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学園ニュース

学園ニュース 2021年11月号(256号)

【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 林 直樹■◆■

 2021年11月11日(木)と12日(金)の両日、中学校では「明実祭」と称して、1日目の11日に文化祭、2日目の12日に体育祭を実施しました。
 当初、文化祭と体育祭は、9月と10月にそれぞれ予定されていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大により、9月中がほぼオンライン授業へと移行し、10月も感染予防の観点から十分な準備時間を確保することができませんでした。その結果、変則的な形ではありましたが、なんとか11月に文化祭&体育祭を開催することができました。
 1日目の文化祭では、午前中は各学年での準備時間として、それぞれの企画に取り組みました。1年生は、来年度入学予定の後輩たちのために「学校紹介動画」を作成し、2年生は、午後の「土と生命の学習」代表者発表に向けた準備、3年生は今年度の中高文化祭のテーマである「“A Beautiful World Forever”~未来を見据えた行動を~」を踏まえて廃傘を利用したフォトスポットとしての「アンブレラアート」、廃油を活用した「エコ石けん」の制作に取り組みました。一方、午後は、「土と生命の学習」の6テーマの代表者発表を体育館で実施しました。各テーマの代表となった2年生は、中学全生徒200名以上を前に、体育館の大スクリーンに準備したポスターの写真を投影しながら堂々としたプレゼンを行いました。発表後も,見学した生徒たちから次々と質問が出され、体育館は高揚感のある熱気に包まれました。
 2日目の体育祭は、午前中のみでしたが、2年ぶりの開催となりました(昨年度は球技大会を実施)。今年度は、各学年をそれぞれ紅白に分けての対抗戦で、開会式での元気のよい紅白団長の選手宣誓から始まりました。ここに、各種目概要を実施順に記しておきます。
 ①全員種目:色別対抗大縄跳び
 ②1年種目:Wimbledonへの道(テニスラケットにボールをのせて走る)
 ③2年種目:台風の目(3人1組で棒を持ち,コーンを回って走る)
 ④3年種目:一心同体(3人1組が腰ベルトでつながれながらお題をクリアしながら走る)
 ⑤1年種目:玉入れ(だけじゃない)(玉入れ+リレー)
 ⑥2年種目:久保建英に挑戦!(サッカーボールをドリブルしながらリレー)
 ⑦3年種目:大玉運び(大玉を運んでリレー)
 ⑧選抜種目:色別対抗選抜リレー
 競技は、紅白両組がデッドヒートを繰り広げ、決着は最終種目の色別対抗リレーまでもつれました。結果は、白組がリレーで大逆転して優勝しました。
 文化祭も体育祭も、コロナ禍の中で以前のような完全な形での実施ではありませんでしたが、生徒たちは自分にできることは何かを考え、全力を出し切ることができたと思います。やはり生徒が大きく成長する学校行事は、かけがえのないものだと実感しました。コロナ禍の一日も早い終息を願わずにはいられません。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 准教授 田中 葵■◆■

 本学2年生の教養基礎科目に「フィールドワーク」という科目があります。
 この科目は、15年以上前の学生たちから、「“わくわく”する体験ができるから」と、通称「わくわく体験研修」と呼ばれるようになったそうです。それは今も引き継がれ、今も通称は「わくわく体験研修」、そして学生だけではなく教員も「わくわく」することを目指し、授業内容を企画しています。
 コロナ以前は、国内や海外へ足を運び、そこで暮らす方々と関わるさまざまなコースがありましたが、昨年と今年は感染状況を鑑み、そのようなコースの開講は叶わなくなりました。しかし、新年度前3月の教授会で検討した際に、全てのコースを中止することは、あまりにも無念すぎるという教員の思いは一致し、今年度は国内、かつ日帰りで、年間を通じてできる「わくわく」するコースを各教員が考え、以下8つの新たなコースを再設定しました。現在、各コースが進行中です。
 今の2年生は、結果的に短大生活2年間が終始コロナ渦となりました。授業は対面とオンラインのハイブリッド授業が続き、実習は延期や演習になり、普段は行われている学園祭やサークル活動、皆で賑やかに食べる学食や廊下での何気ないやりとりといった学生生活はほぼ皆無のまま、短大生活が終わろうとしています。そのような中、学生たちは現状を受け止め、前向きに学び取り組む姿が見られます。このような状況の学生たちだからこそ、本授業ではいつもとはまた違う「わくわく」と心動く体験になるようにしたいと思っています。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 栁 真優■◆■

