学園ニュース
学園ニュース 2024年10月号(288号)
【中学校】
■◆■千葉明徳中学校 教諭 岡村 惟央人■◆■
10月11日(金)、千葉明徳中学校体育祭が行われました。
千葉明徳中学校の体育祭は和やかな雰囲気になることが多く、開会式の選手宣誓では、3年生2人が漫才のようなやり取りで会場を沸かせてくれました。ここ数年、選手宣誓でのパフォーマンスが恒例になっており、次年度の生徒たち(私の担任している学年)にも期待したいところです。
最初の競技「色別対抗大縄跳び」は、すべての学年が混ざって行われる大縄跳びです。私も体育での練習を時々見ていたのですが、日を追うごとに全体の跳び方が良くなっているのが分かりました。また、縄を回す人同士の間隔を狭くしているチームや、掛け声を出すことでリズムをとるチームなど、まとまり方にもそれぞれの色があって、そのような違いを楽しめることも体育祭の醍醐味だなと感じました。
学年種目では、1学年「玉入れ」、2学年「台風の目」、3学年「大玉運び」が行われました。1学年の「玉入れ」は、通常の玉入れを行い、入った玉数が得点になるだけでなく、そのあとに玉を片付ける時間を競い、それがボーナス点として加算されます。この片付けの時間があることで、より戦術的で、見応えもあり、さらに時間がかかる大変な玉の片付けが早く終わるので、良い競技だなと感心しながら見ていました。
中盤の競技は、全員種目の「綱引き」、個人種目の「障害物レース」「借り人レース」が行われました。特に「借り人レース」では、お題が校長先生になることが(不自然に)多く、それでも校長先生は毎回全力で走っていたので、その都度会場が盛り上がりました。また、生徒による実況では、放送席からお題が見えないため実況がしづらいにも関わらず、機転の利いたアドリブで会場を笑わせているのも印象的でした。
最後の競技は「色別対抗選抜リレー」でした。ここでは、各色の代表生徒が走るだけでなく、教員選抜チームも参戦しました。この日のために鍛えてきた代表生徒たちの走りを見て、観客席からは熱気のある声援が飛び交い、また、この日に向けてケガをしないように備えてきた教員選抜チームの走りを見て、観客席からは愛のある歓声が会場に響いていました。
今年度の優勝は赤組でした。勝った生徒も負けた生徒も、短い時間ながら満足そうな表情をしていたことが、この体育祭が大成功で終わったことの証明だったと思います。運動が苦手な生徒でも、皆と一緒に体を動かしたり、同じ目的で行動する一体感を感じたりすることの楽しさを学べたのでないかと思います。
最後になりますが、体育祭を実施するにあたり、企画・運営の多くをしていただいた体育科の先生方に感謝を申し上げます。
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【高校】
■◆■千葉明徳高等学校 教諭(保健体育科主任) 岡野 賢太郎■◆■
近年、感染症や熱中症などの影響により開催時期の見直しや競技数、種目などを試行錯誤しながら取り組んできましたが、今年度の高校体育祭は、昨年度まで行われていた学級対抗で争う形から、従来の形に近い色別対抗での実施となりました。
どの競技も3年生を中心に盛り上がりを見せましたが、中でも新種目「他種目リレー」や「色別リレー」はクラスの絆を深めるだけでなく、学年やクラスの垣根を超えて多いに盛り上がりました。また、伝統である3年生の民謡において、浴衣で踊る姿は見ている人に笑顔を与え、部活動対抗リレーにおける、吹奏楽部の生演奏に合わせての応援合戦は今年1番の盛り上がりを見せました。
4年ぶりに色別で開催された体育祭は紅組の勝利で幕を閉じました。生徒には体育祭だけでなく、様々な学校行事を通じて高校生活の思い出や仲間との絆を深めて欲しいと思います。
予定していた日程が雨天で順延となり、一時はどうなるかと心配もしましたが、当日は晴天に恵まれ、中高とも無事に同日開催をする事ができました。準備に携わって頂きました多くの先生方にこの場をお借りして感謝申し上げるとともに次年度に向け、より生徒の思い出に残る活気ある体育祭になるように準備をしていきたいと思います。
