千葉明徳学園は2025年に100周年を迎えます 寄付のお願い

学園ニュース

学園ニュース 2022年1月号(258号)年頭所感特集

【法人】

■◆■学校法人千葉明徳学園 理事長 福中 儀明■◆■

 例年ならば学園各部門を代表する方々に集まっていただいて理事長からの挨拶を申し上げるところですが、今年は去年に続いてコロナウィルス警戒のためにそれができません。
 そこで、学園ニュースに書くことにしました。また、昨年12月の千葉県私学教育功労者表彰式での理事長挨拶も読んでいただきたく、末尾に掲載します。

(1)コロナウィルス対応について
 去年も書いたことですが、各部門ともコロナウィルス対応に多大な手間をかけていただきました。皆さんの努力のおかげでクラスター発生などの重大な事態に至らなかったことに深く感謝申し上げます。第六波が来ており、気を許さず、必要な対応の継続をお願いします。
(2)「働き方改革」について
 去年と同様、改良が必要なら是正します。委員会からの答申を待っています。
(3)第二グラウンドについて
 植物調査で発見された絶滅危惧種と貴重種は造成前に移植することになりました。また、隣接地(東側)の開発計画が発表されたために、そちらの開発業者との調整が必要になっています。造成はテニスコートから始めることは変わっていませんが着工は2023年度になる見込みです。古墳発掘の企画も同時期になると思われます。
(4)創立100周年について
 2025年の学園創立100周年記念事業のテーマは「バリアフリー化」「グリーン化」としました。高校校舎と短大校舎にエレベーターを設置し、高校ではプレハブ教室に代わる小教室も作ります。詳細はこれからですがすでに設計事務所に基本設計を発注しています。
 グリーン化は第二グラウンド中心になりますが、高校校舎屋上に風力発電機を複数設置することも考えています。騒音公害のない垂直軸風車が開発中なのでこれを採用するかもしれません。
(5)県内の教育関係状況について
 来年度から千葉市立稲毛中高が中等教育学校になります。1年遅れて大多喜町に私立中等教育学校ができます。さらに2023年9月には柏にイギリスのパブリックスクール“Rugby School Japan”が開校します。教育の国際化は日本から留学生を送り出すだけでなく、外国から学校がやってくることにもなるのです。強力なライバルの出現です。これにどう対処するか――緊急に考えなければなりません。

