学園ニュース
学園ニュース 2024年3月号(282号)
【短大】
■◆■千葉明徳短期大学 講師 大澤 ちづる■◆■
3月15日(金)、京成ホテルミラマーレにて第53回卒業式が挙行されました。天候にも恵まれ、111名が晴れやかに卒業しました。卒業証書授与では、一人ずつ呼名され舞台に上がり、学長から証書が授与されます。学校の講堂で、自席からの経路、お辞儀の仕方、どこで誰にお辞儀をするかなどリハーサルはしましたが、いざ本番となると、講堂とは広さも雰囲気もまるで違う会場に、少しの不安と緊張感が伝わってきます。一人ひとりにスポットライトが当たり、それぞれの表情、お辞儀の仕方、歩き方など所作のひとつひとつに個性が表れます。この時間は、教員にとっても一人ひとりを思いながら、声には出せませんが、新しい門出にエールを送る時間になっています。
来賓として列席くださった非常勤講師の先生からは「感動しました。一人ひとり証書を貰えるって、いいですね。」と、お言葉を頂きました。小さな学校だからこそできる温かみのある式なのかもしれません。
卒業生代表として答辞の挨拶をした岩瀬まほろさんは、入学してから今までの2年間を通した自分の学びや成長を伝えてくれました。以下は、一部抜粋となりますが、このように巣立っていく卒業生を教員一同応援していきたいと思います。
(中略)
学生生活を振り返ると、楽しいことだけではなく、大変だった日々が思い浮かびます。1、2月の保育所実習では、初めて1人で行う実習に不安を感じ、自ら動くこともできず毎日泣きながら通う日々でした。しかし、私が最後まで実習を続けられた理由は、友達や先生の存在があったからです。実習で疲れているのに話を聞き、アドバイスをしてくれた友達がいてくれたからこそ、「まだ頑張れる。一緒に頑張ろう。」と勇気をもらいました。
2年次の幼稚園実習の際にも、実習後に制作等を手伝ってくれた友人がいました。このような助けが実習をやり切る後押しにもなり、感謝しています。
また、実習時の訪問指導では、先生がたくさん認めてくださったことや、私が実習時に置かれた状況や悩みを冷静に分析し、対処方法を一緒に考えてくださったおかげで次の日から気持ちを切り替えることができ、保育者にも「明るくなってきたね」と言っていただくことができました。この体験から、人と関わる際の距離感や会話の仕方の大切さを学べました。このような体験が、2年次の幼稚園・保育実習で生かせ、実習を精一杯行うことができたと思います。
私が、明徳での日々を充実できたと感じたのは、2年生になってからです。ゼミで行った学園祭では、初めはやりたい人が少なく、私のわがままに乗ってくれていた状態でした。どうにかしなきゃ、みんなに申し訳ないという気持ちを抱え、一所懸命にゼミの仲間と話し合いを重ねました。その中で、ゼミの仲間一人ひとりが自分の思いを話してくれるようになったと感じました。そして、準備の際には、みんなが積極的に行動し、協力してくれたり、互いに「ありがとう」と言葉を交わすことが増えていったりしたことから、徐々に団結力が強まったのではないかと感じました。学園祭では、子どもと一緒に製作をしながら遊ぶ仲間たちの姿を見て、ゼミのみんなで一致団結して学園祭をやり遂げることができて本当に良かったと嬉しく思いました。これは、話し合いを重ねたことでゼミの仲間がお互いに感じていた印象に良い変化が起こった結果成しえたとでもあり、このことから、相手と話をすること、話や活動をする際の自身の振る舞い方による相手に与える印象が人と関わる際に大切であることに気づかされました。
(中略)
私たちは、これから社会人となり、壁に立ち向かう事もあると思います。明徳の「体験から学ぶ」 という言葉は、1日1日が学びだと伝えていると感じています。明徳で2年間を過ごした私達なら、 どのような壁にも力を合わせ、乗り越えていけると思います。そして、その達成感や喜びを感じることができるはずです。失敗をしても後悔せず、一人で乗り越えられない壁があったら、再び明徳でみなさんに会いたいです。そして、共に助け合いながら、新たな学びを発見していきましょう。
▲
【高校】
■◆■千葉明徳高等学校 教諭 本多 紀宏■◆■
去る3月1日(金)に高等学校の卒業式があり、3年生302名の生徒が無事に笑顔で本校を巣立っていきました。昨年5月にコロナウイルスも5類となり、久しぶりにコロナ前の内容に戻して挙行することができました。こうしてこの日を迎えられたことに心より感謝を申し上げます。
思い返せば3年前のコロナ禍に入学をしてきました。入学時よりマスクの着用は必須で新しい級友の顔も分からないまま高校生活がスタートしました。入学後の5月の遠足は計画を立てるも実施間際になり中止、そのままオンライン授業も余儀なくされました。他にも学校生活の多くが制限され我慢の連続でした。その時の私は、今後の3年間が子ども達にとってどのような3年間になるのか、不安しか感じられませんでした。ただ、それでも高校生活においては、受け身ではなく常に主体的に過ごして欲しいと願うとともに、何事にも無関心になることなく全力で取り組むことにより、感受性を豊かにして欲しい。そして、一人ひとりが自分だけの色とりどりに輝く高校生活を送りながら成長して欲しいと願っていました。その想いを込めて学年通信のタイトルも『colorful』としました。
