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学園ニュース

学園ニュース 2025年5月号(295号)

【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 松本 遥、藤代 桜香■◆■

 5月5日こどもの日、保育園では五月人形の飾りや製作したり、こいのぼりの歌を歌ったりして、行事に親しみました。
 こいのぼりづくりでは、0歳児は足型、1,2歳児は花紙やスタンプ、3~5歳児はトイレットペーパーの芯や編み込んだ画用紙を丸めるなど、クラスのカラーが出た製作になりました。3~5歳児から、自分たちで作ったこいのぼりを持って散歩に行きたいとの声があがり、大事に手に持って散歩へ出発。地域の方に見せたり挨拶を交わしたりと素敵な交流時間となりました。
 製作とともに日々楽しんだこいのぼりの歌。いつのまにか歌詞まで覚えて歌えるようになり、5月2日には、自分のこいのぼりを持ってみんなに歌を見せにいきたい!と集まった3~5歳児の子どもたちが、歌を歌いに各部屋に来てくれました。0歳児の部屋、そして1,2歳児の部屋と順番に回って歌を披露。自分で作ったこいのぼり、歌を覚えたことにより、みんな堂々とした姿になったように感じました。そんな姿を、0~2歳児は嬉しそうに見ていて、終わった後には部屋の中で真似して歌う姿も見られました。見られることで得られた満足感や自信、見ることで持った憧れなど、異年齢の園児が関わる楽しみがありました。
 子どもたちがその時に楽しんでいることや興味をもっていること、やりたい!という声を大切に、これからも季節の行事に親しんでいきたいと思います。


【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 橋本 彩香■◆■

 私が本園で働くようになって早いもので2年目を迎え、今年も1、2歳児の担任になりました。
 1年目は新しい環境に対する不安や緊張でいっぱいでしたが、子どもたちの成長を見守る中で、少しずつ自信を持てるようになってきたと思っていましたが、2年目に入り一カ月が過ぎましたが、再び不安と緊張を感じるようになりました。
 1年目は目の前のことに追われ、日々の保育を行うことだけで精一杯でした。ところが、2年目になると、任される役割や責任が増えることを実感しています。社会人として、周囲からの期待に応えることができるのか、十分な仕事ができているのか、様々な不安が頭をよぎります。また保育者としては、子どもたちとの関わりも重要な仕事です。昨年は子どもたちを知ることに必死でしたが、今年は、子どもたち一人ひとりに、より目を向け、発達に合わせた援助をすることが求められます。それをうまくできる自信が持てず、子どもたちに適切な保育をすることができているのか心配です。さらに、保護者とのコミュニケーションについても不安があります。保護者とどうやって信頼関係を築いていくのか、新たな課題です。
 それでも、私はこの不安や緊張を恐れず、成長のチャンスに変えていきたいと考えています。先輩保育士にアドバイスをもらったり、反省をしたりしながら学び続ける姿勢を忘れずに、子どもたちや保護者のために最善を尽くしていきます。
 これからの挑戦に向けて前向きな気持ちを持ち続け、少しずつでも成長できるように努力していきたいです。不安や緊張を抱えながらも、子どもたちの笑顔のために頑張ります。


【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 金光 知恵子■◆■

 今年度は、0歳児が3名入園してきました。
 初めての園生活に緊張した表情の子ども達。この1ヶ月間、子ども達が1日でも早く安心して過ごせるように、スキンシップをたくさん取ったり、この子が好きなものってなんだろう?と考えながら過ごしてきました。
 室内では、興味のある玩具に手を伸ばして遊んだり、保育者とのふれあい遊びや、わらべうたを楽しんだりしています。始めは、ふれあい遊びをしていても反応が少なかったのですが、くり返し遊んでいく中で、声を出して笑ってくれたり、保育者の顔を見ながら楽しんだりする姿が見られるようになり、ふれあう楽しさや心地よさを少しずつ味わえているのかなと感じています。
 4月の後半には、喃語もたくさん聞かれるようになり、安心しているからこその姿だなと実感しています。テラスや戸外などいつもと違う場所に行くと、不安になり、抱っこを求める姿が見られることもありました。その時に保育者に手を伸ばし、抱っこで安心している様子が見られ、子ども達にとって安心できる存在になってきているのかなと嬉しく思う出来事でした。これからも丁寧なかかわりを積み重ねながら、子ども達がこども園での生活を楽しめるようにして行きたいと思います。
 


