保育士になるためには、どのくらいの学費が必要なのでしょうか。
保育士になる方法は2通りで、一つ目は保育士養成のための学校を卒業する方法、2つ目は国家試験に合格する方法です。
保育士養成のための学校に通うには学費が必要です。
保育士を養成するための学校に通う学費について一緒に確認していきましょう。
ここからは大学、短大、専門学校、通信制大学の学費について調べていきます。 それぞれ一緒に確認していきましょう。
まず、大学の場合、国公立大学や私立大学に保育学科がある場合、基本的には4年制の保育士養成課程が設置されています。
大学の学費は国公立大学で初年度納入金が約82万円。私立大学は年間140万円以上が平均的な相場です。
そのうち授業料は70%、その他の費用(入学金、施設費、実習費など)は約30%となります。また、奨学金が利用できる学校も多いので、経済的に負担が大きくなりそうな方、学費を払うのが難しい方は学校や奨学金を運営している機構などに相談してみましょう。
自分で調べる事も大切ですが、忙しい方や種類が多すぎてどれを選べば良いかわからない方は直接志望校に問い合わせたり、ご家族や先生に聞く事も重要です。
短期大学の場合、2年制の保育士養成課程が設置されています。
短期大学の学費は公立短期大学で年間約60万円、私立短期大学は入学金を別にすれば年間約110万円以上が平均的な相場です。そのうち、授業料は約60%、その他の費用約40%となります。また、短期大学の学費は比較的安価であり、奨学金制度も充実しているため、経済的な負担を軽減することができます。また、県や市が保育士修学資金貸付制度として学費の内のかなりの額を貸し出している場合があります。千葉県の場合は2年間で160万円、千葉市の場合は170万円学費を貸し出しており、卒業後それぞれ千葉県内、千葉市内で5年間保育士として働くことで返済が免除されます。船橋市や浦安市、松戸市などのように別途72万円の修学資金を貸してくれるところもあり、一定期間その市で働くことによって返済が免除されます。これらは千葉県の制度と一緒に利用できるため、併せると232万円の修学資金を借りることができ、短期大学2年間の学費をほぼ全額カバーすることが出来ます。
短大は卒業までの期間が短いですが、専門学校と違いしっかりと教養科目も学べるので、興味の範囲が広い方にもおすすめできます。
専門学校の場合、主に2年制の保育士養成課程が設置されています。稀に3年制の学校もありますが、基本的には2年間の学科が多いです。 初年度は約130万円、2年目以降110万円程度の学費がかかるので、2年制の学校は約240万円、3年制の学校は350万円程度と考えておけば良いでしょう。
最後に、通信制大学の場合、主に3年制の保育士養成課程が設置されています。通信制大学の学費は、年間約25万円〜約100万円以上が平均的な相場です。そのうち、授業料は約60%、その他の費用は約40%となります。
通信制大学は、学びたい時に学べるため、仕事や家庭と両立しながら保育士になることができます。ただし、通信制大学は学費が安い代わりに進学前に自己学習が必要であることや、実習の時間が取りづらいこと、また強い意志がないと続かないことがあるため、しっかりと検討する必要があります。
また、通信制大学の学費は学校によって大きく異なることがあるので、通いたい学校が決まっている方は「このくらい予算があれば良いだろう」ではなく、あらかじめ公式サイトなどで学費を調べておきましょう。
また、保育士養成学校に通うための奨学金についてもご紹介します。
以下のような種類があります。
日本学生支援機構奨学金:文部科学省が実施する奨学金で、学費や生活費を補助する形で支給されます。保育士養成学校に通う学生も対象となっています。世帯年収により、貸与型奨学金と返済不要な給付型奨学金があります。詳しくは文部科学省の「高等教育の就学支援」で調べてみてください。
県や市等の奨学金修学資金貸付制度:自治体によって異なりますが、利用にあたり、卒業後該当の県や市で一定期間保育士として働くことで返済が免除されます。県や市のホームページから「保育士就学資金貸付制度」で調べてみてください。保育士養成学校に通う学生も対象となっている場合があります。
民間団体の奨学金:企業や団体が実施する奨学金で、学業成績や志望動機などが審査の対象となります。保育士養成学校に通う学生も対象となっている場合があります。
学校の奨学金:保育士養成学校自体が、学費の一部を免除する奨学金を用意している場合があります。千葉明徳短期大学の場合は、「めいとくチャレンジテスト」という入学金減免制度や、「保育技術検定入学金減免制度」があります。
これらの奨学金の種類や条件は、地域や学校によって異なります。具体的な情報については、保育士養成学校の担当者や、奨学金に関する情報を提供する機関に問い合わせることが必要です。
保育士を目指す人にはぜひ千葉明徳短期大学を検討していただければ幸いです。
千葉明徳短期大学は少人数制を大切にしており、体験教育にかなり力を入れています。
見学や実習、ボランティアはもちろんのこと、様々な形で保育現場に入り、保育に関わるさまざまな感覚やスキル、知識を実践的に育てることを大切にしています。また、附属こども園が隣接しているため、授業前後に保育アルバイトをすることもできます。系列園で保育アルバイトをする人も多数います。
事前授業をしっかりと行い、振り返り授業も大切にしていますので、インプットとアウトプットを繰り返し行うことができる点も高い評判を得ている理由と言えます。
少人数制の教育体制だからこそ実現できることであり、入学後すぐの4月から翌年の1月までは附属こども園や提携先の幼稚園、保育施設等で実習を行うこともできます。
今回は保育士になるための学費について考えつつ、おすすめの学校についてもご紹介しました。
本校、千葉明徳短期大学は本記事だけではご紹介しきれなかった魅力が満載なので、ぜひ気になる方は他の記事もご覧ください。