2年生になり徐々に規制も緩和され、今まで体験できなかったことを取り戻すかのように学年方針通りに、単に面白い、可笑しいということではなく学校生活を真剣に楽しむ様子を見せてくれました。それは部活動や行事だけではなく、なかなか点数の取れない授業でもその姿勢はあったかと思います。それらは3年生になっても変わることなく全員が一丸となって受験まで駆け抜けてくれました。
そして先日、卒業式の2日前に久しぶりに学年全員が揃いました。三送会や久しぶりに会う級友も多かったため浮かれ気分の生徒も多く、どこか締まりのない学年の姿がありました。最後に全員に成長した姿を見せて欲しいとのお願いをして、その日が終わりました。すると、翌日の卒業式予行から卒業式まで、今までの学年の目標であった、オンとオフの切り替えや何事にも全力で取り組む立派な姿を見せてくれました。この3年間で人知れず、生徒達は成長していたのだと改めて感じることばかりで心を打たれ続ける2日間となりました。
この3年間の様子や生徒の想いは、卒業証書授与式で卒業生代表生徒として答辞を行った峯嶋樹音さんの答辞文章を掲載することが一番だと感じますので、ここにその全文を掲載いたします。
答辞
冬の寒さに別れを告げ桜の花びらが綻び始めました。今日、私たち卒業生302名はこの千葉明徳高校に別れを告げる時が来てしまいました。本日はこのような盛大な式を挙行していただき、卒業生一同心より感謝を申し上げます。
思い返して見ると3年前、希望や不安を抱え入学してきた4月。新型コロナウイルスの影響によりオンライン授業を余儀なくされ、3年間の幕が上がりました。
行事も思うようには行うことが出来ませんでしたが、その分できることを精一杯行い、一つ一つを貴重な体験と捉えることによって、少しずつクラスの輪が生まれ、気づけば一つの輪が完成していました。そして少しずつ規制も緩和される中で、2年生では、コースごとに東北・京都・沖縄に分かれて研修旅行に行くことができました。私を含め中学では研修旅行が中止となってしまい、初めての研修旅行となった人も多かったと思います。だからこそ行けることが決まった時には心の底から嬉しさが込み上げました。私は沖縄に行き、シュノーケルをしたりバナナボートに乗ってあまりのスピードで落ちそうになって慌ててしまったり、多くの思い出をつくることができました。沖縄の海で仲間と共に見たあの夕日。夕日に照らされて長く伸びた仲間との影。どこか儚く美しいあの光景を未だ鮮明に覚えています。
3年生の文化祭では通常の文化祭を開催することができました。飲食の解禁もありとても盛り上がりました。私のクラスはお化け屋敷を行いました。クラスが動き出した頃、心の中では本当に上手くいくのかと不安な部分がありました。しかし、開催が近づくにつれてバラバラだったパズルがハマっていくかのように繋がっていき、当日には長蛇の列を作る人気の企画となっていました。嬉しくて達成感を味わうことができました。また生徒会として文化祭全体にも関わっていきました。初めての経験が多く、途中ミスをしてしまい自分自身を追い詰めていたこともありましたが、同じ生徒会の仲間や多くの人たちに助けられて文化祭を大成功に収めることができました。この経験から私は、人は誰でも失敗してもいいこと、そしてその失敗を助けてくれる人がいることを改めて知ることができました。その他にも様々な行事を行うことができました。
今この場に立ち、振り返っていくと、高校生活での色々な場面が浮かび上がってきます。これらは、私にとってかけがえのない宝物です。多くの宝物が生まれた3年間という時間が一瞬のように感じ、寂しさが込み上げてくる自分がいます。もっとみんなと過ごしていたいな、何気なく話した日々、共に過した空間がどれだけ幸せでかけがえのないものだったのかを実感しています。
在校生の皆さん、先程は想いの籠った送辞をありがとうございました。私たち卒業生は思い残すことなく安心した気持ちで巣立つことができます。私たちが伝えたいことは一つです。この限られた日々を大切に、残りの高校生活を全力で過ごして欲しいと思います。ですが途中で疲れた時は、自分自身を褒めたり、羽を伸ばしてみたり、自分らしさを大切に過ごしてください。私たちをいつも助けてくれて本当にありがとうございました。
また、様々なことに対して寄り添ってくださった先生方。この先どう生きていくか不安だった私たちに道を照らして下さり、そのおかげで私たちはこうして前へ進むことが出来ました。授業中寝ている人がいたら叱りつつも起こしてくれました。部活の大会や検定で良い知らせがあったらまるで自分の事のように一緒に喜んでくださった先生方は私にとって憧れであり、目標となる存在でした。様々な面で支援してくださり感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして、ずっと私たちを見守ってくれた家族。ここまで18年間、時に強く当ったり心配をかけたり様々なことがあった中で、私たちは大人への階段を登り始めてきています。今日は本心を伝えます。進路への悩みがあったとき寄り添ってくれてありがとう。朝早くから起きて毎日お弁当を作ってくれてありがとう。ごちそうさまでした。3年間毎日元気をもらっていたよ。当たり前の毎日と幸せをありがとう。そしてわがままを言って困らせてしまってごめんなさい。これからも沢山迷惑をかけることがあるけれどよろしくお願いします。
そして最後に卒業生のみんな。この高校生活はかけがえのない3年間でした。多くの人と関わって思い出ができて、試合や試験で失敗して泣いたこと、上手く物事が進んで笑ったこと、些細なことで友達と喧嘩して怒ったこと。何気ないこの日々が愛おしかったり、嬉しかったり、ただただ大事だったり...