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【幼稚園】
■◆■認定こども園千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 河野 愛里■◆■
今年も年少組、年中長組に分かれて運動会を行いました。
年少のテーマは「ホップ ステップ ジャンプ」、年中は「みんなで楽しく」、年長は「みんなの力をひとつに」という各学年のテーマにそって運動会の練習を進め、当日を迎えました。
年長組は、運動会が始まる前から色々準備を行い、国旗に興味をもって万国旗を完成させました。また、今年度からフラッグの種目を新たに行い、チアとフラッグそれぞれで生き生きと身体を動かしてたくましく、素敵な姿を見せてくれました。年中組は、かけっこと、表現として昆虫太極拳を行いました。カマキリ・ダンゴ虫・バッタ・カメムシの4種類の昆虫になりきり、頭につけるお面も自分たちで好きな昆虫を描き、それを身に付けて表現を楽しみました。
年中組は、年長組の練習の様子や当日の姿をくぎ付けになるくらいに夢中で見て、手拍子をしたり、応援をしたりして、憧れの存在であることが伝わってきました。そんな年長組は、各競技の前にアナウンスや体操の見本を行い、運動会を引っ張っていってくれました。最後の年長組のリレーは、練習の時から作戦会議をくり返し、話し合いを重ね、走る練習なども最後までクラスの友だちと行いました。本番では今まで以上の力強さをみせてくれ、一人ひとりがとても一生懸命に走っていて会場全体が集中して一つになっていました。
年少組の運動会に向けた活動は、9月に入ってからも暑さがあり、3クラスがホールに集まって行うことが多くありました。その時間以外でも、保育室で音楽を流すと、友だちと楽しく踊っている子どもたちの姿がありました。また、保育者が楽しみながら踊ることを心がけて活動したり、普段の遊びの中で取り入れることによって、最初は恥ずかしさからか保育者や友だちの様子をみていた子も、笑顔で踊るようになっていきました。このような保育者のきっかけづくりが大切になることを実感しました。かけっこでは、この広い園庭で走ることの気持ちよさを感じながら、小さい身体なりに大きく腕を振って、ゴールを目指して駆け抜けていました。中には「1番になる!」と張り切ってスタートを迎える子もいました。
子どもたちの大きな成長が感じられる運動会をこれからも大切にしていきたいと思います。
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【短大】
■◆■千葉明徳短期大学 教授 明石 現■◆■
コロナ禍で休止していた「わくわく体験研修」の海外コースが今年度から再開となり、新たにオーストリア・ウィーンのコースを設定しました。9月9日~17日、5名の学生さんと共に芸術の都・ウィーンで濃密な一週間を過ごしました。以下、学生の皆さんの振り返りレポートを抜粋で掲載します。
・ウィーンに行って、自分が何に興味があるのかについて知りたいと思いました。自分のことについて考えるのは好きではないため避けていましたが、考えたいと思いましたし、考えるべきだと思いました。自分のやりたいこと、好きなことを知ることは、自分がしたい保育を考えることにつながると思いました。
・街並みや建物はどこを見ても美しく、コンサートやオペラでも迫力と繊細さを感じました。私が訪問先で1番印象に残っているのは、メルク修道院です。図書館では大きく分厚い本が棚にたくさん置かれていて、棚の上まで上れるような木の階段がありました。しっかりとした本の匂いがあり、匂いからも歴史の深さを感じることができました。絵や装飾の豪華さに感動するだけでなく、あの空間に何とも言えない重みを感じました。
