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学園ニュース

学園ニュース 2021年10月号(255号)

【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 岸 恵美■◆■

 10月の爽やかな秋晴れのなか、めいとく森の運動会が執り行われました。
 昨年度同様、コロナ禍の状況を鑑み学年ごとの開催となりましたが、今年度は、園児1名につき2名の保護者を招待し、昨年度よりもにぎやかな会場となりました。
 3日間に分けて行われた運動会、初日は年少組。年少児にとって初めての運動会です。たくさんの保護者に囲まれて、ドキドキの表情でしたが、自分たちで作った“エビ” と“カニ”のお面をつけて『エビカニクス』を踊ったり、20mの距離を走ったりなど楽しいひと時となりました。
 翌日の年中組は、「はらぺこかまきり」の曲に合わせて、いろいろな虫に変身しながら踊りました。ハチやセミなど同じ生き物でも、それぞれ違った表現となり、微笑ましい光景でした。また、徒競走では年少児よりも長い25mの距離を全力で走りました。1つ学年が上がるだけで、手を思いきり振り、力強い走りをしているように感じました。
 最終日の年長組は、園生活最後の運動会です。東京オリンピックを意識した『オープニング』や、選択制の『表現』(『ソーラン節』と『チアダンス』)、明徳幼稚園ならではの種目である『クロスカントリー』(広い園庭を駆け抜け、遊具に挑戦)など一人ひとりが自分の力を精一杯に発揮する姿が見られました。また、伝統となっているクラス対抗リレーでは、年長児だけではなく保護者も保育者も真剣そのもので、当日を迎えるまでに作戦会議をしたり走行順を考えたりなど、どのクラスも1位をとることを目標に一生懸命でした。当日は、保護者や年少、年中組の温かい声援に包まれ、自分のもっている力を出しきる年長児の勇ましい姿がみられました。
 本園では、運動会当日だけではなく、過程やその後も大切にしており、翌日からはくるみ組やどんぐり組の子どもたちも交えて運動会ごっこを楽しみました。年下の子どもたちに優しく教える年長児の姿はとても頼もしいものです。異年齢のかかわりのなかで年上の子どもたちも自信をつけているように思います。また、このかかわりが憧れへと変わり、次年度以降に続いてほしいと願っています。
 今年度は新型コロナウイルス感染症による登園自粛で、9月いっぱいが午前保育となり、登園人数も少なかったため思うように活動が進まず、保育者としてはもどかしい毎日が続きました。しかし、子どもたちは「今日もソーラン節踊るよね。」「今日は(リレーで)1位を取りたい」と意欲的に活動していました。
 異例の運動会ではありましたが、全ての種目を終え、胸に金メダルを掲げた子どもたちのキラキラと輝く笑顔に、無事に開催できたことを感謝する3日間でした。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 准教授 大村 あかね■◆■

 コロナ禍における教育活動も2年目となり、千葉明徳学園各部署における工夫した対応は、一定の成果を見ているのではないかと思います。
 本学においても、オンライン授業と対面授業を組み合わせた授業運営を行い、授業の組み方、運営上のルール等も、基本的な考え方は出来上がりつつあると言えると思います。
 一方で、幼稚園教諭免許状と保育士資格を取得する為の実習については、状況に応じた対応が必要であり、その状況は、千葉県全体の感染者数や実習をする学生の感染等だけでなく、園や施設の実習受け入れに関する考え方や、行政の方針等にも左右されるため、どうしても一律になりにくく、対応もケースバイケースになります。
 実習期間のずれをはじめ、期間短縮に伴って実習に代わる演習をしなければならないケース、保育への参加方法の限定等例年と異なる実習内容となったケース等、様々な状況が発生しましたが、私たち保育実習Ⅱ・Ⅲ担当の教職員チームは、学生と受け入れ側双方の安全を守るべく万全を期しながら、できる限り実習の機会を保障するように努めてきました。
 一方で学生にとっては、実習前2週間は登校できず、実習をめぐる状況が刻々と変化していく、という状況はとても不安であっただろうと思います。オンラインで情報発信を行い、学生からもアクセス可能な手段はあるものの、お互いの動きや考えが見えにくく、短大教職員、学生、保護者、実習園・施設等の間で誤解が生じたり、不安や不満が残るような出来事もありました。
 災害は、社会の課題をあぶりだすと言われますが、本学も、どのような状況でも学生と信頼関係を築くこと、学校としてのメッセージを届けること、大学に求められている3つのポリシーの一貫性担保、実習園・施設との相互理解を図ること、教職員間の連携の在り方等、改めて取り組むべきことが見えてきた気がします。この機を逃さず、教職員が同じ方向を向いて、取り組んでいけたらと、一教員として考えます。


