学園ニュース
学園ニュース 2025年12月号(301号)
【短期大学】

■◆■千葉明徳短期大学 講師 小木曽 友則■◆■
今年度、千葉明徳短期大学と千葉明徳高等学校は連携し、短期大学の久保・小木曽の2名の教員が、高校2年生約260名を対象に「総合的な探究の時間」の授業を展開しました。
テーマは「子ども・子育て」に関するもので、生徒が主体的に課題を発見し、解決に向けた知識や技能を学ぶことを目的としています。
高校にとってはキャリア形成を支える教育活動であり、短期大学にとっては幼児教育の重要性を発信する機会となる点に意義があります。
【取り組みの成果】
授業は4月から6月にかけて全4回実施しました。生徒は、「①日本初のおもちゃ」「②親子で取り組む勉強習慣」「③運動遊びや空間の提案」「④“みんなで”育てる社会のための空間や支援」という4つのテーマから関心に応じて選択し、グループになって「調べる」「まとめる」というプロセスで探究活動を行いました。
「調べる」段階では、文献やインターネット検索に加え、短期大学の図書館や子育て支援施設を訪問し、玩具や関連書籍に触れる体験をしました。
成果を「まとめる」段階では、自分たちの子ども時代を振り返りながら新しい視点を提案し、教員からフィードバックを受けました。高校生の発想からは、「空中に絵を描くと画面に現れるスカイペイントDX」のようにユニークなものや、「みんなで育てる社会の実現のためには、誰しもが初めから一人前の親になれるわけではなく、皆が初めての経験ばかりの中で手探りで子育てをするからこそ、支え合える空間(短期大学にある“たいむ”のような)があるとよい」といった、体験を通じて学んだことをまとめるものもありました。
【前後アンケートの比較から見えてきたこと】
この取り組みに関して、「子ども・子育て」に関する前後アンケートを実施しました。
事前アンケートでは、「子育て=大変」「お金がかかる」「難しい」といった負担感のあるイメージが多く見られました。子育てしやすい社会の条件としては、「職場の理解」「経済的支援」「安心して遊べる場」が重視され、制度的な整備への期待が中心でした。
一方、事後アンケートでは、「大変だが楽しい」「やりがいがある」「成長を見届けられる」といった肯定的な表現も増加しました。授業を通じて、「子どもの気持ちになって考える」「遊びを通して学ぶ」「親子で支え合う」といった具体的な視点が生まれ、社会全体で支える姿勢が強調されるようになりました。
さらに、統計的検定の結果では全体の分布に有意差は確認されませんでしたが、「関心がない」「あまり関心がない」と答えた生徒は、約37%から約24%へと減少し、無関心層が中立的、あるいは肯定的な回答へ移行する傾向が見られました。つまり、強い関心層の割合は大きくは増えていないものの、これまで全く関心を持たなかった層が一定の関心を抱くようになった点は、教育的に意味のある成果といえます。この変化は、本探究活動が、これまであまり関心を抱かなかった生徒の意識を変容させたと考えることができます。そして、社会的な課題を自分事として捉える姿勢を育んだといえます。
【終わりに】
今回の取り組みは、高校生が「正解のない問い」に挑み、多様な視点から課題を考える経験を積む機会となりました。短期大学と高校の協働による探究授業は、幼児教育の重要性を広く発信するとともに、生徒のキャリア形成を支える教育活動として大きな意義を持ちます。さらに、こうした学びを通じて、生徒たちは「行動する哲人」として社会に向き合い、自ら考え、協働し、未来を切り拓く姿勢を育んでいくといえます。
「探究」は、これまで幼児期の遊びにおいても注目されてきた学びの在り方です。千葉明徳学園は、幼児期から青年期までの教育が整っています。今後も学園全体で「探究」をキーワードに、社会に貢献する人材育成を進めていけるよう、短期大学の教育資源を有効活用していきたいと考えています。
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【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 入試広報室 中学校主任 渡辺 哲史■◆■
記念すべき100周年イヤーを終えようとしている年の瀬。
学校という枠だけではなく、一企業として考えたとき、100年続いていることはとてもすごいことだと思う。これまで学園の歴史を紡いでこられた先輩方に、深く感謝を伝えたい。ちなみに、日経BPのデータによると、日本には創業100年以上の企業数が37,085社あるらしい。一方、創業200年以上の企業は1,388社と激減する。創業200周年を迎えるのは、それだけ高い壁なのだろう。
だからこそ、100年を突破した私たち(特に入試広報に携わる者)は、ここで決して満足することなく、次の5年、10年をさらに進化・深化させ、2125年もその先も千葉明徳が在り続けられるように、「今」「今年」「今年度」を創らなければならない。では、200周年に向けた1年目、2025年の中学校募集はどうだったのかを振り返る。