・ウィーンを訪れたことで、日本とは違う人の在り方、風景、建築物などの違いを知りました。日本ではあまり見ないような人同士の関わりが多いように感じました。そして昔に作られた建築物からその国の宗教的問題、信仰心というのも感じられました。
・一日一日を通して、自分がだんだんと成長できているような気がしてきて、うまく言葉にできない謎の楽しさ、ワクワクが湧き出てくるようになってきて、自分が困った時だけじゃなく自分が気になったことがある度に人に話しかけられるようになりました。
・これまで私は、海外はもちろん国内でも旅をする機会があまりありませんでした。しかし、今回オーストリアへ行き、想像以上の体験と感動をすることができたことで、知らないということの勿体なさに気づきました。
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【浜野】
■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■
晴れ渡る青空のもと、10月12日(土)に短大附属幼稚園の園庭で15回目のおたのしみ会を行いました。
この数年間は、感染症対策として種目数や時間の縮小、入場できる大人の人数の制限をしながらの開催でしたが、徐々に制限を緩和していき、ついに今年はコロナ禍以前の実施内容に戻すことができました。
当日はウキウキした様子で明徳学園にやってきた子ども達。家族で受付をした後、記念の写真を撮り、クラスの応援席で準備を済ませます。小さなお子さんも場所見知りをすることなく、仲良しな友だちを見つけて楽しそうに飛び跳ねる姿が本部からも見えて、とても微笑ましかったです。種目は開会式、閉会式を含めて9つあり、前年からはたんぽぽ組(1・2歳児)の種目が一つ増えました。1、2歳児ともに保護者の手から離れて進んだり、さくら組(3・4・5歳児)の子どもたちは室内外で遊んだ鉄棒やケンパなどを披露したり、つくし組は可愛らしいあおむし帽子を被って会場を和ませてくれました。ほかにも、保護者種目で保育園クイズが盛り上がったり、全員で輪になって七夕会でさつき会(地域の老人会)の皆さんに教えてもらった千葉踊りを踊ったりと、様々な活動をじっくりと楽しみました。久しぶりのフルバージョンに疲れてしまう姿も予想されましたが、会の終盤も和やかな雰囲気の中で活動しているご家族や職員の姿に、本園らしさを存分に感じる瞬間もありました。
休み明けには、保護者の方からも「今までで一番見ごたえがあった」「親が一緒に楽しめる種目内容だったた」「年上のお子さんの姿を見て我が子の成長を楽しみに感じた」といった感想が寄せられました。全家庭が一堂に会するのはおたのしみ会だけです。多くの方が揃う中でお子さんの楽しそうな姿を見ていただけたことや、最後まで無事に活動できたことが担当として何よりも嬉しく思います。今年度も半年を過ぎ、クラスも充実期へ移っていく中で、おたのしみ会を通して経験したり楽しんだりしたことを今後の活動の中でも繰り返し楽しんでいきたいと感じています。
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【やちまた】
■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 石田 真結■◆■
入職し、一歳児クラスの担任になってから半年がたちました。
4月ごろは緊張したり、不安な毎日を過ごしたりしていましたが、今では少しずつ園にも慣れ、先輩方に支えてもらいながら子どもたちと楽しく過ごしています。
担任になってからも実習生という感覚が抜けていない部分や分からないことがたくさんありました。また、1歳児との言葉のないところでのコミュニケーションが難しかったり、遊びをつくれなかったり、一日の流れを覚えて声をかけることができないなど、遊びや生活の中で信頼関係が中々築けずにいました。先輩に相談したり、声かけの真似をしてみるなど自分にできることを少しずつ試したり、たくさん遊んで子どもたちと日々関わっていくうちに徐々にお互いに打ち解けている感覚があったり、少しずつ信頼関係を築けてきているのかなと今は嬉しく感じています。そして、最近は子どもたちから「おはよう!」と抱きついてきてくれたり、名前を呼んでくれたりと最初の頃には見られなかった姿が見られ、成長を感じています。
