学園ニュース
学園ニュース 2025年6月号(296号)
【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 久保 瑶子■◆■
明徳短大では、4人以上仲間が集まれば、新たにサークルを立ち上げることができます。
学校生活をもっと楽しみたい!1・2年生が関われる機会を作りたい!という思いから、今年は新たに4つのサークルが立ち上がりました。各サークル長に、サークル活動の面白さを聞きました。
①クッキングサークル
月に2回程度、放課後に集まってお菓子や料理を作っています。季節やイベントを意識してテーマを決めてからレシピを考えています。普段は1、2年生が関わる機会は少ないのですが、サークルをきっかけに話せたり、一緒になって活動できることが楽しいです。勉強で疲れた時の息抜きにもなっています。みんなで協力して上手くできた時は達成感を感じます。
②広報サークル
オープンキャンパスの紹介や日頃の明短の日常など楽しい動画を在学生はもちろん、先生方や、入学を考えている方など幅広い人達に学校の魅力を知ってもらえるような動画作成をしています。編集作業は、どうすれば一番伝わるかなど相談し合い、工夫しています。
③ボランティアサークル
保育に関わるボランティアをサークルのみんなでシェアしながら活動しています。先週、東京女子医科大学八千代医療センターで病棟保育の見学、たかね園でのボランティア活動を行いました。翌週の振り返りでは感想、印象に残ったことをみんなと語り合うことで、また新たな学びもあり、楽しく充実した時間を過ごしました。
④ダンスサークル
学内イベントでの発表を目標に、1年生も2年生も一緒になって和気あいあいと活動中です!ダンスサークルでは、仲間との作品を作り上げる楽しさと、表現する難しさの両方を感じています。練習は大変ですが、その分ステージで踊る瞬間の達成感は格別だと思っています。ダンスサークルを作って間もない中で、もっと上達して、見てくださる方の心に響くダンスを目指して日々努力しています。
好きなこと、面白いことに夢中になって取り組む姿は、人として、保育者としてとても魅力的です。いい表情で活動する学生たちを見ていると、こちらまでワクワクして、前向きなエネルギーが湧いてきます。一人ではできないことも、仲間と一緒になら挑戦できます。短大の2年間はあっという間ですが、彼らの「やってみたい!」が実現できる環境をこれからも整えていきたいです。
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【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 齋藤 夏季■◆■
4歳児クラスに進級して、2カ月が経ちました。
進級当初は「保育者と遊びたい」という姿が多く見られましたが、保育者を介して友達と集団遊びや水・泥遊びを楽しむうちに、少しずつ「友達と遊ぶって楽しい」という気持ちが芽生えてきたように思います。最近では、子ども同士で誘い合い、自分たちでやりたい遊びを見つけて楽しむ姿も見られるようになってきました。
また、園庭の遊具に興味を持ち始めたふじ組の子どもたちは、鉄棒や長縄、雲梯(うんてい)、ターザンロープなどに挑戦する様子が増えてきました。初めの頃は「できないからやりたくない」と言っていた子どもたちも、保育者のアドバイスやサポートを受けながら、「ここまでできた!」「次はここまでやってみる」と、挑戦する気持ちを持ち始めています。できるようになることの嬉しさや楽しさを感じ、諦めずに取り組もうとする姿が多く見られるようになりました。
そんな友達の姿や話をきっかけに、これまで興味がなかった子どもたちも挑戦してみようとするようになり、できるようになった子から教えてもらうことで、友達との関わりも広がっています。
6月からは、「できた!」という嬉しさを“見える化”するため、クラス内でチャレンジカードを作成しました。カードの導入により、子どもたちの「挑戦してみたい」という気持ちはさらに高まり、楽しみながら意欲的に取り組んでいます。
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【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 浅貝 えりか■◆■