第52回千葉県私学教育功労者表彰式典 主催者挨拶(2021年12月)
(前略:来賓への謝辞等は省略します。SDGsがテーマのスピーチです)
 SDGsとはサステイナブル・ディベロップメント・ゴールズの頭文字で、持続可能な開発目標を意味します。胸や襟にカラフルなSDGsのバッジをつけた人をよく見るようになりました。この会場の中にもいらっしゃいます。これは「貧困をなくそう」、「飢餓をゼロに」、「気候変動に具体的な対策を」、「平和と公正をすべての人に」などの17項目の目標を設定し、世界全体で一致して取り組もうというものです。2010年に国連で決議され、2030年の目標達成を目指しています。
 17項目をここで読み上げることはしませんが、大局的には4つにまとめられます。すなわち①人口爆発を防ぐ、②資源を浪費しない、③環境を守る、④人権を守る、この4点です。
 いずれも理解しやすいものですが、「人口爆発を防ぐ」というのは日本人には違和感がありそうです。日本は少子高齢社会で、人口爆発には程遠い。でも世界全体では人口は急増し、その結果、貧困者が増え、飢える人も増え、治安は悪くなり、移民・難民も増える、ということになっています。といっても日本以外のどの国も人口が増えているというわけではなく、人口爆発の国は主としてアフリカです。
 日本人がピンとこないのは、日本が人口減少国であるからですが、アフリカでは54か国あるうちの35か国が合計特殊出生率が4以上です。5や6の国もあります。最高は6.9です。
 アフリカの膨張で世界の資源がなくなることを憂慮してヨーロッパの人がSDGsを考えたと思われます。アフリカだけでなく、中東地域でも内戦や治安の悪化を逃れてヨーロッパへ行く難民が続出しています。アメリカにも中南米からの難民が押し寄せています。日本は、アフリカや中東からの難民が来るには遠い位置にあるので、まだ難民が押し寄せるということにはなっていません。でも将来はどうなるかはわかりません。
 最悪の場合は、世界は移民・難民を送り出す国と移民・難民を受け入れる国に分かれるかもしれません。どちらの国になっても不幸なことです。
 人類全体にとっての不幸な状態を防ぐためにSDGsが考えられたのです。世界のすべての国の人々が安全に豊かに暮らせるように17項目の目標が考えられたのです。
 ところが日本はこれへの理解が足りず、少子化を危惧し、少子化対策などをしつつある。愚かなことです。世界は、人口爆発を防ぎ、資源とエネルギーの浪費をなくし、環境と人権を守らなければいけないのです。そのためには少子化対策などはやってはいけないのです。現実には少子化対策をしているにもかかわらず日本の人口は減り続けています。だから日本はSDGsの最先端を行っているとも言えます。これを世界に誇るべきです。日本は人口を減らすことによって資源とエネルギーの浪費を抑える方向に踏み出しているのです。ですから私はSDGsを支持します。皆さんも、日本の少子化は世界の平和と繁栄につながる、と考えていただきたいのです。
 SDGsに理解の足りない人がやったつもりになっていることは――割りばしを使うなとか、マイボトルを持つとか、レジ袋をなくすとか、かつての「もったいない運動」の延長です。そんな程度は無意味です。やらなければならないのは人口爆発とそこからくる貧困その他の生活困難に苦しむ途上国を助けることです。そして我々にできるのは途上国の教育を支援することです。
 私は途上国の教育支援を少しやっておりますので、これについてお話します。インドと中国の間にヒマラヤ山脈があり、そこにネパールという国があります。人口2,900万人、小さくはないのですが、一人当たりの国民総所得はわずかに970ドルという世界最貧国のひとつです。
 私が理事長をしている学園はネパールの田舎のヒマラヤ中腹の電気もない村に姉妹校を作って毎年、教育支援に行っています。
 望遠鏡や顕微鏡をもっていって寄附したり、通訳付きで授業をしたりしています。幼稚園から高校までがそろった学校ですが、みんな目を輝かせて話を聞いてくれます。
 ある年には校舎の窓ガラスを持っていきました。なぜか校舎に窓ガラスがないのです。冬はマイナス20℃になる標高2,600mのヒマラヤ中腹です。もちろん暖房はありませんから窓ガラスぐらいなければいけないと思ったのです。日本から持っていくのに割れるといけないから窓枠のサイズを測ってアクリル板を切ってガラスの代わりにして持って行ったのです。
 何か欲しいものはありますかと校長に聞くと、コンピュータが欲しいと言います。電気のない村で何がコンピュータだ、教員が遊ぶだけだろうと思った私はそれには答えず、次の年は黒板を持っていきました。黒板のない教室、黒板はあるけれど穴だらけで使えない教室、そんなひどい学校です。普通の黒板は持っていけないけれど、丸めて運べるシート黒板があります。これを2年にわたって10教室分持っていきました。チョークも千本ぐらい持っていきました。シート黒板は軽いけれどチョークは重かったです。
 こんな教育支援を2006年から始めてもう15年になります。(去年と今年は行っていません)2,600mの村まで山道を15㎞歩くのも疲れてきたので若い人に代わってもらおうと毎年若い教員や保育士を連れていきます。みんな感動してくれます。感動するだけにとどまらない場合もあります。途上国に自分を待っている子供たちがいる、その子供たちのために働きたい、日本にいる場合じゃない、とそこまで考えるのです。そして学校を退職し、ベトナムの日本語教員になった人、ヨルダンの難民キャンプの幼稚園教員になった人がいます。
 ここまでいくと学校経営者としてはちょっと困ります。優秀な人にやめられてしまっては困ります。ですから皆さんで同じようなことを考えている方は定年までお待ちください。
 話が長くなりました。一言でまとめておきます。SDGsの本質は途上国支援にあります。皆さん、ご協力ください。

 結びに
皆さんの長年の教育活動に感謝申し上げ、また、これからも引き続き千葉の教育の発展のため、日本の教育の発展のため、さらに余裕があれば、世界の教育の発展のため力を尽くしていただけるようお願い申し上げ祝辞といたします。おめでとうございます。