2026年度募集についても、ほぼ毎週末、何かしらの入試広報イベントを行った。私は「イベント屋」だと自負している。3月の「春の学校説明会」に始まり、4月~5月には全5回の体験授業イベント「体験!MEITOKU!」、6月の「千葉私立中学進学フェア」、7月・8月に2回の「体験入学会」、9月~12月は「学校説明会」や入試練習会「チャレンジ!MEITOKU!」を開催。その他にも首都圏模試でのミニ説明会や塾対象のイベントなど、本校を知ってもらう機会を多数用意し、1人でも多くの「千葉明徳ファン」を増やそうと尽力した。
その結果が実を結び、12月入試では61名(第一志望56名・プレゼン5名)が出願。合格した45名が入学予定者となっている。第一志望入試に続き、1月入試でも昨年を上回る出願者数を期待したい。
入試広報となって6年目。「現状維持は衰退」と考える私は、常に「新鮮さ」を求める。マンネリ化した説明会等のイベントは、正直、心に響かないからだ。これまでの形に固執せず、来年度はイベントを大幅にリニューアルする予定である。いかに千葉明徳を身近に感じてもらい、参加者へワクワクを届けられるかが重要だ。一方で、私たち自身もワクワクすることを忘れてはいけない。イベントは一期一会。そこで出会った参加者が、熱烈な千葉明徳ファンになってくれるかもしれない。そのような視点を大切に、最高のMEITOKUエクスペリエンスを提供し続けていきたい。
最後に。入試広報・事務の皆さま、管理職の先生方、そして、いつも入試広報イベントに快くご協力いただいているすべての先生方・在校生に、心より感謝申し上げる。千葉明徳中学校・高等学校、千葉明徳学園が、多くの人から愛される「我等の園」になるよう、これからも、いつまでも「盛り上げ隊」として尽力していく。(まずは110周年に向けて)
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【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 本多 紀宏■◆■
~~高校2年生研修旅行 期間・行き先~~
一貫コース 11月12日(水)から18日(火)5泊7日 ハワイ(ハワイ島・オアフ島)
特進・ASコース 11月4日(火)から8日(土)3泊5日 マレーシア・シンガポール
進学コース 11月5日(水)から9日(日)3泊5日 マレーシア・シンガポール
コロナウイルスの影響により、中止や行き先の変更となっておりました研修旅行も、昨年度から海外研修旅行に戻り、上記の日程で研修旅行を実施し、全員が無事に帰国しました。
一貫コースの研修旅行は、6ヵ年一貫教育の柱の一つである「文理両道のリベラルアーツ」の集大成として実施されました。ハワイ島での3泊では、キラウエア火山やアカカ滝、海洋生物ラボでの自然体験を通した理科的な総合学習を行い、学校訪問では、これまでの探究活動をまとめた英語での発表を行いました。続くオアフ島での2泊では、異文化交流や語学研修など、盛りだくさんの内容でした。
残念ながら天候にはあまり恵まれず、予定していたダイビング等が中止になってしまったり、インフルエンザが蔓延し、満足に活動できなかった生徒が多く出てしまったりと、多くの苦労があったようです。
しかし、研修旅行後に体調不良になってしまった生徒から「今回やり残してきたことがあるから、大人になったら回収してきます!」という前向きな発言が聞かれました。このことからも分かるように、生徒たちは旅行を通して本当によく協力し合い、「今できることを全力で取り組んで楽しむ」という姿勢を最後まで崩さずにいてくれました。
一貫コース以外の生徒は、異文化交流によって視野を広げ、多様な価値観を理解することで国際感覚を高めることを目的として、マレーシア・シンガポールを訪れました。
海外研修旅行は初めてという教員、海外に行くのが初めてという生徒も多く、さらに今年度から業者も変更となったため、これまでと勝手が違う部分もありました。加えて、やや過密なスケジュールであったことから、あらゆる面で不安もありました。
初日のシンガポール出入国およびマレーシア入国では、ホテルに到着したのが夜22時となり、連日ホテル到着が20時以降となる行程でしたが、そのような状況でも生徒たちは本当によく協力し、全員で乗り越えてくれました。
マレーシアでの学校訪問やホームビジットでは、普段は見せない高いコミュニケーション力を発揮し、会って数時間後にはお互いに笑顔で打ち解けていました。現地のカレーを手で食べる体験も、日本ではなかなかできない貴重なもので、生徒アンケートでも大変好評でした。