子どもたちが大好きな水遊びの季節がやってきました。
年長組では、6月から週に1回、JSSスイミングスクールに通い、大きなプールでの活動に取り組んでいます。
実際にプールへ行くまでは、「緊張する…」「ちょっと怖いな…」と不安を口にする子もいれば、「楽しみ!」と期待に胸をふくらませる子もおり、子どもたちの反応はさまざまでした。活動が楽しいものとなるよう、事前にJSSプールの様子を撮影した動画を見せ、子どもたちがイメージを持って臨めるよう工夫しました。動画を見た後には、安心した表情や楽しみな気持ちが感じられるようになりました。
初めて訪れたJSSプールでは、事前に見た映像を思い出しながら、水に親しみ、体を思いきり動かして楽しむ姿が見られました。最初は不安そうだった子どもたちも、「楽しかった!」「またすぐに行きたい!」と笑顔で話し、充実した時間を過ごせたことが伝わってきました。回を重ねるごとに活動内容の幅も広がり、子どもたちはよりいきいきと楽しんでいます。
JSSスイミングスクールでは、大きなプールでの活動はもちろん、向かう道中における公共の場でのマナーや交通安全を守ること、そしてコーチへの挨拶などの基本的な態度も大切にしています。学園前駅前交番の方々が横断歩道を安全に渡れるよう見守ってくださるなど、地域の皆様の支えの中で、子どもたちの貴重な経験が広がっていることに感謝しています。
今後も、子どもたちが安全にJSSプールでの活動を楽しめるよう、コーチや保育者が連携を取りながら、丁寧に取り組んでいきたいと思います。
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【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 奥村 和男■◆■
千葉明徳中学校では、中学2年生の6月に林間学校へ行きます。
今年度は、6月12日(木)~14日(土)の2泊3日で林間学校が行われました。
<1日目 ~足尾銅山での環境学習~>
初日は足尾銅山見学と環境学習、植樹体験を行いました。足尾環境学習センターでは足尾銅山の環境学習とトロッコ列車で足尾銅山坑内散策を行いました。その後、移動して植樹体験を行いました。1人1本の木を植えました。
<2日目~尾瀬ヶ原ハイキング・キャンプファイヤー~>
2日目は尾瀬ヶ原ハイキングとキャンプファイヤーを行いました。尾瀬ヶ原ハイキングは思った以上に晴れ、尾瀬ヶ原を気持ちよく歩くことができました。日本最大の高層湿原を満喫できました。夜は生徒主体のキャンプファイヤー。生徒と共に教員も歌い・踊りました。
<3日目~吹割の滝見学・さくらんぼ狩り~>
3日目は吹割の滝見学とさくらんぼ狩りです。最終日、生徒は疲れがあるものの、雨の中の滝見学とさくらんぼ狩りを楽しみました。とある生徒は70個もさくらんぼを食べていました。
中学生になり、初めての宿泊行事。多くの生徒が「あと1泊したい!」という言葉を言っており、林間学校を満喫していることが伝わってきました。自然・歴史に触れ、友達と共同生活を送り、様々なものと「つながる」経験となったことと思います。
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【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 佐藤 洋輔■◆■
令和7年6月5日(木)、中高一貫コース1学年並びに2学年は、「一貫進路の日」を利用して大学・施設見学ツアーに行ってまいりました。以下、見学箇所です。
年少児は、クラスで大きなこいのぼりの形に切った模造紙にクレヨンで絵を描いたり、戸外では、保育者が大きなこいのぼりを持って走り、子どもたちが追いかけたりして遊びました。両手を大きくふって追いかけていた姿はとても可愛らしかったです。
1学年の行き先:東京大学柏キャンパス → 柏の葉スマートシティ見学
2学年の行き先:立教大学池袋キャンパス → 都内大学自由見学
私は2学年所属なので、「立教大学キャンパスツアー」についての感想を述べます。
