学園ニュース
学園ニュース 2025年9月号(298号)
【法人】

■◆■学校法人千葉明徳学園 理事長 福中 儀明■◆■
淑明会の前会長 森勝子さまが9月10日にご逝去されました。生前は、淑明会の発展に多大なご貢献を賜りました。9月18日に執り行われた告別式において、以下のとおり弔辞を述べましたので、ここにご報告申し上げます。
森勝子先生、千葉明徳学園理事長 福中儀明です。お別れに参りました。
千葉明徳学園は今年創立100周年を迎え、来る10月25日に盛大な祝賀会をしようと準備を進めております。創立者福中儀之助の教えを受けた、ただ一人御存命の卒業生である森先生にもご出席いただきたかったのですが、かなわぬこととなりました。大変残念です。
ここで、森先生自筆の履歴書に基づき104年の生涯を紹介させていただきます。誕生日は大正10年7月26日、千葉県千葉郡誉田村、現在の千葉市緑区誉田町の生まれです。誉田尋常高等小学校を卒業したのち、明徳の前身である千葉淑徳高等女学校に入学されました。卒業は昭和14年3月、第13回の卒業生になります。在学中に教員を志し、千葉県女子師範学校、現在の千葉大学教育学部に進学し、小学校・高等小学校の教諭になります。最初の赴任校は君津郡金谷村立金谷尋常高等小学校でした。その後は誉田村国民学校、戦後は生浜中学校・大森小学校・花園小学校・小中台小学校教頭、そして真砂第一小学校教頭を最後に退職されました。退職後も活動は続き、千葉県退職婦人教職員の会の役員を務め、また、合唱団を組織してコンサートを開き、書道・俳句の会の同人となり多くの作品を残しました。
明徳と淑徳の卒業生で組織する同窓会――淑明会がありますが、その会長を昭和59年から平成19年まで24年間の長きにわたってお務めいただきました。その間の同窓会活動の発展には目覚ましいものがありました。
自筆の履歴書には信条として以下の言葉が残されています。
〇人との触れ合いを大切に
〇その時々を大切に
〇自分の力で出来る事があれば人のために尽くす
園芸の趣味もありました。たとえ、小さな花の芽でも、決して見捨てることなく、大切に育て上げた私は、暇さえあれば庭に出て、蕾(つぼみ)が出れば蕾を数え、花が咲けば花を愛(め)で、咲き終われば花柄(かへい)を剪り納め、お礼肥えをして、また、巡りくる生命の営みに、無限の夢を求めて生きてきました。これからも、懸命に咲き続ける花を愛し、自然の崇高な営みに目をみはり、感謝の気持ちを忘れずに、見果てぬ夢を追い求めていきたいと思います。
これも履歴書の中の一文です。すべてご自分で書かれた通りの人生であったと尊敬の念を深くするものです。
森勝子先生、ありがとうございました。千葉明徳学園を代表し、深く感謝申し上げます。ごゆっくりお休みください。そして本学園の今後を空から見守っていただけるようお願い申し上げて、弔辞といたします。
令和7年9月18日
千葉明徳学園 理事長 福中 儀明
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【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 郷家 史芸■◆■
8月3日に令和7年度「めいとく広場(学園祭)」が開催されました。
今回のテーマは「あそびと発見の大冒険」です。地域の子どもたちはもちろんのこと、大人も自分たちも自由に遊んで、いろんな発見をしながら楽しんでほしいという思いがこのテーマに込められています。
毎年暑さや試験勉強などに追われながらの準備となりますが、今年は、2年生が7月に教育実習の山場を迎え、本格的な準備は7月中旬からとなりました。そのため「本当に学園祭ができるのだろうか?」と心配する学生の様子もありました。
さらに学園祭数日前になるとまさかの台風の接近。場合によっては中止も視野に入れる必要がありました。しかしながら、天気が悪かったのは前日まで。当日はわれらを勇気づけてくれるような暖かい(というかむしろ暑すぎる?)太陽の下で学園祭を開催することができました。
当日は365名もの方々にご来場いただき、またオープンキャンパスで来てくれた高校生を含めるとざっと400名ちかくのご来場となりました。迷路やお菓子釣りなどで遊んだり、焼きそばやかき氷を食べたり、学園祭を楽しむご家族の姿が多くあり、学園祭は大盛況に終わりました。
その後は学生向けのステージ発表のコーナー。卒業生も加わり、大盛り上がり、大はしゃぎ。最高の瞬間でした。
