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学園ニュース

学園ニュース 2022年5月号(262号)

【法人】

■◆■学校法人千葉明徳学園 理事長 福中 儀明■◆■

 第二グラウンドを造成するためには埋蔵文化財調査をしなければなりません。
 第一期工事のテニスコート予定地の調査はすでに終わっています。複数の古墳が発見され(かつて耕作されていたため現状は平坦地です)、いくつかの土器が採集されています。これらは町内の埋蔵文化財調査センターが保管しています。
 すぐ造成する予定のない場所も自然環境調査が必要です。重要植物が発見された場合は造成の前に移植する必要があります。
 調査は「一般財団法人 千葉県環境財団」に依頼しました。令和2年4月から翌年3月にかけて実施し、調査報告書を受領しています。それによると、11科21種の発見がありました。以下に科名・種名を列記します。  


【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 古賀 琢也■◆■

 学生食堂の外のスペースと短大裏が生まれ変わりました。
 木漏れ日の差し込むステージで演奏するギターやピアノの音色。その中で、本を読んだり、友達との時間をすごしたりする。そんなコンセプトの下でステージとウッドデッキが完成しました。今後、卒業記念品のイスやテーブルも設置される予定です。ステージに桜の花びらが舞い落ちる春から、木陰の涼しさを感じる夏、そして秋や冬へと季節が移っていく中で、学生や子どもたちはどのように過ごすのでしょう。
 ステージに併せて本部横の原っぱへと続く遊歩道も完成。山の園舎からステージへ、そしてステージから伸びる遊歩道を歩くと、車道を通らずに森の園舎まで行くことができます。車の心配をせずにゆったりと歩ける道は、子どもにとっても保育者にとっても嬉しい道です。散歩道となったその足元には石つぶ、草、生き物と、さまざまな出会いが待っていたようです。
 響く明るい声に、小道を歩いては立ち止まる小さな背中、ふと見つけたアリの巣穴に興味を惹かれるのはなぜでしょう。心惹かれるのは、子どもも保育を学ぶ学生も同じようで、そんな感性を持っていることに教員も嬉しくなります。あなたなら、この道で何と出会いますか。通るのは、子ども、学生、アリや虫たち、それとも…。あなたもぜひ一度、ゆったりと時間をかけて歩いてみてください。何を見つけ、何と出会うか楽しみですね。
 今後は、あそびの授業やゼミなどで、学生と環境を少しずつ整えていきます。先日、さっそく石畳の上に学生がチョークで絵を描きました。子どもが見つけると、嬉しそうに大人と目を合わせ、自分も描きたいとチョークを手にとります。そこに居合わせた学生は、子どもが遊ぶ様子に興味津々。自分たちが投げかけた面白さに興味をもってくれることが嬉しくて、響き合うように新しい面白さが生まれていきました。
 環境を整えることは、整え続けていくことでもあります。そこを使う人の充実や嬉しさにつなげられるよう、関わる人と対話をしながら、場も育てていきたいと思います。



【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 奥村 和男■◆■

 5月6日(金)に中学2年生は千葉県館山市の沖ノ島へ校外理科研修に行ってきました。
 沖ノ島は1923年の関東大震災による地殻の隆起によってできた陸繋(りくけい)島(とう)です。高さは12.8m、周囲約1kmの小さな島です。この小さな島は、約8000万年前の縄文海中遺跡や日本北限域のサンゴ、豊かな照葉樹林、海浜植物、海岸生物、戦時中の防空壕跡、2019年の台風被害からの森林再生など、ヒトと自然の「つながり」を感じられる貴重な場所です。
 それぞれの生徒が何かを感じ、学んだ時間となりました。



