千葉明徳学園は2025年に100周年を迎えます 寄付のお願い

学園ニュース

学園ニュース 2026年3月号(304号)

【高等学校】

■◆■千葉明徳高等学校 教諭(3学年主任) 中島 芳枝■◆■

 3月2日、第3学年371名の生徒たちがこの千葉明徳高等学校を飛び立って行きました。
 厳かな雰囲気の中で行われた卒業式。生徒たちの晴れやかな表情を見送りながら、私は安堵感と多くの先生方への感謝の気持ちでいっぱいでした。
 振り返れば、この3年間は決して平坦な道のりではありませんでした。一筋縄ではいかない課題が次々と起こり、時には出口の見えない迷路に迷い込んでしまったような不安に襲われ、私自身の力不足を幾度も痛感しました。そんな苦しい局面で常に私を前に向かせてくれたのは、生徒の笑顔と学年団の先生方をはじめ、多くの先生方の支えがあったからこそです。生徒一人ひとりの複雑な心情に寄り添い、常に「生徒のために」と最善を尽くす先生方の姿にどれ程、私は救われ、勇気づけられたことでしょう。
 卒業式で生徒たちが選んだ卒業の歌は、RADWIMPSの「正解」でした。
 「答えのある問いばかりを教わってきたよ」の歌詞を聞きながら、私は胸が締め付けられました。私は授業で答えのあるものしか、教えてこなかったな・・・と。しかし私たちが彼らと向き合ってきたこの3年間は、まさに「正解のない問い」の連続だったからです。
 ぶつかり合い、悩み、様々な経験を経て、彼らが響かせた歌声こそが、私たち教員が積み重ねてきた日々の「正解」だったのではないかと思いました。生徒と共に成長できた3年間でした。
 至らない点も多々あった私を支えてくださり、無事に371名を卒業まで導いてくださった多くの先生方に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。


【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭(3学年主任) 松丸 航大■◆■

 去る3月23日(月)、第13期生80名全員が中学校課程を無事に終え、「修了の集い」が和やかに行われました。
 義務教育の締めくくりにふさわしい、晴れやかな表情が並ぶ良き日となりました。集いの最後に歌った「正解」では、生徒たちの3年間の想いが詰まった合唱となっており、その場にいた教職員を感動させていました。 この13期生は、新型コロナウイルスが5類へ引き下げられた2023年度に入学した学年です。小学校高学年という多感な時期に、行事や活動に多くの制限を受けてきた影響からか、入学当初はどこかぎこちなさや戸惑いが見受けられることもありました。しかし、学年団一丸となった支えと日々の学校生活の中で、生徒たちは少しずつ本来の自分を表現できるようになり、学校行事に対しても主体的に、かつ前向きに取り組む姿勢へと変化を遂げていきました。様々な活動を経て、互いの個性を認め合いながら、時には切磋琢磨し合える良きライバルとしての関係性が、時間をかけて丁寧に育まれてきたと感じております。 この3年間で最も大きな成長を感じたのは、「書いて・まとめて・発表する」という活動に対する姿勢とその質の向上です。1年次より継続してきたこの取り組みは、中学3年次の修学旅行における「夜の集い」で一つの結実を見ました。班別研修での学びを、自分たちの言葉で他者に分かりやすく伝えようとする熱意。そして、その発表を、時に真剣に、時に温かな反応を交えて受け止める聴衆側の姿勢。そこには、学年団みんなで目指してきた「他者を認め、共に高め合う」生徒たちの姿が確かにありました。 もちろん、高校進学という新たなステージを前に、学習習慣の確立や自己管理能力の向上など、向き合うべき課題はまだ残されています。しかし、これまでの歩みで培った「発信する力」と「他者を敬う心」があれば、彼らはさらなる成長を遂げてくれると確信しています。今後、多様な人々との出会いの中で、13期生がより一層飛躍することを大いに期待しております。 最後になりましたが、この3年間、13期生の教育活動に対し多大なるご理解と温かいご支援を賜りました保護者の皆様、ならびに地域の皆様に、厚く御礼申し上げます。また、共に学年団として生徒と伴走してくれた、松田先生、岡村先生、宮田先生、杉本先生、安生先生、新倉先生、そして生徒たちを温かく応援してくださった、養護教諭の倉﨑先生、管理職の先生方に心より感謝申し上げます。この3年間、本当にありがとうございました。
  