しかし、この時を止めること、戻ることはできません。私たちは人生という長い旅へと歩んで行かなければいけません。「刹那の想いを永久に」この3年間は長い人生からしてみたらほんの一瞬「刹那」のようなひと時です。ですがこの学校で過ごした記憶を「永久」に一人ひとりの心の中で輝き続ける宝物にしてください。これから先全てが上手くいくとは限りませんが、この宝を胸に失敗を恐れず自信を持って未来を切り開き、共に前に進んでいきましょう。
私はこの千葉明徳高校に入学できて本当に幸せでした。この学校が大好きです。
ご来賓の方々をはじめとして理事長先生、校長先生からの心温まるご祝辞や激励のお言葉をいただき、感謝を申し上げます。皆様からの思いを胸に私たち302名は今日卒業します。千葉明徳高校のさらなる発展と皆様のご健康をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
令和6年3月1日 卒業生代表 峯嶋 樹音
最後の『この千葉明徳高校に入学できて本当に幸せでした。この学校が大好きです。』という言葉には多くの想いがこもっていました。一人ひとりが色とりどりに輝く卒業証書を手にして卒業して欲しいという、3年前の想いを具現化してくれました。私は、これほどまでに胸打つ卒業証書授与式を作り上げてくれた生徒達を本当に誇らしく思います。そして、今後も無限の可能性を持ち、何事にも全力で挑戦し続け、更なる成長をしていくであろうことを確信しました。
最後になりますが、このような素晴らしい卒業証書授与式を迎えることが出来たのも、学園全体の皆様で応援し続けて頂いたおかげです。3年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
▲
【中学校】
■◆■千葉明徳中学校 教諭 奥村 和男■◆■
2021年4月7日(水)、千葉明徳中学校11期生62名が入学しました。
学年目標は「認め合い、支え合い、磨き合い」としました。挑戦する仲間を認め、時には支え合い、仲間と切磋琢磨することで自身の目標を達成するだけではなく、仲間への感謝の心を育めるようにサポートしていいこう、との思いを込めました。
学年通信のタイトルは「まほろば」としました。千葉明徳中学校11期生62名がその特性・可能性を輝かせ、仲間と磨き合う学びの過程を発信する場です。その活動の過程を「まほろば」という美しい大和言葉で共有したいと思っています。まほろばには「豊かで美しいさま」、「素晴らしい場所」、「住みやすい場所」を意味する日本の古語です。タイトルは園部茂校長に書いて頂きました。
という文章を学年通信に記しました。なお、学年目標も渡辺先生のおかげで園部茂前校長に書いて頂いています。
三年間の学年体制は、以下の表の通りでした。
ここで11期生の生徒がお世話になった先生方を書くことは出来ないのですが、初めて主任という立場を経験し、今更ながら教育は「チーム」だと実感しました。この3年間、11期生の授業や部活動で多くの先生方のお世話になりました。上手に情報共有ができず、たくさんご迷惑をおかけしたと思いますが、温かく広い心で生徒たちの成長を見守っていただきました。ありがとうございました。なお、48名が一貫コースに進学し、3名がアスリート進学コースで4月からお世話になります。これまで以上に多くの先生方のお世話になります。どうぞ温かく広い心でご指導いただきますよう宜しくお願いいたします。
最後になりますが、間宮先生と遠藤先生が担任をしてくださったおかげで、11期生の生徒は優しく気の良い連中になったと思います。生徒たちはお二人の背中を見て大きく育ちました。あと3年、よろしくお願いします。渡辺先生、入試広報の激務の中、生徒に渇を入れてくださり、ありがとうございました。先生が学年を明るくしてくれる太陽のような存在で、私はいつも勇気をもらっていました。水上先生、1年間しか関われませんでしたが、先生の柔らかい雰囲気が好きでした。間宮先生のパフォーマンスは水上先生次第です。よろしくお願いします。新倉先生、中2という生徒が不安定な時に、真っすぐな心で生徒たちと接してくださったおかげで、たくさんの生徒が正しい道を歩くことができたと思います。いきなり学年レク長を引き受けてくださり、ありがとうござました。宮平先生、この2年間先生が一番生徒の色々な話を聞いてくださったと思います。母親のように生徒を包み込んでくださり、生徒は心を整えることができました。ありがとうございました。
▲
【幼稚園】
■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 和田 教枝■◆■
令和6年3月16日(土)、暖かく穏やかな日に卒園式を挙行いたしました。この日を迎えるにあたり、子どもたちと2月中旬から少しずつ練習を重ねてきました。また、自分たちで用意できることは子どもたちと相談しながら準備し、ホールの掃除から園全体の掃除、別れの言葉、年中さんへのバトンタッチをどうすればいいかをクラスで考えてきました。 話し合いを重ねていくことで小学校へ行く自覚が少しずつ芽生え、進学への自信につながったのを確信しました。
今年は数年行っていなかった、お泊り会や裏山を取り入れた運動会競技を復活し、子どもたちの体験を大事に保育に取り組んできました。
幼稚園で過ごしたことを、心に刻み、小学校へ行ってもこの経験を土台に自分で考え進めていくことができることを願います。
当日は、子どもの集中力を考え、時間が短くして午前中で終わるように行いました。保護者の方の手作り写真スポットがあり、あたたかな雰囲気の中で終えることができました。
今後も子どもたち主体の卒園式を考え、よりよい行事となるようにしていきたいと思います。
▲
【本八幡】
■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 松本 遥■◆■
市川市の交通部の方が来園し、交通ルールの
①飛び出しはしない
②道路では遊ばない
③道路は右の端を歩く
について映像と寸劇で分かりやすく説明して頂きました。
普段から散歩に行くことが多い子どもたち。もちろん横断歩道を渡ることもあり、「赤の時は?」の質問に「渡らない!」と元気よく答えていました。交通安全教室後の散歩では、横断歩道を渡るときに手を上げて合図もしています。
