31:明徳どんぐり全9+1種

お知らせ

31:明徳どんぐり全9+1種

2021・10・19

 

 

明徳幼稚園(学園内)にあるドングリ全9+1種。

 

donguri

 

こならうばめがしくぬぎあらかしすだじいあかがしくりしらかしまてばしいつぶらじい?

です。

 

 

日本国内にどんぐりは、22種とも23種あるとも言われていますが、その中で、10種類も明徳幼稚園(学園内)にあるなんて、ステキだと思いませんか?

 

私は、すごいことだなぁと思っています。

 

 

→明徳ドングリマップはこちら

(ドングリマップ内の訂正:アカガシは松の森にもあります・名札ついてます)

 

今回は、明徳にあるどんぐりの写真(花と実と葉っぱと幹)と、木がある場所、そのどんぐりの見分け方のポイントをお伝えします。

*どんぐりをしっかり見分けるには、どんぐり・殻斗(ぼうし)・葉っぱ・樹皮を見てくる必要がありますよ。

 

 

 

こなら

「こなら」(3/26撮影)…[927撮影]

こなら 927

こなら こなら

場所:

松の森、わくわくの森、ブランコうしろ、ホール横など、

明徳幼稚園のいたるところにあります。

 

 

ポイント:

*こならは、どんぐりの個体差が大きく、どんぐりだけで見分けるのは難しいけれど、殻斗は浅くうろこ状で、見慣れるとなんとなく分かるようになります。

*一つの木になるどんぐりや葉っぱは、ほとんど個体差が少ないけれど、木が違うと形が大きく違ってくるのが特徴。(松の森のこならは、細長い。ホール前のどんぐりは丸い。)

左は、ホール前。右は、松の森。

*しっかり見分けるには、ギザギザがある葉っぱ、灰褐色で縦にさける樹皮など、総合的に判断する必要があります。写真のように、葉っぱは汚れることが多い気がします。

 

 

うばめがし

「うばめがし」(3/29撮影)…[9/22撮影]

3/29うばめがし 922うばめがし

うばめがし ubamegashi

場所:
園庭の中学校側の垣根に二本ずつ、何本かおきに12~3本以上あります
幹は備長炭の材料で有名なんですって。
ポイント:
*どんぐりの形が左右対称でなくいびつなので、見分けやすい。
*葉っぱが丸っこいので、見分けやすい。

 

 

くぬぎ

「くぬぎ」・東門(4/2撮影)…[9/27撮影]

くぬぎ 927

くぬぎ くぬぎ

場所:
東門から歩いて登ってくる方は、必ず見つけられますね。
幼稚園では年少ブランコの後ろにあります。
実はつけませんが、植樹エリアにもあります。
ポイント:
*くぬぎとくりは、葉っぱが似ているので、葉っぱだけで見分けるのは難しい。
*実を見れば見分けるのは簡単。

 

 

あらかし

「あらかし」(4/2撮影)…[9/27撮影]

あらかし4/2 927

(4/15撮影)

あらかし4/15

あらかし あらかし

場所:
松の森のホールウラにあります
ポイント:
*しらかしとあらかしは、どんぐりが似ている。見分けるには、どんぐりの先っぽを見てみよう。
*あらかしとあかがしも、どんぐりが似ている。見分けるポイントは、あかがしは葉柄が長い。あかがしは、殻斗(ぼうし)に厚みがあり毛でおおわれている。あらかしは、葉っぱの先端にギザギザがある。

 

 

 

すだじい

「すだじい」(4/15撮影)…[9/21撮影]

すだじい 921すだじい角

(5/6撮影)満開…[9/27撮影]

5/6すだじい 927

すだじい sudazii

場所:
松の森ホールウラやわくわくの森入口すぐ。バス車庫ウラにあります。
学園事務局前にも。
学園事務局前のすだじいは、根本がこんなでも、しっかり実をつけています。
ポイント:
*すだじいは、殻斗が帽子ではなく洋服状なので、見分けるのが簡単。葉っぱのウラも黄色みがかっている。金色とも。
*すだじいとつぶらじいは、見分けるのが難しい。葉っぱもどんぐりも似ている。樹皮の色が違うと言われているが、個体差もあるので見分けるのは難しい。
*つぶらじいのどんぐりは、丸くて小さいと言われているが、それも個体差があるので見分けるのは難しい。

 

 

あかがし

「あかがし」・東門(5/11撮影)…[9/27撮影]