シンガポールでは現地の大学生と行動を共にし、英語で説明を受けながら、自分たちの興味のある場所を訪れることができ、大変満足している様子でした。特進コースでは、現地大学生とのディベートも行いました。食事については独特な味付けで口に合わないものもあったようですが、体調不良者が出た先発隊も含め、最終的には全員が笑顔で帰国することができました。
全コースを通して多くのトラブルはありましたが、旅行中の生徒の表情や帰国後の感想から、とても有意義な研修旅行となったことがうかがえます。この海外研修旅行を通して、生徒たちはまた一回り成長した姿を見せてくれました。ここから学年としては受験モードに入り、大きく舵を切っていきます。非日常の世界で触れた文化や自然、一緒に時間を過ごした仲間たちとの思い出を糧に、今後も頑張ってくれることと思います。
最後になりましたが、研修旅行への参加をご理解くださった保護者の皆様をはじめ、この研修旅行に関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
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【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(アスリート進学コース長) 吉岡 英樹■◆■
12月14日(日)、本校にて「CHIBA MEITOKU SPORTS FESTA 2025」を開催しました。
本イベントは、地域の小学生や保護者の皆様にスポーツの楽しさを体験していただくとともに、本校の教育活動や生徒の学びの姿を広く知っていただくことを目的として実施しました。
当日はあいにくの雨天となりましたが、事前に準備していた雨天時対応プログラムへ速やかに移行し、体育館を中心にイベントを実施しました。限られた環境の中でも、安全面に十分配慮しながらスポーツ体験や交流、パフォーマンスを行い、参加した小学生たちは終始笑顔で活動に取り組み、満足そうな様子が印象的でした。
本イベントの企画・運営は、アスリート進学コースの生徒たちが中心となって行いました。競技体験の内容検討から当日の進行、誘導、参加者への声掛けに至るまで、それぞれが役割を自覚し、主体的に準備を重ねてきました。生徒たちが自ら考え、行動する姿は、本校が大切にしている「思考する学びの実践」を体現するものであり、大きな成長を感じられる機会となりました。
また、スポーツ系ユーチューバー〈えんどれす〉様による企画が行われ、会場は大いに盛り上がりました。軽快なトークと参加者を巻き込んだ演出により、体育館全体が一体感に包まれ、子どもたちにとって忘れられない時間となりました。本校卒業生が所属するグループとして、在校生にとっても良い刺激となりました。
さらに、イベント記念Tシャツの作成にあたりましては、八ヶ岳氷菓店様より多大なるご協賛を賜りました。心より感謝申し上げます。地域や関係各所のご支援に支えられ、本イベントを成功裏に終えることができました。
今後も、地域とのつながりを大切にしながら、生徒の主体性とスポーツの力を生かした教育活動を継続してまいります。
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【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 新倉 恵理子■◆■
保育園のある建物のとなりにあるシャポーさんには、子どもたちが保育士と一緒に絵本や食べ物を買いに行ったり、レストランモールには散歩で通ったりしています。
また、手作りのお神輿を担いで練り歩いた際には、従業員のみなさんからの「わっしょい」の声援が力になりました。
さて、先日、レストランモールのお蕎麦屋「そじ坊」の店長さんより、素敵なお願いがありました。
【近隣のニッケコルトンプラザの姉妹店である「杵屋」のショーケースに、クリスマスの飾り付けを子どもたちにお願いしたい】という内容でした。
5歳児の子どもたちにお願いすると、快く引き受けてくれました。作ったものはクリスマスツリー。円錐の形にした画用紙に毛糸をクルクルと巻いてもみの木にし、カラフルな飾りをボンドでくっつけて完成です。クルクル巻く作業には苦労しながらも、たくさんの可愛らしいツリーが誕生しました。
ツリーは子どもたちが店長さんに届けました。お店の方もとても喜んでくださり、早速ショーケースや店内に飾っていただき、とても華やかになりました。保護者の方にもお知らせすると、ご家族で食事に行き、「僕が作ったんだよ」と従業員の方に伝えたとのことです。
地域の方との散歩先での「おはようございます」の挨拶や、買い物などでのやりとりなど、小さな関わりの積み重ねの大切さを改めて実感しました。地域の方に見守られていることを心に留めながら、これからも子どもたちと過ごしていきたいと思います。
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【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 南波佐間 紀子■◆■