【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 大澤 ちづる■◆■

 今年度から短大の新たな試みとして、教育実習Ⅱの進め方が大きく変わりました。
 教育実習Ⅱは、幼稚園教諭免許を取得するために必要な、2年次の15日間の幼稚園実習です。これまでは、6〜7月にかけて3週間連続で実習を行っていましたが、今年度から4〜11月の間に分散させた進め方になりました。7月には7日間の連続実習がありますが、残りの8日は月に1~2回程度、年間を通しての実習となります。(下図参照)
 1年次の教育実習Ⅰでは、入学後の5月から協力園(幼稚園)において毎月1回の実習を1年間通して行い、関心をもった子どもとのかかわりのエピソードを書き、小グループの振り返りの授業の中で話し合い、仲間と一緒に「なぜだろう」と考え、考察をしてきました。
 そして、この教育実習Ⅱでは、学生が子どもを一方的に理解するだけでなく、子どもとの関わりを通して子どもの言動の意味や背景を理解することを目標にしています。また、保育者の声掛けの意図や活動の意味を捉えることも目標の一つとしています。今年度からの分散型では、月ごとの実習は学校の小グループの授業で振り返り短大教員による指導、7日間連続実習は園の教員による指導を受けます。月ごとの実習においては、教育実習Ⅰの延長のような形になり、短大教員も指導者として実習に参加し、一人ひとりの学生を丁寧にサポートすることが可能です。学生にとっては、分散型にすることで実習に対しての負担感、プレッシャーなどが軽減されると考えています。何よりこのような試みを実現できたのは、本学の考えを理解し協力してくださる園があってこそです。今年度は22園にお世話になります。 昨年度から本学も準備を進める中で、教育実習Ⅱの説明会にも多くの園が参加してくださいました。
 全国的に見ても、このような教育実習の進め方は非常に珍しく、年間を通して保育現場で子どもたちの成長発達やそれを支える保育者の姿を観察し、実習生も一緒に保育に携わるというのは、今後の保育者養成が目指す姿としては理想の形ともいわれています。実習の指導、巡回などを含めると、本学の専任教員の全員が教育実習Ⅱに携わります。学生にとって、より充実した実習と学生生活となるよう教職員全体で支えていきたいと思います。


【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 濵谷 優羽■◆■

 明徳幼稚園の園児たちは、それぞれの学年に合わせたこいのぼり製作し、子どもの日を楽しみました。
 年少児は、クラスで大きなこいのぼりの形に切った模造紙にクレヨンで絵を描いたり、戸外では、保育者が大きなこいのぼりを持って走り、子どもたちが追いかけたりして遊びました。両手を大きくふって追いかけていた姿はとても可愛らしかったです。
 年中児は、自分で画用紙をこいのぼりの形に切り、手に持てるサイズで泳がせることができるものを作りました。歌を歌いながら泳がせたり友達と見せ合ったりしながら楽しんでいました。また、こどもの日の集会では、こどもの日の由来について知ったり、1、2歳児園舎のこいのぼりの下で歌ったりと年中児ならではのこどもの日を過ごしました。青空の下で歌うこいのぼりの歌は室内とは違った聞こえ方で子どもたちの目もキラキラしていました。
 年長児は、絵の具で布を染め、こいのぼりを製作し、園庭に飾りました。風が吹くと本当に泳いでいるかのようで、年少児や年中児も大喜びでした。一人ひとりの思いが込められているこいのぼりを登降園時に親子で嬉しそうに見たり、「私のあった!」「僕のこれだよ!」と笑顔で顔を見合わせたりする姿はとても素敵で、こいのぼりの下で「やねよりたかい~」と歌い始める子どもたちの歌声が園庭に響き渡り清々しい気持ちになりました。
 みんな、年齢に応じた端午の節句を味わい、楽しく季節の行事に触れることができました。


【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 川村 玄季■◆■

 去る5月13日、中学1年生は初の校外理科研修でクルックフィールズを訪れました。
 校外理科研修は、これから本格的に始動する土と生命の学習に向けて、重要な行事として位置付けられています。4月28日には田植えを経験して農作業の一端に触れ、直前には施設内に溢れる「循環」をテーマとしてこの行事の事前学習にも取り組んできました。
 現地では、各所に設置された看板を巡り問題を解くウォークラリー、実際に作物を植えたり収穫したりする農作業体験の2つが実施されました。晴れ渡る青空の下、普段の学校生活とは違う空間で解放感に溢れながら楽しそうに施設を巡る生徒の様子が印象的でした。農作業体験では、さつまいもの苗を植えることに苦戦したり、いかに大きい玉ねぎが収穫できるかを競ったりする様子も見られました。私は3年ほど前に当時の中学1年生とこの場所を訪れていますが、当時よりも施設や環境が充実しており、改めて楽しむことができました。
 道脇にある一見何の変哲もない小川や池は水の循環を成す要素であり、ニホンミツバチが蜜を作るために多数訪花しているシロツメクサも土壌改良に役立つ重要な植物で、何気ない風景の中にある多くの作り込まれた仕組みには驚嘆するばかりでした。いつか土と生命の学習において、本校の中にも循環を作り出したいと思うばかりです。


【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教頭 木村 健一■◆■

 5月13日(火)、高校1学年は浅草、高校2学年は横浜、高校3学年は鎌倉に分かれ、全校遠足を実施しました。
 当日は天候にも恵まれ、参加生徒全員、大きな事故や体調不良者もなく、安全に遠足を終えることができました。これもひとえに、前日まで打ち合わせを重ねてくださった学年の先生方と、節度ある行動を心掛けてくれた生徒たちのおかげと、心より感謝申し上げます。
 今回の遠足で生徒たちが得た学びや経験が、今後の学校生活において実り多きものとなることを期待しております。

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