様々なものと並行しながらの準備・開催は決して楽ではありません。ですが、「あ、やってよかったな」「楽しいな」と思ってもらえたらこれ以上の喜びはありません。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
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【中学校・高校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 常勤講師 吉田 大槻■◆■
9月5日(木)、6日(金)の2日間にわたり、明徳祭を開催いたしました。
中学・高校合同で実施する形となってから2年目を迎えた本年度の明徳祭は、昨年以上に生徒たちの意欲と創意工夫が随所に感じられる、たいへん充実した文化祭となりました。
初日は、台風接近の影響により、やむを得ず開催時間を短縮しての実施となりましたが、限られた時間の中でも、生徒たちはこれまでの準備の成果をしっかりと発揮し、各企画に真剣に取り組んでいました。
2日目は天候にも恵まれ、多くの保護者の皆様や、本校への進学を検討されている中学生・保護者の方々にご来場いただきました。各クラスや部活動による展示・発表・ステージ企画は、生徒一人ひとりの個性が輝き、仲間との協力を通じて形にした成果が随所に見られました。生徒たちはこの経験を通して、仲間との協力の大切さを改めて実感したことと思います。
活気に満ちた雰囲気のなかで、今年の明徳祭は盛況のうちに幕を閉じました。生徒たちの成長と創造力が随所に表れた、意義深い2日間となりました。
ご来場くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。また、来年度もますます魅力のある明徳祭となることを期待しています。
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【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 鈴木 七海■◆■
9月13日(土)「めいとくまつり」が開催されました。
開催直前まで雨が降ったり止んだりしていて、外で開催か室内開催かの判断が難しく、最終的に参加者全員の安全を考慮して室内開催となりました。
子どもたちが楽しみにしているお祭りなので、たくさん楽しんでもらえるように、乳児用ボールプールやフルーツすくいが用意され、空気砲や輪投げ、年長児の考えたお化け屋敷や夏祭り屋さん、子どもたちが知っている曲を演奏してくれるママプレアンサンブルさんなど、様々なコーナーが展開しました。
子どもたちは、甚平や浴衣を着て笑みを浮かべながら元気に登園し、先生と挨拶したり、友達と手を繋いで来たりして〈めいとくまつり〉が始まりました。自分のクラスカラーのチケットをポストに入れて、「どこに行く?」「あっちに行こう!」と保護者の方の手を引っ張りワクワクしている姿がありました。年長児は自分たちが作った夏祭り屋さんを紹介し、保護者の方や友達とのやり取りを楽しみながら過ごしていました。園舎1階、2階にたくさんのコーナーがあるため、歩き回りながら何度も遊んでいました。園舎内には各学年で聴きなじみのある曲が放送され、ダンスする小さな子どもたちもいました。ママプレアンサンブルさんは「園歌」「どんないろがすき?」などの演奏、パネルシアターや大型絵本の読み聞かせを行ってくださり、一緒に歌ったり、聴いたりしながらゆったりとした雰囲気で楽しいひと時となりました。
室内開催のため2部構成で行われ、入れ替わりや終了の時間になると「もっと遊びたかった」「もうおしまい?」という声が聞こえるくらいで、たくさん遊んで楽しみ満足そうな姿がみられました。また、園庭に準備したやぐらは、お父さん方やラルクヴェールさんにご協力いただきました。当日は雨天であったため使用できませんでしたが、保育の中で使っていくことにしました。短い時間でありましたが、とても充実した〈めいとくまつり〉になりました。
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【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 栄養士 小松崎 恭子■◆■
9月1日に、3~5歳クラスで防災食体験を行いました。