11月22日(土)に「めいとくのつどい」を開催しました。
例年同様、たくさんの卒園児や保護者の方々が参加してくれ、園内ではストラックアウトやコマ回しなどのゲームコーナー、割り箸鉄砲やミサンガ、スライムづくりの製作コーナーなどの催し物を行い、大盛り上がりでした。
毎年、この園に関わった方々が「ただいま~」と帰ってきてくれるこの行事は、明徳浜野駅保育園の温かみを感じられる日で、とても大切に思ってきました。今年、何よりも嬉しかったのが、園として初めて小学校へ送り出した一期生が来てくれたことです。本園の初年度は年長児2名と少なかったようですが、初めての遠足や卒園式など、たくさんの行事を楽しみながら過ごしていたそうです。
一期生のご家族とはご縁があり、その方の姪っ子さんが現在通園しているため、叔父さんに当たる卒園生が一緒に来てくれました。園舎内に入ってくると、「うわ~!懐かしい!!」と、一瞬で在園中の記憶がよみがえってきたようで、「俺、いじけて、いつもこのピアノの下に潜り込んでたなぁ~」と言うと、その頃を知る園長も「そうだったよね~。お家に帰りたいって言ってね……」と、保護者の方も交え、その頃の思い出話に花が咲いていました。
子どもたちの成長を20歳まで追いかけようという「めいとく20年プロジェクト」として、毎年つどいを開催してきました。私自身も明徳浜野駅保育園に勤務して6年を迎え、卒園生の顔や名前もだいぶ分かるようになり、ここで会えることを楽しみにしていましたが、今年のように成人した卒園生が来てくれたことで、自分が考えていた以上に、このプロジェクトの大切さや意味の深さを改めて感じました。大人になっても保育園を思い出し、「帰りたい」「あの先生に会いたい」と思ってもらえる場所であり続けたい――そんな思いが、より一層強くなった一日でした。
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【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 井合 萌々佳■◆■
幼稚園の山の園舎では、1~2歳児の保育が行われています。
長い時間を過ごす子も多いため、幼稚園の教育と共に、保育の部分も重要となっています。
子ども達との触れ合い、かかわりの持ち方を考えながら日々を過ごすことはもちろん、保護者と共に子ども達の成長を感じ、信頼関係を築くことにも重きを置いています。
山の園舎では、暑くても寒くても戸外遊びを全身でおもいきり楽しむことを保育の中心としています。恵まれた広い敷地や自然を生かした学園の中で過ごすことは喜びであり、子ども達の心身の成長に繋がっていると考えています。
さらさらした砂を触り、次に水を混ぜてみて感触の変化を楽しんだり、金木犀の香りに気づき、「いいにおい」と香りの元を探してみたり、鳥のさえずりを聞きながら上を見上げ、空の雲や風の流れにも気が付いたり…。五感を刺激することで、様々な能力の発達を促し、豊かな感性や知覚を育み、想像力を豊かにしていけるような保育を目標としています。
今の時期は、園庭で過ごすだけではなく、学園内の散歩にも出かけ、柿やみかんが実っているのを見たり、きれいに色づいた葉やどんぐりを拾ったり、子ども達にとっての宝物をたくさん集め、楽しんでいます。
今後も、学園内で学生や教職員の方々との触れ合いを子ども達と一緒に楽しみながら、私達自身も日々豊かに過ごしていきたいと思っています。
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【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 石原 登志恵■◆■
12月9日(火)から11日(木)に年中児、年長児の「表現の集い」が行われました。
年中児は各クラス好きな絵本から題材を選び劇にして発表しました。登場人物になりきる面白さや友達と一緒に表現する喜び、リズムに合わせて動く楽しさなど、保育者や友達と一緒に楽しみながら進めていきました。その中で、登場人物のやり取りの面白さを感じたり友達の前で役になって表現することが恥ずかしくて思うようにできなかったり、いろいろな思いをもちながら取り組みました。当日は、保護者の前で発表できたことが一人ひとりの自信につながり、喜びや達成感を味わうことができました。
年長児は友達と一緒に協力しながらオリジナルの劇を作り一人ひとりがしっかりとした台詞や歌声で劇を作り楽しんで行ってきました。動きに合う振り付けを考えたり、慣れない言葉遣いに挑戦したり、ダイナミックな表現だけでなく、表情や細かな動作で喜怒哀楽を表現する姿を発表することができました。劇のほかにもわらべうたや好きな遊びを課題としたショーなどの発表もありました。見ごたえのある発表に保護者からの拍手がなりやみませんでした。表現の集いが終了した翌日は、年中児、年長児の縦割りクラスで劇の見せ合いをし、年長児の劇を観た年中児は「とっても上手で涙が出そうになった」「年長さんってかっこいい!」と年長組の表現力のすごさに圧倒されていました。「年長組になったら、ぼくたちわたしたちもあんな風にかっこよくやりたいな!」と憧れを持つ姿が感じられました。
