17:2019年秋植えどんぐり(更新)

お知らせ

17:2019年秋植えどんぐり(更新)

2021・9・19

 

秋にたくさん落ちてくるどんぐり。

どんぐりの生態について、少し紹介します。

Ju

(専門家ではない私の想像がまじっていることは予めご承知おきください)

 

 

 

 

はじめに。

どんぐりは、木の名前ではありません。

「どんぐりの木」というのも、正しいようで、実は正しくはありません。

 

どんぐりは、ブナ科の実のことなので、「どんぐりの木」には、コナラやウバメガシ、クヌギ、クリも含まれます。

donguri

 

そういう意味では、「コナラのどんぐり」も、正しいようで、実は正しくなくなりますが、ここでは「どんぐり=実」であるというイメージを持てていれば良いですね。

 

どんぐりは、こんなにいっぱいの種類がある!

→参考資料:どんぐり検索表(PDF) – 日本自然保護協会

 

 

 

 

 

さて、

どんぐりは、1本の木からたくさん落ちてきます。

木の大きさにもよりますが、1本の木から、500個前後のどんぐりが落ちてきます。

→参考資料:一本のどんぐりの木には、実が何個くらいできるのか。

 

 

 

 

 

どんぐりが木から落ちて、その500個の中から、翌春に芽が出てくるのは20本程度なんです。(こちらは、明徳幼稚園のコナラの下を実際に数えました。)

こなら

(写真左上がコナラの木。その周りに20本の実生の芽生えを見つけました。)

 

200419

こちらは、松の森の風景。こんな風に、落ち葉の中から芽を出します。

 

 

 

 

 

500個のどんぐりが落ちて、たった20本。4%です。

少ないですよね。

 

 

(ここで算数が役立ちますね。

20÷500×100=4%です。)

(崖下などほかにも落ちているのかもしれませんが、今回は、20本で計算)

 

みんな!学校の勉強は、大切です☆

 

 

 

 

 

ではなぜ、自然界では発芽率がそんなに良くないのでしょうか。

 

それは、

1.

どんぐりは、鳥や虫に食べられてしまいます。時にはリスやクマや人にも。

落ちる前や落ちてからも狙われています。

→参考資料:どんぐり40gで101kcalらしいです。

 

 

 

2.

食べられなくても、根が出ないものもあったり、

根が出ても乾燥が続いて、根が土にもぐる前に枯れてしまうものもあります。

落ちたところの土が固いと、根が土にもぐれずに枯れてしまいます。

(どんぐりは、落下後すぐに根をだし、春に芽を出します)

 

 

 

コナラよりも、実を落とす数が多い(実感)シラカシは、人が植えて見守って育てても、発芽率が良くなかった(2019年秋植えは全滅)ので、どんぐり自体の発芽率が良くないからこそ、生き残るために落とす数も多いのだと、私は考えています。

(詳しい人、誰か補足お願いします)

 

 

 

 

 

 

ちなみに、イチョウの発芽率は高いです。

610 610

後ろに見える木が、イチョウの木。発芽率が良いので群生しています。

→イチョウの生命力は強いとも言いますね。

 

生命力の強さゆえに、実生や挿し木、接ぎ木、取り木など、どの方法でも増やせるそうです。

 

 

 

 

 

 

また、

コナラやクヌギが、冬に葉が枯れても、枯れた葉を木に少しつけたままにするのは、木陰を作っているからなのではないかと、私は思っています。(持論)

 

 

 

どんぐりが落ちてから、布団をかけるように、多くの葉も枯れて落ちてきます。

これは、しっかりどんぐりを暑い日差しや霜から守り、土を湿らせておく効果があると思います。

そして、さらにどんぐりを少しでも守るために、枯れても葉を木に残し、木陰を作ろうとしているのでは?と思っています。

 

シラカシやウバメガシは常緑ですから、ドングリが落ちても木陰ができますからね☆

 

 

親としての木が、子としてのどんぐりに向けた優しさなのでは?と私は思っています。

(詳しい人、どなたか論理的な補足をお願いします)

 

<参考>

IMG-5278

落ち葉を木に少し残すコナラ(1/26撮影)

