樹木NEWS-404:大好き花摘み
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
Q:【 子どもたちは、どこで自然とのかかわりをもっていますか? 】
庭先?公園?
それは、A:【 明徳幼稚園で 】です。
足元にある小さな草花。
「見すごしていた美しさに目をひらく」方法とは!?
街中では、むやみに花を摘んではいけないことになっています。(*1)
(*1)千葉市都市局公園緑地部が発行するてびきでは、「樹木や草花の採取」は「公園でできないこと」となっています。
でも、明徳幼稚園なら、もっと草花を身近に感じ遊ぶことができます!
それも、たくさんの草花との出会いが待っていますよ。
この花は、全て明徳幼稚園で撮影したものです。
しかも、、、ほんの一部です。
(2024年6月時点で、78種類の草花を確認しています)
素晴らしい自然環境!?
豊かな自然!?
様々な種類の生き物がいることこそ、豊かな自然環境と言えます。
最近、よく耳にする【生物多様性】ですね。
(虫の種類の多さは、樹木NEWS-403:大好き虫探しをご覧ください)
しかも明徳幼稚園では、その豊かな自然と子どもとの距離がとても近いです。
豊かな環境は、それを活かしてこそです。
いまの時代、子どもたちは、
「美しいものを美しいと感じる感覚」
「新しい物や未知なものにふれたときの感激」は、
どこで、どんな時に体験できていますか?
両手いっぱいの八重桜。
こちらは、1・2歳児の園舎にて。
小さな手に、かわいい花。
花摘み・草花集めは、美しいものとの出会いの連続。
次から次へと見つかるその美しさに心が動き、感動・感激するんです。
集めたものは、宝物!
嬉しそうに見せてくれます。
その遊びは、友だちと関わり、深まっていきます。
草花探しの途中で、虫との関わりも生まれていきます。
テントウムシを見つけて、指さして教えてくれています。
オオイヌノフグリの花を摘んだら、幼虫を見つけました!!
そして「子どもといっしょに」、体験を分かち合う保育者と関わり、遊びが広がっていきます。
マメグンバイナズナを葉っぱで結ってもらって花束に☆
持ち帰り用に飾ってもらったりも。
豊かな自然環境の中で、保育者が身近にいるからこそ、子どもが出会った感動を共有し、”花束にしたい!””持って帰りたい!”という思いによりそっていけます。
こちらは、草花遊びのきっかけ作り。
明徳幼稚園の【芸術推進チーム】の保育者が、季節に合った遊びを考え続けています。
【園庭推進チーム】では、玄関までの花壇整備を始めています。
もっと草花との出会いが身近になるように☆
「感動を分かち合ってくれる大人が、すくなくてもひとり、そばにいる必要があります」。
*ここまでの「」内の言葉は、レイチェル・カーソン著:センス・オブ・ワンダーからの引用です。
明徳幼稚園にぜひ、遊びに来てください。
お土産に、ネジバナを探して持って帰りませんか?
見つけた方は、どうぞお持ち帰りください。
(ここは、公園ではありませんから・・・持ち帰ることができますよ)
ネジバナは、左巻きと右巻き、巻いていないものまで色々ある草花です。
園庭開放、園見学会も始まっています。
園庭開放では、
子どもと自然をつなぐ時間の中で、子どもの「好きなこと」に気がつく時間にしてください。
また、園見学会では、
「遊びが学び」である幼児期に、お子様に経験させたいこと、お子様が夢中になって遊んでいる姿を想像しに来てください。
幼児期は、
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
です。
これは、文部科学省が提唱し始めています。
遊びは学び 学びは遊び
~文部科学省作成動画(令和6年4月公開)より~
「やってみたい!」から始まる、園での遊びを通した学びは、
小学校以降の生活や学習の基盤となるのです。
「遊びは学び 学びは遊び
~やってみたいが学びの芽~」
こどもたちは明徳幼稚園の自然のなかで、どんなところが育つのかは過去記事「とある日の遊び4」もご覧ください。
明徳学園は「自然に対する感動や不思議」を感じられるような保育を心がけています。
明徳幼稚園には「森林活動ガイド」が常駐しています。
今年も「樹木NEWS-000」は、”樹木さん”の責任編集でお届けしています。
ちなみに78種類の内訳は次の通りです。名前までは興味がないと思うので、小文字で紹介します。”樹木さんの今年の目標が「草花を知る」なので、前回よりも確認できた種が大幅に増えています。オススメは、「花と葉で見わける野草:小学館」です。
・キク科
ハルジオン、ノゲシ、オニノゲシ、オニタビラコ、セイヨウタンポポ、ヨモギ、ハキダメギク、ブタナ、ヒメジョオン
・オオバコ科
オオバコ、タチイヌノフグリ、オオイヌノフグリ、マツバウンラン、イヌノフグリ、ホソバウンラン
ブタナ
・アカバナ科
マツヨイグサ、ユウゲショウ、ヒルザキツキミソウ、ハクチョウソウ
・カタバミ科
カタバミ、オッタチカタバミ、ムラサキカタバミ
・マメ科
スズメノエンドウ、ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ)、シロツメクサ、ムラサキツメクサ、コメツブツメクサ、ヘビイチゴ
・アブラナ科
ナズナ、マメグンバイナズナ
・ナデシコ科
オランダミミナグサ、ミミナグサ、ミドリハコベ、ノミノフスマ、ムシトリナデシコ、ツメクサ
・ツユクサ科
ツユクサ、ノハカタカラクサ
・アヤメ科
ニワゼキショウ、クロッカス
・サキゴケ科
トキワハゼ
・フウロソウ科
アメリカフウロ
・ヒガンバナ科
ハナニラ、スイセン、オオマツユキソウ、ノビル、ハタケニラ
・シソ科
ヒメオドリコソウ、(アキノタムラソウ)*昨年7月
・ラン科
キンラン、シュンラン、ネジバナ、(ギンラン)*昨年4月
・ユリ科
カタクリ、ヤマユリ
・キジカクシ科
スズラン
・ムラサキ科
キュウリグサ
・キキョウ科
(ホタルブクロ)*21年6月
・ブドウ科
ヤブガラシ
・スミレ科
タチツボスミレ
・イヌサフラン科
(ホウソウチャク)*昨年4月
・ヒユ科
ドクダミ
・キョウチクトウ科
ツルニチニチソウ
・ベンケイソウ科
コモチマンネングサ
・ケシ科
ナガミヒナゲシ
・イネ科
チガヤ、イヌムギ、スズメノカタビラ、エノコログサ、オヒシバ、スズメノヒエ
・キンポウゲ科
(センニンソウ)*昨年9月
・ハエドクソウ科
ハエドクソウ
・タデ科
スイバ、ヒメツルソバ、ギシギシ
・イラクサ科
カラムシ