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■◆■千葉明徳短期大学 講師 小木曽 友則■◆■
今年度、千葉明徳短期大学と千葉明徳高等学校は連携し、短期大学の久保・小木曽の2名の教員が、高校2年生約260名を対象に「総合的な探究の時間」の授業を展開しました。
テーマは「子ども・子育て」に関するもので、生徒が主体的に課題を発見し、解決に向けた知識や技能を学ぶことを目的としています。
高校にとってはキャリア形成を支える教育活動であり、短期大学にとっては幼児教育の重要性を発信する機会となる点に意義があります。
【取り組みの成果】
授業は4月から6月にかけて全4回実施しました。生徒は、「①日本初のおもちゃ」「②親子で取り組む勉強習慣」「③運動遊びや空間の提案」「④“みんなで”育てる社会のための空間や支援」という4つのテーマから関心に応じて選択し、グループになって「調べる」「まとめる」というプロセスで探究活動を行いました。
「調べる」段階では、文献やインターネット検索に加え、短期大学の図書館や子育て支援施設を訪問し、玩具や関連書籍に触れる体験をしました。
成果を「まとめる」段階では、自分たちの子ども時代を振り返りながら新しい視点を提案し、教員からフィードバックを受けました。高校生の発想からは、「空中に絵を描くと画面に現れるスカイペイントDX」のようにユニークなものや、「みんなで育てる社会の実現のためには、誰しもが初めから一人前の親になれるわけではなく、皆が初めての経験ばかりの中で手探りで子育てをするからこそ、支え合える空間(短期大学にある“たいむ”のような)があるとよい」といった、体験を通じて学んだことをまとめるものもありました。
【前後アンケートの比較から見えてきたこと】
この取り組みに関して、「子ども・子育て」に関する前後アンケートを実施しました。
事前アンケートでは、「子育て=大変」「お金がかかる」「難しい」といった負担感のあるイメージが多く見られました。子育てしやすい社会の条件としては、「職場の理解」「経済的支援」「安心して遊べる場」が重視され、制度的な整備への期待が中心でした。
一方、事後アンケートでは、「大変だが楽しい」「やりがいがある」「成長を見届けられる」といった肯定的な表現も増加しました。授業を通じて、「子どもの気持ちになって考える」「遊びを通して学ぶ」「親子で支え合う」といった具体的な視点が生まれ、社会全体で支える姿勢が強調されるようになりました。
さらに、統計的検定の結果では全体の分布に有意差は確認されませんでしたが、「関心がない」「あまり関心がない」と答えた生徒は、約37%から約24%へと減少し、無関心層が中立的、あるいは肯定的な回答へ移行する傾向が見られました。つまり、強い関心層の割合は大きくは増えていないものの、これまで全く関心を持たなかった層が一定の関心を抱くようになった点は、教育的に意味のある成果といえます。この変化は、本探究活動が、これまであまり関心を抱かなかった生徒の意識を変容させたと考えることができます。そして、社会的な課題を自分事として捉える姿勢を育んだといえます。
【終わりに】
今回の取り組みは、高校生が「正解のない問い」に挑み、多様な視点から課題を考える経験を積む機会となりました。短期大学と高校の協働による探究授業は、幼児教育の重要性を広く発信するとともに、生徒のキャリア形成を支える教育活動として大きな意義を持ちます。さらに、こうした学びを通じて、生徒たちは「行動する哲人」として社会に向き合い、自ら考え、協働し、未来を切り拓く姿勢を育んでいくといえます。
「探究」は、これまで幼児期の遊びにおいても注目されてきた学びの在り方です。千葉明徳学園は、幼児期から青年期までの教育が整っています。今後も学園全体で「探究」をキーワードに、社会に貢献する人材育成を進めていけるよう、短期大学の教育資源を有効活用していきたいと考えています。
【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 入試広報室 中学校主任 渡辺 哲史■◆■
記念すべき100周年イヤーを終えようとしている年の瀬。
学校という枠だけではなく、一企業として考えたとき、100年続いていることはとてもすごいことだと思う。これまで学園の歴史を紡いでこられた先輩方に、深く感謝を伝えたい。ちなみに、日経BPのデータによると、日本には創業100年以上の企業数が37,085社あるらしい。一方、創業200年以上の企業は1,388社と激減する。創業200周年を迎えるのは、それだけ高い壁なのだろう。