【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 学長 由田 新■◆■

 新年明けましておめでとうございます。
 昨年、一昨年と新型コロナウイルスに翻弄された2年間でした。これまで″当たり前″にできていたことが″当たり前″でなくなり、「学校」という場自体が問い直される日々でもありました。
 しかしながら、このような中でも、保育者養成の最も重要な学びの機会である実習については、なんとか行うことができました。2年生は延期となっていた実習を3箇所で合計7週間分やりきりました。1年生も無事に通年の教育実習を最後まで行うことができました。実習先の皆様に感謝です。
 また、多くの学校行事が中止になる中で、"お楽しみ"といえるものは少なかったのですが、12月にテレビでもおなじみの廃品打楽器奏者山口とも氏(通称ともとも)をお招きしての音楽会を実現することができました。実は2年生も1年生も各学年初めて全員で集まった機会でした。
 コロナ禍は簡単には収まりそうもなく、うまく付き合っていくしかありませんが、今年は、次の2つに力を入れていきたいと思います。
 1つは学生にとってより充実した学びができるように、対面授業とオンライン環境を有効に組み合わせて活用することです。この2年間はコロナ禍に対応するために代替的にオンライン授業を取り入れてきましたが、オンラインの授業にも学ぶ内容によってはよさがあることも見えてきました。今後対面の授業が中心となっても、使い方次第ではより学びを深めるために活用できます。学びの基本は"対話"にあるという原則を大切にしつつ、新しいツールの使いこなしも考えていきます。
 もう1つは卒業生への支援です。先ほど、2年生は実習を終えたと書きましたが、実習先の状況によっては実習を十分行うことができず演習対応になった学生もいました。オンライン中心の授業であったこともあり、不安な気持ちを抱えている学生も少なくないでしょう。これまで以上に卒業後の支援の必要性を感じているところです。
 多少形が変わったとしても、学校へ来て、学校で様々な活動をするという"当たり前"の日々が戻ってくることを切に願っています。皆様からのお力添えもこれまで以上にどうぞよろしくお願いいたします。



【中学校・高等学校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 校長 園部 茂■◆■

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 昨年4月からの中高の状況を振り返ってみると、様々な行事の中止や規模の縮小を余儀なくされました。生徒にとって一生の思い出となる研修旅行・修学旅行については、11月実施を2月・3月に延期しましたが、現段階では実施が難しい状況にあります。
 さて、そんな中で今年度の高校にとっての大きな出来事は、昨年暮れに元メジャーリーガーの鈴木一朗氏(以下イチロー氏)が硬式野球部の指導に来てくれたことでした。今回の経験で私自身がまずもって感じたこと、それはイチロー氏が誠実に生徒に接してくれたということでした。最初に驚いたのは、練習が始まると世界のイチロー氏が生徒に混じって準備運動から一緒にやっているのです。その姿には、ほんとうに頭が下がる思いがしました。更に走塁練習では、イチロー氏がファーストベースに立ち、足の運び方、コース取り、手の振り方など、まさに実践的に指導して下さいました。生徒にとって世界一流のプレーを目の前で見ることが出来たことは、本当に素晴らしい経験だったと改めて感じています。
 また、私は、今回のイチロー氏の来校は野球部の生徒だけに止まらず、全校生徒にとっても自分自身の通う千葉明徳への自信と誇りを深める出来事になったことと確信しています。
 もう一つ、私自身はこの冬休みに若宮 正子さんの著書を2冊読みました。若宮さんは現在86歳で、ITエバンジェリスト、電子掲示板『メロウ倶楽部』副会長などをされている方です。ITエバンジェリストとは、最新のITテクノロジーを解りやすく解説し、利用できるように教え導く役割をする人のことです。若宮さんは、銀行を退職した60歳過ぎからパソコンを使い始めました。そして、81歳の時にiPhoneゲームアプリ『hinadan』を開発した世界最高齢のプログラマーです。若宮さんの開発した『hinadan』の制作については、アメリカのCNNが世界44カ国に配信し、一躍世界の注目の的となりました。そして、シリコンバレーのアップル本社に招待され、CEOとの対談を果たしました。さらに2018年には83歳にして国連総会において、独学で学んだ英語で見事なスピーチを披露したことも話題となりました。若宮さんは、著書の中で『私は80歳を過ぎてすごく伸びたと思っています。70・80は人生の伸び盛り!』とあっさり語っています。そして、若い人に伝えたいこととして『あんまり考えずに、取りあえずやってみたら』とアドバイスしています。
 そんな若宮さんが著書や講演で語る最も印象に残る一節があります。それは『有り余る好奇心、足りない時間』という一節です。まさに、若宮さんの生き方・人生そのものを表現しているように感じます。年末年始、私自身もこんな若宮さんの生き方にすっかり励まされてしまいました。
 そして、今、改めてこの二年に亘るコロナ禍が一日も早く収束し、生徒にとって『有り余る好奇心、足りない時間』となるような集団生活が実現していくことを願わずにはいられません。
 コロナ禍の厳しい学校運営はもう少し続いていきますが、学園関係者の皆様方の積極的なご理解・ご支援をお願い申し上げ、年頭にあたっての挨拶と致します。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 園長 明石 現■◆■

