ナンバリング

A②05

科目名

現代社会論<各論>「社会的養護を考える」

担当形態

単独

担当教員

小木曽 宏

ディプロマポリシーとの関連性

①・③

テキスト

授業中に適宜示します。

開講時期

通年

単位数・授業形態

4単位・演習

到達目標

・「子ども虐待」の背景について理解し、その予防対策について考えることができる。

・社会的養護施設の現状について理解し、保育士の役割が理解できる。

・「事例検討」の意義と方法を理解し、将来の実践に繋げることができる。

・海外の子ども達の現状を知り、多角的支援の在り方を深めることができる。

授業の概要

「しつけ」と称した暴力を受けた末、命を落とす事件が後を絶たない中、親などによる体罰禁止を盛り込んだ法律が施行されました。本授業は、「マルトリートメント」(不適切な養育)を考えることで、「適切な養育」について学生と議論します。さらに「社会的養護施設」について、ゲストスピーカーや視察を行い現状の理解と課題を一緒に考えたいと思います。

授業計画

第1回 オリエンテーション「子ども虐待」の現状と課題①

第2回 「子ども虐待」の現状と課題②

第3回 「子ども虐待死亡事件」から考える

第4回 「マルトリートメント」とは何か?

第5回 子どものための福祉施設-1-児童養護施設

第6回 施設の小規模化の方向性と課題を学ぶ

第7回 社会的養護施設におけるリービングケアからアフターケアの重要性を学ぶ

第8回 里親制度について‐「こうのとりのゆりかご」の実践

第9回 子どものための福祉施設-2-児童自立支援施設

第10回 障がいのある子どもの施設-3-児童心理治療施設

第11回 ケースアプローチ 日常生活支援に関する事例分析

第12回 非行と虐待の相関とは?

第13回 ゲストスピーカー -児童養護施設の現場から

第14回 子どもの権利条約の誕生

第15回 フィールドワーク‐児童養護施設の見学

第16回 日本における格差社会の現状を学ぶ

第17回 子どもの貧困-ヤングケアラーについて

第18回 子どもと家庭関係を学ぶ―ジェノグラムの書き方と効用

第19回 福祉先進国の子どもと家庭の現状を学ぶ

第20回 海外の子ども達-カンボジアストリートチルドレンの現状

第21回 保育現場におけるソーシャルワークの役割を学ぶ

第22回 社会的養護施設における『性的問題』の現状と対応

第23回 施設養護と家庭養護の関係機関連携の違いを学ぶ

第24回 母子生活支援施設の現状と課題

準備学習と必要時間

・授業内で提示された課題について調査・検討してくること。(60分以上)

・授業内で学んだことを整理し、次回の授業に繋げること。

評価方法

・小レポート           20%

・各授業のリアクションペーパー  30%

・期末レポート          50%

参考文献

山田・艮編『新版・子ども家庭福祉』建帛社

小木曽編『児童福祉施設における性的問題対応ハンドブック』生活書院

特記事項

課題へのフィードバック方法

講義と演習を取り入れた授業であるため、グループワーク等の積極的なディスカッションの参加を期待する。

卒業・免許状・資格との関連

卒業

必修

幼稚園教諭免許状

   

その他

 

保育士資格

  教養科目

実務経験のある教員等による授業内容

 

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