子ども達の前で非常食の箱を開けると、大きな袋が入っています。『ハサミがないと開かないよ~』『小さなハサミがあるよ』『すご~い!簡単に切れるね』『中に何が入っているかな?』『大きなしゃもじ!』『スプーンやパック、輪ゴムもあるよ!』『たくさん入ってるね』『お米がカチカチだ!』と、口々に感想を言葉にしていました。非常食のお米に触れたり、五目御飯のドライ野菜の匂いを嗅ぐと、更に『いいにお~い!』『早く食べたくて待ちきれない!』と子どもたち。そして、お米と具材を混ぜると、パラパラしてこぼれ落ちて大変!『お水をいれるだけでおいしくなるの?』『びちゃびちゃだよ』『おいしくな~れ、おいしくな~れ!』『なんだか魔法の箱みたい!』子ども達は五感を使って、ありとあらゆる想像を膨らませていきました。
五目御飯をラップで包んだおにぎり、転がらないように縦にカットしたウインナー、ブロッコリーを調理員さんからゆっくり受け取ります。いつも使っているお皿と比べて重さや固さも違って、今にもこぼしそう!特に豚汁は、そっ~と、そっ~と。自然と忍者のように抜き足差し足。子どもたちも職員もハラハラ、ドキドキ。そして、災害時を想定して椅子をテーブル代わりにして、上手に食べることができました。
今年は常備していた非常食の期限が切れる年であることから、チキンライス、わかめごはん、カレーライス、クラッカー、ようかんなど多くの非常食を提供してきました。いつもと違う味付けを子ども達が食べやすいように、ひと手間、一味加えて工夫も凝らしてきました。特にようかんは各クラスの先生からアドバイスや意見をもらいながら、水ようかんにしたり、あんバターサンドにするなど試作を繰り返してきました。甘いおやつが苦手な子もいますが、思いのほか食べてくれる園児にびっくりしながらも多くの気づきが得られました。幼い子どもにとって災害時での環境の変化は大きなストレスになります。特に『食べたことがない』『初めて食べるものしかない』というのは心理的ストレス以外に健康への問題も引き起こします。災害時でも子ども達が我慢することなく笑顔でおいしく食べられるように、これからも子どもたちの声に耳を傾け、共に学びや経験を積み重ねて、安心安全な給食が提供できるように努めていきたいです。
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【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 中野 康之■◆■
8月は1号の子どもたちが夏休み。
2・3号の子も登園する人数が少ない日もあったため異年齢のかかわり合いをもてるように合同保育を行ってきました。
私が担当する2歳児クラスの子どもたちも、これまでかかわる機会が少なかった0・1歳児の子たちと登園から降園まで一緒に過ごす機会をつくりました。
初めは興味があるもののどのようにかかわって良いかわからなかったり、少し距離をとって様子を伺うような姿を見せたりしていました。でも、一緒に遊んでみようとする中でなんだか楽しいなと感じたり、自分がしたことを相手が喜んだりする姿を見ることで、日に日に自らかかわろうとする姿や笑顔をかわし合う姿が増えていきました。時には、意図せず悲しい思いをさせてしまうこともありましたが、2歳児の子どもたちにとって小さい子たちの思いを知る機会ともなったように感じます。自分のペースだけではなく、小さい子たちに合わせてみようと行動が変わっていく場面も見られ、この時間を通して、自分たちがお兄さん・お姉さんなんだということを感じることに繋がっていったように思います。
9月に入っても小さい子たちのことを自然と気にかける姿が見られる子どもたち。
今後も、小さい子たちとのかかわり合いからお兄さん・お姉さんになれた喜びを味わい、自信となるような機会を大切にしていきたいと思います。
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【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 金澤 萌、三平 寧々■◆■
明徳のつどいは、去年から在園児も参加できる行事として行っています。
小学生だけでなく、0歳から5歳の在園時がいる中で、子どもたち一人ひとり楽しむ事が出来るように各ブースの遊びや、景品などを考えて進めていきました。