【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 古川 聖奈■◆■

 新型コロナウイルスの感染拡大により私たちの生活も少しずつ変わり、感染予防のために様々な行事を中止にしたり、配慮した形で行ってきました。
 今年は直前まで、緊急事態宣言に伴う登園自粛要請が行政から発令されていましたが、お楽しみ会は子ども達の成長発達に欠かせず、大切な思い出としても欠かせない行事であることから、どんなことがあっても開催してあげたいという保育者の思いがあり、常に“実施する方向で”話し合いを繰り返してきました。
 暑さに負けず、室内でも伸び伸びと遊んでいた子どもたち。お楽しみ会前には、年長児らが3歳未満児クラスに来て、“ラジオ体操”や“パプリカ”を教えてくれました。そうした交流の中で、保育者や友だちと一緒に何かすることの楽しさを味わうことができたのではないかと思います。3歳以上児は、お楽しみ会に向けて、自分の得意なものができる姿を見せたいと、鉄棒や跳び箱など、何度も挑戦する姿も見られました。
 前日は大型の台風による悪天候に見舞われましたが、最後まで実施できることを願って迎えたお楽しみ会当日。慣れない場所に緊張したり、種目中に転んでも立ち上がって走り出したり、保育者や友だちと楽しそうに踊ったりするなど、様々な子どもたちの姿が見られました。お楽しみ会後に子どもたちが何を感じたのかは、それぞれだとは思いますが、経験したひとつひとつのことが子どもたちの大切な思い出となってくれたらいいなと思っています。
 保護者の方とゆっくりとお話をしたり、保育参観や面談を行うことが難しい今、お楽しみ会での子どもたちの姿や台風後の事前準備の様子等、前年度よりも多く作った壁新聞などで、今まで以上に当日の内容や保育者の思いを伝えるようにしました。
 たくさんの制約と厳しい状況の中で実施したお楽しみ会。保護者の皆さんからのアンケートやお便り帳には、実施できてよかったと喜びの声で溢れており、係としてとても嬉しく思っています。それと同時にお楽しみ会の実施に向けて共に話し合いをしてきた職員や対策にご協力いただいた保護者の方々など、たくさんの人たちの協力を得て、できたことに感謝したいです。今後も子どもたちの様子を保護者の皆さんと共有できるよう、工夫していければと思います。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭(1年Ⅰ組担任)遠藤 玲香■◆■

