樹木NEWS-234:やぶがらし
ヤブガラシは、やぶからしとも呼ばれ、藪も枯らしてしまうほど元気に育つ植物です。生命力が強く、意図しないところからもどんどん伸びてくるので、家の庭などでは嫌がられることもあるそうです。
でも、明徳幼稚園では違います。
ヤブガラシは、さまざまな昆虫のお食事処。
アオスジアゲハやアリやハチなど花の蜜を求めてやってきます。
(ハチがやってくると聞くと驚く方がいますが、ハチは益虫なんですよ。
(身近に巣を作られると危険になることがありますが、花粉の媒介者です。
(樹木さんは、ハチをやっつけようと棒を振りまわしていた子どもを制止しにいって刺されたことがありますが、、、みなさんは、ハチと正しくかかわりましょう。
(ハチを見つけても、大きな声を出さない・急いで動かない・ハチを驚かせない・ハチをやっつけようとしない・ハチを捕まえない・巣を見つけた場合は詳しい方に相談。
ヤブガラシの葉は、鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう)といって、珍しい葉っぱの形をしています。
葉っぱが5枚あるように見えますが、5枚全部で1枚の葉っぱです。
???
5枚の葉っぱの1枚ずつは小葉(しょうよう)と呼ばれ、5枚の小葉で1枚の葉っぱを形づくっているんですよ。
(山の園舎で撮影)
ヤブガラシの鳥足状複葉が珍しいところは、葉軸(ようじく)から出ている小葉は3枚というところです。
葉柄(ようへい)側2枚の小葉は、小葉から伸びる小葉柄(しょうようへい)から出ているんです。
こんな珍しい葉っぱは、ヤブガラシくらいしか見かける機会はありませんから、ヤブガラシだとすぐに気がつくはずですよ。
見分けやすい植物の一つです☆ 分かる!と楽しい、樹木調べ。
ところで、
ヤブガラシの花びらを見たことがありますか?
(東門で撮影)
「いつ見ても、花びらないなぁ」と思っていたら、ブドウの仲間の花は、花びらがすぐに落ちてしまうことが多いんですって。
ヤブガラシの葉っぱと花びら、どちらもとても特徴的です。
探して見てね☆
きっと、昆虫も一緒に見つけられますよ☆
(東門で撮影)
ヤブガラシのつぼみに、コガネムシも遊びに来ていましたよ☆
さて、
2022年度の樹木NEWSでは、イラストを募集しています。
葉っぱや昆虫、木の実、花など、”本物か図鑑を見ながら描いたもの”を幼稚園まで持ってきてください。絵を見て描いたものではなく、また想像しながら描いたものでもなく、今回は”本物を見ながら描いたもの”を募集しています。
(はるとさん8歳:アオスジアゲハ)
「2022年度の樹木NEWSのホームページ記事」や「樹木NEWS掲載ポスター、今後幼稚園で発行する広報媒体」で、挿絵として使用させていただきます。
<題材>
・本物か図鑑を見ながら描いたもの(いきもの)
葉っぱや昆虫、木の実、花など
<対象者>
・募集対象は、在園児と卒園児とその保護者に限ります
<その他>
・白黒でも色塗りしたものでもどちらでもOKです
(ちなみに上の絵は、鉛筆と色鉛筆で描いています)
・A4サイズの紙に描いてください
(ちなみに上の絵は、A4サイズの紙に、はがきサイズほどの大きさで描いてあります。)
・何を描いたのかを明記してください
・名前は公開しても良い名前を記入してください(苗字はいりません)
・何歳の時の絵かが分かるように年齢を明記してください
・下の用紙をプリントアウトしていただいても、コピー用紙に描いていただいても、どちらでも大丈夫です。コピー用紙にそのまま描いた場合でも、上記の名前、年齢、題名は余白にご記入ください。
・描いた絵は、幼稚園事務室(主幹教諭宛)までお届けください
この樹木NEWSの記事も幼稚園発行物も、みんなが描いた絵であふれたら素敵だなと思っています☆
お待ちしています。
明徳学園は「自然に対する感動や不思議」を感じられるような保育を心がけています。