樹木NEWS-403:大好き虫探し
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
*今回のページは、虫の写真が含まれています。
(嫌いな方は、慣れていってくださいね☆)
虫がどこにいるかしっていますか?
明徳幼稚園の子どもたちは、毎日が宝探し。
虫が大好きな子にとって虫は、キラキラ輝く宝物みたいなものです。
これらの虫は、全て明徳幼稚園で撮影しました。
「毎日、虫探しばっかりして・・・」なんて思っていませんか!?
葉の色にカモフラージュしている(保護色)虫を探して捕まえるには、
1.目を凝らしてみる観察眼
2.逃げないようにそっと同じ姿勢を保ちながら近づく集中力
3.落ちたり逃げたりしないように捕まえる瞬発力
が必要です。
だからこそ、大人よりも、夢中になっている子どもの方が虫探しが上手だったりします。
では、ためしにここで、オンラインで虫探しをしてみしょう☆
Q1: アオドウガネは何匹いるでしょうか?
Q2: 二ホンアマガエルをさがせ!
Q3: カマキリをさがせ!
いかがですか?
(写真を撮る人の気持ちが強くでている写真のため、対象が中央によっていますが、)身近で人気の昆虫は保護色をして、葉っぱの中に隠れています。
これを遊びの時間中に楽しみながらしている子どもの集中力は、誇らしいものです。
虫探しを続けていると、どこにどんな虫がいるのかが分かっていきます。
簡単なところでは、ダンゴムシ。
(厳密には、先ほどのカエルもダンゴムシも昆虫ではありませんが。)
湿った葉っぱの下にいることを知って、似たようなエリアを探すと、あっという間にたくさんのダンゴムシを捕まえられます。
でも、どんなところにいるかが分からないと、いつまでたっても見つけられずに、虫探しも、ちっとも面白くありません。
他の虫たちも、食草と呼ばれる葉の近くにいることが多いです。
明徳幼稚園には、「どのへんにいるかな?」「このあたりに いるんだよ」「一緒に探してみよう」と言葉をかけられる身近な大人(保育者)が、近くにいます。
明徳幼稚園の先生たちは、子どもをただ見ている・子どもとただ遊んでいるだけではありません。
子どもの遊びに、ほんの少しのきっかけを作る援助をしています。
そうして、
見つけられるようになると、虫を捕まえられた嬉しさを「他」と共有したくなっていきます。
見つけたものを見せ合うことで、嬉しかった思い・大変だった思い・すごいなという思い等を共感し合い、人とのかかわりが豊かになっていきます。
そして、次は、一緒に探すようにもなっていきます。
頑張って捕まえたからこそ、嬉しいんですよね☆
その成功体験(達成体験)が、
次もやってみよう!
他のことにもチャレンジしてみよう!
諦めずにやってみよう!
という気持ちを育んでいるのだと思っています。
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
今日も、虫探しに夢中です。
子どもが夢中になれるもの、夢中になれる時間を、どれほど用意してあげられているでしょうか?
用意するなんて簡単にできるものではないし、大変なことですよね。
ですが、
明徳幼稚園には、子どもたちが夢中になれる「豊かな自然環境」があります。
それを子どもの成長に活かす保育者もいます。
幼児期は、
\ 遊びがまなび、学びがあそび /
です。
これは、文部科学省が提唱し始めています。
遊びは学び 学びは遊び
~文部科学省作成動画(令和6年4月公開)より~
「やってみたい!」から始まる、園での遊びを通した学びは、
小学校以降の生活や学習の基盤となるのです。
「遊びは学び 学びは遊び
~やってみたいが学びの芽~」
園庭開放、園見学会も始まっています。
園庭開放では、
子どもと自然をつなぐ時間の中で、子どもの「好きなこと」に気がつく時間にしてください。
また、園見学会では、
「遊びが学び」である幼児期に、お子様に経験させたいこと、お子様が夢中になって遊んでいる姿を想像しに来てください。
こどもたちは明徳幼稚園の自然のなかで、どんなところが育つのかは過去記事「とある日の遊び4」もご覧ください。
明徳学園は「自然に対する感動や不思議」を感じられるような保育を心がけています。
明徳幼稚園には「自然観察指導員・1級こども環境管理士」が常駐しています。
今年も「樹木NEWS-000」は、”樹木さん”の責任編集でお届けしています。