私たちは明徳のつどいの係を務めることが初めてだった為、何から進めていけばいいのか悩む事もありました。子ども達が「来年もまた行きたい!」という気持ちになるような時間にしたいという思いで準備を行っていき、係が中心となり、他の職員とも共有し全体で考えて話し合いする事を大切にしながら進めていきました。 当日は例年と同じように、午前中は小学生から行っていきました。開始30分もすると、徐々に来場される家庭が多くなり、遊ぶ時間が予定より短くなってしまったり、最後のビンゴ大会のみの参加となってしまう方もいらっしゃったり、一つひとつのコーナーをじっくりと遊ぶことができなかったように感じました。来年以降は、開始の順番を変更するなど、来て下さった方々が楽しめるように考えていくべきだと感じました。 制作コーナーでスライム作りを取り入れ、子ども達は自分で作ることや、完成した時の嬉しい気持ちを味わうことができ、保護者とも一緒に作る事が出来て楽しそうな表情を見ることができました。 明徳のつどいでは、私たち保育者も子ども達や保護者の方と関われることを楽しみにしています。在園児だけでなく、卒園児らとも久しぶりに会って関わることが出来、子ども達にとっても思い出作りのひとつになるといいなと感じました。
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【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■
9月24日(水)10時から、学校法人千葉明徳学園理事会が開催されました。理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、以下のいずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 短期大学定員の確保試案について
第2議案 認定こども園千葉明徳短期大学附属幼稚園 令和8年度保育料等について
第3議案 明徳やちまたこども園 令和8年度保育料等について
第4議案 千葉明徳高等学校 令和8年度学費について
第5議案 学校法人千葉明徳学園 育児休業規程の一部改正について
第6議案 学校法人千葉明徳学園 期限付雇用教職員就業規則並びにパートタイム職員就業規則の一部改正について
第7議案 学校法人千葉明徳学園 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、明徳やちまたこども園 育児休業等に関する規程の一部改正について
第8議案 学校法人千葉明徳学園 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、明徳やちまたこども園 パートタイム職員就業規則の一部改正について
第9議案 私学助成金増額のための署名活動の協力について
第10議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.常任理事会報告について令和7年度施設改修について
4.その他
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■◆■学校法人千葉明徳学園 理事長 福中 儀明■◆■
淑明会の前会長 森勝子さまが9月10日にご逝去されました。生前は、淑明会の発展に多大なご貢献を賜りました。9月18日に執り行われた告別式において、以下のとおり弔辞を述べましたので、ここにご報告申し上げます。
森勝子先生、千葉明徳学園理事長 福中儀明です。お別れに参りました。
千葉明徳学園は今年創立100周年を迎え、来る10月25日に盛大な祝賀会をしようと準備を進めております。創立者福中儀之助の教えを受けた、ただ一人御存命の卒業生である森先生にもご出席いただきたかったのですが、かなわぬこととなりました。大変残念です。
ここで、森先生自筆の履歴書に基づき104年の生涯を紹介させていただきます。誕生日は大正10年7月26日、千葉県千葉郡誉田村、現在の千葉市緑区誉田町の生まれです。誉田尋常高等小学校を卒業したのち、明徳の前身である千葉淑徳高等女学校に入学されました。卒業は昭和14年3月、第13回の卒業生になります。在学中に教員を志し、千葉県女子師範学校、現在の千葉大学教育学部に進学し、小学校・高等小学校の教諭になります。最初の赴任校は君津郡金谷村立金谷尋常高等小学校でした。その後は誉田村国民学校、戦後は生浜中学校・大森小学校・花園小学校・小中台小学校教頭、そして真砂第一小学校教頭を最後に退職されました。退職後も活動は続き、千葉県退職婦人教職員の会の役員を務め、また、合唱団を組織してコンサートを開き、書道・俳句の会の同人となり多くの作品を残しました。
明徳と淑徳の卒業生で組織する同窓会――淑明会がありますが、その会長を昭和59年から平成19年まで24年間の長きにわたってお務めいただきました。その間の同窓会活動の発展には目覚ましいものがありました。