行事では、お泊り会や夏祭りなどに、保育者として初めて参加するわくわくと緊張が沢山ありました。先輩たちと準備を進めていく中で、係や進行する経験は、自分にとって楽しい思い出と勉強になりました。
10月12日(土)には予定通り運動会を行うことができ、私も用具係として参加をすることができました。当日たくさんの保護者に見守られていることで緊張もあったかと思いますが、最後まで走ったり、ダンスを踊ったりと楽しむ子どもたちがかっこよく、私もたくさんの力をもらいました。子どもたちにもらったパワーをこれからの保育に生かしていけるように頑張っていきたいです。
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【本八幡】
■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 藤代 桜香■◆■
0歳児の子どもたちと過ごして半年が経とうとしています。
表情やアイコンタクトで何かを通じ合ったり、指さしや「あ!あ!」という声で伝えたいであろうものが分かったりと、子どもとのやりとりから嬉しさや成長を日々感じています。
最近はまねっこする姿が増えて、歌や手遊びを保育者と一緒に繰り返し楽しんでいます。「手をたたきましょう」の歌では、手をたたく場面より足踏みの場面が楽しいようで、一生懸命に足をあげてやっているところがとてもかわいいです。歌詞に出てくる、笑う、怒る、泣くの場面では保育者の表情や動きをじっと見たり、同じようにまねっこしたりする姿があります。「この歌を歌って!」という意味でか玩具を保育者の元へ持って来て歌をリクエストしてくれることもあります。
・かえるの玩具→♪「かえるのがっしょう」
・ゴリラの写真が載っている絵本→♪「くいしんぼうゴリラ」 など
子どもそれぞれの表現、楽しみ方があってとても面白いです。そんな反応をするんだな、そういう楽しみ方もあるんだなという予想とは異なる子どもたちの姿もあって、発見や面白さを日々感じています。日々楽しんでいるものに加えて、季節を感じられるような歌や絵本を子どもたちと一緒にたくさん楽しんでいこうと思います。
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■◆■千葉明徳中学校 教諭 岡村 惟央人■◆■
10月11日(金)、千葉明徳中学校体育祭が行われました。
千葉明徳中学校の体育祭は和やかな雰囲気になることが多く、開会式の選手宣誓では、3年生2人が漫才のようなやり取りで会場を沸かせてくれました。ここ数年、選手宣誓でのパフォーマンスが恒例になっており、次年度の生徒たち(私の担任している学年)にも期待したいところです。
最初の競技「色別対抗大縄跳び」は、すべての学年が混ざって行われる大縄跳びです。私も体育での練習を時々見ていたのですが、日を追うごとに全体の跳び方が良くなっているのが分かりました。また、縄を回す人同士の間隔を狭くしているチームや、掛け声を出すことでリズムをとるチームなど、まとまり方にもそれぞれの色があって、そのような違いを楽しめることも体育祭の醍醐味だなと感じました。
学年種目では、1学年「玉入れ」、2学年「台風の目」、3学年「大玉運び」が行われました。1学年の「玉入れ」は、通常の玉入れを行い、入った玉数が得点になるだけでなく、そのあとに玉を片付ける時間を競い、それがボーナス点として加算されます。この片付けの時間があることで、より戦術的で、見応えもあり、さらに時間がかかる大変な玉の片付けが早く終わるので、良い競技だなと感心しながら見ていました。
中盤の競技は、全員種目の「綱引き」、個人種目の「障害物レース」「借り人レース」が行われました。特に「借り人レース」では、お題が校長先生になることが(不自然に)多く、それでも校長先生は毎回全力で走っていたので、その都度会場が盛り上がりました。また、生徒による実況では、放送席からお題が見えないため実況がしづらいにも関わらず、機転の利いたアドリブで会場を笑わせているのも印象的でした。