 あけましておめでとうございます。
 終わりの見えないコロナ禍。私たちの生活は元に戻るのか、もしくは感染症拡大の当初に言われた「新しい生活様式」というキーワードが示した通り、これまでにない生活のスタイルがこのまま本当に定着していくのか、答えは未だ霧の中にあります。
 私がいつも手元に置いている本の一冊に、哲学者・鷲田清一氏の『語りきれないこと-危機と傷みの哲学』(角川学芸出版)があります。この本は東日本大震災の翌年2012年に書かれたもので、「深刻な喪失体験は人生の語りなおしを求める」、「語ることの力。人はいかにして癒えてゆくのか」他、人が人を支えることや体験を語ること、そのことばの大切さを、様々なエピソードとともに氏が語られています。震災から10年が経過しましたが、コロナ禍の現在に当てはめても多くの気づきや示唆を与えてくれる内容です。
 また、「電車や公共の場でイヤホンをしてスマホのゲームなどに夢中になり周りをないことにしている人を見かけるが、その行動は周りからもないことにされてしまうのでないでしょうか」というような氏の問いかけのことばがあります。人と人とのコミュニケーションは一方的ではない双方向であることは言うまでもなく、自分自身との対話も必要でしょう。自分が何を感じ、考え、求めるのかを朧げにしていては何も伝わりません。感情を具体的に整理し、的確なことばにすることで、他者との対話はより深く意味のあるものになると思います。そのためには自身を表現する多彩なことばをもつことが必要でしょう。苦難の中で、自分自身の心の襞を表現することばが不足していれば、気持ちを思うように話せず、その苦しみを他者と共有できず、そこから抜け出せないこともあるはずです。
 私には以前、夏目漱石の著書を読み漁った時期がありました。漱石の文章の美しさにすっかり魅了され、その表現の繊細さ、文章のリズムが心地よく、少々意味が分からない部分があったとしても、その心象風景、ものごとの捉え方は長く私の心に住み続けています。
 人は年齢や人生の変わり目に相応しい美しいことばをもつことで、日常の中で起こるネガティブなことも自然と受け入れることが出来、他者との関係性も変えられるのではないでしょうか。
 鷲田氏の本でも紹介されていますが、20世紀フランスの哲学者・ガブリエル・マルセルは「もし人が言葉を持たなかったら、じぶんを襲っている感情が喜びなのか悲しみなのか恥ずかしさなのか、そういう区別がつかない」と言っています。コロナ禍で困難になってしまったコミュニケーションには、自分自身の内面を語ることばをもつことが、何より必要と感じています。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 園長 丸山 敦子■◆■

 「おめでとうございます」の言葉を年の初めには必ず交わしてきました。
 社会の動きを見ながら、当たり前に過ごせることは幸せ!!なんだと感じる近年になっています。
 そして、自分の身の回りで起こるいろいろなことに幸せを感じています。
 その一つに年末のしめ縄作りを見ることができたことがあります。3人の男性が束ねた藁を床の上で結っていき太い大きなしめ縄を作り上げていました。初めて見る光景に、とにかく見入るばかりでした。いろいろな形があったので、思わず聞かずにはいられず質問をしていくと、さらに奥の作業場へ案内してくれ、神社におさめるものまで見せてくださいました。藁のいい香りに包まれながら、そんな時間をすごせたことをとてもラッキーと思わずにはいられませんでした。
 年明け4日、明け方にかけて「しぶんぎ座流星群」がピークを迎えるとのことだったので、毛布にくるまり空を見上げたのですが、指標の北斗七星を見ることはできましたが、残念ながら流星は一つも見ることはできませんでした。 それでも、その時間を過ごせたことが幸せな時間だったと思っています。
 箱根駅伝で総合優勝を果たした原監督のようなカリスマ性は持ち備えていませんが、年末、年始の体験から、何事も、「やってみる」「聞いてみる」をモットーに2022年を展開していきたいと考えています。
 笑がおー(今年は寅年ですから!!)で明徳本八幡駅保育園の仲間たちと共に!!