 近くにいたA君。
 そろそろオムツに排尿があるのでは?と言葉を掛けようとしたとき、A君がズボンを握りながら自らこちらへやってきました。「どうしたの?おしっこ出たの?」と聞くと表情がすこし和らぎながら私のことをじっと見ます。
 「どれどれ」履いているオムツ見てみると黄色の線が水色に。
 「すごいね!おしっこ出たのを教えてくれたのね。オムツ替えようね。」そういうとA君は笑顔に。
 「オムツ持っておいで。」と伝えるとA君は自分の目印のシールの付いた衣類カゴからオムツを1枚持ってきました。
 「自分で持って来られたね。ズボン脱ごうか。」Aくんと一緒にズボンを持ち、膝まで下げると今度は座って一人でズボンを脱ぎます。
 「オムツ脱いで新しいオムツ履こうね。」オムツを履いた後、ズボンを表にして置き「自分でズボンを履けるかな?」そういうとA君は床に座って右足をピーン!続けて左足をピーン!最後は一緒にズボンを履いて出来上がりです。
 毎日何回もオムツを替える、その中でのワンシーン。一人ひとりの排泄のタイミングは0歳児クラスでも見ていくようにしています。
 オムツが濡れたから替えるという作業と捉えずに一人ひとりの出来ることも一緒に毎回向き合っていくことで、1歳3か月のこんなにも早い段階で衣服の着脱を自分でやってできる姿が見られるのだと感じます。
 穏やかな環境で温かい言葉掛けと眼差しの中で関わる子どもの成長は凄まじいことを改めて実感しました。
 これからもこの関わりを大切にしていきたいと思います。


【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 立川 奈波■◆■

 2歳児クラスの子どもたちと学園内を散歩するなかで、さまざまな方々との触れ合いをさせていただいています。
 子どもたちと短大の中庭へ行った時に、清掃作業をしていただいている職員さんが、房についた紫色の実を採って子どもたちにくださいました。「ぶどうみたいでしょ」と渡してくださった実は、本当に小さなぶどうのようで、子どもたちはとても喜んで、一つひとつを房から外して袋に集めて楽しみました。その後も学園内を散歩し、お会いするたびに、子どもたちから「こんにちは」「なにしているの?」「ありがとう」と、自然と声をかける姿が見られるようになり、成長に驚いています。  また、警備員さんに手を振っていただいたり、中学生や高校生、短大生の方に挨拶を返していただいたりするなかで、「お兄さんお姉さんも散歩しているんじゃない?」と、自分の散歩の経験から、出会う大人もそうなんじゃないかと想像して教えてくれました。さまざまな出会いから、子どもの想像が膨らむことも面白く感じます。  その他、図書館で本を見せてもらったり、「たいむ」の先生方からお芋の苗をいただいたり、短大の先生方とお話しさせていただいたりする等、たくさんの思い出があります。  こうして私自身、学園内で優しく接してくださる皆様と子どもとのかかわりから、いろいろなことを学ばせていただいています。このような繋がりに感謝して、今後も子どもたちにとって大切なことを伝えていきたいと思います。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 渡辺 奈菜美■◆■

 年長児そら組はたくさんのカブトムシと共にこの夏を過ごしてきました。
 その中で小さな命と向き合い、何度も話し合う機会があったことで、子どもたち自身もカブトムシと共に成長したことを感じられるひと夏となりました。年中の頃から4匹の幼虫を育てており、それが成虫になると大興奮で動きを観察したり、お世話を楽しんだり、園庭での虫探しも盛り上がっていきました。
 そして、今年は園舎の裏でも数十匹のカブトムシが産まれ、それらもクラスで飼いたいという声があがりました。数が多く、好奇心から手荒な扱いも見られていた中で、本当にお世話をすることができるのか?このカブトムシたちが元気に生きる為にはどうするのが良いのか?子どもたちに問いかけ、話し合うことにしました。すると、飼いたい気持ちが強い中でも、冷静にカブトムシの立場になって考え、逃がすという案が出たり、命あるものの世話をするということの責任を感じて飼うことを不安に思う子も出てきました。多数決の結果、飼うことに決まり、改めて必要なお世話についても考えながら、毎日のエサと水やりが習慣化していきました。
 カブトムシを命あるものとして考え、お世話を頑張ってきたこともあり、無事に夏を乗り越えたカブトムシたちも、先日ついにそのほとんどが寿命を迎え、子どもたちとお墓に埋めてあげました。埋め終えると「このままだと誰かに踏まれちゃうかも!」と心配した1人の男の子が用務員さんのところへ木材をもらいに行き、目印に囲いと看板を立てました。そこへ今度は女の子がお供えの花も用意し、立派なお墓となりました。その後、お墓づくりには立ち会わなかった子も、それぞれにお墓のところへ行って手を合わせながら、お別れの挨拶をする姿が見られました。以前までは好奇心の向くままに生き物を扱っていた子どもたちが、カブトムシの死に丁寧に向き合い、同じ命をもつものとして接する姿に、小さな生き物への意識の変化を感じることができました。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■