 10月のはじめ、高校校舎から中学校舎へ戻る途中で、中学教務の清水先生が声をかけてくださった。
 「オンライン授業のアンケート、中1は道徳と学活の評価が高かったですよ。担任の先生には、すぐお伝えした方がいいと思って。」その知らせに、嬉しさよりも驚きが勝った。オンライン期間の道徳と学活は、生徒同士で話し合わせる時間がほとんどで、授業準備もあまりしていなかったからだ。しかし思い返せば、それこそが彼らの欲したものであるということを、今しみじみと感じている。
 少し話は変わるが、中学1年生と2年生には「日誌」という取り組みがある。オンライン期間もこの取り組みは継続しており、学年団の教員はロイロノートに提出される日誌を、(目と首を痛めながら)毎日チェックしていた。
 オンライン期間中の登校日に当たっていた9月18日。その日は、1学期に植えた田んぼの稲刈りを企画していた。前日の日誌に、ある生徒はこう書いた。 「明日が楽しみすぎて、朝早く起きちゃうと思います」
 当日、生徒たちは終始笑顔で、稲刈りを楽しんだ。2時間程度の活動のために1時間30分以上かけて登校してきた別の生徒は、その日の日誌にこう書いた。「学校に行けて楽しかった!」「みんなに会えて嬉しかった!」
 そして、登校日から数日経ったある日。また別の生徒はこう書いた。「みんなに会いたい」
 その言葉を読んで、わたしは後でひっそりと泣いた。彼らの願いが、とても小さくて、尊くて、そのほんの小さな願いを叶えてあげられないことがあまりにも悲しかった。
 私は高校生の担任をしていた頃、オンライン期間の学活でやったような、ランダムに振り分けた生徒たちが話すだけのLHRなんて、やりたいとも思わなかった。それは(私の担任としての力量が至らないせいかもしれないが)とても自然なことだと思う。人は成長の過程の中で、人と接することの難しさや辛さを学び、大人になればなるほど、自分も相手も傷つかない程よい関係を欲するからだ。私たちは、そう易々と他者に近づいたりはしない。
 しかし、中学1年生は私たちにとって当たり前の距離感を軽々と飛び越えてくる。彼らは心の底から人と接することを欲している。中学1年生は、誰もが(淋しいと言える中学生も、平気なフリをしている高校生も、忙しさに何もかも忘れてしまった大人も)その欲求を持っていることを私に教えてくれた。そして、その願いの美しさも。
 インターネットや電子機器の発達で、若者のコミュニーケーション力や他者への関心の低下が叫ばれて久しい。テスト勉強に追い立てられている生徒たちを横目で見つつ私は思う。若者を、子どもを、他者と交わることから遠ざけてしまったのはだれ?
 今日も中1の生徒たちは、言葉で、表情で、人と接することの喜びを伝えてくれる。きっと学年が上がれば、素直に見せてはくれなくなるのだろう。それでも今この時が、彼らが大人になった時、他者と交わるための原動力となるようにと願わずにはいられない。生徒同士の交流の時間を大切にしながら、今後も担任として何ができるのか模索していきたい。


【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 安部 俊亮■◆■

 私は、千葉明徳高校に赴任して6年目となり、昨年度から高等学校2年生の担任を持ち、今年度は高校3年生の担任に持ち上がりました。
 コロナ禍からスタートした昨年度は、初めての担任にもかかわらず、始業式の翌日からオンラインという形になり、顔を覚えるのも難しかったことを昨日のように思い出します。ここからは実際にクラス運営をしている中で感じたことを紹介します。
(1)ルールを守ることは重要
 クラス経営をしていく中で、私が一番生徒に強調していることは決められたルールを守ることです。今は、学力の3要素と言われる、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」という能力が問われています。たしかにどの能力も必要ですが、どの能力を引き出すにもまずルールがあると考えています。そのルールの中で特にこだわっていることが、時間を守ることです。一見、学力の3要素と関わりがなさそうですが、何をするにも時間は関わるため、まず登校時間を守る、提出期限を守るといった当たり前のことを特に強調しています。2年生の時は、なかなかうまくいかなかったこともありましたが、繰り返し言っていくことで、今はさすが高校3年生という姿を見せてくれています。ルールを守ることができると他のことまで良くなってきており、生徒の成長を見ることができています。
(2)コロナ禍だからこその成長
 コロナ禍は想像以上に生徒たちの成長を妨げています。行事ができない、対面授業ができない、さらに一番大事な進路選択においても、オープンキャンパスに行けない、もしくはオンラインになってしまったなどいろいろな障害がありました。このような中でも生徒たちは不満よりも今置かれている状況を考えながら行動してくれています。私ができることは、前向きに行動してくれている生徒に少しでも何かできないかを考えながら寄り添っていくことでした。
 ◎オンラインを利用した学習◎
 受験生である3年生に対して、オンライン授業での学習の遅れは気になるところでした。ところがある生徒から、友達同士でzoomをつなげてオンライン勉強をしていましたという話を聞きました。学校の自習室で勉強をすることは自主性による勉強法ですが、コロナ禍だからこそオンラインを利用した自習室と呼べる新たな勉強ではないかと思います。
   私は、今現在受験指導をしています。新しい経験も多く大変なこともありますが、生徒たちが頑張っている姿を見ると自然と力が湧いてきます。生徒たちの未来のためにここからさらに生徒と向き合って無事卒業式を迎えることができたらと思います。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校■◆■