最後の競技は「色別対抗選抜リレー」でした。ここでは、各色の代表生徒が走るだけでなく、教員選抜チームも参戦しました。この日のために鍛えてきた代表生徒たちの走りを見て、観客席からは熱気のある声援が飛び交い、また、この日に向けてケガをしないように備えてきた教員選抜チームの走りを見て、観客席からは愛のある歓声が会場に響いていました。
今年度の優勝は赤組でした。勝った生徒も負けた生徒も、短い時間ながら満足そうな表情をしていたことが、この体育祭が大成功で終わったことの証明だったと思います。運動が苦手な生徒でも、皆と一緒に体を動かしたり、同じ目的で行動する一体感を感じたりすることの楽しさを学べたのでないかと思います。
最後になりますが、体育祭を実施するにあたり、企画・運営の多くをしていただいた体育科の先生方に感謝を申し上げます。
【高校】
■◆■千葉明徳高等学校 教諭(保健体育科主任) 岡野 賢太郎■◆■
近年、感染症や熱中症などの影響により開催時期の見直しや競技数、種目などを試行錯誤しながら取り組んできましたが、今年度の高校体育祭は、昨年度まで行われていた学級対抗で争う形から、従来の形に近い色別対抗での実施となりました。
どの競技も3年生を中心に盛り上がりを見せましたが、中でも新種目「他種目リレー」や「色別リレー」はクラスの絆を深めるだけでなく、学年やクラスの垣根を超えて多いに盛り上がりました。また、伝統である3年生の民謡において、浴衣で踊る姿は見ている人に笑顔を与え、部活動対抗リレーにおける、吹奏楽部の生演奏に合わせての応援合戦は今年1番の盛り上がりを見せました。
4年ぶりに色別で開催された体育祭は紅組の勝利で幕を閉じました。生徒には体育祭だけでなく、様々な学校行事を通じて高校生活の思い出や仲間との絆を深めて欲しいと思います。
予定していた日程が雨天で順延となり、一時はどうなるかと心配もしましたが、当日は晴天に恵まれ、中高とも無事に同日開催をする事ができました。準備に携わって頂きました多くの先生方にこの場をお借りして感謝申し上げるとともに次年度に向け、より生徒の思い出に残る活気ある体育祭になるように準備をしていきたいと思います。
【幼稚園】
■◆■認定こども園千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 河野 愛里■◆■
今年も年少組、年中長組に分かれて運動会を行いました。
年少のテーマは「ホップ ステップ ジャンプ」、年中は「みんなで楽しく」、年長は「みんなの力をひとつに」という各学年のテーマにそって運動会の練習を進め、当日を迎えました。
年長組は、運動会が始まる前から色々準備を行い、国旗に興味をもって万国旗を完成させました。また、今年度からフラッグの種目を新たに行い、チアとフラッグそれぞれで生き生きと身体を動かしてたくましく、素敵な姿を見せてくれました。年中組は、かけっこと、表現として昆虫太極拳を行いました。カマキリ・ダンゴ虫・バッタ・カメムシの4種類の昆虫になりきり、頭につけるお面も自分たちで好きな昆虫を描き、それを身に付けて表現を楽しみました。
年中組は、年長組の練習の様子や当日の姿をくぎ付けになるくらいに夢中で見て、手拍子をしたり、応援をしたりして、憧れの存在であることが伝わってきました。そんな年長組は、各競技の前にアナウンスや体操の見本を行い、運動会を引っ張っていってくれました。最後の年長組のリレーは、練習の時から作戦会議をくり返し、話し合いを重ね、走る練習なども最後までクラスの友だちと行いました。本番では今まで以上の力強さをみせてくれ、一人ひとりがとても一生懸命に走っていて会場全体が集中して一つになっていました。