ここでのメインイベントは、有志大学生の方々による施設見学ツアーです。2クラスの合計48人を4グループに分けて、各グループに1人ずつ大学生がつき案内をするという形式でした。ツアーに対する感想をポートフォリオにまとめさせたところ、書いてある内容が所属していたグループごとに異なっており、『台本などの形式的なものではなく、本当に伝えたいことを話してくれて、ありがたい』と思いました。一方で、ほとんどの生徒が感想に入れていたのが、「立教大学の図書館はすごい!」ということでした。一般的に、大学の図書館は高校の図書館と比べると蔵書数・座席数が大規模であることが多いと思います(高校の図書館の中でも、明徳館はとても素晴らしい図書館だと思います!)。とりわけ立教大学は、国内の大学図書館の中でも大規模なことで有名です。大学で行う研究に必要不可欠な本(新書、学術論文、図鑑、文献目録…)は、大学生活の充実には欠かせません。そこに対して誇りを持っている学生さんが素敵だと思うと同時に、大学選びの際に図書館についても興味関心を持ってもらえるような授業や進路指導をしていかなければいけないなと改めて思いました。
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【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 今井 綾子■◆■
5月29日、3歳以上児クラスを対象に交通安全教室が行われました。
数日前から子どもたちに教室があることを伝えていたところ、初めて参加する年少児は「何をするんだろう?」という表情を見せていましたが、参加経験のある年中・年長児は、「右、左を見るやつだよね!」「映画も見るよね」などと、前回のことを思い出しながら話してくれました。
当日は、子どもたちが遊んでいるところに交通安全教室の方が来園し、準備を始めると、「何するの?」「あれは何?」と子どもたちは興味津々。準備が終わるのを待ちきれない様子で見つめ、そのまま静かに会が始まりました。
お姉さんからの問いかけに対しては、「赤!」「青!」と一人ひとりが大きな声で答えたり、「みんなで一緒に…」と言われると、さらに元気よく答える姿が見られました。また、「チカチカするのは何色かな?」という質問に、年少児が「赤!」「黄色!」と答えると、年長児が慌てた様子で「違うよ、青だよ」と教えてあげる場面もあり、年少児も「そうだった」と笑いながら応じていました。異年齢で過ごす中で、年上の子が年下の子に教えたり、年下の子が年上の子を見て学んだりする様子が見られる瞬間でもありました。
その後、お姉さんと一緒に、右・左の見方についてジェスチャーを交えて確認し、最後に映画上映が行われました。キティーちゃんの映画を見ながら、「あれは危ないね」「あれは違うよね」などと、学んだことを確認しながら見る子どもたちの姿が印象的でした。
本園には園庭がないため、天気の良い日は戸外に遊びに出かけています。子どもたち自身が気を付けていても、ニュースなどでは不慮の事故が多く報じられています。大切な命を預かる者として、安全の確認を十分に行いながら、子どもたちとともに楽しく安全について学びつつ、今後も戸外活動を行っていきたいと思います。
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【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 主任保育士 新倉 恵理子■◆■
0歳児から5歳児までを受け入れる保育園へと生まれ変わり、今年で3年目に突入しました!
2025年度、4月から幼児が過ごす部屋には、3歳児、4歳児、5歳児の子ども達の楽しそうなお喋りの声が聞こえてきています。
0歳児から2歳児は、「自分たちを意識せず、普段通りの園での我が子の様子が見たい」という保護者の声を聴き、部屋にビデオカメラを設置し、別室でリアルタイムの子どもの様子を見られる「保育参観」を行いました。「いつもと違う!」という雰囲気が子どもに伝わらないように、こっそり来てもらいます☻ 保護者の方は、別室のモニターで我が子の姿を目にすると、「わあ~!うちの子いたいた!!」と嬉しそうです♬ また、年齢が進み、「お父さん・お母さんが来てくれる日」を楽しみにできるようになった子どもたちには、午後のおやつの後、一緒に遊んでもらう(保育参加)も行っています。保護者の方々も「疲れた~💧」と言いながら全力で遊んでくれています!
