいて卒園児との再会の機会にもなり私自身とても楽しむことができました!
来年はどのコーナーを担当するのかわかりませんがたくさんの方が来てくれることを期待しています♪

【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 教授 石井 章仁■◆■
子どもを取り巻く社会環境が変化し、特に「待機児童問題」や「保育士不足」が社会問題となっている昨今、保育士の有効求人倍率は平成26年度に全国で2培を超え(東京5.37/千葉1.54/全国2.06)、就職先候補が多くなる一方、就職先の選択が難しくなっています。
保育園への就職を促す取り組み(家賃補助や給与への加算)は、都市部の自治体を中心に盛んになされ、保育所保育士のベースアップはかなり図られてきています。本学においても、昨年度、保育園の就職率は伸びましたが、一方で幼稚園や施設の就職率は減っています。
学生は「就職」という一大事に不安を抱え、何をどのようにしたらよいか戸惑いながら、夢に向かって就職活動を始めています。11月の時点で、2年生の約3割は就職先が内定しましたが、まだ残り7割の学生は、今まさに就職活動本番といったところです。
本学では数年前から、園の保育や就業に関する説明をブース形式で行い、学生の就業への意欲の涵養に努めてきました。実施に際しては、参加園には、授業の一環であることをご理解いただき、就職に直結するかどうかではなく、あくまで学生の就業先を選択するための練習の機会とすること、保育の現場で働くことの意義について現場の方から聞く機会とすることなどが主題となるよう、お願いして行っております。
参加園は、こうした主旨を汲んで下さり、卒業生を伴って来校し、学生にも様々な方法で、園の目指す保育や働くことの大切さについて伝えようとして下さいました。多くの学生は、この機会を自身の就職先を決める情報の獲得のための一環として捉えて臨むことができ、非常に良い機会をとなりました。
この両日の成果としては、全体として就職活動に前向きになり、その結果、見学に行く人が増えたことがあげられます。この機会が、より良い縁を繋げていく一助になればと思っております。
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【法人】