自筆の履歴書には信条として以下の言葉が残されています。
〇人との触れ合いを大切に
〇その時々を大切に
〇自分の力で出来る事があれば人のために尽くす
園芸の趣味もありました。たとえ、小さな花の芽でも、決して見捨てることなく、大切に育て上げた私は、暇さえあれば庭に出て、蕾(つぼみ)が出れば蕾を数え、花が咲けば花を愛(め)で、咲き終われば花柄(かへい)を剪り納め、お礼肥えをして、また、巡りくる生命の営みに、無限の夢を求めて生きてきました。これからも、懸命に咲き続ける花を愛し、自然の崇高な営みに目をみはり、感謝の気持ちを忘れずに、見果てぬ夢を追い求めていきたいと思います。
これも履歴書の中の一文です。すべてご自分で書かれた通りの人生であったと尊敬の念を深くするものです。
森勝子先生、ありがとうございました。千葉明徳学園を代表し、深く感謝申し上げます。ごゆっくりお休みください。そして本学園の今後を空から見守っていただけるようお願い申し上げて、弔辞といたします。
令和7年9月18日
千葉明徳学園 理事長 福中 儀明
【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 郷家 史芸■◆■
8月3日に令和7年度「めいとく広場(学園祭)」が開催されました。
今回のテーマは「あそびと発見の大冒険」です。地域の子どもたちはもちろんのこと、大人も自分たちも自由に遊んで、いろんな発見をしながら楽しんでほしいという思いがこのテーマに込められています。
毎年暑さや試験勉強などに追われながらの準備となりますが、今年は、2年生が7月に教育実習の山場を迎え、本格的な準備は7月中旬からとなりました。そのため「本当に学園祭ができるのだろうか?」と心配する学生の様子もありました。
さらに学園祭数日前になるとまさかの台風の接近。場合によっては中止も視野に入れる必要がありました。しかしながら、天気が悪かったのは前日まで。当日はわれらを勇気づけてくれるような暖かい(というかむしろ暑すぎる?)太陽の下で学園祭を開催することができました。
当日は365名もの方々にご来場いただき、またオープンキャンパスで来てくれた高校生を含めるとざっと400名ちかくのご来場となりました。迷路やお菓子釣りなどで遊んだり、焼きそばやかき氷を食べたり、学園祭を楽しむご家族の姿が多くあり、学園祭は大盛況に終わりました。
その後は学生向けのステージ発表のコーナー。卒業生も加わり、大盛り上がり、大はしゃぎ。最高の瞬間でした。
様々なものと並行しながらの準備・開催は決して楽ではありません。ですが、「あ、やってよかったな」「楽しいな」と思ってもらえたらこれ以上の喜びはありません。
ご来場いただいた皆様、本当にありがとうございます。またのお越しをお待ちしております。
【中学校・高校】

■◆■千葉明徳中学校・高等学校 常勤講師 吉田 大槻■◆■
9月5日(木)、6日(金)の2日間にわたり、明徳祭を開催いたしました。
中学・高校合同で実施する形となってから2年目を迎えた本年度の明徳祭は、昨年以上に生徒たちの意欲と創意工夫が随所に感じられる、たいへん充実した文化祭となりました。
初日は、台風接近の影響により、やむを得ず開催時間を短縮しての実施となりましたが、限られた時間の中でも、生徒たちはこれまでの準備の成果をしっかりと発揮し、各企画に真剣に取り組んでいました。
2日目は天候にも恵まれ、多くの保護者の皆様や、本校への進学を検討されている中学生・保護者の方々にご来場いただきました。各クラスや部活動による展示・発表・ステージ企画は、生徒一人ひとりの個性が輝き、仲間との協力を通じて形にした成果が随所に見られました。生徒たちはこの経験を通して、仲間との協力の大切さを改めて実感したことと思います。
活気に満ちた雰囲気のなかで、今年の明徳祭は盛況のうちに幕を閉じました。生徒たちの成長と創造力が随所に表れた、意義深い2日間となりました。
ご来場くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。また、来年度もますます魅力のある明徳祭となることを期待しています。
【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 鈴木 七海■◆■
9月13日(土)「めいとくまつり」が開催されました。
開催直前まで雨が降ったり止んだりしていて、外で開催か室内開催かの判断が難しく、最終的に参加者全員の安全を考慮して室内開催となりました。