さて、幼児クラスはどこを見てもらおうかと考え、それぞれの年齢に応じた活動を工夫して行いました。
初日は3歳児。ビデオ参観をしてもらい普段の姿を持てもらった後、大人の話に耳を傾けながら物を仕舞う様子や、大人が読む絵本を皆で見る普段の様子を少し離れたところから見守ってもらいました! 保護者の方も初めての試みに新鮮だったようです♬
4、5歳児は、はさみを使って画用紙を切り、それをくっつけて立体的な「傘☔」を作りました。大人の説明を聴いて、やってみようとする姿を見ていただく時間です。恥ずかしさと緊張で泣き出した子もいましたが、4歳児は最後までやり遂げ、完成した傘を誇らしげに持ち帰りました。ビデオでの遊びの様子と合わせて、日々の姿と、保護者の見守る中での成長を実感いただけたことと思います。
そして5歳児はというと、参観から直接スタート。作り方をよく聞いて、自分の力で仕上げます。「ママ~!」と笑顔で手を振る子、保護者の方を見ないようにしながらも真剣に取り組む子――それぞれの個性がよく現れた活動となりました。
4月の保護者会でお伝えした「この1年間で大切にしていくこと」と、実際の子どもたちの姿がつながり、保護者と保育者が思いを共有できる、より良い時間となりますように。
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【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■
5月17日(土)、24日(土)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり報告します。
1.5月17日(土)開催 理事会
5月17日(土)10時から、理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 2024年度事業報告について
第2議案 2024年度決算について
■報告事項
1.その他 特になし
2.5月24日(土)開催 理事会
5月24日(土)15時から、理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員・会計監査人の選任について
第2議案 2024年度監事監査報告について
第3議案 2025年度監事監査計画について
第4議案 令和6年度明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園における法人本部の運営に要する経費の充当及び繰入について
第5議案 千葉明徳短期大学保育技術検定合格者入学金減免規程の改定について
第6議案 明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園・明徳やちまたこども園 パートタイム職員就業規則の一部改正について
第7議案 学校法人千葉明徳学園給与規程・パートタイム職員就業規則の一部改正について
第8議案 令和7年度中学校・高等学校専任教員並びに専任事務職員の給与体系表の変更について
第9議案 教職員からの紹介採用制度について
第10議案 その他 短期大学と附属幼稚園の関係について
■報告事項
1.運用資産の状況報告について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.2025年度理事会・評議員会の開催日程について
4.危機管理マニュアルの改定について
5.その他 特になし
3.5月24日(土)開催 評議員会
5月24日(土)13時から、評議員36名出席、監事2名参加のもと行われ、学園本館視聴覚室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員・会計監査人の選任について
第2議案 2024年度事業報告について
第3議案 2024年度決算について
第4議案 2024年度監事監査報告について
第5議案 2025年度監事監査計画について
第6議案 その他 特になし
■報告事項
1.運用資産の状況報告について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.2025年度理事会・評議員会開催日程について
4.危機管理マニュアルの改定について
5.その他 特になし
評議員会終了後、松谷裕也氏(元大相撲力士 松鳳山)による特別講演会『人生はチャレンジだ!』が行われました。
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■◆■千葉明徳短期大学 講師 久保 瑶子■◆■
明徳短大では、4人以上仲間が集まれば、新たにサークルを立ち上げることができます。
学校生活をもっと楽しみたい!1・2年生が関われる機会を作りたい!という思いから、今年は新たに4つのサークルが立ち上がりました。各サークル長に、サークル活動の面白さを聞きました。
①クッキングサークル
月に2回程度、放課後に集まってお菓子や料理を作っています。季節やイベントを意識してテーマを決めてからレシピを考えています。普段は1、2年生が関わる機会は少ないのですが、サークルをきっかけに話せたり、一緒になって活動できることが楽しいです。勉強で疲れた時の息抜きにもなっています。みんなで協力して上手くできた時は達成感を感じます。