【中学校】

■◆■千葉明徳中学校 教諭 宮田 翔平■◆■

 千葉明徳中学校の3年生は、総合的な学習の時間の中で課題研究論文に取り組んでいます。
 自分でテーマを定め、約1年間にわたり先行研究の調査や自身での研究を行い、最終的にはその成果を論文としてまとめます。その課題研究論文発表会が、2月14日に行われました。
 まず初めに、ここまで生徒の研究を支えてくださった先生方に、心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
 生徒たちの研究は、土壌生物と植物の関係性といった理科的なテーマや、通常走行とナンバ走りではどちらが疲れにくいのかといった体育的なテーマ、さらには、うどんが一番伸びにくい食べ方は何かというユニークなテーマまで、実にさまざまでした。私自身、この発表会に参加するのは3回目になりますが、回を重ねるごとに研究の質や発表の完成度が高まっていることを実感しています。
 今回の発表では、結果だけでなく、仮説の設定から検証方法、分析、考察に至るまでの過程が丁寧にまとめられており、生徒一人ひとりが自分のテーマと真剣に向き合ってきた様子が伝わってきました。また、スライドの見やすさや話し方など、聞き手を意識した工夫も随所に見られ、これまでの学びの積み重ねを感じることができました。
 さらに印象に残ったのは、質疑応答の場面です。質問する側の生徒も積極的に手を挙げ、発表内容に踏み込んだ問いが多く見られました。それに対して発表者も、自分の考えを整理しながら一生懸命に答える姿があり、会場全体で学びを深めている温かい雰囲気が感じられました。このやり取りこそが、今回の発表会の大きな価値であったように思います。
この1年間の活動で培った「問いを立てる力」や「考え抜く力」、そして「伝える力」は、これからの高校生活はもちろん、その先の人生にもつながっていく大切な力です。今回の経験を自信にして、それぞれの新しいステージでも、自分らしく学び続けていってほしいと思います。
 


【やちまた】

■◆■明徳やちまたこども園 主幹保育教諭 金子 京子■◆■

 令和8年3月14日(土) 19名の子どもたちが卒園しました。
 今年度の修了証書授与式は10回の節目の年ということもあり、これまでとは少し形を変え、子どもたちと保護者が対面して式を進める形で行いました。子どもたちは少し緊張した様子も見せていましたが、大好きなパパやママが温かく見守ってくれているおかげもあり、穏やかな表情で参加していました。修了証書をもらい、一段高い場所で今の自分の気持ちを伝える場面ではとても頼もしく、子どもたちの大きな成長を感じる時間となりました。将来の夢をきちんと伝える子、こども園での楽しい出来事を伝えてくれる子、時には感極まり言葉が詰まる子と様々でした。一人ひとり今の自分の気持ちを会場のみなさんと共有できたことはきっと忘れられない思い出になる事でしょう。
 そんなやちまたこども園らしい素敵な式になったことで、こちらも涙腺が緩みっぱなしでした。一年を振り返り、いろいろな出来事がありましたが、子どもたちの思いに寄り添い、共に喜びや悔しさを重ねてきた時間こそが、今の姿につながっているのだと改めて感じています。この節目の日に子どもたちと改めて喜び合えることを嬉しく思いました。
 これからの子どもたちの成長がますます楽しみです!
 