子どもたちが楽しみにしているお祭りなので、たくさん楽しんでもらえるように、乳児用ボールプールやフルーツすくいが用意され、空気砲や輪投げ、年長児の考えたお化け屋敷や夏祭り屋さん、子どもたちが知っている曲を演奏してくれるママプレアンサンブルさんなど、様々なコーナーが展開しました。
子どもたちは、甚平や浴衣を着て笑みを浮かべながら元気に登園し、先生と挨拶したり、友達と手を繋いで来たりして〈めいとくまつり〉が始まりました。自分のクラスカラーのチケットをポストに入れて、「どこに行く?」「あっちに行こう!」と保護者の方の手を引っ張りワクワクしている姿がありました。年長児は自分たちが作った夏祭り屋さんを紹介し、保護者の方や友達とのやり取りを楽しみながら過ごしていました。園舎1階、2階にたくさんのコーナーがあるため、歩き回りながら何度も遊んでいました。園舎内には各学年で聴きなじみのある曲が放送され、ダンスする小さな子どもたちもいました。ママプレアンサンブルさんは「園歌」「どんないろがすき?」などの演奏、パネルシアターや大型絵本の読み聞かせを行ってくださり、一緒に歌ったり、聴いたりしながらゆったりとした雰囲気で楽しいひと時となりました。
室内開催のため2部構成で行われ、入れ替わりや終了の時間になると「もっと遊びたかった」「もうおしまい?」という声が聞こえるくらいで、たくさん遊んで楽しみ満足そうな姿がみられました。また、園庭に準備したやぐらは、お父さん方やラルクヴェールさんにご協力いただきました。当日は雨天であったため使用できませんでしたが、保育の中で使っていくことにしました。短い時間でありましたが、とても充実した〈めいとくまつり〉になりました。
【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 栄養士 小松崎 恭子■◆■
9月1日に、3~5歳クラスで防災食体験を行いました。
子ども達の前で非常食の箱を開けると、大きな袋が入っています。『ハサミがないと開かないよ~』『小さなハサミがあるよ』『すご~い!簡単に切れるね』『中に何が入っているかな?』『大きなしゃもじ!』『スプーンやパック、輪ゴムもあるよ!』『たくさん入ってるね』『お米がカチカチだ!』と、口々に感想を言葉にしていました。非常食のお米に触れたり、五目御飯のドライ野菜の匂いを嗅ぐと、更に『いいにお~い!』『早く食べたくて待ちきれない!』と子どもたち。そして、お米と具材を混ぜると、パラパラしてこぼれ落ちて大変!『お水をいれるだけでおいしくなるの?』『びちゃびちゃだよ』『おいしくな~れ、おいしくな~れ!』『なんだか魔法の箱みたい!』子ども達は五感を使って、ありとあらゆる想像を膨らませていきました。
五目御飯をラップで包んだおにぎり、転がらないように縦にカットしたウインナー、ブロッコリーを調理員さんからゆっくり受け取ります。いつも使っているお皿と比べて重さや固さも違って、今にもこぼしそう!特に豚汁は、そっ~と、そっ~と。自然と忍者のように抜き足差し足。子どもたちも職員もハラハラ、ドキドキ。そして、災害時を想定して椅子をテーブル代わりにして、上手に食べることができました。
今年は常備していた非常食の期限が切れる年であることから、チキンライス、わかめごはん、カレーライス、クラッカー、ようかんなど多くの非常食を提供してきました。いつもと違う味付けを子ども達が食べやすいように、ひと手間、一味加えて工夫も凝らしてきました。特にようかんは各クラスの先生からアドバイスや意見をもらいながら、水ようかんにしたり、あんバターサンドにするなど試作を繰り返してきました。甘いおやつが苦手な子もいますが、思いのほか食べてくれる園児にびっくりしながらも多くの気づきが得られました。幼い子どもにとって災害時での環境の変化は大きなストレスになります。特に『食べたことがない』『初めて食べるものしかない』というのは心理的ストレス以外に健康への問題も引き起こします。災害時でも子ども達が我慢することなく笑顔でおいしく食べられるように、これからも子どもたちの声に耳を傾け、共に学びや経験を積み重ねて、安心安全な給食が提供できるように努めていきたいです。
【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 中野 康之■◆■
8月は1号の子どもたちが夏休み。
2・3号の子も登園する人数が少ない日もあったため異年齢のかかわり合いをもてるように合同保育を行ってきました。