【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(一学年主任) 安蒜 和宏■◆■

 4月7日(木)、「新型コロナウイルス」の影響が収まらない中、真新しい制服に身を包んだ389名の初々しい新入生たちが、将来の夢や目標を実現するための経験値を積むため、希望に満ちた表情と精一杯背伸びした姿で、無事に入学式を終えました。
 我々、一学年職員も年度末の準備からはじまり、入学式前日までワクワクした気持ちが止まらなかったことを昨日のことのように思い出せます。
 その後、オリエンテーション期間中の過ごし方や、部活動体験入部期間の様子などを見ていると、生き生きとした表情で目を輝かせながら、初めて出会う仲間や先輩たちと積極的に交流しようとするたくましい生徒たちの姿に、同じ子供の親として、素直に感動しました。不安や戸惑いを抱えながらも、自らの高校生活のシナリオ作りのため、一人ひとりが考えて行動をする。まさに「行動する哲人」の第一歩を自ら切り開こうとする強い意志が感じられたからです。
 そして5月10日(火)には、本校でも3年ぶりの実施となる、高校生活初めての学校行事「校外遠足」が行われました。各クラスやコースが親睦を深めるため、班決めから始まり、自由散策のコース選び。果ては昼食場所までも皆で喧々諤々を重ねながら決めていく。その中では、一人ひとりがこの行事を通じてもっと多くの友人作りをしていこうという様子が見られました。実際、「校外遠足」を終えて帰ってくる姿を迎えた時、皆が笑顔で本当に嬉しそうでした。その顔は、不安そうな表情を浮かべていた当初の頃よりも、一つも二つも成長したものに変わっていました。
 何よりも我々学年団一同が生徒及び保護者の皆様に感謝していることは、我々を信頼して下さり、お子さんを行事も含め毎日積極的に参加させて下さっていることです。一人ひとり違う環境で育ち、性格も異なる生徒が389名も集まれば、学校という環境の中においてもトラブルが生じ、それによって悩みや不安を抱える生徒が出てきてもおかしくありません。ですが、お陰様で現在のところ、大きなトラブルや欠席日数が多いという生徒の話は聞いておりません。それは、ご家庭の理解と教員の努力が車の両輪として形になっているからだと思います。だからこそ、今現在このように生徒達が、元気に学校生活を送ることが出来ているのだと感じています。
 今後の長い学校生活の中においては、様々な形でトラブルが生じたり、悩みや不安を抱える生徒も多く出てくると予測されます。しかし、ご家庭の理解の下、学年団が一丸となって多くの先生方を巻き込みながら、生徒たちが自らの夢や目標の実現のために、充実した学校生活が送れるよう、今後も全力でサポートをしていきます。
 これからも皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。



【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 設楽 裕子■◆■

 ある日の保育室でのこと
 ひとりの子が持つシフォンが気になり、ひっぱりっこが始まりました。「いやぁ~!」と悲鳴に近い声のなか保育者が「ちゅっちゅっこことまれ♪」とシフォンを振りながら歌ってみると、ひっぱりあいの怖い顔が、ニコニコと口元から笑顔になり、一緒にシフォンをひらひらと動かし始めました。それを見た他の子もどんどん集まってきて、シフォンの花が咲いていきました。「ダメ!」「やめて!」と止める声掛けはすぐにできます。でも、ふんわりとその場の空気まで変える事は出来ないんです。歌には、果てしない力がある事を感じる瞬間でした。
 また、午睡の時間には「キラキラ星」「夕焼け小焼け」などをそっと口ずさんでトントンすると、安心したようにコットで眠りに付いたりします。
 わらべうたや童謡など優しく耳に伝わる声は、デジタルサウンドに慣れた子どもたちの耳に、「どう感じるのかな?」と思いながら、保育の中でたくさん取り入れてきました。さり気なく歌っていく事で、子どもたちにも伝わっていくのがわかり、“昔懐かしい物・歌”の大切さを改めて感じています。
 わらべうたをいっぱい知っている職員から、私も子どもも歌や手遊びを教えてもらいながら、一緒に楽しんでいます。これからも歌や手遊び・リズム遊びと音(人の発する肉声)に触れる機会を沢山作っていきたいです。



【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 西田 綾子■◆■

 今年度から附属幼稚園で年長の担任をさせて頂いております西田綾子です。
 子育てがひと段落して、新しいことを始めてみたいと思い、40代で明徳短期大学にて保育を学びました。卒業後は民間の保育園に5年間勤務し、今年度ご縁があって母校の明徳学園へ戻ってきました。それまで乳児保育の経験しかなかったので、年長の担任が務まるのか、新しい職場に馴染めるのか、子どもたちと仲良くなれるのか、この一か月ドキドキと緊張の毎日でした。
 子どもたちと共に過ごす中でお互いが少しずつ慣れてくると、一人ひとりのことがよく見えてくるようになってきました。「せんせいみて~」「せんせいあのね、」と子どもから話しかけられると全部に答えたくて私の首はいつもあっちこっちに向いています。少し離れたところから様子を伺っている子、話しかけられると緊張する子もいて、これから仲良くなるきっかけを探していこうと思っているところでもあります。
 子どもたちが今、夢中になって遊んでいるのは、年長組になったら遊べる固定遊具です。園庭に出ると、畑横の遊具に向かって走っていきます。木で組み上げられたこの遊具は一番高いところで大人の身長よりもはるかに高く、屋根に上がれば園庭が見渡せます。この高さを子どもたちは飛び移って遊んだり、地面を目指していかに遠くまで飛べるか挑戦したり、友だちと競い合ったりしています。遠くまで飛んでいる友だちをみて“ぼくもとびたい”と遊具の先端で葛藤し、心の準備をしている姿に心からのエールを送りたくなります。(真剣そのものなので声はかけられません。)新しいことに挑戦するのがちょっぴり苦手だったり、高さに腰が引けている子も、友だちが上る姿をみて“がんばる!!”と一段一段登っていこうとしている場面に出会うこともあり、新年度を迎えたこの時期の子どもたちの、伸びていこうとするエネルギーに私もたくさんの元気をもらっています。