今回改めて交通ルールを子どもたちと学びましたが、生活する日常の中でしっかりと習得していることや理解していることが分かりました。日々の積み重ねの中には、大人の“伝えていく”という思いがあってのことだと思っています。
今回の交通安全教室をきっかけに、標識や横断歩道について、乗り物などへの興味、関心を深めていこうと思います。「なんでだろう?」という疑問こそ興味関心への第一歩ですね。
▲
【浜野】
■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 南波佐間 紀子■◆■
3月14日(木)に年長児の卒園遠足で、千葉市動物公園へ行って来ました。行先は年長の子どもたちが話し合って決めたのですが、プラネタリウムや水族館などが候補に上がる中、「千葉市動物公園なら、ペンギンやアシカもいるから動物園も水族館も両方楽しめる!」と、なんとも子ども達らしい理由で決まりました。
場所が決まってからは、保育室に動物の絵本や図鑑、動物公園の地図などを置いておくと、「どんな動物がいるのかな?」「ミーアキャットってどんな動物?」などと、日々動物を話題にした会話が増えていき、卒園遠足には行かない年少、中児たちも「キリンのベロは紫色なんだよね」「ライオンは肉食動物だから」とクラス全体で、動物公園への期待が膨らみました。遠足1週間前頃には、猿に興味を持った数名の子どもたちが、「人間の先祖は猿だった」という話までするようになっており、担任達も子どもの探求心に驚かされました。
当日は、普段年長児がしている事は「自分たちもやりたい」と言い出す年少、中の子どもたちも今回は「いっぱい楽しんできてね!」「何の動物を見たか後で教えてね」と快く送り出してくれ、年長児も自分たちで決めた「とびっきり楽しい1日にしよう」という合言葉を胸に、学園バスに乗って出発‼到着後は「ライオンだ!」「あっちにはレッサーパンダがいる」「あれ!?どっちが先生で、どっちがゴリラ??」など、思ったことや感じたこと全てを話したくて、一日中会話が途切れることはありませんでした。
千葉市動物公園といえば、レッサーパンダの風太君が有名ですが、フクロテナガザルも知る人ぞ知る、なかなかの有名人です。独特の鳴き声が園内に響き渡り、子どもたちも期待を膨らませながら観に行くと、日向でお昼寝中でした。一人の男の子が、「俺が真似をして鳴かせる!」と言い、サルの鳴き真似を始めると、昼寝中のサルが起き上がり、一緒に鳴き始めた時には周りのお客さんからも拍手が上がり、子どもたちも大笑いで「すご~い‼」と盛り上がり、思い出に残るできごとのひとつになりました。
遠足を通して、改めて子どもたちの成長を感じて嬉しい反面、別れの時が近づいていることを実感しました。この日の思い出を胸に、卒園式では笑顔で子どもたちを送り出したいと思います。
(と思っていましたが、卒園式の予行で泣いてしまったので、笑顔で送り出すのは無理そうです…)
▲
【やちまた】
■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(4歳児担任)毛利 百花■◆■
初めてクラスを持ち1年になります。今、各クラスとも進級に向けて、進級するクラスで過ごしたり給食を食べたりしています。「あと何回寝たらそら組?」と質問するなど進級を楽しみにしています。環境の変化から気持ちが落ちてしまう姿も見られると思いますが、子どもの気持ちに寄り添いながら過ごしていきたいと思います。
3月11日(月)に年長児のお別れ会を行いました。みんな大好き、憧れの年長児に贈るお祝いの歌に、年少中児は「みんなともだち」を歌い、年長児の卒業をお祝いしました。歌のお返しとして年長児が歌った「思い出のアルバム」、長い歌詞を大きな声で歌う年長児の姿から頼もしさを感じました。保育者によるマジックショーでは色が変わる水や新聞マジック、ひげダンスなどを見て「なんで?」「すごい!」と、とても盛り上がる子ども達の姿が見られました。そして、年長児を想って作った物をプレゼントしました。年少児が本を読むときに使うしおりを作り、年中児が勉強に使う鉛筆などを入れるペン立てを作りました。プレゼントを作るときには誰にあげたいかを決め、プレゼントをする年長児のことを想い「好きな色は何かな?」「どこに飾りをつけようかな?」など考えながら作っていました。そんな心を込めて作ったプレゼントをもらった年長児はとても喜び笑顔でいっぱいの姿が見られました。喜ぶ年長児の姿を見てさらに喜ぶ年少児、年中児の姿もありました。退場ではみんなで作ったアーチの下をくぐってもらいました。背の大きさから小さいアーチになってしまう部分もありましたが年長児の優しさでみんなしゃがみながらアーチをくぐってくれました。
お別れ会が終わった後にはみんなの部屋でお別れ給食を食べました。バイキング形式でフランクフルトやシーザーサラダなどおかわりをたくさんできる様子にとても嬉しそうな子ども達。席もくじで引いたランドセルのバッチの色ごとに分かれ、友達と一緒になったことを喜ぶ姿、初めて近くになった友達と話す姿など異年齢の友達との関わりを楽しんでいました。
▲
【法人事務局】
■◆■法人事務局 広報室■◆■
3月23日(土)に学校法人千葉明徳学園評議員会・理事会が開催されました。以下のとおり報告します。
評議員会
評議員34名出席、監事2名参加のもと、13時より学園本館視聴覚室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員の選任について
第2議案 令和5年度第2次補正予算について
第3議案 令和6年度事業計画について
第4議案 令和6年度当初予算について
第5議案 令和6年度長期借入金について
第6議案 各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 第二グラウンド用地の等積交換契約について
第8議案 土地(遊休資産)の売却について
第9議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園100周年記念事業について