 

IMG-5914

通常、落葉樹は葉を完全に落とす(2/16撮影)

 

 

 

 

 

 

 

そうして、

冬を越えても、芽が出てくるのは、わずか数本。

たくさんのどんぐりを落とすのは、生き残る知恵なのですよね。

 

そう思うと、木にも想いがあるように見えてしまうのは私だけでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、

ここからは、2019年の秋にコナラのどんぐりを拾って植えて育てた記録を紹介します。

 

2019/10/30

20191030 20191030

屋上で拾ったどんぐり。

 

 

これを、植えました。

植えたというよりは、自然に近い状態にしておきました。

2020/2/10

20200210

土の上に置いて、落ち葉をかけただけです。

天敵は、子ども達でした。20個近く置いたどんぐりの半分以上をもっていかれました。

根がでたものも、引っこ抜かれていました。

 

 

その中で生き残ったのは4つ。

春に芽生えを迎えます。

2020/3/16

20200316

 

 

2020/3/30

20200330

 

 

2020/4/11

20200411

 

 

2020/4/19

20200419

 

 

2020/4/30

20200430

 

 

2020/5/7

20200507

葉がひらくのは、だいたいGW頃です。

 

 

2020/5/12

20200512

 

 

2020/10/14

20201014-2 20201014

 

 

2020/11/19

20201119 20201119-2

 

 

2020/12/7

20201207

1年目でも、しっかりと紅葉するんですね。

 

 

 

冬は、棒(枝)だけの期間が長く続きましたが、ようやく葉が見えてきました。

 

 

 

(ここから1年生)

2021/3/23

20210323 20210323-3 20210323-2

 

 

2021/3/31

20210331-2 20210331-3 20210331

 

 

2021/5/20

20210520

 

 

2021/5/28

528

蟻が大量発生、プランター内も過密気味だったので、

 

 

 

2021/5/31

601 601

植え替えて、表示も新しくしました。

それでもまだ1本、いちょうが混ざっています。

 

 

 

 

 

 

2021/6/7

ここに地植え(仮)することに決めました。

607

・表示をつけながら成長を見守れる場所

・数種類のどんぐりを、数年にわたり観察できる場所

・水やりがしやすい場所

・観察しやすい場所

を、ずっと探していましたが、やっぱりこの植栽エリアが適所☆

 

となりには、同じ一年生のマテバシイやクヌギも植えて、どんぐりを比較観察できるようにする予定です。(→6/15 植えました。)

(遠い未来では、園内のどんぐりがない場所へ再移植する野望です。)

 

 

 

「手伝ってあげようか?」と声をかけてくれました。

607 607

一緒に、掘り起こした中の雑草をとってくれています。

 

 

 

2021/6/9

「僕が植えるよ」と言ってくれました。

609 609

水鉢を作って、水やりもバッチリ。

 

 

 

609 610

 

 

 

 

つづき。6/15(火)。

 

 

ここが、

615

 

 

こうなって、

615

 

 

こうなりました。

615

 

 

表示は、

615

こういうのが、ついています。

奥で、ジョウロを持っている子が植えてくれました。

 

 

 

どんぐり3種。

見比べてほしいなと思います。

コナラ、クヌギ、マテバシイ。どれもとても有名だと思っています。

そして、葉の大きさや質感などが、どれも違います。

でも、どれも、どんぐりの仲間。

 

どんぐり3兄弟♪

 

 

 

 

表示には、この本を使用させていただきました。

どんぐりノート

「ひろってうれしい 知ってたのしい どんぐりノート(文化出版局)」

 

「木の実ノート」や「20本の木ノート」もシリーズで出ていておすすめです。

2

”樹木さん”の家には、なぜか2冊ずつあります…。

 

 

 

 

Ju

 

 

 

2021/9/7

成長しました。

こなら

907-2

まてばしい、くぬぎ

907-1 907

 

 

2021/12/3
こなら
まてばしい、くぬぎ
(更新2021/9/19)
(更新2021/12/7)

 

16:定点撮影││17:2019年秋植えどんぐり││18:実りの初夏