だからこそ、100年を突破した私たち(特に入試広報に携わる者)は、ここで決して満足することなく、次の5年、10年をさらに進化・深化させ、2125年もその先も千葉明徳が在り続けられるように、「今」「今年」「今年度」を創らなければならない。では、200周年に向けた1年目、2025年の中学校募集はどうだったのかを振り返る。
2026年度募集についても、ほぼ毎週末、何かしらの入試広報イベントを行った。私は「イベント屋」だと自負している。3月の「春の学校説明会」に始まり、4月~5月には全5回の体験授業イベント「体験!MEITOKU!」、6月の「千葉私立中学進学フェア」、7月・8月に2回の「体験入学会」、9月~12月は「学校説明会」や入試練習会「チャレンジ!MEITOKU!」を開催。その他にも首都圏模試でのミニ説明会や塾対象のイベントなど、本校を知ってもらう機会を多数用意し、1人でも多くの「千葉明徳ファン」を増やそうと尽力した。
その結果が実を結び、12月入試では61名(第一志望56名・プレゼン5名)が出願。合格した45名が入学予定者となっている。第一志望入試に続き、1月入試でも昨年を上回る出願者数を期待したい。
入試広報となって6年目。「現状維持は衰退」と考える私は、常に「新鮮さ」を求める。マンネリ化した説明会等のイベントは、正直、心に響かないからだ。これまでの形に固執せず、来年度はイベントを大幅にリニューアルする予定である。いかに千葉明徳を身近に感じてもらい、参加者へワクワクを届けられるかが重要だ。一方で、私たち自身もワクワクすることを忘れてはいけない。イベントは一期一会。そこで出会った参加者が、熱烈な千葉明徳ファンになってくれるかもしれない。そのような視点を大切に、最高のMEITOKUエクスペリエンスを提供し続けていきたい。
最後に。入試広報・事務の皆さま、管理職の先生方、そして、いつも入試広報イベントに快くご協力いただいているすべての先生方・在校生に、心より感謝申し上げる。千葉明徳中学校・高等学校、千葉明徳学園が、多くの人から愛される「我等の園」になるよう、これからも、いつまでも「盛り上げ隊」として尽力していく。(まずは110周年に向けて)
【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(2学年主任) 本多 紀宏■◆■
~~高校2年生研修旅行 期間・行き先~~
一貫コース 11月12日(水)から18日(火)5泊7日 ハワイ(ハワイ島・オアフ島)
特進・ASコース 11月4日(火)から8日(土)3泊5日 マレーシア・シンガポール
進学コース 11月5日(水)から9日(日)3泊5日 マレーシア・シンガポール
コロナウイルスの影響により、中止や行き先の変更となっておりました研修旅行も、昨年度から海外研修旅行に戻り、上記の日程で研修旅行を実施し、全員が無事に帰国しました。
一貫コースの研修旅行は、6ヵ年一貫教育の柱の一つである「文理両道のリベラルアーツ」の集大成として実施されました。ハワイ島での3泊では、キラウエア火山やアカカ滝、海洋生物ラボでの自然体験を通した理科的な総合学習を行い、学校訪問では、これまでの探究活動をまとめた英語での発表を行いました。続くオアフ島での2泊では、異文化交流や語学研修など、盛りだくさんの内容でした。
残念ながら天候にはあまり恵まれず、予定していたダイビング等が中止になってしまったり、インフルエンザが蔓延し、満足に活動できなかった生徒が多く出てしまったりと、多くの苦労があったようです。
しかし、研修旅行後に体調不良になってしまった生徒から「今回やり残してきたことがあるから、大人になったら回収してきます!」という前向きな発言が聞かれました。このことからも分かるように、生徒たちは旅行を通して本当によく協力し合い、「今できることを全力で取り組んで楽しむ」という姿勢を最後まで崩さずにいてくれました。
一貫コース以外の生徒は、異文化交流によって視野を広げ、多様な価値観を理解することで国際感覚を高めることを目的として、マレーシア・シンガポールを訪れました。
海外研修旅行は初めてという教員、海外に行くのが初めてという生徒も多く、さらに今年度から業者も変更となったため、これまでと勝手が違う部分もありました。加えて、やや過密なスケジュールであったことから、あらゆる面で不安もありました。
初日のシンガポール出入国およびマレーシア入国では、ホテルに到着したのが夜22時となり、連日ホテル到着が20時以降となる行程でしたが、そのような状況でも生徒たちは本当によく協力し、全員で乗り越えてくれました。
マレーシアでの学校訪問やホームビジットでは、普段は見せない高いコミュニケーション力を発揮し、会って数時間後にはお互いに笑顔で打ち解けていました。現地のカレーを手で食べる体験も、日本ではなかなかできない貴重なもので、生徒アンケートでも大変好評でした。