年少組の運動会に向けた活動は、9月に入ってからも暑さがあり、3クラスがホールに集まって行うことが多くありました。その時間以外でも、保育室で音楽を流すと、友だちと楽しく踊っている子どもたちの姿がありました。また、保育者が楽しみながら踊ることを心がけて活動したり、普段の遊びの中で取り入れることによって、最初は恥ずかしさからか保育者や友だちの様子をみていた子も、笑顔で踊るようになっていきました。このような保育者のきっかけづくりが大切になることを実感しました。かけっこでは、この広い園庭で走ることの気持ちよさを感じながら、小さい身体なりに大きく腕を振って、ゴールを目指して駆け抜けていました。中には「1番になる!」と張り切ってスタートを迎える子もいました。
子どもたちの大きな成長が感じられる運動会をこれからも大切にしていきたいと思います。
【短大】
■◆■千葉明徳短期大学 教授 明石 現■◆■
コロナ禍で休止していた「わくわく体験研修」の海外コースが今年度から再開となり、新たにオーストリア・ウィーンのコースを設定しました。9月9日~17日、5名の学生さんと共に芸術の都・ウィーンで濃密な一週間を過ごしました。以下、学生の皆さんの振り返りレポートを抜粋で掲載します。
・ウィーンに行って、自分が何に興味があるのかについて知りたいと思いました。自分のことについて考えるのは好きではないため避けていましたが、考えたいと思いましたし、考えるべきだと思いました。自分のやりたいこと、好きなことを知ることは、自分がしたい保育を考えることにつながると思いました。
・街並みや建物はどこを見ても美しく、コンサートやオペラでも迫力と繊細さを感じました。私が訪問先で1番印象に残っているのは、メルク修道院です。図書館では大きく分厚い本が棚にたくさん置かれていて、棚の上まで上れるような木の階段がありました。しっかりとした本の匂いがあり、匂いからも歴史の深さを感じることができました。絵や装飾の豪華さに感動するだけでなく、あの空間に何とも言えない重みを感じました。
・ウィーンを訪れたことで、日本とは違う人の在り方、風景、建築物などの違いを知りました。日本ではあまり見ないような人同士の関わりが多いように感じました。そして昔に作られた建築物からその国の宗教的問題、信仰心というのも感じられました。
・一日一日を通して、自分がだんだんと成長できているような気がしてきて、うまく言葉にできない謎の楽しさ、ワクワクが湧き出てくるようになってきて、自分が困った時だけじゃなく自分が気になったことがある度に人に話しかけられるようになりました。
・これまで私は、海外はもちろん国内でも旅をする機会があまりありませんでした。しかし、今回オーストリアへ行き、想像以上の体験と感動をすることができたことで、知らないということの勿体なさに気づきました。
【浜野】
■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■
晴れ渡る青空のもと、10月12日(土)に短大附属幼稚園の園庭で15回目のおたのしみ会を行いました。
この数年間は、感染症対策として種目数や時間の縮小、入場できる大人の人数の制限をしながらの開催でしたが、徐々に制限を緩和していき、ついに今年はコロナ禍以前の実施内容に戻すことができました。
当日はウキウキした様子で明徳学園にやってきた子ども達。家族で受付をした後、記念の写真を撮り、クラスの応援席で準備を済ませます。小さなお子さんも場所見知りをすることなく、仲良しな友だちを見つけて楽しそうに飛び跳ねる姿が本部からも見えて、とても微笑ましかったです。種目は開会式、閉会式を含めて9つあり、前年からはたんぽぽ組(1・2歳児)の種目が一つ増えました。1、2歳児ともに保護者の手から離れて進んだり、さくら組(3・4・5歳児)の子どもたちは室内外で遊んだ鉄棒やケンパなどを披露したり、つくし組は可愛らしいあおむし帽子を被って会場を和ませてくれました。ほかにも、保護者種目で保育園クイズが盛り上がったり、全員で輪になって七夕会でさつき会(地域の老人会)の皆さんに教えてもらった千葉踊りを踊ったりと、様々な活動をじっくりと楽しみました。久しぶりのフルバージョンに疲れてしまう姿も予想されましたが、会の終盤も和やかな雰囲気の中で活動しているご家族や職員の姿に、本園らしさを存分に感じる瞬間もありました。