【浜野】

■◆■明徳浜野駅保育園 保育士 吉田 勇太■◆■

 3月12日(木)、年長児の6人は卒園遠足で千葉市動物公園に行きました。
 「遠足のしおり」に見たい動物と食べたいお弁当の絵を描き、保育園にある動物の図鑑をじっくりと見たり、お家での準備も張りきって保護者と相談したりと当日を楽しみに過ごしていました。
 前日までの雨や強い風が止み、青空のいい天気の下で遠足当日を迎えました。ドキドキした気持ちを胸に電車とモノレールを乗り継ぎ、動物園に到着すると『フクロテナガザル』の大きな鳴き声が出迎えてくれました。始めはサルの迫力に驚いていましたが、次第に鳴き声や動きを模倣することを楽しむようになりました。その後も『ゴリラ』、『レッサーパンダ』、『エミュー』、『ハシビロコウ』『ペンギン』…と、皆の見たかった動物に出会い、「木登り上手だね」「名前を覚えて呼んでみよう」「ドラミングしてみよう」等々、興味や関心が止まらない様子でした。
 たくさん動いて疲れたかな…と思いきや、お弁当を食べて、たちまち元気が復活した子どもたち。肉食動物や大型動物、2度目のモンキーゾーンも自分たちで選んで進み、『見て・聞いて・嗅いで』気づいたことを周りに共有して楽しむ姿に、年長児全員の心身の成長を感じることとなりました。約5時間の活動もあっという間に帰りの電車の時間となると、一人の女の子が「今日の朝に時間が戻ればいいのにな~」と名残惜しそうに気持ちを伝えてくれました。すると近くにいた友だちが「そうだよね~。でも、楽しかったね、遠足。」と言うとなんだか嬉しそうに6人で微笑んでいました。その姿を見て、遠足をみんなで実施できた喜びを私自身も強く感じると共に、みんなで過ごせる残り少ない時間の中でたくさんの思い出を作っていきたいと思いました。


【本八幡】

■◆■明徳本八幡駅保育園 保育士 中嶋 小春■◆■

 日常の様々なことに興味を示す子どもたち。日本古来の行事にも興味津々です。
 3月3日のひなまつりでは、1ヶ月前から園内に七段飾りを飾りました。大きくて立派な七段飾りに目をキラキラさせて「あれがおひなさま?」「お花も飾ってあるね」と保育者や保護者と一緒にやりとりしながら熱心に見ていました。
 また、行事の由来や行事にちなんだ「ひなまつりクイズ」を園内の廊下に掲示し、「ひなまつりに食べるお菓子は?」「ひなまつりに飾るお花は?」という2択のクイズを、「ひなあられ!」「桃の花かな?」と保護者や保育者との楽しそうな声が聞こえてきました。
 行事は、子どもたちと一緒に、保護者も巻き込みながら親子でも楽しめるものにしています。普段の保育の中で、子どもたちからの「なんで〜なの?」「これは何?」から一緒に考えたり、自分で調べたりして、私自身の知識の幅が広がり、勉強になっています。

【幼稚園】

■◆■千葉明徳短期大学附属幼稚園 保育教諭 藍 柚佳■◆■

 卒園を迎えた子どもたち
 暖かな春の日差しに包まれる中、年長児が卒園式を迎えました。少し緊張した表情で式に臨む子どもたちでしたが、名前を呼ばれると元気よく返事をし、一人ひとりがしっかりと前を向いて証書を受け取る姿から、大きな成長が感じられました。卒園式に向けた予行や当日の式でも、歌を優しく歌おうとしたり、言葉を一生懸命に伝えようとしたりする姿が見られ、友達と気持ちを合わせながら取り組もうとする姿が感じられました。また、友達同士で声をかけ合う姿も見られ、これまでの園生活の中で育まれてきた思いやりの気持ちや、友達と協力する大切さを改めて感じることができました。
 卒園式前には子どもたちとお楽しみパーティーを行い、運動会ごっこや踊りたいダンスを踊り思い出を振り返りながら過ごしてきました。子どもたちは「懐かしいな」「もう一回やりたいな」と少し寂しそうな表情で言っていました。子どもたちにとって心に残った幼稚園生活になったと思うと、嬉しく思いました。
 入園した頃はまだ小さかった子どもたちも、様々な経験を重ねながら心も体も大きく成長しました。友達と遊ぶ楽しさを知り、ときには思いを伝え合いながらかかわりを深めていく姿もたくさん見られました。幼稚園で過ごした日々の中で育んできた頑張る力や友達を大切にする気持ちは、これから始まる小学校生活の中でも、きっと大きな力となってくれることと思います。
これからも様々なことに挑戦しながら、それぞれの場所で自分らしくのびのびと成長していってくれることを願っています。
 