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 園長 海邉 成美■◆■

 新年、明けましておめでとうございます。
 一昨年から続くパンデミックとも言える新型コロナウィルス感染症の猛威に、保育の現場での対応は刻々と変化し、私達保育者は小さな命を守るために、日々翻弄されています。
 令和3年は、千葉市の認可保育園でもクラスターが発生したり、休園をしたりと、半数程度の保育園が、この小さなウイルスの影響を受けました。昨年の年頭所感にも書きましたが、今年も私達にできることについては、職員が一丸となって対応してきたつもりです。結果、保護者の方の協力もあり、現在まで無事に保育をおこなうことができています。
 このところ私自身が感じていることなのですが、このマスク生活はいつ終わりがくるのでしょうか…?そして、不安なく過ごせるようになるのでしょうか…?
 今年度、0歳児のお子さんが《職員のマスクを外した顔を見て泣き出した》というエピソードがありました。正直これには保育者みんなで驚きました。コロナ禍で入園したお子さんには、私達に鼻や口があることが認識できていないのです。目・鼻・口が完成しているのは家族だけ…。これは、保育の現場にとっては恐ろしいことですし、逆に言えば《目の表情だけで相手の感情を読み取ることができる力》を備えてしまった小さなお子さんの凄い部分でもあると言えます。
 2022年も私達は、この状況下に生を受けたお子さんの未来が、希望に満ちているように☆輝いているように☆と、心から願いながら感染対策や日々の保育を着実におこなっていきます。近い将来大きな声で笑い合える日が来ると信じて…。
 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 園長 丹野 禧子■◆■

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様健やかに新年をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。
 今年は「寅」年、「千里往って千里還る」と言われる寅は、1日に千里の遠く行ってまた戻ってくる。その姿を、勢いの盛んなこととたとえています。
 「寅」に倣って今年こそ何かと色々あっても、1年を力強く越え、勢いの盛んな年になるといいなと願っています。
 さて、話は変わりますが、明徳やちまたこども園の大事な大事な「虎の子」は、子ども達です。一人ひとりがその子らしく、人となって成長していく姿を毎日見られる幸せは何物にも代えがたい喜びがあります。この子ども達が何十年か後には、この国を背負っていく一人ひとりになっていくことを思えば、その根底に子どもであった時代に、それぞれ子どもである時代を満足して過ごせた幸せがあることが自分の生まれた国を愛することに繋がっていくのではないかと考えます。
 縁あってやちまたこども園で出会った子どもたちが、心も体も健やかに育っていくように、子どもを取り巻く人的、物的環境をよりよく整えて「幼児教育・保育」に職員一同、心を込めて取り組んでいきます。
 コロナ禍で日々の活動や行事など制限されることも多い状況下ですが、保護者の協力や地域の方々の理解を得ながら、職員一同知恵を出し合って子どもたちの年齢と発達に合った生活や活動ができるようにと考えて子どもたちの生活を組んでいきました。そして、感染状況の落ち着いた年度の後半には、運動会やバス遠足・黎明高校吹奏楽部のクリスマスコンサート、明徳短期大学の学生によるコンサートも経験することが出来ました。こども園クリスマス会も開きました。「かまきりバンド」(職員の楽団)の演奏やバイキング献立、密を避け、換気や消毒を徹底しクラス単位になったのが少々残念でしたが、実施することができました。今後も社会状況を鑑みながら、明徳やちまたこども園の「虎の子」に色々な刺激を投げかけ、子どもたちの生活を豊かにしていきたいと考えます。
 子どもたちの日々の遊びと共に充実の援助をしていき「園の生活が楽しい」と子どもたちが思い「この園に入園してよかった」と保護者に感じてもらい「是非やちまたこども園に入園させたい」と言ってもらえる園にしていきたいと思います。
 そして、「虎の子」たちが健やかに育つよう私達も日々学び、保育の質を高めていきたいと思います。
 やちまたこども園は創立されてから7年経ちました。10年を迎えるまでには保育の質でも、子育て支援の内容でも 八街で知らない人はいないこども園になっていたいと考えています。それは、前年度にも書きましたが、園舎の建て替えを10周年にできればと思っていますが、その時「仏作って魂入れず」にならないよう、建て替えた園舎にふさわしい「やちまたこども園」になりたいと思うからです。園舎と園の環境は、日々の「幼児教育・保育」の体現だと思うからです。
 今年も大きな夢の実現に向かって力いっぱい頑張っていきたいと思います。



