本学では、「令和2年度千葉市・大学等共同研究事業」に「千葉市における外国人の乳幼児とその保育に関する実態」をテーマに参画しました。
研究の概要:本研究では、千葉市における外国人乳幼児とその保育にかんする課題に対し、保育現場、行政、研究者の連携のもとに対応していくことを目指して、以下の3点を目的とした調査を行った。
●千葉市におけるすべての外国人乳幼児数と、保育・幼児教育施設に在籍している外国人乳幼児の数を把握し、制度の中で保育・幼児教育を保障されている乳幼児がどれだけ存在するのか、また保育・幼児教育制度にかかわることなく育つ乳幼児がどれだけ存在するのかを明らかにし、そこから千葉市における外国人乳幼児の実態と、それに対して必要な施策を検討する。
●千葉市における保育・幼児教育施設における外国人乳幼児の保育の実態について、園の保育環境や保育カリキュラム、外国人乳幼児の保育や、保育における困り感にかんする保育者の認識、保育者が必要としている支援を明らかにし、外国人乳幼児の保育における課題と、必要な施策について検討する。
●保育・幼児教育施設を利用している外国人乳幼児の保護者が、子育てや施設利用について感じていること、必要としている支援を明らかにし、保護者に対する子育て支援・保護者支援、外国人乳幼児の保育における課題と、必要な施策について検討する。
本学も参加している「ちば産学官連携プラットフォーム」のWEBサイトです。
ちば産学官連携プラットフォームの設立目的やビジョン、各連携事業部会の実施事業内容について紹介しています。
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ちば産学官連携プラットフォームWEBサイト
平成30年8月9日(木)に千葉市内で、本学も参加している「ちば産学官連携プラットフォーム」を設立するための包括協定締結式と設立総会を開催しました。プラットフォーム設立の目的は、地域内の複数の高等教育機関が連携し、行政や産業界と協働・共創することで、高等教育機関の「魅力」を高め、地域の課題解決力も高めることにあります。千葉市、市原市に所在する計11大学・短期大学が本プラットフォームに参画し、教育活動、学生募集、就職支援、生涯学習、地域支援の各分野で連携し、産学官連携の取り組みを推進します。
スローガンは「競争から共創へ」。各大学・短期大学の「強み」や「特色」を活かし、相乗効果を働かせながら、各大学・短期大学の教育改革を共に推進し、共に地域に生きる大学・短期大学として地域の課題解決に関わっていきます。
平成29年4月13日、本学及び植草学園短期大学、千葉経済大学短期大学部の千葉市内保育者養成短期大学から、熊谷千葉市長に「千葉市の保育の質向上に向けた提言」を提出いたしました。
市内三短期大学は、平成26年6月13日に千葉市と相互連携に関する協定を締結し、主に研修内容・機会の充実による保育の量と質の向上に取り組んできました。これらの取組成果の確認を踏まえ、「保育者を元気にする」環境整備に向けた6項目を提言として取りまとめ、自動更新される上記協定の2期目の活動の中で具体化を進めていくことが確認されました。
また、平成29年4月27日に、千葉市から発表された「待機児童解消に向けた緊急アクションプラン」の計画内容には、提言された内容が反映されています。
左から千葉明徳短期大学 学長、植草学園短期大学 学長、熊谷俊人市長、千葉経済大学短期大学部 学長、千葉明徳短期大学 連携担当特任教授
平成26年6月13日(金)、千葉市、植草学園短期大学、千葉経済大学短期大学部、千葉明徳短期大学は、こども・子育て支援新制度の目指す「こどもの最善の利益」が保証される地域社会の実現のために、相互連携に関する協定を締結しました。
(参考)千葉市WEB「千葉市と市内3短期大学との相互連携に関する協定」
<こども臨床研究所>
左から千葉経済大学短期大学部 学長、熊谷俊人市長、植草学園短期大学 学長(当時)、千葉明徳短期大学 学長(当時)
「千葉市と植草学園短期大学、千葉経済大学短期大学部及び千葉明徳短期大学との相互連携に関する協定」について
平成27年度からスタートするこども子育て新制度により、幼児教育・保育・子育て支援政策が大きく舵が切られます。それぞれの基礎自治体が中心となり、地域の問題の状況にあわせた新しい地域支援の在り方が見直されます。地域の保育の質の向上のために重要な課題となる、保育人材の量的・質的な充実を図ることを目的に、相互に連携して取り組んでいきます。