3.その他
評議員会終了後、本校一貫生による以下の課題研究発表が行われた。
・佐藤 巧真 「どうしたら人は効率良く荷物を運ぶことができるのか」
・小野寺 要 「広田弘毅死刑判決における一考察」
・高杉 栞菜 「人間は本能的に天気を予報しているのか」
-理事会-
理事7名出席、監事2名参加のもと、16時から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員の選任について
第2議案 令和5年度第2次補正予算について
第3議案 令和6年度事業計画について
第4議案 令和6年度当初予算について
第5議案 令和6年度長期借入金について
第6議案 各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 第二グラウンド用地の等積交換契約について
第8議案 土地(遊休資産)の売却について
第9議案 令和6年度 役員報酬、役職手当について
第10議案 令和7年度 千葉明徳短期大学の学費について
第11議案 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、令和5年度法人配分について
第12議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園100周年記念事業について
3.令和6年度辞令交付式について
4.常任理事会報告について
5.その他
▲
■◆■千葉明徳短期大学 講師 大澤 ちづる■◆■
3月15日(金)、京成ホテルミラマーレにて第53回卒業式が挙行されました。天候にも恵まれ、111名が晴れやかに卒業しました。卒業証書授与では、一人ずつ呼名され舞台に上がり、学長から証書が授与されます。学校の講堂で、自席からの経路、お辞儀の仕方、どこで誰にお辞儀をするかなどリハーサルはしましたが、いざ本番となると、講堂とは広さも雰囲気もまるで違う会場に、少しの不安と緊張感が伝わってきます。一人ひとりにスポットライトが当たり、それぞれの表情、お辞儀の仕方、歩き方など所作のひとつひとつに個性が表れます。この時間は、教員にとっても一人ひとりを思いながら、声には出せませんが、新しい門出にエールを送る時間になっています。
来賓として列席くださった非常勤講師の先生からは「感動しました。一人ひとり証書を貰えるって、いいですね。」と、お言葉を頂きました。小さな学校だからこそできる温かみのある式なのかもしれません。
卒業生代表として答辞の挨拶をした岩瀬まほろさんは、入学してから今までの2年間を通した自分の学びや成長を伝えてくれました。以下は、一部抜粋となりますが、このように巣立っていく卒業生を教員一同応援していきたいと思います。
(中略)
学生生活を振り返ると、楽しいことだけではなく、大変だった日々が思い浮かびます。1、2月の保育所実習では、初めて1人で行う実習に不安を感じ、自ら動くこともできず毎日泣きながら通う日々でした。しかし、私が最後まで実習を続けられた理由は、友達や先生の存在があったからです。実習で疲れているのに話を聞き、アドバイスをしてくれた友達がいてくれたからこそ、「まだ頑張れる。一緒に頑張ろう。」と勇気をもらいました。
2年次の幼稚園実習の際にも、実習後に制作等を手伝ってくれた友人がいました。このような助けが実習をやり切る後押しにもなり、感謝しています。
また、実習時の訪問指導では、先生がたくさん認めてくださったことや、私が実習時に置かれた状況や悩みを冷静に分析し、対処方法を一緒に考えてくださったおかげで次の日から気持ちを切り替えることができ、保育者にも「明るくなってきたね」と言っていただくことができました。この体験から、人と関わる際の距離感や会話の仕方の大切さを学べました。このような体験が、2年次の幼稚園・保育実習で生かせ、実習を精一杯行うことができたと思います。
私が、明徳での日々を充実できたと感じたのは、2年生になってからです。ゼミで行った学園祭では、初めはやりたい人が少なく、私のわがままに乗ってくれていた状態でした。どうにかしなきゃ、みんなに申し訳ないという気持ちを抱え、一所懸命にゼミの仲間と話し合いを重ねました。その中で、ゼミの仲間一人ひとりが自分の思いを話してくれるようになったと感じました。そして、準備の際には、みんなが積極的に行動し、協力してくれたり、互いに「ありがとう」と言葉を交わすことが増えていったりしたことから、徐々に団結力が強まったのではないかと感じました。学園祭では、子どもと一緒に製作をしながら遊ぶ仲間たちの姿を見て、ゼミのみんなで一致団結して学園祭をやり遂げることができて本当に良かったと嬉しく思いました。これは、話し合いを重ねたことでゼミの仲間がお互いに感じていた印象に良い変化が起こった結果成しえたとでもあり、このことから、相手と話をすること、話や活動をする際の自身の振る舞い方による相手に与える印象が人と関わる際に大切であることに気づかされました。
(中略)
私たちは、これから社会人となり、壁に立ち向かう事もあると思います。明徳の「体験から学ぶ」 という言葉は、1日1日が学びだと伝えていると感じています。明徳で2年間を過ごした私達なら、 どのような壁にも力を合わせ、乗り越えていけると思います。そして、その達成感や喜びを感じることができるはずです。失敗をしても後悔せず、一人で乗り越えられない壁があったら、再び明徳でみなさんに会いたいです。そして、共に助け合いながら、新たな学びを発見していきましょう。
【高校】
■◆■千葉明徳高等学校 教諭 本多 紀宏■◆■
去る3月1日(金)に高等学校の卒業式があり、3年生302名の生徒が無事に笑顔で本校を巣立っていきました。昨年5月にコロナウイルスも5類となり、久しぶりにコロナ前の内容に戻して挙行することができました。こうしてこの日を迎えられたことに心より感謝を申し上げます。