私が担当する2歳児クラスの子どもたちも、これまでかかわる機会が少なかった0・1歳児の子たちと登園から降園まで一緒に過ごす機会をつくりました。
初めは興味があるもののどのようにかかわって良いかわからなかったり、少し距離をとって様子を伺うような姿を見せたりしていました。でも、一緒に遊んでみようとする中でなんだか楽しいなと感じたり、自分がしたことを相手が喜んだりする姿を見ることで、日に日に自らかかわろうとする姿や笑顔をかわし合う姿が増えていきました。時には、意図せず悲しい思いをさせてしまうこともありましたが、2歳児の子どもたちにとって小さい子たちの思いを知る機会ともなったように感じます。自分のペースだけではなく、小さい子たちに合わせてみようと行動が変わっていく場面も見られ、この時間を通して、自分たちがお兄さん・お姉さんなんだということを感じることに繋がっていったように思います。
9月に入っても小さい子たちのことを自然と気にかける姿が見られる子どもたち。
今後も、小さい子たちとのかかわり合いからお兄さん・お姉さんになれた喜びを味わい、自信となるような機会を大切にしていきたいと思います。
【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 金澤 萌、三平 寧々■◆■
明徳のつどいは、去年から在園児も参加できる行事として行っています。
小学生だけでなく、0歳から5歳の在園時がいる中で、子どもたち一人ひとり楽しむ事が出来るように各ブースの遊びや、景品などを考えて進めていきました。
私たちは明徳のつどいの係を務めることが初めてだった為、何から進めていけばいいのか悩む事もありました。子ども達が「来年もまた行きたい!」という気持ちになるような時間にしたいという思いで準備を行っていき、係が中心となり、他の職員とも共有し全体で考えて話し合いする事を大切にしながら進めていきました。 当日は例年と同じように、午前中は小学生から行っていきました。開始30分もすると、徐々に来場される家庭が多くなり、遊ぶ時間が予定より短くなってしまったり、最後のビンゴ大会のみの参加となってしまう方もいらっしゃったり、一つひとつのコーナーをじっくりと遊ぶことができなかったように感じました。来年以降は、開始の順番を変更するなど、来て下さった方々が楽しめるように考えていくべきだと感じました。 制作コーナーでスライム作りを取り入れ、子ども達は自分で作ることや、完成した時の嬉しい気持ちを味わうことができ、保護者とも一緒に作る事が出来て楽しそうな表情を見ることができました。 明徳のつどいでは、私たち保育者も子ども達や保護者の方と関われることを楽しみにしています。在園児だけでなく、卒園児らとも久しぶりに会って関わることが出来、子ども達にとっても思い出作りのひとつになるといいなと感じました。
【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■
9月24日(水)10時から、学校法人千葉明徳学園理事会が開催されました。理事8名出席、監事2名参加のもと、本館1階会議室にて行われ、以下のいずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 短期大学定員の確保試案について
第2議案 認定こども園千葉明徳短期大学附属幼稚園 令和8年度保育料等について
第3議案 明徳やちまたこども園 令和8年度保育料等について
第4議案 千葉明徳高等学校 令和8年度学費について
第5議案 学校法人千葉明徳学園 育児休業規程の一部改正について
第6議案 学校法人千葉明徳学園 期限付雇用教職員就業規則並びにパートタイム職員就業規則の一部改正について
第7議案 学校法人千葉明徳学園 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、明徳やちまたこども園 育児休業等に関する規程の一部改正について
第8議案 学校法人千葉明徳学園 明徳本八幡駅保育園、明徳浜野駅保育園、明徳やちまたこども園 パートタイム職員就業規則の一部改正について
第9議案 私学助成金増額のための署名活動の協力について
第10議案 その他
■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.学校法人千葉明徳学園創立100周年記念事業について
3.常任理事会報告について令和7年度施設改修について
4.その他
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