樹木NEWS-402:草花35種類!?
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
園見学会、園庭開放も始まっています。
明徳幼稚園の教育方針に、
「1.自然とかかわり五感をはたらかせて知を育み、楽しむ保育」
「4.さまざまな思いを共感し合い、人とのかかわりを豊かにしていく保育」があります。
気の許せる友だちと、一緒に探した、春の草花。そして一緒に過ごした時間。
自然とかかわる中で、「こっちにもあるよ」「これは、何て言うお花?」「(花を摘んで渡しながら)いいよ」「きれい・かわいい」などと、思いを共有・共感し合いながら花摘みを楽しんでいます。
こんなにたくさんの花を、友だちと一緒に、たくさんの時間も共有しながら過ごす幼稚園生活が、明徳幼稚園にはあります。
>> みなさんは、どんな幼少期を過ごしましたか?
>> この輪の中に入れたら良いなぁなんて思いませんか??
園庭で過ごした時の写真は、廊下に掲示して子ども同士で見られるようにしています。この写真では、「はるの はな みつけた!」というタイトルをつけました。
写真を見た他の子が、また花探し・花摘みを始めます。
一人ひとりが、個々で楽しんでいた花摘み遊びも、友だちと一緒に見せ合ったり、探し合ったり、先生も一緒になって摘んで保育室に飾ったりする中で、毎日違った花摘み遊びになっていきます。
遊びが深まっていくんです。
この4~5月。
明徳幼稚園(森の園舎)の園庭で見られた草花は、なんと35種類!!
豊かな自然環境とは、一般には「雑草」と呼ばれる草花が多く生息する環境を言うのではないでしょうか?
そこに「自然観察指導員」と「1級こども環境管理士」の資格を持つ職員(樹木さん)が常駐していることで、子どもの遊びに「知を育みながら、楽しむ要素」が加わり、豊かな自然環境を活かした保育が実践されてきています。
これらの遊びを”樹木さん”と一緒に過ごした子は、必ず「また一緒に探しにいこう!」「また一緒にお花つもう!」「また一緒に花束つくろう!」と、誘ってくれます。事務室に呼びにくることも。
楽しいんですよ☆
また探したくなるんですよ☆
そこには、「自然観察指導員」と「1級こども環境管理士」の資格を持つ”樹木さん”の、子どもたちが「また探しに行きたくなる」仕掛けがあるようです。
ちなみに35種類の内訳は次の通りです。名前までは興味がないと思うので、小文字で紹介しますね。
・キク科
ハルジオン、ノゲシ、オニノゲシ、オニタビラコ、セイヨウタンポポ
・オオバコ科
オオバコ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、マツバウンラン
・シソ科
ヒメオドリコソウ
・アカバナ科
マツヨイグサ、ユウゲショウ
・スミレ科
タチツボスミレ
・フウロソウ科
アメリカフウロ
・カタバミ科
カタバミ、オッタチカタバミ、ムラサキカタバミ
・マメ科
スズメノエンドウ、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、コメツブツメクサ、ヘビイチゴ
・アブラナ科
ナズナ、マメグンバイナズナ
・ヒユ科
ドクダミ
・ナデシコ科
オランダミミナグサ
・タデ科
スイバ、ヒメツルソバ
・アヤメ科
ニワゼキショウ
・ヒガンバナ科
ハナニラ、スイセン
・イネ科
チガヤ、イヌムギ、スズメノカタビラ
園見学会、園庭開放も始まっています。
こどもたちは明徳幼稚園の自然のなかで、どんなところが育つのかは過去記事「とある日の遊び4」もご覧ください。
明徳学園は「自然に対する感動や不思議」を感じられるような保育を心がけています。
明徳幼稚園には「自然観察指導員・1級こども環境管理士」が常駐しています。
今年も「樹木NEWS-000」は、”樹木さん”の責任編集でお届けしています。