 9月中旬、高校3年生宛てに、平成18年3月に本校を卒業した能瀬祐太郎さんからの贈り物が届きました。
 能瀬さんは、日本トランスオーシャンでパイロットをされており、2月に予定していた沖縄修学旅行で搭乗する那覇―石垣島間の飛行機を操縦していただく予定でしたが、コロナの感染拡大で修学旅行自体が中止となり、実現しませんでした。能瀬さんは、修学旅行が中止となった本校生徒の気持ちを考え、少しでも沖縄気分が味わえ、また受験生の激励になるものをと大量のちんすこうを送ってくれました。卒業生の後輩に対する配慮、大変ありがたいです。コロナが落ち着き、能瀬さんが操縦する飛行機で本校生徒が修学旅行に出掛ける日が来ることを楽しみにしています。


【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 堀内 美里■◆■

 1、2歳児のきいろグループでは、去年からカタツムリを世話しています。
 はじめの頃は、興味はあるけど、どう関わっていいのか分からない子や、「命がある生きているもの」ということが分からない子がいました。そのためケースをガチャガチャと振り回してみたり、触っては見るけど力強く手で握ったり…。生き物であることを知らない為、怖がることなく、おもちゃを触るのと同じように手を伸ばす子どもの姿が多くありました。
 これまで生き物に触れてきた2歳児が保育者と一緒に、ケースに付いたカタツムリのうんちを洗ったり、ごはんをあげたりと毎日繰り返し世話をしていたことで、1歳児の興味を持つ様子や関わり方が変わってきた姿が出てきました。“カタツムリがひっくり返ってビックリしないように”と、そっとケースを運ぼうとしたり、カタツムリの様子をじっと観察したり、姿に変化が見られるように!2歳児の姿を見て、模倣しながら関わり方を知り成長していく姿に、子どもの見て学ぶ力の育ちを感じました。
 カタツムリとの関わりをきっかけに、他の生き物への興味関心も見られるようになった子どもたち。ここでそのエピソードを1つ紹介します!
 ある日の散歩先で子どもたちがありを見つけました。「ありさーん。ごはんだよー。」よく見ると葉っぱを拾って、ありにあげようとしていました‼「ありさーん。はい、どーぞ」よく見ると小石をあげている!カタツムリの大好物は小松菜!殻を丈夫にするためのカルシウム!その経験がこんな風に嬉しい姿になりました。
 カタツムリを通して生き物との関わりを知り、触れることで命の尊さや思いやりの心が育って欲しいと願っています。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(1歳児)  金光 知恵子■◆■

 0歳児の子どもたちは、日に日に友達への興味が高まっています。
 保育者と子どもでふれあい遊びをしていると、「僕も」と他の子もアピールする姿が見られます。ひとりの子が楽しくて笑っていると、その様子を見た子も楽しい気分になるようで、保育者や友達の顔を見合わせてにこにことなんだか楽しそうです。同じ場で楽しさを共有することで、共に楽しい気持ちになるのかなと感じています。その楽しさが人と関わりたいという気持ちに繋がるのではないかと感じています。
 別の日には、ハイハイランドを出して遊んでいると、掴まり立ちができるようになった子がトンネルの所に掴まり、しゃがんでは立ってをくり返しながら、「ばぁ」と顔を出して遊んでいました。すると、その様子を見ていた子が、その子の目の前に立ち、「ばぁ」と顔を出すたびに大喜びしていました。大人との関わりの中で子ども同士のつながりも作りながら過ごしてきました。すると、子ども同士の関わりを楽しむ姿が見られるようになり、子ども達の成長を感じることができました。
 0歳児の時期は、保育者との信頼関係があってこそ様々なことに向かえるようになったり、活動範囲が広がったりします。今後も安心できる環境の中で、人と関わり合う心地よさをたくさん経験しながら過ごせるように、関わっていきたいと改めて感じています。



【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 9月29日(水)に学校法人千葉明徳学園理事会が開催されました。
 以下のとおり概要を報告します。

9月29日(水)開催
-理事会-
理事8名出席、監事2名参加のもと、10時00分から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 評議員の選任について
第2議案 令和4年度 千葉明徳短期大学附属幼稚園、明徳やちまたこども園の保育料等について
第3議案 保育事業3園における保育士宿舎貸与に関する規程の一部改定について
第4議案 その他

■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.第二グラウンド用地整備に関する進捗状況について
3.コロナウイルス感染拡大に関する状況報告について
4.購買部のヤマザキショップ化に向けての進捗状況について
5.常任理事会報告について
6.その他

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