明徳幼稚園(学園内)にあるドングリ全9+1種。
こなら、うばめがし、くぬぎ、あらかし、すだじい、あかがし、くり、しらかし、まてばしい、つぶらじい?
です。
日本国内にどんぐりは、22種とも23種あるとも言われていますが、その中で、10種類も明徳幼稚園(学園内)にあるなんて、ステキだと思いませんか?
私は、すごいことだなぁと思っています。
→明徳ドングリマップはこちら
(ドングリマップ内の訂正:アカガシは松の森にもあります・名札ついてます)
今回は、明徳にあるどんぐりの写真(花と実と葉っぱと幹)と、木がある場所、そのどんぐりの見分け方のポイントをお伝えします。
*どんぐりをしっかり見分けるには、どんぐり・殻斗(ぼうし)・葉っぱ・樹皮を見てくる必要がありますよ。
こなら
「こなら」(3/26撮影)…[927撮影]
場所:
松の森、わくわくの森、ブランコうしろ、ホール横など、
明徳幼稚園のいたるところにあります。
ポイント:
*こならは、どんぐりの個体差が大きく、どんぐりだけで見分けるのは難しいけれど、殻斗は浅くうろこ状で、見慣れるとなんとなく分かるようになります。
*一つの木になるどんぐりや葉っぱは、ほとんど個体差が少ないけれど、木が違うと形が大きく違ってくるのが特徴。(松の森のこならは、細長い。ホール前のどんぐりは丸い。)
左は、ホール前。右は、松の森。
*しっかり見分けるには、ギザギザがある葉っぱ、灰褐色で縦にさける樹皮など、総合的に判断する必要があります。写真のように、葉っぱは汚れることが多い気がします。
うばめがし
「うばめがし」(3/29撮影)…[9/22撮影]
園庭の中学校側の垣根に二本ずつ、何本かおきに12~3本以上あります
*どんぐりの形が左右対称でなくいびつなので、見分けやすい。
くぬぎ
「くぬぎ」・東門(4/2撮影)…[9/27撮影]
東門から歩いて登ってくる方は、必ず見つけられますね。
*くぬぎとくりは、葉っぱが似ているので、葉っぱだけで見分けるのは難しい。
あらかし
「あらかし」(4/2撮影)…[9/27撮影]
(4/15撮影)
*しらかしとあらかしは、どんぐりが似ている。見分けるには、どんぐりの先っぽを見てみよう。
*あらかしとあかがしも、どんぐりが似ている。見分けるポイントは、あかがしは葉柄が長い。あかがしは、殻斗(ぼうし)に厚みがあり毛でおおわれている。あらかしは、葉っぱの先端にギザギザがある。
すだじい
「すだじい」(4/15撮影)…[9/21撮影]
(5/6撮影)満開…[9/27撮影]
松の森ホールウラやわくわくの森入口すぐ。バス車庫ウラにあります。
学園事務局前のすだじいは、根本がこんなでも、しっかり実をつけています。
*すだじいは、殻斗が帽子ではなく洋服状なので、見分けるのが簡単。葉っぱのウラも黄色みがかっている。金色とも。
*すだじいとつぶらじいは、見分けるのが難しい。葉っぱもどんぐりも似ている。樹皮の色が違うと言われているが、個体差もあるので見分けるのは難しい。
*つぶらじいのどんぐりは、丸くて小さいと言われているが、それも個体差があるので見分けるのは難しい。
あかがし
「あかがし」・東門(5/11撮影)…[9/27撮影]
中部より西側に生息するらしく、関東・千葉では珍しいらしいですが、
東門外駐車場、わくわくの森崖下、どんぐり山崖下、ブランコ裏崖下など、主に学園をまわるフェンス沿いで5か所程度ドングリ拾えるスポットがあります。
松の森のがけ下から、殻斗付きの枝を見つけ出した園児もいます。
*あらかしとあかがしは、どんぐりが似ている。見分けるポイントは、あかがしは葉柄が長い。あかがしは、殻斗(ぼうし)に厚みがあり毛でおおわれている。あかがしは、葉っぱにギザギザがない。あらかしは、葉っぱの先端にギザギザがある。
くり
「くり」(5/29撮影)…[9/21撮影]
2020年度卒園記念植樹のほか、松の森下に1本あります。
*くぬぎとくりは、葉っぱが似ているので、葉っぱだけで見分けるのは難しい。
しらかし
「しらかし」(/撮影)…[10/4撮影]
シラカシは、木が高いので、花の写真が撮れずにありませんが、毎年たくさんの実を落とします。
*しらかしとあらかしは、どんぐりが似ている。見分けるには、どんぐりの先っぽを見てみよう。
まてばしい
「まてばしい」
昨年植えた実生苗なので、まだまだ花も実もつけることはできません。
*葉っぱにつやがあり、ギザギザがない。どんぐりのお尻はへこんでいる。殻斗はうろこ状で、枝ごと落ちてくるなど、特徴が多いので見分けるのは簡単。
つぶらじい??
「つぶらじい?」
学園正門ロータリーの巨木は、つぶらじいなのかもしれないと思い始めています。
*すだじいは、殻斗が帽子ではなく洋服状なので、見分けるのが簡単。葉っぱのウラも黄色みがかっている。金色とも。
*すだじいとつぶらじいは、見分けるのが難しい。葉っぱもどんぐりも似ている。樹皮の色が違うと言われているが、個体差もあるので見分けるのは難しい。つぶらじいのどんぐりは、丸くて小さいと言われているが、それも個体差があるので見分けるのは難しい。
すだじいとつぶらじいは、その違いがほとんど実の大きさだけといいます。
見分けるのが大変難しいのですが、もしかしたら、もしかしたら、もしかすると、、、です。
左が学園ロータリーのつぶらじいと思っているもの。右がバス車庫ウラのすだじい。
日本国内のどんぐりの約半分の種類が明徳にあるので、「このどんぐりはなんだろう?」と思ったら、明徳幼稚園で見比べて気づくことが出来ます。
それでも、ぶな、みずなら、かしわ、いちいがし、うらじろがしなどは、明徳にはありません。
千葉市内でドングリの仲間が植えてある(自生している)場所をご存じの方、ぜひ幼稚園までご連絡ください。
ちなみに、調べたら、ならがしわは、千葉市動物公園にあるそうです。
どんぐりいっぱい、ホールウラ。
(2021/10撮影)
魅力の整理と再発見を目的に、学園内の樹木を見て調べて写真を撮り続けて3年。
ようやく「どんぐりまっぷ」を作れるまでになりました。
どんぐりは、2年に1度しか実を落とさない”2年成”と呼ばれる種類もあるので、「これは、あかがしかな?」と思ってみても確認できるまでに2年かかりました。
そしていま、また「これは、つぶらじいかな?」と思っている木があるので、確信が持てるまで、また来年まで待ってみようと思っています。
緑豊かで広大な敷地と園庭のある明徳幼稚園。まだまだ、魅力の整理と再発見は続きます☆