【土気】

■◆■明徳土気こども園 園長 北村 都美子■◆■

 新年明けましておめでとうございます。
 千葉明徳学園の姉妹法人として、土気の地に保育園を開園し16年、こども園として3年目の年になります。その基盤を確かなものにする年と、心新たに致しました。
 開園から、地域の方々にたくさんの支援を頂き、今日まで来ることができました。今後はその営みを、オープンで確かなものになるよう、地域にお返ししたいと「桜かふぇ」を開店します。このかふぇは、子ども園にあることが特徴です。子どもを真ん中に地域の方々が、憩い、繋がり、学び、育つ、そのような場所となれば、といった思いを込めています。 席は10席程度ですが、心のこもったハンドドリップコーヒーをお楽しみ頂けます。園の給食・離乳食も提供する予定です。スタッフはボランティアを中心に行っていきます。コロナ禍であることから、小さい規模でのスタートですが、皆さんからアイデアを頂きながら、このカフェを育てていきたいと思っています。
 子どもは、大人の姿、大人の在り様を見て育ちます。子ども時代にどんな体験をしたかどんな大人に出会ってきたか・・心豊かな地域で育つことはとても重要と考えます。この場所から、ウエルビーイングをと願いを込めて。
 本年も宜しくお願い申し上げます。




【そでにの】

■◆■明徳そでにの保育園 園長 大塚 朋子■◆■

 新年あけましておめでとうございます。
 皆様にとって幸多き一年となります様に!
 明徳そでにの保育園は、公立との共同保育期間1年3ヶ月を含めると今年で10年が経過し、千葉明徳会 そでにの保育園としての運営がスタートして10年目を迎えました。スタート時は様々な保育観を持つ職員集団の中で、行事の在り方ひとつにしても意見が割れ、スムーズに進まなかった事が多々ありましたが、10年の経過と共に明徳そでにの保育園のカラーが出来上がり、職員一人ひとりが保育観に自信を持ち、学び合う集団へと成長できているように感じています。自然に恵まれた広い園庭と子ども主体の保育をするための室内環境、2つの物的環境を生かし、私たち職員の更なる質の向上が問われます。
 今年度は保育をドキュメンテーション(写真や動画)化し、子どもたちの思いや育ちを記録に残して職員と共有し、気づきや反省へとつなげています。特に年中、年長は対話を大切にする保育実践を心がけ、子どもの興味や関心のある事を子どもたち自身が意見を出し合い、毎日の日常に反映しています。担任はクラスの一員としてリーダー的存在となり対等な関係を意識しています。
 年長のクラスで子どもたちが週末に遊んでいる公園の話が盛り上がっていました。担任は、さっそく近隣の地図を貼り出し、子どもたちに公園名や公園にある遊具を記入してもらい、保護者も巻き込んで近隣の公園地図が出来上がりました。その後、保育園から行って遊んで帰って来るまでの時間やルートで、どの公園に行くのが良いのか、いくつの公園に行けるか、子どもたちと話をしながら計画し実践していきました。いつも遊んでいる子どもは、自信満々に前列で道を誘導し、初めて行く子どもたちは興味津々で着いていく。公園で遊ぶ姿は、意欲的で友達同士とても楽しそうでした。クラスが一体となり、みんなが目標に向かって実践出来た活動の一つです。私たち大人が子どもの声を丁寧に聴き取り、子ども主体の保育に導く。そんな保育が出来ている時は、担任もその過程や個々の子どもの育ちの発見や喜びを嬉しそうに伝えてくれます。
 今年は、10年を節目の年と捉え、職員同士“子どもたちの幸せの実現”のために更に努力してまいりたいと思います。

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