思い返せば3年前のコロナ禍に入学をしてきました。入学時よりマスクの着用は必須で新しい級友の顔も分からないまま高校生活がスタートしました。入学後の5月の遠足は計画を立てるも実施間際になり中止、そのままオンライン授業も余儀なくされました。他にも学校生活の多くが制限され我慢の連続でした。その時の私は、今後の3年間が子ども達にとってどのような3年間になるのか、不安しか感じられませんでした。ただ、それでも高校生活においては、受け身ではなく常に主体的に過ごして欲しいと願うとともに、何事にも無関心になることなく全力で取り組むことにより、感受性を豊かにして欲しい。そして、一人ひとりが自分だけの色とりどりに輝く高校生活を送りながら成長して欲しいと願っていました。その想いを込めて学年通信のタイトルも『colorful』としました。
2年生になり徐々に規制も緩和され、今まで体験できなかったことを取り戻すかのように学年方針通りに、単に面白い、可笑しいということではなく学校生活を真剣に楽しむ様子を見せてくれました。それは部活動や行事だけではなく、なかなか点数の取れない授業でもその姿勢はあったかと思います。それらは3年生になっても変わることなく全員が一丸となって受験まで駆け抜けてくれました。
そして先日、卒業式の2日前に久しぶりに学年全員が揃いました。三送会や久しぶりに会う級友も多かったため浮かれ気分の生徒も多く、どこか締まりのない学年の姿がありました。最後に全員に成長した姿を見せて欲しいとのお願いをして、その日が終わりました。すると、翌日の卒業式予行から卒業式まで、今までの学年の目標であった、オンとオフの切り替えや何事にも全力で取り組む立派な姿を見せてくれました。この3年間で人知れず、生徒達は成長していたのだと改めて感じることばかりで心を打たれ続ける2日間となりました。
この3年間の様子や生徒の想いは、卒業証書授与式で卒業生代表生徒として答辞を行った峯嶋樹音さんの答辞文章を掲載することが一番だと感じますので、ここにその全文を掲載いたします。
答辞
冬の寒さに別れを告げ桜の花びらが綻び始めました。今日、私たち卒業生302名はこの千葉明徳高校に別れを告げる時が来てしまいました。本日はこのような盛大な式を挙行していただき、卒業生一同心より感謝を申し上げます。
思い返して見ると3年前、希望や不安を抱え入学してきた4月。新型コロナウイルスの影響によりオンライン授業を余儀なくされ、3年間の幕が上がりました。
行事も思うようには行うことが出来ませんでしたが、その分できることを精一杯行い、一つ一つを貴重な体験と捉えることによって、少しずつクラスの輪が生まれ、気づけば一つの輪が完成していました。そして少しずつ規制も緩和される中で、2年生では、コースごとに東北・京都・沖縄に分かれて研修旅行に行くことができました。私を含め中学では研修旅行が中止となってしまい、初めての研修旅行となった人も多かったと思います。だからこそ行けることが決まった時には心の底から嬉しさが込み上げました。私は沖縄に行き、シュノーケルをしたりバナナボートに乗ってあまりのスピードで落ちそうになって慌ててしまったり、多くの思い出をつくることができました。沖縄の海で仲間と共に見たあの夕日。夕日に照らされて長く伸びた仲間との影。どこか儚く美しいあの光景を未だ鮮明に覚えています。
3年生の文化祭では通常の文化祭を開催することができました。飲食の解禁もありとても盛り上がりました。私のクラスはお化け屋敷を行いました。クラスが動き出した頃、心の中では本当に上手くいくのかと不安な部分がありました。しかし、開催が近づくにつれてバラバラだったパズルがハマっていくかのように繋がっていき、当日には長蛇の列を作る人気の企画となっていました。嬉しくて達成感を味わうことができました。また生徒会として文化祭全体にも関わっていきました。初めての経験が多く、途中ミスをしてしまい自分自身を追い詰めていたこともありましたが、同じ生徒会の仲間や多くの人たちに助けられて文化祭を大成功に収めることができました。この経験から私は、人は誰でも失敗してもいいこと、そしてその失敗を助けてくれる人がいることを改めて知ることができました。その他にも様々な行事を行うことができました。
今この場に立ち、振り返っていくと、高校生活での色々な場面が浮かび上がってきます。これらは、私にとってかけがえのない宝物です。多くの宝物が生まれた3年間という時間が一瞬のように感じ、寂しさが込み上げてくる自分がいます。もっとみんなと過ごしていたいな、何気なく話した日々、共に過した空間がどれだけ幸せでかけがえのないものだったのかを実感しています。
在校生の皆さん、先程は想いの籠った送辞をありがとうございました。私たち卒業生は思い残すことなく安心した気持ちで巣立つことができます。私たちが伝えたいことは一つです。この限られた日々を大切に、残りの高校生活を全力で過ごして欲しいと思います。ですが途中で疲れた時は、自分自身を褒めたり、羽を伸ばしてみたり、自分らしさを大切に過ごしてください。私たちをいつも助けてくれて本当にありがとうございました。
また、様々なことに対して寄り添ってくださった先生方。この先どう生きていくか不安だった私たちに道を照らして下さり、そのおかげで私たちはこうして前へ進むことが出来ました。授業中寝ている人がいたら叱りつつも起こしてくれました。部活の大会や検定で良い知らせがあったらまるで自分の事のように一緒に喜んでくださった先生方は私にとって憧れであり、目標となる存在でした。様々な面で支援してくださり感謝の思いでいっぱいです。本当にありがとうございました。
そして、ずっと私たちを見守ってくれた家族。ここまで18年間、時に強く当ったり心配をかけたり様々なことがあった中で、私たちは大人への階段を登り始めてきています。今日は本心を伝えます。進路への悩みがあったとき寄り添ってくれてありがとう。朝早くから起きて毎日お弁当を作ってくれてありがとう。ごちそうさまでした。3年間毎日元気をもらっていたよ。当たり前の毎日と幸せをありがとう。そしてわがままを言って困らせてしまってごめんなさい。これからも沢山迷惑をかけることがあるけれどよろしくお願いします。
そして最後に卒業生のみんな。この高校生活はかけがえのない3年間でした。多くの人と関わって思い出ができて、試合や試験で失敗して泣いたこと、上手く物事が進んで笑ったこと、些細なことで友達と喧嘩して怒ったこと。何気ないこの日々が愛おしかったり、嬉しかったり、ただただ大事だったり...