平成26年度から、まず、3短期大学が連携して、
①幼稚園教諭免許を取得している者が保育士資格を取得するための特例講座
②保育士資格を取得している者が幼稚園教諭免許を取得するための特例講座
を開講しました。
(①、②ともに現在は行っていません。)
また、千葉市の家庭的保育者研修(平成27年1~3月実施)につきましても、千葉市と3短期大学が連携して実施します。(平成27年度以降は、子育て支援員研修を連携実施継続中です。)
さらに、平成27年度からのこども子育て新制度本格スタート、「子育て支援員」資格の創設、また「義務教育対象の5歳児前倒し」する学制改革提言他、今後の動向を確認しながら、“こどもを産み育てたいと思うまち「ちば」の実現”に向けて、将来の千葉市の幼児教育・保育・地域の子育て支援環境のさらなる量的・質的充実のための一つひとつの取組を計画していきます。
本学こども臨床研究所では、現在、上記連携活動(「特例講座」の実施、「子育て支援員研修(千葉市主催)」の受託、「保育実践者のための研修サバティカル」の実施を含む)の他、主に地域の保育・福祉実践者との交流・連携を推進することを目的として、以下のように5つの連携事業を展開しています。
1. 公開講座 めいトーク~地域の保育・福祉実践者に向けた研修事業
本事業は、保育・こどもに携わる方による基調講演、保育・福祉の実践者による実践報告、またこれらを踏まえての分科会など、テーマに合わせて様々な形式で実施される研修事業で、幼児教育者、保育者および研究者に、共に学び合う機会を提供しています。
詳しくは、詳しくは、「公開講座 めいトーク」をご覧ください。
2. 教員免許更新講習~地域の保育実践者に向けた研修事業(現在は行っておりません)
本事業は、幼稚園教諭免許状保有者のみを対象とした教員免許更新講習(文部科学省認定)の研修事業です。平成21年度の予備講習から実施し、少しずつ規模を拡大しながら、平成29年度は、【領域:必修】「幼稚園教育の最新事情」6時間、 【領域:選択必修】「幼稚園を巡る近年の状況の変化について」6時間、【領域:選択】「教育内容の充実」18時間(6講座中3講座選択)を開講しました。
3. 保育実践研修会~地域の保育実践者との学び合い事業
本事業は、本学卒業生を中心に幼稚園・保育所・保育実践者を対象とした「保育実践」の学び合い事業です。本勉強会では、毎回、幼稚園・保育所・こども園等での保育実践に関するテーマを設定し、それぞれの保育現場での悩みや課題を出し合い、学び合う場を提供します。園外の保育実践者や研究者との学び合いを通じ、相互に新たな視点や刺激を与えあうことで、よりよい保育の創造につながることを期待して、平成25年度から継続して実施しています。
詳しくは、詳しくは、「こども臨床研究所の取組」をご覧ください。
4. あそぼうカープロジェクト~地域の保育現場との連携事業
本事業は、平成25年の秋より開始した、千葉県内(本学から50㎞圏内)の幼稚園・保育所・子育て支援・福祉施設等に出向いて、土粘土遊びの機会を提供する事業です。専用車「あそぼうカー」に約300㎏の土粘土を積み、依頼のあった保育現場に赴いて、3歳以上を対象に造形活動を行っています。また、平成27年度からは、「えのぐ遊び」「ペーパー遊び」と提供するプログラムを増やし、様々な遊びを届ける「あそびのキャラバン構想」へと展開しています。
5. 保育実践研究会~地域の業界団体との連携事業
「保育実践研修会」は、千葉県民間保育振興会の主催による研究会です。同研究会では、保育者が提供する保育園現場の事例について、参加者が実践的に検討しています。本事業として、本学が同研究会の会場を提供するとともに、本学教員も、同研究会に助言者として参加し、現場が抱える問題の解決に共に取り組んでいます。
詳しくは、「千葉民間保育振興会」をご覧ください。
本学では現在、主に学生の学びの場(アクティブ・ラーニング)の機会創出を図ることを目的として、以下のように9つの地域貢献・地域連携の活動を展開しています。
1. 子育て支援「育ちあいのひろば たいむ」~地域社会に向けた地域貢献事業