シンガポールでは現地の大学生と行動を共にし、英語で説明を受けながら、自分たちの興味のある場所を訪れることができ、大変満足している様子でした。特進コースでは、現地大学生とのディベートも行いました。食事については独特な味付けで口に合わないものもあったようですが、体調不良者が出た先発隊も含め、最終的には全員が笑顔で帰国することができました。
全コースを通して多くのトラブルはありましたが、旅行中の生徒の表情や帰国後の感想から、とても有意義な研修旅行となったことがうかがえます。この海外研修旅行を通して、生徒たちはまた一回り成長した姿を見せてくれました。ここから学年としては受験モードに入り、大きく舵を切っていきます。非日常の世界で触れた文化や自然、一緒に時間を過ごした仲間たちとの思い出を糧に、今後も頑張ってくれることと思います。
最後になりましたが、研修旅行への参加をご理解くださった保護者の皆様をはじめ、この研修旅行に関わってくださったすべての方々に、心より感謝申し上げます。
【高校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(アスリート進学コース長) 吉岡 英樹■◆■
12月14日(日)、本校にて「CHIBA MEITOKU SPORTS FESTA 2025」を開催しました。
本イベントは、地域の小学生や保護者の皆様にスポーツの楽しさを体験していただくとともに、本校の教育活動や生徒の学びの姿を広く知っていただくことを目的として実施しました。
当日はあいにくの雨天となりましたが、事前に準備していた雨天時対応プログラムへ速やかに移行し、体育館を中心にイベントを実施しました。限られた環境の中でも、安全面に十分配慮しながらスポーツ体験や交流、パフォーマンスを行い、参加した小学生たちは終始笑顔で活動に取り組み、満足そうな様子が印象的でした。
本イベントの企画・運営は、アスリート進学コースの生徒たちが中心となって行いました。競技体験の内容検討から当日の進行、誘導、参加者への声掛けに至るまで、それぞれが役割を自覚し、主体的に準備を重ねてきました。生徒たちが自ら考え、行動する姿は、本校が大切にしている「思考する学びの実践」を体現するものであり、大きな成長を感じられる機会となりました。
また、スポーツ系ユーチューバー〈えんどれす〉様による企画が行われ、会場は大いに盛り上がりました。軽快なトークと参加者を巻き込んだ演出により、体育館全体が一体感に包まれ、子どもたちにとって忘れられない時間となりました。本校卒業生が所属するグループとして、在校生にとっても良い刺激となりました。
さらに、イベント記念Tシャツの作成にあたりましては、八ヶ岳氷菓店様より多大なるご協賛を賜りました。心より感謝申し上げます。地域や関係各所のご支援に支えられ、本イベントを成功裏に終えることができました。
今後も、地域とのつながりを大切にしながら、生徒の主体性とスポーツの力を生かした教育活動を継続してまいります。
【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 新倉 恵理子■◆■
保育園のある建物のとなりにあるシャポーさんには、子どもたちが保育士と一緒に絵本や食べ物を買いに行ったり、レストランモールには散歩で通ったりしています。
また、手作りのお神輿を担いで練り歩いた際には、従業員のみなさんからの「わっしょい」の声援が力になりました。
さて、先日、レストランモールのお蕎麦屋「そじ坊」の店長さんより、素敵なお願いがありました。
【近隣のニッケコルトンプラザの姉妹店である「杵屋」のショーケースに、クリスマスの飾り付けを子どもたちにお願いしたい】という内容でした。
5歳児の子どもたちにお願いすると、快く引き受けてくれました。作ったものはクリスマスツリー。円錐の形にした画用紙に毛糸をクルクルと巻いてもみの木にし、カラフルな飾りをボンドでくっつけて完成です。クルクル巻く作業には苦労しながらも、たくさんの可愛らしいツリーが誕生しました。
ツリーは子どもたちが店長さんに届けました。お店の方もとても喜んでくださり、早速ショーケースや店内に飾っていただき、とても華やかになりました。保護者の方にもお知らせすると、ご家族で食事に行き、「僕が作ったんだよ」と従業員の方に伝えたとのことです。
地域の方との散歩先での「おはようございます」の挨拶や、買い物などでのやりとりなど、小さな関わりの積み重ねの大切さを改めて実感しました。地域の方に見守られていることを心に留めながら、これからも子どもたちと過ごしていきたいと思います。
【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 南波佐間 紀子■◆■
11月22日(土)に「めいとくのつどい」を開催しました。