休み明けには、保護者の方からも「今までで一番見ごたえがあった」「親が一緒に楽しめる種目内容だったた」「年上のお子さんの姿を見て我が子の成長を楽しみに感じた」といった感想が寄せられました。全家庭が一堂に会するのはおたのしみ会だけです。多くの方が揃う中でお子さんの楽しそうな姿を見ていただけたことや、最後まで無事に活動できたことが担当として何よりも嬉しく思います。今年度も半年を過ぎ、クラスも充実期へ移っていく中で、おたのしみ会を通して経験したり楽しんだりしたことを今後の活動の中でも繰り返し楽しんでいきたいと感じています。
【やちまた】
■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 石田 真結■◆■
入職し、一歳児クラスの担任になってから半年がたちました。
4月ごろは緊張したり、不安な毎日を過ごしたりしていましたが、今では少しずつ園にも慣れ、先輩方に支えてもらいながら子どもたちと楽しく過ごしています。
担任になってからも実習生という感覚が抜けていない部分や分からないことがたくさんありました。また、1歳児との言葉のないところでのコミュニケーションが難しかったり、遊びをつくれなかったり、一日の流れを覚えて声をかけることができないなど、遊びや生活の中で信頼関係が中々築けずにいました。先輩に相談したり、声かけの真似をしてみるなど自分にできることを少しずつ試したり、たくさん遊んで子どもたちと日々関わっていくうちに徐々にお互いに打ち解けている感覚があったり、少しずつ信頼関係を築けてきているのかなと今は嬉しく感じています。そして、最近は子どもたちから「おはよう!」と抱きついてきてくれたり、名前を呼んでくれたりと最初の頃には見られなかった姿が見られ、成長を感じています。
行事では、お泊り会や夏祭りなどに、保育者として初めて参加するわくわくと緊張が沢山ありました。先輩たちと準備を進めていく中で、係や進行する経験は、自分にとって楽しい思い出と勉強になりました。
10月12日(土)には予定通り運動会を行うことができ、私も用具係として参加をすることができました。当日たくさんの保護者に見守られていることで緊張もあったかと思いますが、最後まで走ったり、ダンスを踊ったりと楽しむ子どもたちがかっこよく、私もたくさんの力をもらいました。子どもたちにもらったパワーをこれからの保育に生かしていけるように頑張っていきたいです。
【本八幡】
■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 藤代 桜香■◆■
0歳児の子どもたちと過ごして半年が経とうとしています。
表情やアイコンタクトで何かを通じ合ったり、指さしや「あ!あ!」という声で伝えたいであろうものが分かったりと、子どもとのやりとりから嬉しさや成長を日々感じています。
最近はまねっこする姿が増えて、歌や手遊びを保育者と一緒に繰り返し楽しんでいます。「手をたたきましょう」の歌では、手をたたく場面より足踏みの場面が楽しいようで、一生懸命に足をあげてやっているところがとてもかわいいです。歌詞に出てくる、笑う、怒る、泣くの場面では保育者の表情や動きをじっと見たり、同じようにまねっこしたりする姿があります。「この歌を歌って!」という意味でか玩具を保育者の元へ持って来て歌をリクエストしてくれることもあります。
・かえるの玩具→♪「かえるのがっしょう」
・ゴリラの写真が載っている絵本→♪「くいしんぼうゴリラ」 など
子どもそれぞれの表現、楽しみ方があってとても面白いです。そんな反応をするんだな、そういう楽しみ方もあるんだなという予想とは異なる子どもたちの姿もあって、発見や面白さを日々感じています。日々楽しんでいるものに加えて、季節を感じられるような歌や絵本を子どもたちと一緒にたくさん楽しんでいこうと思います。