ナンバリング

B③10

科目名

保育実習Ⅲ

担当形態

複数

担当教員

佐藤 隆司・田中 葵・中嶋 一郎

ディプロマポリシーとの関連性

①・②・③・④担当

テキスト

保育実習指導Ⅲで配布した資料等

開講時期

集中

単位数・授業形態

2単位・実習

到達目標

<利用者理解>

・生活を通して、その時の利用者の気持ちを理解しようとし、考察し、具体的な支援に結びつける。

<施設の理解>

・児童福祉施設等(保育所以外)の社会的役割と機能に関して実践を通して総合的な理解を深める。

<職務の理解>

・施設に従事する保育士の職業倫理・業務内容について、具体的な実践と関連付けて理解する。

・こども家庭支援、こども家庭福祉、社会的養護などの理解を基本にして保護者支援、家庭支援に関する知識・技能、技術を習得する。

<自己課題>

・自己の課題を明確化し、可視化する。

授業の概要

 本授業は、児童福祉施設等(保育所以外)の保育、生活支援全般に参加して個別のニーズに対応した関わり方を考察する視点を培うこととする。また、個別支援計画を作成、実践して自己課題を確認する。更に、今日的課題となる家庭支援、地域支援における関係機関との連携に関して「保育者のあり方」を理解する。

授業計画

 概ね11日間以上且つ90時間以上の実習を実施します。

 実習に際して意欲・目的意識を持って参加するとともに、勤務時間の順守及び、日常の記録の作成と提出などが必要になります。また、これまでの実習経験と学びの成果を基盤として保育者・施設職員としての心構えの習得はもちろんのこと、より一層、実際の支援に結び付く知識と技術を獲得して専門性の向上に努めることが求められます。

 実習を通じて「自分は、将来、どのような職業に就くのか」などの就業を考える機会となるような学びの獲得を期待します。そのためには、自身の設定したテ-マの明確化と実習を通しての疑問、課題などを考察をしたり、深く掘り下げる姿勢が求められます。

 実習においては、具体的に以下の内容について学習する。

・児童福祉施設等(保育所以外)の社会的役割とその具体的機能

・施設における支援の実際とその具体的事例

・こども(利用者)を受容し、共感する態度に関する具体的実践

・個人差や生活環境に応じたこども(利用者)のニーズの把握と理解

・施設における個別支援計画の理解と作成

・施設における個別支援計画に基づいた実践

・家庭支援の実際

・児童福祉施設等における多様な専門職との連携・協働

・児童養護施設等と地域社会との連携・協働

・児童福祉施設等における保育士の多様な業務内容と職業倫理

・集大成としての保育実習における自己課題の明確化と可視化

準備学習と必要時間

保育実習指導Ⅲの受講および実習先からの課題(必要時間60分以上)

評価方法

・事前指導の目標の達成状況 ― 10%

・実習の取り組み状況 ― 40%

・実習記録 ― 20%

・実習園からの評価表 ― 30%

※単位認定の前提として、実習事前事後指導を学修していることが条件となる。

参考文献

授業中に適宜紹介する。

特記事項

課題へのフィードバック方法

・実習を規定時間行うことが必要となりますが、規定時間を満たしたとしても、実習の状況等により、単位の修得ができない場合があります。

・保育実習Ⅰの単位を修得していない場合、履修出来ません。

【課題等へのフィードバック方法】

実習記録は必要に応じてコメントを記入し返却する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

 

幼稚園教諭免許状

   

その他

 

保育士資格

選択

必修

保育実習

実務経験のある教員等による授業内容

(佐藤)児童相談所(区域担当・虐待防止調整担当・里親担当児童福祉司)、児童養護施設、児童自立支援施設などの勤務経験を活かして現場の実情と課題、指導内容などに触れ、より実践的な授業を実施する。

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