樹木NEWS-228:どれも1枚の葉っぱ
葉っぱは変化したと言われています。
進化と表す人もいるようです。
植物の生きる知恵。自然の不思議。
(不分裂葉や複葉とかの話は、また別の機会でしますね。)
枝を伸ばさないと新しい葉っぱを出せない不分裂葉(ふぶんれつよう)とは違い、複葉(ふくよう)はそれだけで葉の枚数を多く出し、葉(小葉)が多いことで様々な方向から光を受けることが可能になると思われています。
太陽は常に動いていますから、その太陽の光を葉にあてないと、木は大きくなれないんですよね。
・・・実際のところは、葉っぱに聞いてみなければ分かりませんけどね。
誰か木とお話できる人はいませんか?
これ、それぞれ1枚の葉っぱです。
大きさも形も違って、おもしろい☆
(*画像1枚の大きさがA3サイズです。画像の高さは29.7センチ。)
(左から)
やつで、ふよう、もみじばすずかけのき、いろはもみじ、もも、やぶがらし、あかめがしわ、いぬしで、いちょう、やまぐわ
ゆりのき、かきのき、くず、のうぜんかずら、ひまらやすぎ、なんてん、くろまつ
みつばつつじ、ぬるで、たいさんぼく、びわ、あかめがしわ
これら全部、明徳幼稚園にあります。
葉っぱを手に取って見比べてみてね☆
では、
Q:これは何枚?
これは、オニグルミ。園庭に植樹されています。
じつは、ずっと「カシグルミ」だと思っていました。
だってね、植栽された時からの木札にカシグルミって書いてあったので。
でもでも、樹木さんが、よくよく葉っぱを調べてみると、鋸歯があるんです。
(鋸歯:葉っぱの縁のギザギザのこと。)
カシグルミは、ギザギザがない樹木。
オニグルミは、ギザギザがある樹木。
あれ?おかしいでしょ!?
とっという訳で、公園の木についている木札や石碑でさえも、間違っているものを発見したことがあるので、樹木さんは木札を信じていません。
専門家でも間違うほど樹種の違いが分かりにくいのかもしれませんね。
いろんなことを疑問に思うことも大切なのかなあと思っています。
自分の目で見て確かめることも大切なんだなと思っています。
明徳学園は「自然に対する感動や不思議」を感じられるような保育を心がけています。
A:一枚
オニグルミは奇数羽状複葉です。