511あらかし 927

あかがし akagashi

場所:
中部より西側に生息するらしく、関東・千葉では珍しいらしいですが、
東門外駐車場、わくわくの森崖下、どんぐり山崖下、ブランコ裏崖下など、主に学園をまわるフェンス沿いで5か所程度ドングリ拾えるスポットがあります。
松の森のがけ下から、殻斗付きの枝を見つけ出した園児もいます。
ポイント:
*あらかしとあかがしは、どんぐりが似ている。見分けるポイントは、あかがしは葉柄が長い。あかがしは、殻斗(ぼうし)に厚みがあり毛でおおわれている。あかがしは、葉っぱにギザギザがない。あらかしは、葉っぱの先端にギザギザがある。

 

 

くり

「くり」(5/29撮影)…[9/21撮影]

529くり 921くり

くり kuri

場所:
2020年度卒園記念植樹のほか、松の森下に1本あります。
植樹のものは、さすがに実が大きかった!
くりは最も大きい、ドングリの仲間。
ポイント:
*くぬぎとくりは、葉っぱが似ているので、葉っぱだけで見分けるのは難しい。
*実を見れば見分けるのは簡単。

 

 

しらかし

「しらかし」(/撮影)…[10/4撮影]

nophoto1 1004しらかし

しらかし しらかし

場所:
シラカシは、木が高いので、花の写真が撮れずにありませんが、毎年たくさんの実を落とします。
ホールウラでたくさん拾えます。
ポイント:
*しらかしとあらかしは、どんぐりが似ている。見分けるには、どんぐりの先っぽを見てみよう。

 

まてばしい

「まてばしい」

907-1

場所:
2021年に実生苗を植樹エリアに植えました。
昨年植えた実生苗なので、まだまだ花も実もつけることはできません。
桃栗三年柿八年?ってことは、あと三年???
ポイント:
*葉っぱにつやがあり、ギザギザがない。どんぐりのお尻はへこんでいる。殻斗はうろこ状で、枝ごと落ちてくるなど、特徴が多いので見分けるのは簡単。

 

 

 

つぶらじい??

「つぶらじい?」

nophoto2

 

 

場所:
学園正門ロータリーの巨木は、つぶらじいなのかもしれないと思い始めています。
だってね、実が、つぶらなんですよ☆
ポイント:
*すだじいは、殻斗が帽子ではなく洋服状なので、見分けるのが簡単。葉っぱのウラも黄色みがかっている。金色とも。
*すだじいとつぶらじいは、見分けるのが難しい。葉っぱもどんぐりも似ている。樹皮の色が違うと言われているが、個体差もあるので見分けるのは難しい。つぶらじいのどんぐりは、丸くて小さいと言われているが、それも個体差があるので見分けるのは難しい。

 

すだじいとつぶらじいは、その違いがほとんど実の大きさだけといいます。

 

見分けるのが大変難しいのですが、もしかしたら、もしかしたら、もしかすると、、、です。

 

左が学園ロータリーのつぶらじいと思っているもの。右がバス車庫ウラのすだじい。

 

 

 

 

 

 

日本国内のどんぐりの約半分の種類が明徳にあるので、「このどんぐりはなんだろう?」と思ったら、明徳幼稚園で見比べて気づくことが出来ます。

 

 

それでも、ぶな、みずなら、かしわ、いちいがし、うらじろがしなどは、明徳にはありません。

 

千葉市内でドングリの仲間が植えてある(自生している)場所をご存じの方、ぜひ幼稚園までご連絡ください。

 

ちなみに、調べたら、ならがしわは、千葉市動物公園にあるそうです。

 

 

 

 

 

 

 

どんぐりいっぱい、ホールウラ。

(2021/10撮影)

ホールウラ

 

 

 

魅力の整理と再発見を目的に、学園内の樹木を見て調べて写真を撮り続けて3年。

ようやく「どんぐりまっぷ」を作れるまでになりました。

 

どんぐりは、2年に1度しか実を落とさない”2年成”と呼ばれる種類もあるので、「これは、あかがしかな?」と思ってみても確認できるまでに2年かかりました。

 

そしていま、また「これは、つぶらじいかな?」と思っている木があるので、確信が持てるまで、また来年まで待ってみようと思っています。

 

緑豊かで広大な敷地と園庭のある明徳幼稚園。まだまだ、魅力の整理と再発見は続きます☆

 

 

 

 

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