本事業は、保育者養成校としての本学の特性を活かした「子育て支援」の地域貢献事業です。「たいむ」は、本学の施設を利用して、子育て中の保護者に「ほっと」一息つける場所を提供しています。「たいむ」に集う保護者は、常駐の職員と共に「ほっと」一息つき、こどもは皆に見守られながらのびのび過ごしています。また、学生が、授業の一環で、あるいはボランティアで、本活動に関わる事を通じて、実践的な「学びの場」として機能しています。その他、本学専任教員の主催企画を通じて関わり、地域の子育て支援に組織的に貢献しています。
詳しくは、子育て支援「育ちあいのひろば たいむ」をご覧ください。
2. 中学生の職業体験の受け入れ~地域の教育機関との連携活動
本活動は、近隣中学校との連携のもと、本学実施ていている上記子育て支援ひろば「育ちあいのひろば たいむ」に、毎年、近隣中学校の中学生の職業体験を受け入れる活動です。2日間のプログラムで、子どもやその保護者とかかわる体験をし、子どもと保護者を支える仕事に関する講義を聴いてもらいます。
3. 図書館の地域開放~地域社会に向けた地域貢献活動
本活動は、地域住民、附属幼稚園園児・保護者、卒業生等に図書および図書館の空間を利用していただけるよう、本学図書館を開放する活動です。そのほか、本学学生による絵本の読み聞かせなども行っています。
4. お話ライブ~地域企業との連携活動
本活動は、「スターバックスコーヒー・千葉おゆみ野店」と連携して展開する本学学生による絵本の読み聞かせ活動です。平成22年10月に「第1回 お話ライブ」を開催して以来、学生と親子、また親子同士の交流が広がりをみせています。(コロナ禍により、現在は中断しています)
5. おゆみ野文化祭~地域文化団体との連携活動
本活動は、地域の文化団体「アートタウンおゆみ野」が主催する「おゆみ野文化祭」に、企画参加という形で展開する連携活動です。上記「スターバックスコーヒー・千葉おゆみ野店」での「お話ライブ」をきっかけに、参加依頼を受け、平成26年度より継続して連携参加しています。
6. 福祉の音プロジェクト~地域社会に向けた貢献活動
本活動は、本学専任教員が、南米ベネズエラ・ボリバル共和国に青少年のためのオーケストラ教育「エル・システマ」の中の特別プログラムの一つ、手話合唱の「白い手の合唱団」に刺激を受けたことをきっかけに、平成26年度に学生と共に手話合唱を行う「福祉の音プロジェクト合唱団」を編成し、国内・スペインでのコンサート活動やCDアルバム(「福祉の音~朱い花~」)製作などに取り組むことに始まる地域貢献活動です。その後も、毎年スペイン・サンタンデールのアタウルフォ・アルヘンタ音楽院の教員・学生との共同コンサートや、放送大学「伝承ひろば」や本学関係保育施設などで手話合唱披露の活動を続けています。また、平成27年度より、本学附属幼稚園や「育ちあいのひろば たいむ」の保護者や地域の人々に向けて、「福祉の音プロジェクト公開講座」を開講しています。
7. 放送大学「伝承ひろば」~地域の教育機関との連携活動
放送大学千葉学習センター(千葉市美浜区)では、子どもたちに耳で聞くことの楽しさや、昔話やわらべ歌などの文化を伝えるために、「伝承のひろば」(年4回)を実施しています。本活動は、その「伝承のひろば」の運営に本学専任教員が協力してきており、加えて、平成27年度より、本学専任教員及び学生が、「伝承のひろば」プログラムにも参加するなどの連携活動です。
8. 障害者スポーツ大会~地域の業界団体との連携活動
本活動は、千葉県障害者スポーツ・レクリエーション協会と連携し、毎年依頼を受けて、本学学生が千葉県障害者スポーツ大会にボランティアとして参加する活動です。
9. 文化活動への参加・交流・支援~地域の文化団体との連携活動
本活動は、公益財団法人千葉県文化振興財団からのアプローチを受けて始まった、本学の教員及び学生が実施する公演の企画・実施などの文化振興事業に関わる連携活動です。これまで、千葉県文化振興財団が企画・実施する公演の会場設営作業やチラシの折り込みや来場者の場内外整理・誘導・入場口係などのボランティアスタッフとして活動したり、地域伝承を題材にした本学専任教員企画舞台作品を学生と地域の一般参加者とともに製作し、上演するなどの活動に取り組んだりしています。
本学では、上記の他に、本学教員及び学生が、自発的に地域の活動にボランティア参加する以下のような活動を展開しています。(ただ今準備中です。)