②広報サークル
オープンキャンパスの紹介や日頃の明短の日常など楽しい動画を在学生はもちろん、先生方や、入学を考えている方など幅広い人達に学校の魅力を知ってもらえるような動画作成をしています。編集作業は、どうすれば一番伝わるかなど相談し合い、工夫しています。
③ボランティアサークル
保育に関わるボランティアをサークルのみんなでシェアしながら活動しています。先週、東京女子医科大学八千代医療センターで病棟保育の見学、たかね園でのボランティア活動を行いました。翌週の振り返りでは感想、印象に残ったことをみんなと語り合うことで、また新たな学びもあり、楽しく充実した時間を過ごしました。
④ダンスサークル
学内イベントでの発表を目標に、1年生も2年生も一緒になって和気あいあいと活動中です!ダンスサークルでは、仲間との作品を作り上げる楽しさと、表現する難しさの両方を感じています。練習は大変ですが、その分ステージで踊る瞬間の達成感は格別だと思っています。ダンスサークルを作って間もない中で、もっと上達して、見てくださる方の心に響くダンスを目指して日々努力しています。
好きなこと、面白いことに夢中になって取り組む姿は、人として、保育者としてとても魅力的です。いい表情で活動する学生たちを見ていると、こちらまでワクワクして、前向きなエネルギーが湧いてきます。一人ではできないことも、仲間と一緒になら挑戦できます。短大の2年間はあっという間ですが、彼らの「やってみたい!」が実現できる環境をこれからも整えていきたいです。

【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 齋藤 夏季■◆■
4歳児クラスに進級して、2カ月が経ちました。
進級当初は「保育者と遊びたい」という姿が多く見られましたが、保育者を介して友達と集団遊びや水・泥遊びを楽しむうちに、少しずつ「友達と遊ぶって楽しい」という気持ちが芽生えてきたように思います。最近では、子ども同士で誘い合い、自分たちでやりたい遊びを見つけて楽しむ姿も見られるようになってきました。
また、園庭の遊具に興味を持ち始めたふじ組の子どもたちは、鉄棒や長縄、雲梯(うんてい)、ターザンロープなどに挑戦する様子が増えてきました。初めの頃は「できないからやりたくない」と言っていた子どもたちも、保育者のアドバイスやサポートを受けながら、「ここまでできた!」「次はここまでやってみる」と、挑戦する気持ちを持ち始めています。できるようになることの嬉しさや楽しさを感じ、諦めずに取り組もうとする姿が多く見られるようになりました。
そんな友達の姿や話をきっかけに、これまで興味がなかった子どもたちも挑戦してみようとするようになり、できるようになった子から教えてもらうことで、友達との関わりも広がっています。
6月からは、「できた!」という嬉しさを“見える化”するため、クラス内でチャレンジカードを作成しました。カードの導入により、子どもたちの「挑戦してみたい」という気持ちはさらに高まり、楽しみながら意欲的に取り組んでいます。

【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 浅貝 えりか■◆■
子どもたちが大好きな水遊びの季節がやってきました。
年長組では、6月から週に1回、JSSスイミングスクールに通い、大きなプールでの活動に取り組んでいます。
実際にプールへ行くまでは、「緊張する…」「ちょっと怖いな…」と不安を口にする子もいれば、「楽しみ!」と期待に胸をふくらませる子もおり、子どもたちの反応はさまざまでした。活動が楽しいものとなるよう、事前にJSSプールの様子を撮影した動画を見せ、子どもたちがイメージを持って臨めるよう工夫しました。動画を見た後には、安心した表情や楽しみな気持ちが感じられるようになりました。
初めて訪れたJSSプールでは、事前に見た映像を思い出しながら、水に親しみ、体を思いきり動かして楽しむ姿が見られました。最初は不安そうだった子どもたちも、「楽しかった!」「またすぐに行きたい!」と笑顔で話し、充実した時間を過ごせたことが伝わってきました。回を重ねるごとに活動内容の幅も広がり、子どもたちはよりいきいきと楽しんでいます。
JSSスイミングスクールでは、大きなプールでの活動はもちろん、向かう道中における公共の場でのマナーや交通安全を守ること、そしてコーチへの挨拶などの基本的な態度も大切にしています。学園前駅前交番の方々が横断歩道を安全に渡れるよう見守ってくださるなど、地域の皆様の支えの中で、子どもたちの貴重な経験が広がっていることに感謝しています。
今後も、子どもたちが安全にJSSプールでの活動を楽しめるよう、コーチや保育者が連携を取りながら、丁寧に取り組んでいきたいと思います。

【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 奥村 和男■◆■
千葉明徳中学校では、中学2年生の6月に林間学校へ行きます。
今年度は、6月12日(木)~14日(土)の2泊3日で林間学校が行われました。
<1日目 ~足尾銅山での環境学習~>