【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(1歳児担任) 扇塚 綾子■◆■

 今年度、1歳児クラス8名の担任となり、慌ただしく4月が過ぎていきました。
 そのうちの新入園児5名は初めて長い時間保護者から離れることになり、4月当初は不安で泣く日々が続きました。しかし、5月に入ると、一人ひとりの笑顔や自分らしさを出してくれる子が多くなってきました。
 4月は担任との信頼関係を築くことや、こども園が安心できる場所だということを感じてもらえるような保育を常に心掛けました。その中でも、歌や童謡の歌詞がのっている絵本を一緒に読んでいると、進級児の女の子が一緒に歌ってくれることがあります。保育者が「さいた♪さいた」と歌っていると、語尾の「たー」を一緒に合わせて歌ってくれます。そのことがきっかけになり、他の子達も保育者が歌い始めると、身体を揺らしてリズムをとったり、パチパチと拍手をしてくれるようになりました。今では一緒に担任を組んでいる男性保育士のギターのリズムに合わせて左右にリズムをとったりします。そして、そのまま隣の子とぶつかると「いててー」と笑いあい、そのことがみんなに連鎖しお友達同士で「ぎゅー」とするなどのスキンシップにもつながりました。童謡などを通してまねっこをしたり、「友だちと一緒」という嬉しい、楽しい感情がつながる場面があり、保育者の動きや歌をすぐに吸収し自分の物にしていく姿に友だちや保育者との関わりや信頼関係の大切さを感じました。
 これからも童謡から始まった自分の表現を楽しむ姿を大切にし、そこから繋がる友だちとの関わりを大切にしていく保育を心掛けていきたいと思います。



【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士(0歳児担任) 長谷部 彩香■◆■

 私は、保育士になって7年目で、初めて0歳児クラスを担当することになりました。
0歳児のイメージといえば「可愛い」「癒される」といったイメージが最初に浮かびますが、実際に担任になることが決まると、経験がないクラスを担当することへの緊張や不安でいっぱいでした。4月1日を迎え、登園してくる子ども達が、初めての環境や見知らぬ大人の姿に不安を感じて力いっぱい泣く姿を見て、自分以上に子ども達は未知な世界に飛び込んで不安なのだと痛感し、この子達が少しでも安心して過ごし、成長していくにはどうしたらよいのかをより深く考えるようになりました。
新年度が始まってあっという間に2か月が経ちますが、毎日が勉強の連続で、子ども達とともに自分自身も成長しながら充実した日々を過ごしています。私が保育室に入ると笑顔で迎えてくれるのを見て、園生活を心地よく感じていることを表情から読み取ることができ、とても嬉しく感じます。入園当初は腹ばいで過ごしていた子が、今ではハイハイやつかまり立ちをしており、毎日違う子ども達の姿に驚きの連続です。この2か月の子ども達の成長は著しく、今後は更にたくさんの経験をしていくことでしょう。大変なこともありますが、貴重な成長の場面に立ち会えることがとても嬉しく、これから過ごしていく日々に期待を膨らませています。
今後は、“子ども達や保護者にとって安心できる存在になること・発達を捉えた上で適切な関わりをしていくこと”を目標にし、今しか見られない一瞬一瞬の姿や成長を見逃さずに、その姿を保護者の方と日々分かちあいながら良き相談相手・子育てのパートナーとして、より一層努力していきたいと思っています。コロナ禍ということもあり、人と人との接触が避けられる世の中ですが、私たち保育者は感染症対策を十分に行った上で、0歳児にとってスキンシップが心身の成長発達にとても大切だということを忘れず、たくさんの愛情を注ぎながら子ども達が毎日を楽しく安心して過ごせるような関わりを心がけていきたいです。


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