しかし、この時を止めること、戻ることはできません。私たちは人生という長い旅へと歩んで行かなければいけません。「刹那の想いを永久に」この3年間は長い人生からしてみたらほんの一瞬「刹那」のようなひと時です。ですがこの学校で過ごした記憶を「永久」に一人ひとりの心の中で輝き続ける宝物にしてください。これから先全てが上手くいくとは限りませんが、この宝を胸に失敗を恐れず自信を持って未来を切り開き、共に前に進んでいきましょう。
私はこの千葉明徳高校に入学できて本当に幸せでした。この学校が大好きです。
ご来賓の方々をはじめとして理事長先生、校長先生からの心温まるご祝辞や激励のお言葉をいただき、感謝を申し上げます。皆様からの思いを胸に私たち302名は今日卒業します。千葉明徳高校のさらなる発展と皆様のご健康をお祈り申し上げ、答辞とさせていただきます。
令和6年3月1日 卒業生代表 峯嶋 樹音
最後の『この千葉明徳高校に入学できて本当に幸せでした。この学校が大好きです。』という言葉には多くの想いがこもっていました。一人ひとりが色とりどりに輝く卒業証書を手にして卒業して欲しいという、3年前の想いを具現化してくれました。私は、これほどまでに胸打つ卒業証書授与式を作り上げてくれた生徒達を本当に誇らしく思います。そして、今後も無限の可能性を持ち、何事にも全力で挑戦し続け、更なる成長をしていくであろうことを確信しました。
最後になりますが、このような素晴らしい卒業証書授与式を迎えることが出来たのも、学園全体の皆様で応援し続けて頂いたおかげです。3年間大変お世話になりました。ありがとうございました。
【中学校】
■◆■千葉明徳中学校 教諭 奥村 和男■◆■
2021年4月7日(水)、千葉明徳中学校11期生62名が入学しました。
学年目標は「認め合い、支え合い、磨き合い」としました。挑戦する仲間を認め、時には支え合い、仲間と切磋琢磨することで自身の目標を達成するだけではなく、仲間への感謝の心を育めるようにサポートしていいこう、との思いを込めました。
学年通信のタイトルは「まほろば」としました。千葉明徳中学校11期生62名がその特性・可能性を輝かせ、仲間と磨き合う学びの過程を発信する場です。その活動の過程を「まほろば」という美しい大和言葉で共有したいと思っています。まほろばには「豊かで美しいさま」、「素晴らしい場所」、「住みやすい場所」を意味する日本の古語です。タイトルは園部茂校長に書いて頂きました。
という文章を学年通信に記しました。なお、学年目標も渡辺先生のおかげで園部茂前校長に書いて頂いています。
三年間の学年体制は、以下の表の通りでした。
最後になりますが、間宮先生と遠藤先生が担任をしてくださったおかげで、11期生の生徒は優しく気の良い連中になったと思います。生徒たちはお二人の背中を見て大きく育ちました。あと3年、よろしくお願いします。渡辺先生、入試広報の激務の中、生徒に渇を入れてくださり、ありがとうございました。先生が学年を明るくしてくれる太陽のような存在で、私はいつも勇気をもらっていました。水上先生、1年間しか関われませんでしたが、先生の柔らかい雰囲気が好きでした。間宮先生のパフォーマンスは水上先生次第です。よろしくお願いします。新倉先生、中2という生徒が不安定な時に、真っすぐな心で生徒たちと接してくださったおかげで、たくさんの生徒が正しい道を歩くことができたと思います。いきなり学年レク長を引き受けてくださり、ありがとうござました。宮平先生、この2年間先生が一番生徒の色々な話を聞いてくださったと思います。母親のように生徒を包み込んでくださり、生徒は心を整えることができました。ありがとうございました。
【幼稚園】
■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 和田 教枝■◆■
令和6年3月16日(土)、暖かく穏やかな日に卒園式を挙行いたしました。この日を迎えるにあたり、子どもたちと2月中旬から少しずつ練習を重ねてきました。また、自分たちで用意できることは子どもたちと相談しながら準備し、ホールの掃除から園全体の掃除、別れの言葉、年中さんへのバトンタッチをどうすればいいかをクラスで考えてきました。 話し合いを重ねていくことで小学校へ行く自覚が少しずつ芽生え、進学への自信につながったのを確信しました。
今年は数年行っていなかった、お泊り会や裏山を取り入れた運動会競技を復活し、子どもたちの体験を大事に保育に取り組んできました。
幼稚園で過ごしたことを、心に刻み、小学校へ行ってもこの経験を土台に自分で考え進めていくことができることを願います。
当日は、子どもの集中力を考え、時間が短くして午前中で終わるように行いました。保護者の方の手作り写真スポットがあり、あたたかな雰囲気の中で終えることができました。
今後も子どもたち主体の卒園式を考え、よりよい行事となるようにしていきたいと思います。
【本八幡】
■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 松本 遥■◆■
市川市の交通部の方が来園し、交通ルールの
①飛び出しはしない
②道路では遊ばない
③道路は右の端を歩く
について映像と寸劇で分かりやすく説明して頂きました。
普段から散歩に行くことが多い子どもたち。もちろん横断歩道を渡ることもあり、「赤の時は?」の質問に「渡らない!」と元気よく答えていました。交通安全教室後の散歩では、横断歩道を渡るときに手を上げて合図もしています。
今回改めて交通ルールを子どもたちと学びましたが、生活する日常の中でしっかりと習得していることや理解していることが分かりました。日々の積み重ねの中には、大人の“伝えていく”という思いがあってのことだと思っています。
今回の交通安全教室をきっかけに、標識や横断歩道について、乗り物などへの興味、関心を深めていこうと思います。「なんでだろう?」という疑問こそ興味関心への第一歩ですね。
【浜野】
■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 南波佐間 紀子■◆■
3月14日(木)に年長児の卒園遠足で、千葉市動物公園へ行って来ました。行先は年長の子どもたちが話し合って決めたのですが、プラネタリウムや水族館などが候補に上がる中、「千葉市動物公園なら、ペンギンやアシカもいるから動物園も水族館も両方楽しめる!」と、なんとも子ども達らしい理由で決まりました。