初日は足尾銅山見学と環境学習、植樹体験を行いました。足尾環境学習センターでは足尾銅山の環境学習とトロッコ列車で足尾銅山坑内散策を行いました。その後、移動して植樹体験を行いました。1人1本の木を植えました。
<2日目~尾瀬ヶ原ハイキング・キャンプファイヤー~>
2日目は尾瀬ヶ原ハイキングとキャンプファイヤーを行いました。尾瀬ヶ原ハイキングは思った以上に晴れ、尾瀬ヶ原を気持ちよく歩くことができました。日本最大の高層湿原を満喫できました。夜は生徒主体のキャンプファイヤー。生徒と共に教員も歌い・踊りました。
<3日目~吹割の滝見学・さくらんぼ狩り~>
3日目は吹割の滝見学とさくらんぼ狩りです。最終日、生徒は疲れがあるものの、雨の中の滝見学とさくらんぼ狩りを楽しみました。とある生徒は70個もさくらんぼを食べていました。
中学生になり、初めての宿泊行事。多くの生徒が「あと1泊したい!」という言葉を言っており、林間学校を満喫していることが伝わってきました。自然・歴史に触れ、友達と共同生活を送り、様々なものと「つながる」経験となったことと思います。

【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭 佐藤 洋輔■◆■
令和7年6月5日(木)、中高一貫コース1学年並びに2学年は、「一貫進路の日」を利用して大学・施設見学ツアーに行ってまいりました。以下、見学箇所です。
年少児は、クラスで大きなこいのぼりの形に切った模造紙にクレヨンで絵を描いたり、戸外では、保育者が大きなこいのぼりを持って走り、子どもたちが追いかけたりして遊びました。両手を大きくふって追いかけていた姿はとても可愛らしかったです。
1学年の行き先:東京大学柏キャンパス → 柏の葉スマートシティ見学
2学年の行き先:立教大学池袋キャンパス → 都内大学自由見学
私は2学年所属なので、「立教大学キャンパスツアー」についての感想を述べます。
ここでのメインイベントは、有志大学生の方々による施設見学ツアーです。2クラスの合計48人を4グループに分けて、各グループに1人ずつ大学生がつき案内をするという形式でした。ツアーに対する感想をポートフォリオにまとめさせたところ、書いてある内容が所属していたグループごとに異なっており、『台本などの形式的なものではなく、本当に伝えたいことを話してくれて、ありがたい』と思いました。一方で、ほとんどの生徒が感想に入れていたのが、「立教大学の図書館はすごい!」ということでした。一般的に、大学の図書館は高校の図書館と比べると蔵書数・座席数が大規模であることが多いと思います(高校の図書館の中でも、明徳館はとても素晴らしい図書館だと思います!)。とりわけ立教大学は、国内の大学図書館の中でも大規模なことで有名です。大学で行う研究に必要不可欠な本(新書、学術論文、図鑑、文献目録…)は、大学生活の充実には欠かせません。そこに対して誇りを持っている学生さんが素敵だと思うと同時に、大学選びの際に図書館についても興味関心を持ってもらえるような授業や進路指導をしていかなければいけないなと改めて思いました。

【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 今井 綾子■◆■
5月29日、3歳以上児クラスを対象に交通安全教室が行われました。
数日前から子どもたちに教室があることを伝えていたところ、初めて参加する年少児は「何をするんだろう?」という表情を見せていましたが、参加経験のある年中・年長児は、「右、左を見るやつだよね!」「映画も見るよね」などと、前回のことを思い出しながら話してくれました。
当日は、子どもたちが遊んでいるところに交通安全教室の方が来園し、準備を始めると、「何するの?」「あれは何?」と子どもたちは興味津々。準備が終わるのを待ちきれない様子で見つめ、そのまま静かに会が始まりました。
お姉さんからの問いかけに対しては、「赤!」「青!」と一人ひとりが大きな声で答えたり、「みんなで一緒に…」と言われると、さらに元気よく答える姿が見られました。また、「チカチカするのは何色かな?」という質問に、年少児が「赤!」「黄色!」と答えると、年長児が慌てた様子で「違うよ、青だよ」と教えてあげる場面もあり、年少児も「そうだった」と笑いながら応じていました。異年齢で過ごす中で、年上の子が年下の子に教えたり、年下の子が年上の子を見て学んだりする様子が見られる瞬間でもありました。
その後、お姉さんと一緒に、右・左の見方についてジェスチャーを交えて確認し、最後に映画上映が行われました。キティーちゃんの映画を見ながら、「あれは危ないね」「あれは違うよね」などと、学んだことを確認しながら見る子どもたちの姿が印象的でした。
本園には園庭がないため、天気の良い日は戸外に遊びに出かけています。子どもたち自身が気を付けていても、ニュースなどでは不慮の事故が多く報じられています。大切な命を預かる者として、安全の確認を十分に行いながら、子どもたちとともに楽しく安全について学びつつ、今後も戸外活動を行っていきたいと思います。

【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 主任保育士 新倉 恵理子■◆■
0歳児から5歳児までを受け入れる保育園へと生まれ変わり、今年で3年目に突入しました!
