ダンゴムシとテントウムシと1歳児
明徳幼稚園1歳児5月のとある日。
「虫とのかかわり」から見えた2人の育ちをお伝えします。
(ダンゴムシは厳密には昆虫ではありませんが、ここでは虫としています。)
これから紹介する2人の一瞬の一場面の中だけ見ても、子どもはいろいろな側面が育まれていることが分かります。
特に乳児期は、
「ア:健やかにのびのび育つ(自分とのかかわり)」
「イ:身近な人と気持ちが通じ合う(人とのかかわり)」
「ウ:身近なものと関わり感性が育つ(ものとのかかわり)」
からなり、それらが徐々に幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)へと広がり発達していくとされています。
■場面1
「だんごむしいるよ」と伝えると、真剣に見ていました。・・・・ア
(なんだろう)
(うごいてる)
さわってごらんと言っても触らなかったのですが、保育者が人差し指で触って見せると、安心したのか、真似して触ってみようと思ったみたいです。・・・・イ
(さわっても、だいじょうぶなんだ)
(さわってみようかな)
(こうやってさわるんだ)
触ってはみたのですが、動いているのを指に触れて感じてか、すかさず腕をもどしていました。・・・・ウ
(わ、うごいた!)
(これ、うごいてる!)
(びっくりした)
■場面2
テントウムシを見つけたけれど、地面から指でつまみ取ることはできないみたいでした。・・・・ア
「ん、ん」としぐさと言葉で、保育者に思いを伝えてくれます。手のひらにのせてあげました。・・・・イ
(うごいてる)
(わたしのてをのぼっていく)
すると、興味深く”じーー”っと、いつまでも見ていました。・・・・ウ
明徳幼稚園では、このように、
絵本や図鑑のなどの読み物の世界だけでなく、身近な自然の中で実際に生き物や植物と触れ合う体験を通して育まれていきます。
育ってる育ってる☆幼児期の終わりまでに育ってほしい姿。