【短大】

■◆■千葉明徳短期大学 教授 伊藤 恵里子■◆■

 研究は大学教員の主たる職務ですが、普段はなかなか目にする機会がないかと思います。
 そこで今回は、私たち短大教員が現在どのような問題意識や関心を持ち、研究活動を行っているのかについてお伝えします。
 まず私は、「気候変動下の保育環境の工夫と子どもの育ち」をテーマに、昨年度から調査を行っています。「近年の猛暑により夏季の保育現場では戸外活動が制限されている」「子どもの体力や運動能力の低下が心配である」、そのような声を保育現場の先生方から聞くことが多くなりました。このような保育者の困り感を出発点に、私の研究は始まっています。昨年12月の日本乳幼児教育学会では、「猛暑下における子どもの運動機会確保と保育環境の工夫」について、大会企画シンポジウムに登壇しました。そこでは、X市の2施設における保育環境の工夫を紹介し、園それぞれに特色ある工夫をしている一方で課題も多く、行政による支援の必要性についても考えなければならないのではないかと考察しました。保育に関する法令の整備や工学系研究者との連携による科学的根拠の整備の必要性など、登壇者同士で有意義な議論を交わすことができ、今後も現場の保育の質担保のために活動していきたいと思いを新たにしたところです。
 さて、つづいては、短大教員の現在の研究テーマ(主なもの)についてご紹介します。
 以上のように調査・研究を進めていますが、どれも子どもや保育現場の一助となるようなテーマであることが、本学教員の研究の特徴なのではないかと感じています。ここで得られた知見を授業や学生指導へ活かすことはもちろん、学園の保育の質底上げにも協力できましたら幸いです。  
【法人事務局】

■◆■法人事務局 広報室■◆■

 令和8年3月21日(土)に学校法人千葉明徳学園評議員会・理事会が開催されました。以下の通りご報告いたします。

1.評議員会
 3月21日(土)、評議員32名出席、監事2名参加のもと、13時より学園本館視聴覚室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事の選任について
第2議案 令和7年度第2次補正予算について
第3議案 令和8年度事業計画について
第4議案 令和8年度当初予算について
第5議案 令和8年度長期借入金について
第6議案 令和7年度各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 その他 特になし

■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.その他 特になし

評議員会終了後、以下の特別講演会が行われた。
講演者:ケンドー・カシン氏 (プロレスラー)
講演テーマ:ニューヨーク証券取引場に上場する企業をクビになった男


2.理事会
 理事8名出席、監事2名参加のもと、16時から本館1階会議室にて行われ、いずれの議案も承認されました。
■議事内容
第1議案 理事の選任について
第2議案 令和7年度第2次補正予算について
第3議案 令和8年度事業計画について
第4議案 令和8年度当初予算について
第5議案 令和8年度長期借入金について
第6議案 令和7年度各種特定引当資産の繰入、取崩しについて
第7議案 明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園 令和7年度法人配分について
第8議案 学校法人千葉明徳学園役員報酬等に関する規程の一部改正について
第9議案 認定こども園千葉明徳短期大学附属幼稚園・明徳本八幡駅保育園・明徳浜野駅保育園・明徳やちまたこども園 給与規則の一部改正について
第10議案 学校法人千葉明徳学園 退職金支給規程の一部改正について
第11議案 令和8年度役員報酬について
第12議案 千葉明徳高等学校 特待生規則の変更について
第13議案 高等学校いじめ調査報告書について
第14議案 その他 特になし

■報告事項
1.学生・生徒・園児の募集状況について
2.令和8年度辞令交付式について
3.常任理事会報告について(第14回~第16回)
4.その他 特になし

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