2025年度、4月から幼児が過ごす部屋には、3歳児、4歳児、5歳児の子ども達の楽しそうなお喋りの声が聞こえてきています。
0歳児から2歳児は、「自分たちを意識せず、普段通りの園での我が子の様子が見たい」という保護者の声を聴き、部屋にビデオカメラを設置し、別室でリアルタイムの子どもの様子を見られる「保育参観」を行いました。「いつもと違う!」という雰囲気が子どもに伝わらないように、こっそり来てもらいます☻ 保護者の方は、別室のモニターで我が子の姿を目にすると、「わあ~!うちの子いたいた!!」と嬉しそうです♬ また、年齢が進み、「お父さん・お母さんが来てくれる日」を楽しみにできるようになった子どもたちには、午後のおやつの後、一緒に遊んでもらう(保育参加)も行っています。保護者の方々も「疲れた~💧」と言いながら全力で遊んでくれています!
さて、幼児クラスはどこを見てもらおうかと考え、それぞれの年齢に応じた活動を工夫して行いました。
初日は3歳児。ビデオ参観をしてもらい普段の姿を持てもらった後、大人の話に耳を傾けながら物を仕舞う様子や、大人が読む絵本を皆で見る普段の様子を少し離れたところから見守ってもらいました! 保護者の方も初めての試みに新鮮だったようです♬
4、5歳児は、はさみを使って画用紙を切り、それをくっつけて立体的な「傘☔」を作りました。大人の説明を聴いて、やってみようとする姿を見ていただく時間です。恥ずかしさと緊張で泣き出した子もいましたが、4歳児は最後までやり遂げ、完成した傘を誇らしげに持ち帰りました。ビデオでの遊びの様子と合わせて、日々の姿と、保護者の見守る中での成長を実感いただけたことと思います。
そして5歳児はというと、参観から直接スタート。作り方をよく聞いて、自分の力で仕上げます。「ママ~!」と笑顔で手を振る子、保護者の方を見ないようにしながらも真剣に取り組む子――それぞれの個性がよく現れた活動となりました。
4月の保護者会でお伝えした「この1年間で大切にしていくこと」と、実際の子どもたちの姿がつながり、保護者と保育者が思いを共有できる、より良い時間となりますように。

【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■
5月17日(土)、24日(土)に学校法人千葉明徳学園理事会・評議員会が開催されました。以下のとおり報告します。
1.5月17日(土)開催 理事会
5月17日(土)10時から、理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 2024年度事業報告について
第2議案 2024年度決算について
■報告事項
1.その他 特になし
2.5月24日(土)開催 理事会
5月24日(土)15時から、理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員・会計監査人の選任について
第2議案 2024年度監事監査報告について
第3議案 2025年度監事監査計画について
第4議案 令和6年度明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園における法人本部の運営に要する経費の充当及び繰入について
第5議案 千葉明徳短期大学保育技術検定合格者入学金減免規程の改定について
第6議案 明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園・明徳やちまたこども園 パートタイム職員就業規則の一部改正について
第7議案 学校法人千葉明徳学園給与規程・パートタイム職員就業規則の一部改正について
第8議案 令和7年度中学校・高等学校専任教員並びに専任事務職員の給与体系表の変更について
第9議案 教職員からの紹介採用制度について
第10議案 その他 短期大学と附属幼稚園の関係について
■報告事項
1.運用資産の状況報告について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.2025年度理事会・評議員会の開催日程について
4.危機管理マニュアルの改定について
5.その他 特になし
3.5月24日(土)開催 評議員会
5月24日(土)13時から、評議員36名出席、監事2名参加のもと行われ、学園本館視聴覚室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事・監事・評議員・会計監査人の選任について
第2議案 2024年度事業報告について
第3議案 2024年度決算について
第4議案 2024年度監事監査報告について
第5議案 2025年度監事監査計画について
第6議案 その他 特になし
■報告事項
1.運用資産の状況報告について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.2025年度理事会・評議員会開催日程について
4.危機管理マニュアルの改定について
5.その他 特になし
評議員会終了後、松谷裕也氏(元大相撲力士 松鳳山)による特別講演会『人生はチャレンジだ!』が行われました。
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