場所が決まってからは、保育室に動物の絵本や図鑑、動物公園の地図などを置いておくと、「どんな動物がいるのかな?」「ミーアキャットってどんな動物?」などと、日々動物を話題にした会話が増えていき、卒園遠足には行かない年少、中児たちも「キリンのベロは紫色なんだよね」「ライオンは肉食動物だから」とクラス全体で、動物公園への期待が膨らみました。遠足1週間前頃には、猿に興味を持った数名の子どもたちが、「人間の先祖は猿だった」という話までするようになっており、担任達も子どもの探求心に驚かされました。
当日は、普段年長児がしている事は「自分たちもやりたい」と言い出す年少、中の子どもたちも今回は「いっぱい楽しんできてね!」「何の動物を見たか後で教えてね」と快く送り出してくれ、年長児も自分たちで決めた「とびっきり楽しい1日にしよう」という合言葉を胸に、学園バスに乗って出発‼到着後は「ライオンだ!」「あっちにはレッサーパンダがいる」「あれ!?どっちが先生で、どっちがゴリラ??」など、思ったことや感じたこと全てを話したくて、一日中会話が途切れることはありませんでした。
千葉市動物公園といえば、レッサーパンダの風太君が有名ですが、フクロテナガザルも知る人ぞ知る、なかなかの有名人です。独特の鳴き声が園内に響き渡り、子どもたちも期待を膨らませながら観に行くと、日向でお昼寝中でした。一人の男の子が、「俺が真似をして鳴かせる!」と言い、サルの鳴き真似を始めると、昼寝中のサルが起き上がり、一緒に鳴き始めた時には周りのお客さんからも拍手が上がり、子どもたちも大笑いで「すご~い‼」と盛り上がり、思い出に残るできごとのひとつになりました。
遠足を通して、改めて子どもたちの成長を感じて嬉しい反面、別れの時が近づいていることを実感しました。この日の思い出を胸に、卒園式では笑顔で子どもたちを送り出したいと思います。
(と思っていましたが、卒園式の予行で泣いてしまったので、笑顔で送り出すのは無理そうです…)
【やちまた】
■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭(4歳児担任)毛利 百花■◆■
初めてクラスを持ち1年になります。今、各クラスとも進級に向けて、進級するクラスで過ごしたり給食を食べたりしています。「あと何回寝たらそら組?」と質問するなど進級を楽しみにしています。環境の変化から気持ちが落ちてしまう姿も見られると思いますが、子どもの気持ちに寄り添いながら過ごしていきたいと思います。
3月11日(月)に年長児のお別れ会を行いました。みんな大好き、憧れの年長児に贈るお祝いの歌に、年少中児は「みんなともだち」を歌い、年長児の卒業をお祝いしました。歌のお返しとして年長児が歌った「思い出のアルバム」、長い歌詞を大きな声で歌う年長児の姿から頼もしさを感じました。保育者によるマジックショーでは色が変わる水や新聞マジック、ひげダンスなどを見て「なんで?」「すごい!」と、とても盛り上がる子ども達の姿が見られました。そして、年長児を想って作った物をプレゼントしました。年少児が本を読むときに使うしおりを作り、年中児が勉強に使う鉛筆などを入れるペン立てを作りました。プレゼントを作るときには誰にあげたいかを決め、プレゼントをする年長児のことを想い「好きな色は何かな?」「どこに飾りをつけようかな?」など考えながら作っていました。そんな心を込めて作ったプレゼントをもらった年長児はとても喜び笑顔でいっぱいの姿が見られました。喜ぶ年長児の姿を見てさらに喜ぶ年少児、年中児の姿もありました。退場ではみんなで作ったアーチの下をくぐってもらいました。背の大きさから小さいアーチになってしまう部分もありましたが年長児の優しさでみんなしゃがみながらアーチをくぐってくれました。
お別れ会が終わった後にはみんなの部屋でお別れ給食を食べました。バイキング形式でフランクフルトやシーザーサラダなどおかわりをたくさんできる様子にとても嬉しそうな子ども達。席もくじで引いたランドセルのバッチの色ごとに分かれ、友達と一緒になったことを喜ぶ姿、初めて近くになった友達と話す姿など異年齢の友達との関わりを楽しんでいました。
【法人事務局】
■◆■法人事務局 広報室■◆■
3月23日(土)に学校法人千葉明徳学園評議員会・理事会が開催されました。以下のとおり報告します。
評議員会
評議員34名出席、監事2名参加のもと、13時より学園本館視聴覚室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員の選任について
第2議案 令和5年度第2次補正予算について
第3議案 令和6年度事業計画について
第4議案 令和6年度当初予算について
第5議案 令和6年度長期借入金について
第6議案 各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 第二グラウンド用地の等積交換契約について
第8議案 土地(遊休資産)の売却について
第9議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園100周年記念事業について
3.その他
評議員会終了後、本校一貫生による以下の課題研究発表が行われた。
・佐藤 巧真 「どうしたら人は効率良く荷物を運ぶことができるのか」
・小野寺 要 「広田弘毅死刑判決における一考察」
・高杉 栞菜 「人間は本能的に天気を予報しているのか」
-理事会-
理事7名出席、監事2名参加のもと、16時から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員の選任について
第2議案 令和5年度第2次補正予算について
第3議案 令和6年度事業計画について
第4議案 令和6年度当初予算について
第5議案 令和6年度長期借入金について
第6議案 各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 第二グラウンド用地の等積交換契約について
第8議案 土地(遊休資産)の売却について
第9議案 令和6年度 役員報酬、役職手当について
第10議案 令和7年度 千葉明徳短期大学の学費について
第11議案 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、令和5年度法人配分について
第12議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園100周年記念事業について
3.令和6年度辞令交付式について
4.常任理事会報告について
5.その他
▲