 昨年に続き、今年も明徳学園へ遠足に行きました。
 2回目の今回は、「また焼き芋を食べたい!」「赤い(学園)バスに乗るのが楽しみ!」と年長さんや年中さんたちが去年の思い出を話している姿を見て、年少さんも興味を高めていました。
 遠足当日の天気予報は雨マーク。「焼き芋できるかな…」と皆で心配する中、雨が降らないように願いを込めたてるてる坊主を作り、神社の隣の公園に出かけた時には神様にもお祈りしました。子どもたちの願いが見事に届いたのでしょう。当日は晴れ間の見える、暖かな遠足日和となりました。
 明徳学園に着いてすぐに、サツマイモを持って理事長ご夫妻の待つ中学校裏に向かいました。近づくにつれて焚火の匂いが漂ってきます。理事長に元気よく挨拶をしながらサツマイモを渡していきますが、焚火を見入ってポーっとしまう子どももいました。焼き芋ができるまでの間、学園の近くにある大百池や南生実第四公園に行きました。池の周りをゆったりと歩いて周りながらカモやコイに挨拶をしたり、初めての公園にウキウキしながらオニごっこや遊具を使って体を動かして遊んだりしました。学園に戻る帰り道、子どもたちは早く焼き芋食べたいなあ」とお腹を空かせた様子を見せていました。お腹が空いた時の五感はとても冴えわたっていたのでしょうか、微かな煙の匂いを感じるとより一層期待感を膨らませていきます。
 焚火を囲むように座る子どもたちの視線の先には、パチパチと音をたてながら燃える火と煙。そして待ちに待った焼き芋です。半分に割ったお芋からは湯気もあがっていて、自分たちでふー、ふーと息を吹きかけていきます。一口ほおばると「おいしい~!」と言いながら満面の笑みでおいしさや喜びを表現してくれました。
 家に帰ったあと、多くのお子さんが「焼き芋がおいしかった」とお話ししていたようです。弟に「来年一緒に行こうね!」と話をしていた微笑ましいエピソードも教えていただきました。コロナ禍の中でも実現が可能で楽しい思い出を作ることを目的とした学園への遠足ですが、コロナ禍が明けたあとにも、楽しくておいしい思い出を作っていけたらと感じています。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(高校入試広報室部長) 君塚 美行■◆■

 2022年度の生徒募集の状況についてご報告させていただきます。
 例年、高校の募集活動は4月の第1回の中学校訪問に始まり、募集委員が担当する各中学校と塾訪問を年間で3回おこなっています。しかし、今年度はコロナ禍と昨年度より公立高校の入試が一本化されたことにより、受験生の動向が非常に読みづらくなってしまいました。これらの状況から今まで通りの訪問では、生徒数確保は難しいと考え、積極的な訪問を実施することにしました。
 本校の今年度生徒募集における大きな変更点は、特進コースを2クラス60名にしたことです。進学実績を上げてきた特進を増やすことで、学校全体のレベルアップに繋げるためです。ですが、これは簡単に増えるものではありません。特進コース長自らが先頭に立ち、ここまで積極的な塾訪問を展開してきました。それに合わせ中学校訪問も定例の3回以外にも気になる生徒のいるところへ、随時訪問を実施してきました。そして募集イベントも全てweb予約とし、人数制限をかけて、新型コロナウイルス対策を徹底しての参加で開催してきました。夏休みの体験入学会は3回とも300名を超える中学生の参加があり学校説明会も4回を予定して実施してきました。ここまである程度の手応えは感じておりますが、今年度中学校側の評定基準の変更により、受験生の評定値が低く抑えられることが危惧されています。中学校により対応が様々なので、当初の予想ほどではないと考えられますが、影響を受けることにはなるでしょう。
 我々としては悔いの無いよう全てをやりきり、12月15日から始まる中学校との入試相談に臨む準備をしています。この入試相談でほぼ募集活動の成果が決まりますが、最後の生徒募集イベントである入試相談会が終わるまで、受験生一人一人の要望に応えるべく募集活動をおこないます。そして、例年以上に精力的な活動を展開してきた成果が結実するよう、最後まで力を注いでいきたいと思います。

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