例年同様、たくさんの卒園児や保護者の方々が参加してくれ、園内ではストラックアウトやコマ回しなどのゲームコーナー、割り箸鉄砲やミサンガ、スライムづくりの製作コーナーなどの催し物を行い、大盛り上がりでした。
毎年、この園に関わった方々が「ただいま~」と帰ってきてくれるこの行事は、明徳浜野駅保育園の温かみを感じられる日で、とても大切に思ってきました。今年、何よりも嬉しかったのが、園として初めて小学校へ送り出した一期生が来てくれたことです。本園の初年度は年長児2名と少なかったようですが、初めての遠足や卒園式など、たくさんの行事を楽しみながら過ごしていたそうです。
一期生のご家族とはご縁があり、その方の姪っ子さんが現在通園しているため、叔父さんに当たる卒園生が一緒に来てくれました。園舎内に入ってくると、「うわ~!懐かしい!!」と、一瞬で在園中の記憶がよみがえってきたようで、「俺、いじけて、いつもこのピアノの下に潜り込んでたなぁ~」と言うと、その頃を知る園長も「そうだったよね~。お家に帰りたいって言ってね……」と、保護者の方も交え、その頃の思い出話に花が咲いていました。
子どもたちの成長を20歳まで追いかけようという「めいとく20年プロジェクト」として、毎年つどいを開催してきました。私自身も明徳浜野駅保育園に勤務して6年を迎え、卒園生の顔や名前もだいぶ分かるようになり、ここで会えることを楽しみにしていましたが、今年のように成人した卒園生が来てくれたことで、自分が考えていた以上に、このプロジェクトの大切さや意味の深さを改めて感じました。大人になっても保育園を思い出し、「帰りたい」「あの先生に会いたい」と思ってもらえる場所であり続けたい――そんな思いが、より一層強くなった一日でした。
【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 保育教諭 井合 萌々佳■◆■
幼稚園の山の園舎では、1~2歳児の保育が行われています。
長い時間を過ごす子も多いため、幼稚園の教育と共に、保育の部分も重要となっています。
子ども達との触れ合い、かかわりの持ち方を考えながら日々を過ごすことはもちろん、保護者と共に子ども達の成長を感じ、信頼関係を築くことにも重きを置いています。
山の園舎では、暑くても寒くても戸外遊びを全身でおもいきり楽しむことを保育の中心としています。恵まれた広い敷地や自然を生かした学園の中で過ごすことは喜びであり、子ども達の心身の成長に繋がっていると考えています。
さらさらした砂を触り、次に水を混ぜてみて感触の変化を楽しんだり、金木犀の香りに気づき、「いいにおい」と香りの元を探してみたり、鳥のさえずりを聞きながら上を見上げ、空の雲や風の流れにも気が付いたり…。五感を刺激することで、様々な能力の発達を促し、豊かな感性や知覚を育み、想像力を豊かにしていけるような保育を目標としています。
今の時期は、園庭で過ごすだけではなく、学園内の散歩にも出かけ、柿やみかんが実っているのを見たり、きれいに色づいた葉やどんぐりを拾ったり、子ども達にとっての宝物をたくさん集め、楽しんでいます。
今後も、学園内で学生や教職員の方々との触れ合いを子ども達と一緒に楽しみながら、私達自身も日々豊かに過ごしていきたいと思っています。
【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 石原 登志恵■◆■
12月9日(火)から11日(木)に年中児、年長児の「表現の集い」が行われました。
年中児は各クラス好きな絵本から題材を選び劇にして発表しました。登場人物になりきる面白さや友達と一緒に表現する喜び、リズムに合わせて動く楽しさなど、保育者や友達と一緒に楽しみながら進めていきました。その中で、登場人物のやり取りの面白さを感じたり友達の前で役になって表現することが恥ずかしくて思うようにできなかったり、いろいろな思いをもちながら取り組みました。当日は、保護者の前で発表できたことが一人ひとりの自信につながり、喜びや達成感を味わうことができました。
年長児は友達と一緒に協力しながらオリジナルの劇を作り一人ひとりがしっかりとした台詞や歌声で劇を作り楽しんで行ってきました。動きに合う振り付けを考えたり、慣れない言葉遣いに挑戦したり、ダイナミックな表現だけでなく、表情や細かな動作で喜怒哀楽を表現する姿を発表することができました。劇のほかにもわらべうたや好きな遊びを課題としたショーなどの発表もありました。見ごたえのある発表に保護者からの拍手がなりやみませんでした。表現の集いが終了した翌日は、年中児、年長児の縦割りクラスで劇の見せ合いをし、年長児の劇を観た年中児は「とっても上手で涙が出そうになった」「年長さんってかっこいい!」と年長組の表現力のすごさに圧倒されていました。「年長組になったら、ぼくたちわたしたちもあんな風にかっこよくやりたいな!」と憧れを持つ姿が感じられました。



